丹沢主稜(塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳・檜洞丸)
- GPS
- 30:15
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 2,309m
- 下り
- 2,039m
コースタイム
大倉09:20-11:30堀山の家11:35-12:35花立山荘12:40-(昼食30分)-13:20金冷シ-
13:40塔ノ岳13:45-(竜ヶ馬場10分)-15:20丹沢山
2日目
丹沢山06:17-08:10蛭ヶ岳-09:40臼ヶ岳-10:10神ノ川乗越-11:05金山谷乗越-
12:02青ヶ岳山荘12:12-12:15檜洞丸12:45-14:52ゴーラ沢出合-15:35西丹沢
自然教室
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:西丹沢自然教室より小田急新松田駅行きバス |
コース状況/ 危険箇所等 |
結果的には大倉から丹沢主稜を西進することとなりましたが、ヒルの生息地を広げないために 逆コース(檜洞丸から蛭ヶ岳に向かって進む)を取ることをお勧めします。 ↓青ヶ岳山荘HPのボランティアのページ中程にお願いがありました。 http://www2.tbb.t-com.ne.jp/aogatake/boranthia.html 蛭ヶ岳-檜洞丸間は、ザレていたり木の階段が壊れていたりと、歩きにくいところもあります。 何度も繰り返し補修されているおかげで難なく通ることが出来ますが、 ザレと赤土の道も多く、雨が降ったらお手上げです。 先月(H23.09)の台風で倒木も相当発生したようで、土が緩んでいるようです。 赤土にヒビが入っている場所もあり、路肩を踏み抜いて下に落っこちそうな箇所もあります。 雨天時・雨上がりは足元に注意した方がよさそうです。 西丹沢自然教室のオートキャンプ場受付(林道左側)に売店があるみたいです。 何が売られているか確認していませんが、少なくともアイスが置いてあるみたいです。 |
写真
感想
小学生の頃に夜行日帰りで丹沢に登ったことがあります。
真っ暗な雨の夜、足元の赤土を懐中電灯で照らし、大きな足跡を黙々と辿っていました。
眠いし、足跡は大人の歩幅で子供にはとても歩きにくい。
見えるのは闇と大きな穴のような足跡、時々カエル。以上。
雨具はビニールのポンチョなので身体も心もぐっしょり。
一晩中、惨めな気分で山道を登っていました。
この記憶のおかげで、丹沢はマイ・ワーストな山でした。
今回登ったのは、その因縁の大倉尾根です。
【大倉から丹沢山みやま山荘へ】
歩き始めてみると、思いの外傾斜がゆるく、道幅も広くてびっくり。
昔の記憶は大倉尾根ではなく、他のルートだったかもかったかもしれない。
と思ったら、登山道の横にえぐれた赤土の溝が現れました。
木の枝で覆われていますが、記憶の中の丹沢はまさしくアレでした。。
意外と楽だと思いつつ、元気な人たちにどんどん追い抜かれます。
いつものことなので、気にせず追い越してもらいます。
花立の先に見晴らしの良い場所があったので、小丸尾根を眺めながらお昼ごはん。
よたよたと金冷しを通って、塔ノ岳に到着しました。
塔ノ岳山頂は大変な人出でした。
塔ノ岳で軽く休んで丹沢山に急ぎます。
振り返ると、さっきまでの混雑が信じられないような
静かな塔ノ岳と尊仏山荘が見えました。
ここでヤマレコシャツを着た男性ともう1人、反対側から歩いてこられたので
思い切って声をかけてたところ、yutak25さんとBBCさんでした。
ヤマレコのシャツを着用している人にお会いしたのはこれが初めてです。
山の中でユーザーとご対面するのは、楽しくて不思議な感じがします。
ここから丹沢山まで、静かな道を急ぎます。
遠くから見るとフェアウェイのような笹原、ブナの幹に付いている地衣類、紅葉が美しいです。
ただ、ブナが立ち枯れたような風情。
季節の影響があるかもしれませんが、昔はもっと元気良かったような気がします。
うすら寒くなってきた中、ゆるやかな道を登りきると丹沢山の山頂。
この日の宿泊は、丹沢山山頂のみやま山荘です。
2日目の予定はこの時点で確定していませんでした。
大倉まで戻るのは芸がないし、宮ヶ瀬湖に行くとヒルに歓迎されたりして。。。
姫次・焼山方面は有力候補でしたが、みやま山荘で調べてみるとバスの本数は1日2本と極めて少ないのでした。
しかも8時台と16時台。(その意図は、夜中に歩くか、温泉に入ってからお帰り下さいということか。)
消去法で東野からタクシーしかないのかな。
この時点で、難コースと聞く檜洞丸への道は選択肢に入っていませんでした。
ついでのつもりで時刻表を見ると、西丹沢自然教室から1時間に1本バスが出ています。
地形図ないけど山地図あるし、破線ルートじゃないしということで、檜洞丸にベクトルが向いてきました。
【みやま山荘より蛭ヶ岳・檜洞丸】
みやま山荘で5時半に朝食。
前日にお願いしてあったお湯とお弁当を受け取り、6時半前に朝もやが残る丹沢山を出発です。
ここの景色はなんとなく記憶にあるのですが、もっとたくさんのブナに囲まれていたような気がします。
そして驚いたのは足元のゴミ。年代物のゴミが多いです。
ビンのかけらとか、錆びた缶が土のなかにめり込んでいました。
ウン十年前に自分がくずかごに捨てたジュースの缶が丹沢山の土に埋もれているかもしれません。
今回は余裕がないのでゴミは1つしか拾っていませんが、ゴミほじり&ゴミ拾い勝手連を丹沢でやってみたいです。
丹沢山を下ったところから気持ちよい稜線を歩きます。
ここから蛭ヶ岳に取り付くまでは、富士山も何とか見えました。
それなのに蛭ヶ岳に着いたらガス。。。あらら。
薄ら寒いので、Tシャツの上にゴアの上着を羽織り、蛭ヶ岳の急坂を下ります。
事前に他の方のレコを読めば分かっていたことですが、この坂はバラのヤブです(笑)
厚手のゴアを着ていなかったら、痛い思いをしたことと思います。
山の中なのでノイバラだと思うけど、人為的に撒いたのかと思うくらい多い。
ちょうど赤い実がなっていました。
これを乾燥させたら、ハーブ店で売られているローズヒップですよ、ね?(酸っぱくて私は苦手ですが)
余談ですが、蛭ヶ岳からの下りで吸血しない種類のヒルが出ました。(ヤツワクガビル)
オレンジ色と黒の大きな巨大ミミズかヘビみたいなヒルで、
ミミズを丸呑みできるそうですが、動きも遅くて大人しかったです。
この先は、痩せた稜線や崩れた赤土の道の連続です。
例によってよたよた歩きで速度は出ませんが、人にはあまり会わず、熊には全く会わず、
景色は深山に来た気分を味わえるので満足感があります。
ブナを中心に倒木が多くてかわいそう。
青ヶ岳山荘で聞くと、9月の台風で多くの倒木が発生したようです。
ただでさえブナが少なくなっているそうで残念。
新緑の頃に来て、残っているブナを堪能したいところです。
(台風以前の問題で、檜洞丸のブナやツツジが危機的状況にあるとのこと。私の不勉強でした。
詳しくは青ヶ岳山荘のHPをご参照下さい。)
檜洞丸山頂から先は木道も立派に整備され、人も多くなり観光地に入った気分です。
途中の分岐で西丹沢自然教室への道を下り、その下りに飽きたところでゴーラ沢の広く白い河原に出ました。
だだっ広い河原で、一瞬どっちに行くんですかーとなりましたが、渡渉して右岸に渡り、
今度はバスの時間を気にしながらフラットな道を急ぎます。
最後に小さな沢に出ると、その沢の先に林道とオートキャンプ場が現れました。
ここからバス停まで林道沿いにあと少し。
バスには間に合いました。お疲れさまー。
POINOT: 1個×2=2
埋もれたゴミの多さと行程に対する自信のなさのため、基本的に拾わず。
臼ヶ岳の下りで、ピンクのハート型の風船を拾った。どこから飛んできたんだろう。
rainbowさん こんばんは
塔ノ岳〜丹沢山ですれ違った神戸のyutak25です。
お声をかけていただきありがとうございました
すごいうれしかったです
次の日には富士山が見れたのですね
まだ丹沢でちゃんと富士山を見れていないので
また行きたいと思います。
あまりお話できませんでしたが
またお会いできるのを楽しみにしてます
yutak25さん
何とか2日目に富士山は見られたのですが、
あまりきれいに見えませんでした。
しかもその後はガス・・・。
懲りずにまた丹沢へいらして下さい。
(って私も地元ではありませんが)
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