冬山のご挨拶 八甲田大岳 森林限界まで


- GPS
- 05:51
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 562m
- 下り
- 554m
コースタイム
08:27 登山口
09:32 南八甲田展望所
09:35 地獄湯ノ沢
10:06 仙人岱分岐
11:07 森林限界
引返し
11:36 八甲田清水
11:41 仙人岱小屋 到着
昼食・休憩
12:54 仙人岱小屋 出発
13:10 地獄湯ノ沢
14:12 酸ヶ湯公共駐車場 到着
天候 | 雪 地獄湯ノ沢より上は強めの風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※ 登山ポストはありませんので、各自それなりの対処が必要となります。 ※ 酸ヶ湯公共駐車場と、酸ヶ湯温泉の駐車場にある公衆トイレは冬季閉鎖中です。 ※ 登山道は完全に雪に覆われていますが、踏み跡が残っている登山ルートは夏道と冬道のミックス状態です。 ※ 積雪が増えてきてはいるものの、まだ小枝がうるさい所があるためスキーは少し辛そうです。 ※ 地獄湯ノ沢からは、いつもの事ですが風が強くなりますので気を付けてください。 特に下りは向かい風になる事が多いのでゴーグルを持参することをお勧めします。 ※ 地獄湯ノ沢を越えると、少しの風でもすぐに踏み跡が消えますし、 地形的にも目印がハッキリしないので特に気を付けるようにしてください。 ※ 下山後の付近の温泉施設は下記等があります。 ・酸ヶ湯温泉…日帰り入浴 大人600円 (休憩室利用の場合は1000円) 混浴のひば千人風呂と、男女別の玉の湯があります (入浴券は別) 露天風呂無し 玉の湯にはシャンプー・ボディーソープ付 ひば千人風呂は温泉成分が強力すぎて石鹸類が使えません 利用可能時間 ひば千人風呂 午前7時〜午後6時(午前8時〜午前9時は女性専用時間) 玉の湯 午前9時〜午後5時 ・八甲田リゾートホテル… 日帰り入浴 大人500円 露天風呂無し シャンプー・ボディーソープ付 利用可能時間 午後12時〜午後16時 ・ホテル城ヶ倉…日帰り入浴 大人1000円 露天風呂あり(若干温め) シャンプー・ボディーソープ付 マッサージチェア無料 利用可能時間 午前11時30分〜午後3時 下記リンクも参考にしてください 「八甲田総合インフォメーションセンター 八甲田の温泉・宿泊」 http://www.hakkoda-info.jp/onsen/onsen.html |
写真
またしても一台駐車場に入ってきました
なんとKさんの知り合いのTさん !
こんな天気だから一緒に行こうと思いましたが
・・・・・結局・・・・・
歩き出したらバラバラになっちゃっいました (笑)
感想
今回の山行は、前日の名久井岳山行でイマイチ物足りなさを感じて、帰宅しながら行く気になった山行でした。
( 名久井岳 (青森県南部町) (ハイキング / 東北)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-155050.html)
天気があまりよくないのは知っていました。
地獄湯ノ沢は風が強いのも知ってました。
ですから、最悪は地獄湯ノ沢あたりまででもいいか・・・そう考えながらの出発でした。
駐車場に着くと、やはり車は一台もありません・・・バカは私一人か (爆)
そう思いながら準備をしていると、スーッと一台の車がやってきました。
おーっ、同人仲間の K さんではありませんか !
K さんと話をしていると、さらに一台の車が入ってきました。
なんと K さんの知り合いの T さん !
それぞれ天気の様子をみながら、行けるところまで行くつもりのようでした。
せっかくだから一緒に登ろうと思っていましたが、
T さんが最初に動きだし、私が次に続き、 K さんは後から追いかける事になりました。
しかーし !
歩き出すと T さんは速い速い !!
写真を撮ったり、フードをかぶったり脱いだりしている間に、
あっという間に視界から消えてしまいました (^^ゞ
結局単独ですね。
まあ、最初からそのつもりでしたから、特に気にもしないでマイペースで歩きました。
踏み跡は前日の物が残っていました。
夏道から冬道、そしてまた夏道へと、そこそこ記憶がある景色の中を歩いていきます。
雪はソコソコ積もってきてはいるものの、まだまだ足りないので小枝が邪魔をしています。
スキーにはまだ少し早いようだな・・・などと考えながら地獄湯ノ沢まで歩いてきました。
ここからは風が強くなるので、気合を入れて再出発 !
やはりこれまでとは別世界で、風はビュンビュン身体を押してきます。
登りは追い風だから比較的楽ですが、下山はマトモナ向かい風になるので注意が必要です。
さらに、前日の踏み跡も T さんの踏み跡もここからは無くなります。
露出している岩を避け、沢に落ちないように注意しながら歩きました・・・が !
一回ズボッと踏み抜いてしまいました (^^ゞ
幸い片足だけで済み、うまく下の岩に乗ったのでスンナリ脱出したんですが、
これはヤバイと思い、後続の人のために踏み抜いた穴を大きくしておきました。
が、下山時に気を付けて見て歩きましたけど、直径 1m 位の穴は既に無くなっていました。
地獄湯ノ沢を過ぎても風は強く、かなり視界はよくありませんでしたが、
何とかこのあたりの地形が頭にはいってきているので、うまく仙人岱の分岐に到着しました。
ここで T さんのものと思われる踏み跡が、仙人岱小屋とは反対の大岳に向かって残っていました。
ほっほー行ったんだ
そう思ってその踏み跡を追っていくと、樹林の中で T さんが何やらゴソゴソやっていました。
GPS の調子が悪くて悪戦苦闘中のようです。
地図とコンパスは持ってきてはいるものの、老眼が激しくナカナカ辛いとの事で、一旦小屋に戻るとの事。
そこからは完全に単独になりました。
一応分岐でコンパスは合わせてありましたので、行ける所まで行ってみる事にしました。
斜面がきつくなった樹林の中は結構沈み込みます。
ちょっと回り込めば楽なんでしょうが、なぜかホボ直登 (笑)
ほとんど膝まで埋まり、時折腰あたりまで沈み込みながらジワジワと登っていきました。
なんとか森林限界ラインが見えてきてホッとしたのもつかの間 !
ポンと森林限界を出た途端、雪はガリガリ、風はビュンビュン。。。
時折襲ってくる突風で吹き飛ばされそう (~_~;)
アイゼンは持ってきてはいましたが、履き替える気にもなれないでアッサリ小屋に帰る事にしました。
小屋に向かう途中で山頂を目指す T さんを見かけましたが、風が強くて会話にならず、
風が強くて飛ばされそうなので私は引き返しますと、身振りで伝えて小屋に戻りました。
小屋に着くと小屋には誰もいませんでした。
ストーブを点けてのんびり昼食を食べながら、 T さんか K さんが来るのを待っていましたがなかなか来ません。
来たと思ったら全然違う人で、話を聞いたら誰とも会っていないようでした。
という事は K さんは引き返して、T さんは大岳を越えたのかもしれないと思い、私も下山する事にしました。
小屋を出て仙人岱を過ぎたあたりで一人の登ってくる人とすれ違いましたが、風雪が強くて会話する余裕はお互いにナシ (笑)
地獄湯ノ沢に近づくと、さらに激しい風雪の目潰し攻撃で視界ナシ (爆)
たまらず木陰に逃げ込んで、サングラスを諦めてゴーグルに替えました。
さすが偏光のゴーグルは素晴らしい !
思いっきりの向かい風なのでレンズも全く曇らず、メガネなしの裸眼でもかなり視界がハッキリしました。
なんとか風に耐えながら地獄湯ノ沢を通り抜け、樹林帯に入ると曇り空だけどホッとします。
そこからは踏み跡がクネクネ曲がっているのを完全に無視して、ズッバーッと直進 (笑)
久しぶりの自由な雪上歩きを楽しんで駐車場に戻りました。
こんな感じの今期初の雪山登山でした。
夏山と違って道もなければ視界も良くない事が多いでしょう。
今期も十分に注意しながら楽しんでいきたいと思います。
※ 「 安 眠 棒 」 の使用方法がわかりましたので使い方を追記しておきます。
1.冬に1人で小屋に泊まっていると、風で入口の戸がガタガタ鳴ります。
2.これがいかにも、深夜、山の主が戸を叩くように聞こえ、安眠できません。
3.そこで、この安眠棒(木製のスプーンです)を戸と鴨居の間に差し込み、戸を押さえます。
4.なお、夜中にトイレに行く場合には安眠棒をはずさないと戸が開きませんので、注意が必要です。
(以上は「山岳同人たがじょ」のO様よりの情報です、ありがとうございました。)
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