徳本峠~上高地 クラシックルートから
- GPS
- 09:33
- 距離
- 26.2km
- 登り
- 1,917m
- 下り
- 917m
コースタイム
- 山行
- 5:08
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 5:42
- 山行
- 2:20
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 3:43
天候 | 晴れ時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
復路:上高地からバスで安曇野支所前で降り、歩いて10分ほどで車停めた場所へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
二俣から徳本峠までの沢沿いは所々崩落跡が有り。慎重に進めば問題なし |
写真
感想
日本アルプスの父と言われるイギリス人登山家のウェストンは、このルートを通って2回目の挑戦時に槍ヶ岳へ登頂している。
1896年刊行の著書「日本アルプスの登山と探検」の一節によると、2回目の挑戦時に島々からスタートした時は天候がベストなコンディションだったようで、その時のことを
「まるで神様の描いた絵のうちでも選り抜きの傑作を展示した画廊の中に入り込んだようなものだった」
と素敵な比喩で自身の心境と日本の自然を表現している。
自分なんかと比べるのもおこがましいが、何となくわかるなー。
未知なる山に挑戦する前のワクワク感に、登山口で天気が良ければかなりテンション上がる。
そんな感じに想像しながら古くは江戸時代、伐採のためきこりが利用し、明治過ぎてからは上高地での放牧のため牛や馬が、(こんな細い道を牛や馬がが本当に通ってたのか?)その他にも様々な人、モノが釜トンネルが出来るまでは通っていたであろう歴史あるルートを歩いて徳本峠越えをしてきました。
会の同期のymatsukoさんとそれぞれ別の登山口からスタートして徳本峠小屋で待ち合わせ。
島々から徳本峠までは沢沿いをじわじわと標高が上がっていくルートでそこまで辛くはなく、峠手前の急登以外は常に沢の音を聴きながらひたすら癒されつつ進んだ。
ただ湿気が多く大量に汗をかいたのと、蜘蛛の巣が多かったのが少々辛かった。
エアリアのCTも7時間くらいなので地味に体力も使う。
急な登りを頑張って、峠に着くと明神、穂高の眺望が広がる。
徳本峠小屋に着いてからはymatsukoさんが持ってきてくれた白ワインやら日本酒を飲みつつマッタリする。ご馳走さまでした!
小屋もアットホームな感じで過ごしやすく、オーナーさんも気さくな方で色々な事を教えてくれて楽しかったです。
2日目は霞沢岳にアタック予定でしたが、雨予報のため上高地散策にシフト。
が下山してるときに晴れてくるというあるあるパターンに。
梅雨は天候判断難しい。
嘉門次小屋で岩魚の塩焼きと燻製を満喫して昼前には下山して温泉入って帰宅。
静かで穏やかな山歩きでした。
我々がこうやって登山を楽しめるのも先人たちの様々な考えと努力のおかげなんだよな〜っとなんとなく歴史に思いを馳せて、感謝出来た山行でした。
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