赤城山(駒ヶ岳〜黒檜山)
- GPS
- 05:09
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 583m
- 下り
- 573m
コースタイム
天候 | はれのちくもりときどき雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駒ヶ岳への登り途中の鉄階段凍結注意、駒ヶ岳から黒檜山への道が急坂注意! |
その他周辺情報 | 富士見温泉「ふれあいの館」510円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
食器
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
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感想
憧れだった雪の赤城山へ♪
おのこ駐車場に着いたときは、まだ青空でした。見上げる黒檜山がきれいなカーブを描いていました。久々の雪山にワクワクです。
駐車場にあるトイレを借りて、身支度を整えていざ出発!
車道を渡り、山に取りつくとすぐに雪道になりました。しばらく行ってから、アイゼンを装着し、心地よい音を鳴らして登って行きます。
途中で出てくる鉄階段が恐怖で、凍りついて足の踏み場がありませんでした。階段をさけて登っていきます。
木々の隙間から日差しがこぼれ、雪の白さを眩しく照らしています。
見下ろすと凍結した大沼もまた、光を浴びて白く輝いて見えました。
つづらおれにだらだらのぼっていく道ですが、雪道がうれしくあっというまに稜線上へと登りました。雪に埋もれる標識、まっすぐに伸びるトレース、白く輝く稜線、見るものすべてに心が洗われました。
トレースをたどり尾根をのぼっていくと、細尾根のはじに雪庇が。自然界が描く風景に圧倒されるばかりでした。
登り詰めた駒ヶ岳頂上は狭くて、ひっそりとしていました。ここまでに見てきた景色がすでに贅沢なものだったからそう見えたのかもしれません。
しっかりこれから向かう黒檜山をとらえます。
あいかわらず大沼は白く湖面を輝かせていました。
黒檜山へは、まず一旦下ります。
足元の雪質はさらさらで、白を巻き上げながらどんどん下っていきました。
このあたりから、多くの人とすれ違うようになりました。さすが人気の山です。
そして下ってからの登りが急坂で苦戦しました。
本日4本爪軽アイゼンだったため、前への踏ん張りがきかず、足元から何度か崩れ落ちてしまいました。
ありがたいことに見かねた仲間が6本爪を貸してくれたので、途中からずいぶん楽になりました。逆に4本爪にさせてしまい、かなり大変そうだったので申し訳なかったです。道具はとても大事だと感じました。
逆回りで下ってくる人も多かったので、気を付けつつ譲り合いながら登ります。
気付けば真っ白い雪が舞いはじめていました。
振り返って見ると、さっきまでいた駒ヶ岳がずいぶん遠く、低く感じました。
粉雪に巻かれながら、稜線へと登り詰めます。
分岐左手が黒檜山ですが、右手の展望地へ少し足を伸ばしてみました。
この天気なので全く景色は見えませんでした。
雪が強くなってきたので、シェルを着込み山頂を目指します。
手前では雪に埋もれた黒檜大神の鳥居が出迎えてくれました。ここまでの無事に感謝して、先へと雪の中を進むとあっというまに山頂に着きました。
風に舞う雪が視界を奪うなか、標識をしっかりとらえます。「赤城山」の文字に達成感がわき上がりました。
雪が激しさを増したので、暖かいカフェオレとパンをかじっただけですぐに下山を開始します。
下りはじめは急坂のさらさら雪で、滑るように下りていきます。前後には多くの登山者がいました。
抜きつ抜かれつ進み、気付けば樹林帯の中はわたしたちだけになりました。
静かな白い世界、一面の雪が厳かな雰囲気を出しています。
雪にけぶる大沼が見えてくると斜度がゆるみ、足元が岩に変わっていきます。
そしてどのあたりが猫なのかわからない猫岩をすぎると、所々地面が見えてきました。
そろそろ下界が近付いているようです。
いよいよ完全に土が現れたところで、アイゼンを脱ぎました。
ところが、再び溶けかけの雪の道になったりして慎重に、転ばないように進みました。
無事に車道へと下り、登山終了です。ほんとに楽しい雪山でした。
駐車場まではしばらく車道を歩き、途中から大沼のほうへと入ってみました。
もちろん、凍結した湖上を歩くだなんて初体験♪不思議さを感じながら、湖上ハイクを楽しみました。
湖の上から、さっき歩いた山の稜線が見えたのには特に感動。ひんやりと冷たい風は、氷の上を通りすぎるからでしょうか。
ゆっくり歩いて駐車場そばの岸まであがりました。
山頂でごはんを食べなかったので、近くの食堂に入りました。なにしろ、暖かいものが食べたかったのです。
入り口にワカサギフライの案内があったので迷わずチョイス。あとは鴨南蛮をいただきます。
ワカサギは大沼で獲れたものではないとのことで、ちょっとがっかりでしたが味は美味しかったので、とりあえず満足でした。
食後、外に出るとなんと空には青空が!
山頂での粉雪が嘘のようで、これぞ山あるあるだと感じました。
帰りは富士見温泉にゆるっとつかってあたたまり、雪山登山を締めくくりました。
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