白山
- GPS
- 10:10
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 1,672m
- 下り
- 1,656m
コースタイム
4:52 別当出合
〜砂防新道〜
5:31 中飯場
6;48 甚ノ助避難小屋
8:03 黒ボコ岩
8:32 室堂
9:35 御前峰
10:17 翠ヶ池
10:38 千蛇ヶ池(1時間休憩)
12:06 室堂
〜観光新道〜
12:56 殿ヶ池避難小屋
13:45 別当坂分岐
14:43 別当出合
14:50 別当出合駐車場
天候 | 晴れ、時々薄曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
別当出合に大きな駐車場があります。 手前の道沿いにも数十台は駐車可能です。 登山ポストは別当出合の建物内にあります。 7月14日(土)0:00からマイカー規制が始まります。 http://www.pref.ishikawa.lg.jp/hakusan/tozaninf/peak.html 道の状況 観光新道、砂防新道共に避難小屋の手前辺りから登山道に残雪あり。 アイゼンは不要ですが、踏み抜きには注意。急速に雪融けが進んでいるようで下山時は雪が緩み崩れやすくなっていました。 黒ボコ岩から御前峰は特に危険箇所はありません。迷う所も無いです。 池巡りは雪道と夏道が半分半分ってところです。アイゼンは不要。 池の周囲は雪が切れ落ちており、迂闊に近付くと落ちるような気がします。 翠ヶ池から大汝峰までは途中の分岐でUターンするような感じで行きますが 分岐点にある標識は文字がほとんど消えており何て書いてあるのかわかりませんので注意。 |
写真
感想
初めての白山。
本来は30日に登る予定だったけど、いろいろ事情があって24日に決行。
当日は4時すぎに別当出合に到着。既に半分ほど埋まっており、出発準備をされている方々がたくさん。
既に1500mの高所なので涼しく風も適度にあり、梅雨の真っ只中でも天気は良くて登山日和と言えよう。
また、標高の高い山は去年11月の常念岳以来となるので期待がもてる。
まず駐車場から別当出合まで数分ほど石段を上がる。
別当出合の建物内で事前に用意しておいた登山届けを提出し、トイレを使わせてもらってから出発。
砂防新道の入り口にある立派な吊り橋を渡るとすぐに石段の連続となる。
階段は苦手なので足にくるけど、適度に緩やかな坂道にもなるのでゆっくり気味に歩き40分ほどで中飯場に到着。
ここまで景観はほとんど無くて中飯場でようやく視界が広がった。
噂に聞く要塞化したような砂防ダムの群れも見える。でも滝を見るのは忘れてしまった・・
中飯場からはまた森の中を登っていく。相変わらず階段が多くて息があがりがちになってしまう。
登山道自体は階段が多いとは言え、歩きやすい道だとは思うのだけど、妙に疲れてしまう。
また、この辺りから日が差してきたので暑くなって早くもヘバってしまった。
しかし、絶好のタイミングで残雪が出現する。風が冷たくて気持ち良い。視界も開けてきたので気分も楽になった。
別当出合から約2時間で甚ノ助避難小屋に着く。まだ新しくて綺麗だ。ここで5分ほど休憩。
ここからは黒ボコ岩まで雪渓を数回渡り水場で補給しながらゆっくりゆっくりつづら折りの道を進む。
黒ボコ岩まで登ると、最高地点の御前峰が姿を見せる。まだ距離はあるけど目標地点が見えるのでやる気が出る。
ここからは弥陀ヶ原と呼ばれる草原を歩く。平坦な木道と踏み固められた雪道なので疲れた足にはとても楽で助かった。
室堂手前の五葉坂の石段で再び心が折れかけるけどもなんとか登りきって室堂到着。
室堂ビジターセンターはとても大きかった。山の上にこんな大きな建物を見たのは初めてだ。
まだ、夏山の開山前なので素泊まりと一部の物品販売しかしてなかったようだけど
最盛期にはとても賑わうんだろうなぁ。
室堂で10分ほど休憩してからいよいよ御前峰まで最後の頑張り。
神社から峰までは参道になっているようで雪道の後はまたまたまたまた石段。
もう足が前に全然進まず超スローペースになる。歩いても登っても一向に近付かない御前峰。
この区間だけで10人ぐらいに追い抜かされただろうか?
普段、参道を歩く時は真ん中を歩かないように心掛けているけど、もうそんな事を気にしている余裕も無い。
とにかく立ち止まらないように一歩一歩確実に進み、一時間掛けてようやく御前峰に到着。
出発から頂上まで5時間弱。これほどの達成感のある登山は久しぶりだ。
頂上からはアルプスや御嶽山は勿論の事、このまえ登った能郷白山も見える。
登ってきた方を振り返ればすぐそこには別山が。眼下にはあんなに大きかった室堂がミニチュアのように見える。
残念ながら薄い雲が出ていた為、遠方までははっきり見渡す事が出来なかったけどそれでも大満足。頑張った甲斐があった。
御前峰でしばらく景観を楽しんだ後は池巡り。まずは頂上から見えた紺屋ヶ池へと向かう。
紺屋ヶ池も油ヶ池も水が青く綺麗。そして翠ヶ池は美しかった。
どの池もまだ積雪に覆われている部分が多く一部しか見えなかったが、雪の白と水の青のコントラストが映えて見応えがある。
池巡りを楽しんだ後は大汝峰へ、と、行きたい所だったけどもう余力がない。
足はヘロヘロでお腹も減ったのでパスして千蛇ヶ池の近くで休憩にした。(ちなみに千蛇ヶ池はどこにあるのかわからなかった)
今日はフライパンの山デビュー。メニューはパスタのボロネーゼ(青の洞窟)でトッピングは目玉焼。
それと以前から食べてみたいと思っていたSPAMも用意した。豪華だ〜
しかし、残念ながらフライパン調理デビューは段取りミスにより見事に失敗した。
パスタを一番最初に茹でたため食べる頃には麺がクタクタになってて超マズイ。
ついでにSPAMはマズイとは言わないけど自分の口には合わなかった。
それでも食べないと力が出ないのでなんとか1/3ほど食べたがもう限界。
う〜ん、やっぱ事前に練習したメニューと同じものにしておくべきだったな・・
1時間ほど休憩した後は室堂へと戻る。
途中で大きな雪渓を横切るが、お昼になって結構雪が緩んでいて少々滑りやすい。
雪渓を越えハイマツの中を通り抜けると室堂。お昼時なので休憩中の登山者が多くベンチやテーブルは満席。
室堂ビジターセンターで山バッヂを購入し、そのまま下山。
黒ボコ岩の少し手前あたりでガスが出始めたので下山道をどうしようか迷ったけど、予定通り観光新道で下りる事にする。
観光新道は尾根歩きなので疲れた足には登り返しがキツイが、景色がずっと眺められるし花も多いので楽しい道。
だだ、別当坂分岐からは急傾斜が続き非常にキツイ。
さらに途中でバランスを崩した際にストックを思いっきり踏んでしまい折れ曲がってしまった。
そのうえぬかるみが多く、池巡りの途中でスパッツの紐が切れてしまったのでおニューの山ズボンが汚れて精神的にもしんどい。
なので別当出合の建物が見えた時はようやく終わった〜と心の底から思った。
登り5時間、全工程10時間。1日でこんなに歩いたのは久しぶり。
その分充実感もひとしおだけど、とにかく疲れた。帰りの運転もかなりキツかった。
でも、今度は観光新道から登りたいな〜
こんにちは。
近日、白山へ行く予定なので、下調べでレコを拝見しました。
観光新道はもう雪はないのでしょうか。
最後から3番目の写真はギンリョウソウじゃないですかね〜。素敵ですね〜。
dyunさん、こんにちは
コメントありがとうございます。
観光新道の雪は数箇所に残っている程度でした。
アイゼン等の雪山装備は必要なかったです。
ただ、黒ボコ岩手前にある雪渓のトラバースは結構な急斜面になりますのでそこだけ注意して下さい。
ギンリョウソウって言うのですね。
ちょっと調べてみましたが間違いなさそうです。
茎まで白かったのでとても印象深かったです。
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