両神山( 行きはよいよい、帰りはこわい八丁尾根 )
- GPS
- 07:24
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 1,073m
- 下り
- 1,100m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全行程の3/4は危険箇所。 行きは西岳の下りを除き、ほぼ登りであるため比較的楽。 帰りは東岳、西岳の下りが垂壁に近い斜度のクライムダウン。高度もあるため、落ちれば死にます。 |
写真
感想
土曜日から涸沢にいきたかったのですが、金曜日歓送迎会のため、帰りが遅く、日曜日は連れが施餓鬼、私も友達に誘われ御岳ボルダリングというわけで
土曜日は両神山、八丁尾根コースに行ってきました。
※涸沢はGW後半予定。晴れますように・・・
去年も同じ時期にこのコースを辿っているのですが、前回は帰り道に禁止されている作業道を使い、怒られてしまったので、今回はきっちりピストン。
前日飲み会で出発が遅れたため、7時過ぎに駐車場に到着。
車は予想に反して少ない。
軽く仮眠を取った後、トイレ。
そして出発。
駐車場からいきなり急登。
春とは思えない気温の中、汗を噴出しながら登っていく。
鎖ありの急登を過ぎると、今度はトラバース。
八丁尾根コースは八丁峠に行くまでもそれなりに危険。
このトラバース。
最初は大したことはないのだが、途中鎖ありだが、足場が少ない怖いトラバースがある。
落ちたら大怪我か死にます。
そこを通過すると、一段落。
あとはトラバースを幾分進み、ジグザグに上りきると、八丁峠に到着。
八丁峠で小休止した後、気を引き締めて出発。
ここから鎖限定で登ってみることにする。
前回はトレラン装備で軽装であったため、問題なく通過できたが今回はどうか?
先ずは西岳へ登り。
西岳へはピークを一つ二つを超える必要がある。
それぞれに鎖場がある。
一番きついのは西岳直下であるが、全て問題なく通過し、西岳に到着。
西岳で記念撮影。
ここから東岳までがこのルートの核心。
先ずは鞍部までの下り。
大半が木々に囲まれた下りであるため、高度感はあまりない。
各所には当然高度感がキツイ箇所もあるが、ホールド、スタンス豊富であるため、大したことはない。
ラスト以外は・・・。
鞍部直前の下りは緩いスラブ。
鎖はあるが、ホールド、スタンスはあまりない。
しかも、見た目的には高度感はあまりないが、実は片側が完全に切れ落ちており、落ちたら死亡確実。
途中まで鎖未使用で行ったが、途中で安全のため使用することにorz
使用するとかなり簡単で一気に下る。
鞍部に到着すると、若干登った後、このルート一番の核心の一つ。
ナイフリッジ。
鎖は付いていますが、若干たるみ気味でスタンスも少なめ。
当然落ちたら死にます。
実はここ。
鎖に取り付くよりも、その上に取り付いて、リップを掴むほうがかなり安定し、スタンスも豊富なのだが、連れが鎖に取り付いてしまった。
見ているほうはかなりひやひや。
おっかなびっくりで何とか通過。
こっちも心臓に悪い。
私は上部を問題なく通過。
この後、少し下った後、東岳の登りに取り付く。
東岳の登りはほとんど鎖ありの垂壁。
しかし、のぼりであるため、スタンス、ホールドも見つけやすく、鎖未使用で通過。
多くの鎖場を乗り切ると、東岳山頂に到着。
東岳にはベンチ、テーブルもあり、安心できる。
ここで少し神経を休ませ、出発。
これ以降は痩せ尾根ながらも道自体は安全であるため、気持ち的にはかなり楽。
山頂手前が唯一濡れた鎖場であり、一寸いやらしい。
しかし、ここも鎖未使用で通過。
そして、山頂に到着。
いつもなら人が溢れ、怖いくらいだが、花の時期には若干早く山頂はかなり空いている。
記念撮影後、少しまったりしながら、昼食。
春霞が酷く、遠方はイマイチ。
しかし、何だかんだで毎年2回ほど登っている山なので、景色がとれなくても問題なし。
休憩、食事で充電した後、往路を引き返す。
去年は作業道を下ったので、八丁尾根を下りで使用するのは初めて。
結論から言えば非常に怖かった。
登りとは別物。
それはそのはず。
メインがクライムダウンになるわけですから。
先ずは東岳の下り。
初っ端から酷い高度感の中での垂壁の下り。
躊躇なく鎖を使用し、時折体を壁から引き離しスタンスを確認しながら下っていく。
通常、私のほうがペースが速いので、離れないように大体私の方が後ろを歩くのだが、今回は先行する。
そして、途中の踊り場で停止し、後ろを歩いてくる連れにスタンスを指示、激励しながらゆっくり下る。
そうして、登りの時には感じなかった長い距離を下りきる。
鞍部のナイフリッジは上部を問題なく通過。
西岳の登りは急な坂は少ないため、問題なく通過。
西岳に到着後、小休止。
そして、西岳の下り。
東岳に比べれば距離は短いが、厄介なことにホールドが濡れている。
滑らないように慎重に下る。
そして、ピークを超えて八丁峠に到着。
正直疲労感たっぷり。
自分のことでも結構疲れるが、連れのサポートでさらに疲労。
しかし、後ちょい。
幾分鎖もあるが、緊張を途切れさせることなく通過し、何とか駐車場に到着。
前回は怒られたショックもあり、満足感よりも意気消沈していたが、今回は満足感。
そして、帰路に着いた。
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