硫黄岳〜横岳


- GPS
- 12:15
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,311m
- 下り
- 1,500m
コースタイム
天候 | 晴れ(稜線は強風)→薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
スタッドレスでも無理だったようです |
コース状況/ 危険箇所等 |
(やまのこ村〜赤岳鉱泉) トレースあり。アイゼン使用しませんでしたが、つけた方が楽だったかも。 (赤岳鉱泉〜赤岩の頭) 赤岳鉱泉でアイゼン着用。程なくトレースがなくなりますが、なんとなく道は分かります(明るければなんの問題もないと思います)。 稜線に近づくにつれ積雪が増えふくらはぎまで埋まる。 (赤岩の頭〜硫黄岳) 赤岩の頭で防寒対策をし、ストックからピッケルへ。トレースはなく、膝まで雪にズボズボ埋まります。 夏道とほぼ同じルートをとりました。一回目、二回目ともに左のトラバースを選択。 (硫黄岳〜横岳〜地蔵の頭) トレースなし。膝〜腿まで雪に埋まります。 ロープは埋まっているものもありますが、鎖は基本出ていました(埋まってても新雪なので引っ張れば出ました)。 ほぼ夏道通りだったように思いますが、雪庇もできており都度判断。 また、稜線はかなりの強風、稜線では-20℃まで下がったようです。雪にでもなれば凍傷のリスクを覚えるほどで、完全雪山装備必携です。 (地蔵の頭〜行者小屋) トレースなんとかあり(強風で飛ばされかけてました)。鎖や階段はしっかり使えました。 (行者小屋〜やまのこ村) 途中から雪と岩のミックス。また日陰は雪が凍ってかなり滑りました。 |
写真
感想
この休みは絶対雪山!と思い、八ヶ岳へ。
厳冬季下見もかねてるので直接赤岳を目指すか迷いましたが、
雪景色の朝日を見たくて硫黄から赤岳を目指すことにしました。
(本格雪山のソロは初めて、どこまで行けるかわかりませんが、無理なら来た道を戻るのみということで。)
…が、私にとって常に第一核心の登山口までに大ハプニング。
急遽借りたレンタカーはノーマルタイヤで、
林道入り口に雪が少なかったためそのまま突っ込んだら全然無理!(単なるアホです)。
後のことは下山後に考えるとして、橋のたもとに駐車しようとしたら、
前方でチェーンを付けてる人に見覚えが…。
というか見慣れたお顔にびっくりしすぎてスルーしそうになりましたが、いやいや、これこれは
『onsenさん!』
まさかまさかですが非常時には嬉しい遭遇(失礼、非常時じゃなくても嬉しいです)。
二人パーティでしたが、登山口まで同乗&仮眠させてもらいました。
前述が長くなりました。
そんなこんなですが、なんとか3時過ぎに出発。
新雪の雪道、月明かりにうっすら見える雪山がしんと静まり返り、美しい夜です。
だんだんと周りが明るくなり、薄紅の空に白い赤岳、阿弥陀の姿が見える、
硫黄は雪面がピンク色に染まってる。久しぶりに見る雪の山に感動…。
赤岩の頭からは完全トレースなし、夏道の記憶と自分の感覚を頼りに
(頼りにしていいかは分かりませんが)進みますが、膝まである雪になかなか進まず…。
山頂直下で道を探してうろうろしているうちに、強風で体は冷えてくるし、
ダメだ!撤退!→いや、こっちならいけそう、を2、3回繰り返してようやく登頂。
やっぱり硫黄から見る南八ヶ岳は素晴らしい。
朝陽を受けて赤岳・阿弥陀の雪面が光り、厳しくも美しい雪峰の姿です。
さて、頼りにしてたonsenさんは来る気配がないし、硫黄登頂に何気に精神力と体力を使ったので、
不本意ながら今日はここで撤退と下ると、赤岩の頭に人影!
onsenさんパーティです!
でもonsenさんは体調不良につき、お二人はここで引き返すとのこと。
私はどうしようか迷いましたが、会話してメンタルが回復したのと青空に背中を押されて再出発。
2回目はさくさくっと硫黄に到着(笑)。
なんか体力に不安が残るけど横岳まで行ってみますか。
ケルンに沿って歩き始めます。
真っ白な稜線、雪の華、そして青空!青と白の世界は雪山ならではですね〜♪
しかし景色は素晴らしいが、膝〜腿まで雪に埋まり全然進まない…。
小同心を過ぎてからは、トラバるか尾根るか検討しつつ緊張します。
横岳以降はいよいよしんどくなり、
つぼ足&ラッセルに何度も心が折れそうになりながらも、なんとか地蔵の頭にたどり着きました。
夏ならどうってことない道のりがほんと遠かった〜。
地蔵尾根はトレースもあり(風で消えかかってましたが)、
途中から他のパーティ(爽やかな4名様)とほぼ一緒に降りたので楽に下れました。
しかも下山後、車を押してくれてJAFのお世話にならずにすみました。本当にありがとうございました!
今回、初めての本格雪山ソロ&トレースなし山行。
途中かなり余裕がなくなってしまいましたが、道中の人にも励まされて無事終了。
まだ12月でこの状態だとソロは考えものだなぁ。
赤岳はいけませんでしたが、今回は思い残すとこなし。
次回の赤岳もいけるか分かりませんが、楽しみです。
tamaoさん、こんにちは!
いやはや硫黄そして横岳を膝上ラッセルで単独登頂
すごい! すごすぎる!
どんだけ心と体がタフなのでしょうか
そしてonsenさんと遭遇するなんて
驚かされるばかりのレコでした
tamaさん!
こんにちは〜
いやあ、横岳行っちゃいましたか!
実際行けたのもそうですが、その前によくぞ行こうと思いましたね、、、というのが第一印象ですね。
「計画」の段階でタイトルを見、ちょっと心配してましたが、持ち前のタフさで乗り切ったのはエライです、マジで。
鎖が使えたのも大きかったですね、きっと。
(日ノ岳ルンゼもまだ鎖生きてましたし)
僕ぁ…この横岳は怖くていけませ〜ん
とりあえずは、無事ご帰還、何よりでした〜
でも、、、気をつけてね。
tamaoさん、お疲れさまでした。
ソロでラッセル&横岳…スゴすぎです。
それにしても、よく硫黄岳を登りかえしましたね〜。
自分ならソッコー撤退するはずなので、脱帽しまくりです。
雪と空のブルーの世界もステキすぎます!
年末にトライしようと思っていますので
参考にさせていただきますね☆
tamaoさん、はじめましてこんにちは。何回か(何回も?w)擦れ違ってたようで…
自分が駐車場で片付けをしていたときに、八ヶ岳山荘の横に2台の車がやってきて「ありがとうございました!」と大きな声がしてたのを覚えてます。そのときはシチュエーションが分からなくて???と思っていましたが、そういうことだったわけですね。納得です。
この数日前に横岳の稜線を歩いたのですが、積雪が増えて状況が一変しているのがよく分かります。フワフワで怖いところもあったと思うし、相談する人のいないルーファイは精神的にキますよね…お疲れ様でした。自分もこの冬の目標にしているので写真等大変参考になりました。ありがとうございます。
ちなみに、地蔵の頭の直下のナイフリッジはもうできてましたか?まだなかったですか? 地蔵尾根まで辿りつけなかったのでそれだけが気になってます(笑) もしよろしければ教えて下さいm(_ _)m
tamaoさん
八ヶ岳お疲れ様でした。
白い世界に月明かりで歩けてしまいそうですが、
それにしても3時発ですか!
おかげで?赤く染まる稜線が素晴らしいですね
降雪後の土曜日、ラッセルは大変ですが、
見どころ満載の景色ですね。
ご苦労様でした。
急激に冬山になった八ヶ岳。なかなか厳しいコンディションだったのでは?
ソロを極度に恐れる?自分としては、想像するだけで緊張感が伝わってきますね
写真臨場感ありすばらしいです。が、チョイ残念だったのがISOが高すぎな事。8000とか10000!のもあるので、雪山では逆効果かと〜 感度に比例して高ノイズになるので、明るいときは極力100がいいですよ〜(フォト蔵仲間として、言わずには^−
いずれにしても素晴らしい八ヶ岳の風景です。降りて登り返すあたりが、らしすぎですね
tamaoさん
こんにちは
すんごくキレイですね
しかし、少し目を離してた隙に八ヶ岳もこんなになって
たんだ・・・
超興奮です・・・
早く行きたい〜
おはようございます。
一時は雷鳥より遭遇率が高いと言われたonsenさんですが、最近レコでお見かけしなかったですしほんとびっくりでした〜!
びっくりしすぎて一分位フリーズしてました
そして新雪って疲れるんだなぁと改めて思いました^
計画書は登山届代わりに書いてて、アップするつもりじゃなかったのに、操作ミスであがっちゃったんですよね
気づかれてないと思ってたらご存じでしたか
12月だし大丈夫かなぁっていっちゃいました!
実際鎖も出てるしそんなでもなかったんではないでしょうか
きつかったけど雪山はちょ〜きれいでした!
コメントありがとうございます。
初心者の記録ですのでどこまで参考になるか怪しいですか…。
硫黄は昨年冬に行ってたんで、行ったことないとこまで行きたかったんですよね〜。苦手な運転まで頑張ってしてきたのにと。
二回目の硫黄は自分のトレースのお陰で余裕をもって登れましたよ。トレースの有り難さが身に染みました。笑
hansusyaさんの年末八ヶ岳も楽しみにしてます
はじめまして!
(お名前は何度も拝見したことあります
urayasuさんも同じ頃から歩かれてたんですね。月明かりと雪がきれいでしたよね
新雪トレースなしって初めてで、尾根行ってやめてトラバースしたり、後続の方には申し訳ないトレースになってる気がします
私は冬季赤岳を歩いてないので地蔵のナイフリッジを見たことがないんですが、今回はまだなかったです(直下10m位のところって聞いてますがあってますか?)。
明確な返答になってなくて申し訳ないです
そうそう八ヶ岳山荘では記念撮影までしてましたね。
不振な光景を見られてたんですね・・・
こんにちわ!
ほとんど満月の白い雪道は、ヘッデンも補助的に必要な程度でとっても明るい夜道でした。
稜線近くで空が薄く染まってるのを見て、ずぼずぼしながら急いで登った甲斐がありました〜!
雪のモルゲンロートは幻想的ですね
初めて雪の時期にこの稜線を歩きましたが、夏とはまた違った美しさとかっこよさのある稜線の景色ですね!
だから超高感度って写真の初めに書いてるじゃないですか〜!笑(-.-)
カメラが凍ってレンズがきちんとはまらず、自動制御が全く効かなかったんですよ(かといっていちいちオーバーグローブはずして全部設定するのもって感じで…。まぁ言い訳ですが)
で、感度を下げたつもりがあとで気づいたら、なんじゃこりゃって感じになっちゃったんです〜。
絶好の写真日和だったのに超ショックです。
リベンジ(写真の)に行きたいけど、厳冬季のこの稜線は誰かに連れてってもらわないとですね。
こんばんわ〜。
超きれいじゃろ〜!
てっきり日曜あたり行かれたのかと思ってました。
カメラがおかしくなっちゃってちゃんと撮れてないのがかえすがえす残念。
もう一回行きたいので今度はつれてってくださいな〜。笑
そういう事でしたか。。
確かに、一眼買ってずいぶん山こなしてるtamaoさんには、今さらなアレなアドバイスでしたね〜 失礼
ふふっ、ちょっと冒険をされてきたようですね。
それでもラッセル含みのソロ山行、下山してみると結構楽しかったのでは?
だんだんと病みつきになってくる自分が怖くなりますよ、そのうちに。
カメラ、残念でしたね〜。
極端に気温の低い山域では腕のない私にはやっぱりコンデジかな。
低温対応のコンデジが欲しいなぁ・・・
onsenさん、不調で撤退ですか・・・、久しぶりだったのに。
でも、今回の山行、核心部はやっぱり車でしょうね、きっと。
tamaoさん、こんばんは。
絶景を満喫していますね
初めての単独の雪山でここを歩けてしまうのはすごいです
私なんて、怖くてまだ八ヶ岳の岩場にはいけません。
でも、行くなら鎖がでている今の時期なのですよね〜
onsenさんに拾ってもらったり、帰りは4人組に車を押してもらえたりと、登山以外の部分でラッキーがあり、良かったですね。
パワフルなレコのtamaoさんなら、1人でも車を押してしまいそうですが
いえいえいいんですよ〜。
カメラ写真者ですから気づいたら言ってもらえると嬉しいです。
今回の場合低温でやられたっていうか、レンズがはまらないってタムロンがやっぱだめなんですかねぇ〜
他の方もタムロンで動かなくなったって言ってましたし。
電池にカイロですか…。なんでだろ〜?
でも長持ちしそうですし今度やってみま〜す。
こんばんわ。
仰る通り一番の核心は車ですね。
レンタカー借りるときは常にそうですが。
今度からはおとなしく八ヶ岳山荘に泊めます。
onsenさんはレコにアップされてないだけで
ちょこちょこ行かれてるみたいですよ
ラッセルに病みつきですか?!
そんな日くるのかな?
こんばんわ★
コメントありがとうございます。
私見ですが、今の時期はそんなに難しくないと思いますよ。
これが厳冬期と思うと一人で歩く気はちょっとしないです
onsenさんや4人パーティーもそうですし、普通はトラバースするところを尾根行って、岩場をえっちらおっちら(戻るのがめんどうだったので)下っているときに、心配そうに見守って下さった方とか、色んな方のおかげで行けました
はじめまして、2日違いで同じコース(逆回り)を歩いた者です
単独で稜線の岩場は緊張しますよね、ホント無事の帰還おめでとうございます♪
厳冬期になったら赤岳に行きたいですね。ブンザは平気だけど、地蔵尾根はけっこう手ごわいかも知れません
いま八ヶ岳どうよって情報収集にいろいろ記録見てて、「なんかすげー根性あるなあ」って感心してたら、なんとtamaoさんじゃないですか。
すごいっす。
でも今後もソロで突っ込むなら、一応セルフレスキューのクラス受けといた方がいいっすよ。
あ、 noborunda さん一通り知ってると思うんで教わるとか。
そういえば、雪洞訓練やろうって話でてましたね…
kanemaru
はじめまして!
月曜は赤岳まで行かれたようですね!いいなぁ
私の怪しげなトレースが役立っていれば嬉しいです。笑
でも次回は私がriderさんの立場になりたいです
地蔵は厳冬期は危なさそうですよね〜。
根性の問題じゃない気もするので(って根性もそんなにないですが)、とりあえずは文三郎からを狙ってます。
おひさしぶりです〜。
色んな方が“根性”って書かれてますけど、どのあたりでしょ〜?
今後のソロは基本ないと思います。。。(技術・判断ともに自信ないです
ソロじゃなくても、色々な訓練や勉強は必要でしょうけどね
情報収集ってことは近々八ツ行かれるってことですね。
レコ楽しみにしてます
tamaoさん、今晩は。
なんやかんや言っても美しい写真でしたよ
一日遅ければ、トレースが有る分楽だった様です。それにriCさんとも会えたかも
tamaちゃん、どれもすごくいい写真だったから、全部見るのに時間かかっちゃいました。
3週間前の硫黄には全然雪がなかったのに、膝までの雪とはねぇ・・・うらやましい!!
3週間前と全然違うのは当たり前だけど、tamaちゃんと2人で行った2月ともまた雰囲気が違うね。
同じ雪山なのに不思議。
阿弥陀もそうだけど、横岳もすっごく行きたくなりました。
来月、赤岳と阿弥陀とか、赤岳と横岳とか、一緒に行きたいな。
こんばんわ〜。ご訪問ありがとうございます。
そうですね。
今回は仰る通りご縁のおかげで横岳まで行け(そういえば赤岳鉱泉まで戻って赤岳を目指すという選択肢も残っていましたが
でもこの日に出会った景色はこの日だけのものですし、
しんどいけど新雪を歩くことができたのは経験的にも良かったです
その日しか見れない景色があるから、同じ山も何回もいきたくなっちゃうんでしょうね〜
私もhariさんの記録見れてないや〜。
谷川岳、題名だけだけど大変だったみたいだね。笑
そう、前hariさんと行った2月の硫黄とも全然違ったよ!
アイスバーンの荒涼とした世界ってイメージだったんだけど、新雪がふかふかして(風は相変わらずだけど)なんかもっと優しい感じだった。
赤岳&阿弥陀、もしくは赤岳&横岳、欲張りだね。笑
赤岳と阿弥陀は積雪期未踏だし、どっちでもOK!
来月楽しみだ〜
最高ですね。暗いうちから歩き余裕をもって下山。完璧な登山です。
この日、我々は黒百合平で昼をとり午後から天狗に登ったので全く展望は得られませんでした。
我々が樹林帯を歩いてる午前中は素晴らしい天気だったのですね?
suさんはあの人です、やっと靴とアイゼン、ピッケル買いました。
また、いっしょに行きましょう。
おはようございます。
suさんがグッズを購入!笑。なんでもかんでもお古だったのにとちょっと可笑しいです。
すごい健脚さんなんでがしがしラッセルしてもらえそうですね。笑
天狗の記録を拝見すると同じ人は思えない空ですね。
確かに朝早く出た分(単に朝日が見たかったからですが)行程に余裕が出て、そこは気持ち的に楽でした。やっぱり雪山最高です☆
こんにちは〜下りでご一緒したもな蔵です〜
女の子が一人で雪の八ヶ岳登ってたので驚きましたよ〜
あの日は天気も良くて最高でしたね
超寒かったけど・・・
住んでる場所が違いすぎるので気軽に低山でも登りましょうとは行きませんがアルプスを中心にご一緒できたら嬉しいです〜
2月の第二週か三週の土日に西穂の小屋泊やるんですがどうですか〜?
おはようございます。
ご訪問ありがとうございます。
私もモナ蔵さんご訪問しようと思いつつ伸び伸びになってます。
八ツではほんとにありがとうございました!感謝感謝です。
一人は無謀という声も聞こえてきそうですが、本人的には満足でした☆笑
西穂は今週末いってきますよ〜!ちょっとくらい景色が見えるといいなぁ
2月は仕事の予定が読めないので近くなったらまたご連絡させてくださいな〜!
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