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Yamareco

記録ID: 1745997
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲信越

金城山

2019年03月03日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:16
距離
10.9km
登り
1,234m
下り
1,216m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:37
休憩
0:40
合計
6:17
6:33
155
スタート地点
9:08
9:09
44
9:53
10:03
6
10:09
10:09
4
10:13
10:37
2
10:39
10:39
12
10:51
10:56
25
11:21
11:21
89
12:50
ゴール地点
天候 晴れ!
過去天気図(気象庁) 2019年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
県道28号の路肩の駐車スペースを利用しました。
 
コース状況/
危険箇所等
●コース全般
標高1000m付近からアイゼンを使用し、ピッケルは頂上稜線で使用しました。

●観音山コース登山口〜滝入コース分岐
県道28号沿い槻岡寺脇の登山口からスタート。
山の神〜東屋〜石仏群(雪に埋まっていたのか2〜3体しか
見られませんでしたが)を経て、384.9の平坦地で主尾根に乗ります。
ここから三合目〜五合目を経てしばらくは緩やかな尾根筋を辿りますが、
標高を上げるにつれて急斜面になっていきます。
標高1000m付近から滝入コース分岐手前までは特に急斜面で、
露出感も強いところがあるため注意が必要です。

●滝入コース分岐〜金城山
滝入コース分岐から標高1200mまでは平坦で伸びやかな尾根が続きます。
樹林もほとんどなく素晴らしい眺望の中を歩くことができます。
標高1200m付近からは頂上稜線に乗るための最後の登りとなり、
高低差150mほど急登した標高1350mで稜線の一角に出ます。
ここからが本ルートの核心部となる岩峰を北側を巻く箇所となります。
距離は短いですが、足元が不安定なトラバースのため滑落に要注意です。
岩峰を過ぎると広い稜線となり、避難小屋を過ぎるとほどなく山頂へと至ります。
 
魚沼丘陵
県道28号沿い槻岡寺脇の登山口からスタート
県道28号沿い槻岡寺脇の登山口からスタート
すぐに山の神
主尾根に向かって登ります
主尾根に向かって登ります
東屋。紅葉亭という名前が付いてました
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東屋。紅葉亭という名前が付いてました
これから目指す金城山(正確には山頂の一部)が見えました
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これから目指す金城山(正確には山頂の一部)が見えました
(photo komemame)
天気もまずまず
ところどころに仏像が雪から顔を出しています
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ところどころに仏像が雪から顔を出しています
384.9でルートは平坦になり主尾根に合流します
384.9でルートは平坦になり主尾根に合流します
(photo komemame)
快適。奥は坂戸山
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快適。奥は坂戸山
魚沼平野
立派な松の木を見上げます
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立派な松の木を見上げます
(photo komemame)
疎樹林で眺望が良い
疎樹林で眺望が良い
丘を越えると正面に金城山
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丘を越えると正面に金城山
明瞭な尾根筋で…
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明瞭な尾根筋で…
歩きやすい
金城山は1400m弱とは思えない立派な山容をしています
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金城山は1400m弱とは思えない立派な山容をしています
こちらは魚沼平野からニョキリと立ち上がる坂戸山
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こちらは魚沼平野からニョキリと立ち上がる坂戸山
複雑な山容でもあります
複雑な山容でもあります
標高を上げるにつれて急斜面が現れ始めます
標高を上げるにつれて急斜面が現れ始めます
魚沼平野をバックに
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魚沼平野をバックに
山頂の背後から太陽が登ってきました
山頂の背後から太陽が登ってきました
北の方は青空
松の木と金城山
急斜面が増えてきてきました
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急斜面が増えてきてきました
(photo komemame)
上越国境稜線方面には雲
上越国境稜線方面には雲
山頂が近づいてきました
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山頂が近づいてきました
尾根が痩せてきました(photo komemame)
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尾根が痩せてきました(photo komemame)
気持ちいいね
標高1000m付近の滝入コース分岐手前でアイゼンつけます(photo komemame)
標高1000m付近の滝入コース分岐手前でアイゼンつけます(photo komemame)
サクサクと登れるように
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サクサクと登れるように
滝入コース分岐に到着
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滝入コース分岐に到着
(photo komemame)
(photo komemame)
(photo komemame)
1150より越後三山。左から八海山〜越後駒ヶ岳〜中ノ岳
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1150より越後三山。左から八海山〜越後駒ヶ岳〜中ノ岳
アップで八海山と越後駒ヶ岳(photo komemame)
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アップで八海山と越後駒ヶ岳(photo komemame)
アップで中ノ岳(photo komemame)
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アップで中ノ岳(photo komemame)
美しいブナ林を通過して…
3
美しいブナ林を通過して…
再び尾根に乗ります
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再び尾根に乗ります
1150から兎平へ続く…
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1150から兎平へ続く…
素晴らしい雪稜
兎平。ここで高棚コースと合流(photo komemame)
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兎平。ここで高棚コースと合流(photo komemame)
頂稜直下は急登。再びブナ林に入ります
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頂稜直下は急登。再びブナ林に入ります
太陽を浴びながら
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太陽を浴びながら
頂上稜線の一角に出ました
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頂上稜線の一角に出ました
ズドーンと割引山と雲を纏った巻機山
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ズドーンと割引山と雲を纏った巻機山
山頂に向かいます
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山頂に向かいます
ここからが今回の核心部
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ここからが今回の核心部
岩峰と雪庇
南(高棚川)側はスパンと切れ落ちてます
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南(高棚川)側はスパンと切れ落ちてます
荒々しい
岩峰を北側からトラバースするためにここでピッケルを出します
岩峰を北側からトラバースするためにここでピッケルを出します
これは仏像なのか自然の造形なのか
これは仏像なのか自然の造形なのか
岩峰のトラバースが終わると…
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岩峰のトラバースが終わると…
これモンの頂上稜線が待ってます
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これモンの頂上稜線が待ってます
いやはや
避難小屋を通過
かろうじて屋根の一部だけが見えてました
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かろうじて屋根の一部だけが見えてました
♪♪♪♪
青空の山頂が待ってくれていました
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青空の山頂が待ってくれていました
金城山山頂に到着
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金城山山頂に到着
まず出迎えてくれのは越後三山
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まず出迎えてくれのは越後三山
そして巻機山から続く上越国境稜線
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そして巻機山から続く上越国境稜線
山頂より。越後三山
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山頂より。越後三山
アップで八海山と越後駒ヶ岳。八ツ峰と入道岳がくっきり(photo komemame)
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アップで八海山と越後駒ヶ岳。八ツ峰と入道岳がくっきり(photo komemame)
アップで中ノ岳と御月山(photo komemame)
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アップで中ノ岳と御月山(photo komemame)
山頂より。雲をまとった巻機山と割引山。巻機山へと続く魅惑的稜線
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山頂より。雲をまとった巻機山と割引山。巻機山へと続く魅惑的稜線
アップで雲に覆われた巻機山と割引山(photo komemame)
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アップで雲に覆われた巻機山と割引山(photo komemame)
山頂より。中ノ岳〜巻機山
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山頂より。中ノ岳〜巻機山
山頂より。雲に覆われた谷川主脈方面と手前に大源太山
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山頂より。雲に覆われた谷川主脈方面と手前に大源太山
アップで大源太山(photo komemame)
アップで大源太山(photo komemame)
山頂より。魚沼丘陵。当間山方向
山頂より。魚沼丘陵。当間山方向
山頂より。歩いてきた頂上稜線と岩峰
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山頂より。歩いてきた頂上稜線と岩峰
山頂より。水無コース方面。こちらにも立派な雪庇
山頂より。水無コース方面。こちらにも立派な雪庇
遠くから見る尖った姿や岩峰の印象とは違って山頂はとても広いんです
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遠くから見る尖った姿や岩峰の印象とは違って山頂はとても広いんです
こんな景色を眺めながらお昼ゴハン
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こんな景色を眺めながらお昼ゴハン
さて、下山開始。謎のポーズ
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さて、下山開始。謎のポーズ
テンション上がってこんなポーズも
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テンション上がってこんなポーズも
反対も伸ばしておかないと気持ち悪いらしい
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反対も伸ばしておかないと気持ち悪いらしい
改めて下山開始
立派な岩峰
岩峰に黒い物体
カモシカでした
アップで(photo komemame)
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アップで(photo komemame)
金城山の主やね(photo komemame)
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金城山の主やね(photo komemame)
岩峰の横に移動してこちらを覗いてくれました
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岩峰の横に移動してこちらを覗いてくれました
じゃあね、バイバイ
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じゃあね、バイバイ
山頂を振り返ります
山頂を振り返ります
(photo komemame)
滑らか〜
それにしてもここの頂上稜線は素晴らしいね
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それにしてもここの頂上稜線は素晴らしいね
里山なのに山深い
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里山なのに山深い
頂上稜線の末端へ寄り道
頂上稜線の末端へ寄り道
稜線の末端から魚沼丘陵と魚沼平野
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稜線の末端から魚沼丘陵と魚沼平野
越後三山を眺めながら下ります
越後三山を眺めながら下ります
下りはトレースを外して
下りはトレースを外して
ブナと滑らかな雪
ブナと滑らかな雪
時間が経つにつれて青空の面積が増えてきたため…
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時間が経つにつれて青空の面積が増えてきたため…
帰りもシャッターを押す手が止まりませぬ
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帰りもシャッターを押す手が止まりませぬ
1150より上はこの山のハイライト
1150より上はこの山のハイライト
ずっと歩いていたいね
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ずっと歩いていたいね
1150まで戻りました
1
1150まで戻りました
ホント快適な雪稜
ホント快適な雪稜
魚沼丘陵と魚沼平野と坂戸山
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魚沼丘陵と魚沼平野と坂戸山
越後三山も見納め
越後三山も見納め
1000m付近の急斜面
1000m付近の急斜面
坂戸山を見下ろします
坂戸山を見下ろします
樹林帯を抜けて
(photo komemame)
下りは長く感じました
2
下りは長く感じました
最後に金城山を振り返ります
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最後に金城山を振り返ります
上の方は里山らしからぬ雰囲気でしたが、ここまで下るとらしい感じに
上の方は里山らしからぬ雰囲気でしたが、ここまで下るとらしい感じに
魚沼平野の景色が好き
魚沼平野の景色が好き
観音山コース登山口まで戻りました
観音山コース登山口まで戻りました
車道を歩いてお疲れ様でした!
車道を歩いてお疲れ様でした!

感想

日曜日は上越国境を越えれば天気はいいはず!
ということで、巻機山の前衛峰となる金城山に行きました。
この山、クルマでアプローチする時からすごい存在感。
魚沼平野から立ち上がる姿は1400m弱の山とは思えません。
標高が低いわりに樹林が疎で視界も終始開けています。
特に1000mから上の雪稜とブナ林は見事。
遠くから見ていてもそうでしたが、
登ってみるとさらに里山とは思えない迫力と美しさ。
眺望が開けると上越国境稜線が南から迫る雲を一生懸命押さえてくれていました。

 

下界からみると、
すぐに登れそうなくらい近くに見えて、
それでいて存在感のある山。
最初は里山感が満載で、ゆるやかーで広々とした道中は
どこかの箱庭でも歩いているような気分で、
ほんとにいい感じ〜。
標高を少しずつあげていくと、
ゆっくりテン泊したくなるような場所がいっぱいありました。
そんな里山っぽいのんびり感にのほほんとしていたら、
急に、岩岩したところが現れて、そのてっぺんにすっと佇むカモシカが。
神々しくて、一瞬ひるみました。あれ、私この先行けないかも…。
だけど、気を取り直してピッケルを装備して慎重に。
ほんの少しですが、ぴりっとした空気を味わいました。
そこから先は、ふたたび気持ちのいい稜線歩き。
とにかく広々していて、縦横無尽にどこを歩いても山頂にたどりつけます。
日曜日で、次の日のことを考えるとどんよりしていたけど、
山頂でのひとときは、そんなことをスコンと忘れさせてくれる時間でした。

帰りもあのカモシカが見守ってくれて(たぶん)、
無事に帰りつくことができました。

夕方には家に帰り、我が家特製もつ鍋&日本酒で宴会。
充実した休日になりました。


おしまい

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コメント

どっしりと構えたピラミッド
danyamaさん、 komemameさん 
おはようございます、
里山と言っても行動時間は長いですね、
南魚沼六日町の名峰です、雪山独り歩き雰囲気のある人物写真綺麗ですね、皆光って見えます、ま〜体が柔らかくぺたーっと足を開いてのお座りスゴイ、
カモシカさんの援護もしっかりいただいて無事に走破
お疲れ様でした。
2019/3/8 8:39
Re: どっしりと構えたピラミッド
yasioさん

こんばんは。
金城山、おっしゃる通り登り甲斐もあるし、
ピリッとしたところもあるし、ホントに名峰でした。
何より静かなのがよかったです。
いつか巻機山まで繋げられるといいなぁ、と思いました。

コメントいただきありがとうございます!
 
2019/3/8 19:53
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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