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Yamareco

記録ID: 2068939
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

皇海山クラシックルート

2019年10月20日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
15:23
距離
23.4km
登り
2,210m
下り
2,183m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
13:44
休憩
1:29
合計
15:13
4:15
34
銀山平林道ゲート
4:49
4:49
24
5:13
5:15
85
6:40
6:41
13
6:54
7:08
40
7:48
7:54
31
8:25
8:26
14
8:40
8:42
33
9:15
9:15
34
9:49
9:57
62
10:59
11:16
32
11:48
11:49
52
12:41
12:58
35
13:33
13:34
46
14:20
14:25
63
15:28
15:40
118
17:38
17:39
11
17:50
17:50
5
17:55
17:55
53
18:48
18:49
11
19:00
19:00
28
19:28
銀山平林道ゲート
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
銀山平上部の林道ゲート前に車5台程度駐車可能
今回はここへ駐車した
コース状況/
危険箇所等
銀山平〜一の鳥居
 夜間歩行のため詳細不明。
 先日の台風19号ならびに前日の大雨で斜面側に数か所土砂山積。
一の鳥居〜庚申山荘
 前日の大雨で沢が増水&登山路不明瞭で往路鏡岩手前で沢筋に迷い込んでしまった。
 往路は途中まで、復路は全工程暗闇の中の山行で、要所要所にある反射板の目印を
 頼りにルートを辿った。これがなかったら夜間走行は極めて困難だったと思う。
庚申山荘〜庚申山
 ここから一気に傾斜が増す。
 途中鎖場やハシゴなどあるがそれほど難易度は高くない。
庚申山〜鋸山
 破線バリエーションルート。
 薬師岳までは危険個所ないが、その先から鋸山までが本ルート最難関箇所。
 急降下急上昇の鎖場&ハシゴが連続し、特に下りは極めて神経を要する。
鋸山〜皇海山
 一般ルートだが鋸山から不動沢のコルはバリルート並みの鎖場が連続する。
 不動沢のコルから皇海山はきつい急坂も危険個所無し。
鋸山〜六林班峠
 笹薮生い茂るルート。とにかく尾根とピークを意識して進むこと。
 特に後半は背丈以上の笹薮がルートロストを誘発するが、仮に踏み跡を外しても
 尾根&ピークを目指していけば必ずルートに戻るので焦らず慎重に辿ること。
六林班峠〜庚申山荘
 笹の生い茂る斜面をひたすらトラバースして進むルート。
 踏み跡も薄く不安定で慎重さを要する。
 また何度も沢を超えるが崩落または極めて不安定で慎重さを要する。
その他周辺情報 銀山平に国民宿舎あじか荘があり温泉入浴かだが今回は利用できず
銀山平上部の林道ゲート
ここに車を止めスタート
2019年10月20日 04:13撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/20 4:13
銀山平上部の林道ゲート
ここに車を止めスタート
真っ暗闇で林道の状況や景観が全く分からず
ところどころ斜面が崩れている箇所があった
2019年10月20日 04:24撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/20 4:24
真っ暗闇で林道の状況や景観が全く分からず
ところどころ斜面が崩れている箇所があった
一の鳥居へ到着
ここから登山路となる
2019年10月20日 05:09撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/20 5:09
一の鳥居へ到着
ここから登山路となる
反射板の目印を頼りに進むが前日の雨の影響もありルート不明瞭
2019年10月20日 05:19撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/20 5:19
反射板の目印を頼りに進むが前日の雨の影響もありルート不明瞭
違和感を覚えながら立派な沢筋を登っているとヤマレコマップがルートロストの警告を発信
怪しいと思ったらすぐに引き返すべきとの過去の教訓に則り戻るとちゃんとしたルートを発見した
2019年10月20日 06:00撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
10/20 6:00
違和感を覚えながら立派な沢筋を登っているとヤマレコマップがルートロストの警告を発信
怪しいと思ったらすぐに引き返すべきとの過去の教訓に則り戻るとちゃんとしたルートを発見した
鏡岩に到着
2019年10月20日 06:09撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/20 6:09
鏡岩に到着
夫婦蛙岩
2019年10月20日 06:19撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/20 6:19
夫婦蛙岩
仁王門
2019年10月20日 06:30撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/20 6:30
仁王門
青銅剣
2019年10月20日 06:43撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/20 6:43
青銅剣
旧猿田彦神社跡
2019年10月20日 06:43撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 6:43
旧猿田彦神社跡
庚申山荘に到着
ここで休息 🍙を2個ほうばる
ここから本格的な岩場歩き
2019年10月20日 06:52撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3
10/20 6:52
庚申山荘に到着
ここで休息 🍙を2個ほうばる
ここから本格的な岩場歩き
自然の滝が出現
2019年10月20日 07:19撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 7:19
自然の滝が出現
岩の間をハシゴで登る
2019年10月20日 07:35撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 7:35
岩の間をハシゴで登る
一の門
2019年10月20日 07:47撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 7:47
一の門
お山めぐりルートとの合流点
2019年10月20日 07:49撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
10/20 7:49
お山めぐりルートとの合流点
山頂が見えてきた!
2019年10月20日 08:23撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/20 8:23
山頂が見えてきた!
庚申山山頂(眺望無し)
2019年10月20日 08:24撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 8:24
庚申山山頂(眺望無し)
山頂から少し先に眺望箇所あり
皇海山の凛々しい姿が現れる
2019年10月20日 08:28撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 8:28
山頂から少し先に眺望箇所あり
皇海山の凛々しい姿が現れる
パノラマ写真
2019年10月20日 08:28撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 8:28
パノラマ写真
日光白根山
2019年10月20日 08:29撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 8:29
日光白根山
男体山
2019年10月20日 08:29撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 8:29
男体山
庚申山から先は破線バリルートだが暫くは危険個所無し
駒掛山山頂
2019年10月20日 09:08撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/20 9:08
庚申山から先は破線バリルートだが暫くは危険個所無し
駒掛山山頂
笹が深くなってきた
2019年10月20日 09:18撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/20 9:18
笹が深くなってきた
袈裟丸山方面
2019年10月20日 09:34撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 9:34
袈裟丸山方面
薬師岳山頂
2019年10月20日 09:48撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 9:48
薬師岳山頂
これから先のルート
本日の最難関箇所が待っている
2019年10月20日 09:54撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 9:54
これから先のルート
本日の最難関箇所が待っている
パノラマ写真(鋸山から皇海山)
2019年10月20日 10:01撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
10/20 10:01
パノラマ写真(鋸山から皇海山)
白山
ここから急降下の鎖場となる
2019年10月20日 10:01撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/20 10:01
白山
ここから急降下の鎖場となる
白山を反対斜面から見た様子
ここを鎖を頼りに下りる
見ての通り落ちたら終わりなので非常にシビれた
2019年10月20日 10:24撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 10:24
白山を反対斜面から見た様子
ここを鎖を頼りに下りる
見ての通り落ちたら終わりなので非常にシビれた
なんとか無事下りて安心したのもつかの間
今度は切り立った崖を登る
向かって左側にハシゴ&鎖がある
2019年10月20日 10:11撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 10:11
なんとか無事下りて安心したのもつかの間
今度は切り立った崖を登る
向かって左側にハシゴ&鎖がある
崖を登り終え後ろを振り返ると険しい白山の姿が眼下に見える
よくもまあ下りられたもんだ
2019年10月20日 10:32撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 10:32
崖を登り終え後ろを振り返ると険しい白山の姿が眼下に見える
よくもまあ下りられたもんだ
鋸山を目指す
このあともハシゴ&鎖場が連発する
2019年10月20日 10:34撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
10/20 10:34
鋸山を目指す
このあともハシゴ&鎖場が連発する
ようやく鋸山山頂へ到着
皇海山をバックに記念写真
360度の大パノラマが広がる
2019年10月20日 11:00撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 11:00
ようやく鋸山山頂へ到着
皇海山をバックに記念写真
360度の大パノラマが広がる
これまで辿ってきた尾根
2019年10月20日 11:00撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 11:00
これまで辿ってきた尾根
南西方面
2019年10月20日 11:05撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 11:05
南西方面
赤城山
2019年10月20日 11:05撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 11:05
赤城山
上州武尊山
2019年10月20日 11:06撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 11:06
上州武尊山
鋸山から不動沢のコルを目指す
一般ルートだが急降下の鎖&ロープがしばらく続き緊張する
そして不動沢のコルへ到着
標識が倒れていた
2019年10月20日 11:47撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/20 11:47
鋸山から不動沢のコルを目指す
一般ルートだが急降下の鎖&ロープがしばらく続き緊張する
そして不動沢のコルへ到着
標識が倒れていた
庚申山から鋸山までのギザギザルートがきれいに見える
2019年10月20日 11:47撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
10/20 11:47
庚申山から鋸山までのギザギザルートがきれいに見える
いよいよ本日のクライマックス 皇海山へ
急な登りだが危険個所はなし
我慢の登りを続けることしばし 青銅剣が現れた
もうすぐ山頂か?
2019年10月20日 12:39撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 12:39
いよいよ本日のクライマックス 皇海山へ
急な登りだが危険個所はなし
我慢の登りを続けることしばし 青銅剣が現れた
もうすぐ山頂か?
本日の最高点 皇海山山頂へ到着
眺望は良くない
2019年10月20日 12:42撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 12:42
本日の最高点 皇海山山頂へ到着
眺望は良くない
それでも鋸山が木々の間から見えた
2019年10月20日 13:13撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 13:13
それでも鋸山が木々の間から見えた
よくこんな所を歩いてきたもんだ
2019年10月20日 13:13撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 13:13
よくこんな所を歩いてきたもんだ
皇海山を後にし再び不動沢のコルへ
鋸山を仰ぎ見る
またここを登るかと思うと気分が滅入る
2019年10月20日 13:46撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5
10/20 13:46
皇海山を後にし再び不動沢のコルへ
鋸山を仰ぎ見る
またここを登るかと思うと気分が滅入る
東側の斜面に雲が出てきた
2019年10月20日 13:46撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 13:46
東側の斜面に雲が出てきた
天気が崩れるのか?
2019年10月20日 13:47撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/20 13:47
天気が崩れるのか?
西側斜面
谷を黄色みがかった樹木が埋める
2019年10月20日 14:00撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 14:00
西側斜面
谷を黄色みがかった樹木が埋める
上州武尊山
じつは本当は前日職場の仲間と登る予定も雨天で中止となる
その代替として本日の皇海山クラシックルートを単独で敢行
2019年10月20日 14:00撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
4
10/20 14:00
上州武尊山
じつは本当は前日職場の仲間と登る予定も雨天で中止となる
その代替として本日の皇海山クラシックルートを単独で敢行
振り返ると皇海山
2019年10月20日 14:00撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
6
10/20 14:00
振り返ると皇海山
再び鋸山山頂
2019年10月20日 14:20撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 14:20
再び鋸山山頂
六林班峠方面
笹深い急斜面を降りる
2019年10月20日 14:25撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 14:25
六林班峠方面
笹深い急斜面を降りる
鋸山を振り返る
2019年10月20日 14:38撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
10/20 14:38
鋸山を振り返る
パノラマ写真
皇海山、そして鋸山の最後の雄姿を瞼に焼き付ける
2019年10月20日 14:39撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 14:39
パノラマ写真
皇海山、そして鋸山の最後の雄姿を瞼に焼き付ける
深い笹薮の中を進む
それでも前半は比較的ルートはしっかりしていた
2019年10月20日 14:57撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/20 14:57
深い笹薮の中を進む
それでも前半は比較的ルートはしっかりしていた
しかし後半は背丈以上の笹に覆われ踏み跡も不明瞭
それでも尾根とピークを意識して進むと再び踏み跡が現れる
っといった状況を繰り返す
2019年10月20日 15:14撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
10/20 15:14
しかし後半は背丈以上の笹に覆われ踏み跡も不明瞭
それでも尾根とピークを意識して進むと再び踏み跡が現れる
っといった状況を繰り返す
笹薮の中で三角点を発見
おそらく1836地点
2019年10月20日 15:22撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
10/20 15:22
笹薮の中で三角点を発見
おそらく1836地点
傾斜がなだらかになってきた
もうすぐ六林班峠か?
2019年10月20日 15:29撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
10/20 15:29
傾斜がなだらかになってきた
もうすぐ六林班峠か?
六林班峠が見えてきた!
2019年10月20日 15:32撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/20 15:32
六林班峠が見えてきた!
六林班峠
2019年10月20日 15:32撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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10/20 15:32
六林班峠
ここから笹薮深い不安定な斜面をひたすらトラバース
何度も沢を渡る
2019年10月20日 15:46撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
10/20 15:46
ここから笹薮深い不安定な斜面をひたすらトラバース
何度も沢を渡る
今回のルートは紅葉をめでるのに適した場所ではない気がする
でもところどころきれいに色ずく木々があり心を和ましてくれる
2019年10月20日 15:57撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
10/20 15:57
今回のルートは紅葉をめでるのに適した場所ではない気がする
でもところどころきれいに色ずく木々があり心を和ましてくれる
何度も崩落した沢を神経を使いながらわたる
17時を過ぎると暗くなり日が落ち17時半にヘッテン点灯
笹深いルートは不明瞭なのに加え暗闇で非常に心もとない状況
ここで道を間違えたら命にかかわるので、普段は禁じ手にしているヤマレコマップを活用し無事庚申山荘へ到着
ここから一の鳥居までは真っ暗闇だが例の反射板目印のおかげで何とか無事下山
そして長い長い闇の中の林道を下りようやく林道ゲートに到着した
2019年10月20日 16:10撮影 by  EX-ZR300 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
10/20 16:10
何度も崩落した沢を神経を使いながらわたる
17時を過ぎると暗くなり日が落ち17時半にヘッテン点灯
笹深いルートは不明瞭なのに加え暗闇で非常に心もとない状況
ここで道を間違えたら命にかかわるので、普段は禁じ手にしているヤマレコマップを活用し無事庚申山荘へ到着
ここから一の鳥居までは真っ暗闇だが例の反射板目印のおかげで何とか無事下山
そして長い長い闇の中の林道を下りようやく林道ゲートに到着した

装備

個人装備
長袖シャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ

感想

 先月念願の谷川岳馬蹄形縦走を完歩したが、それとは別に以前からチャレンジしたかったコースの1つが皇海山クラシックルート。でも距離が長いのに加え破線バリエーションルートも含まれる上級向けコースであることから二の足を踏んでいた。しかし谷川馬蹄走破に自信を得て今回のチャレンジに至った。本当はこの前日、職場の仲間と上州武尊山へ登る予定だったが雨のため中止。一方、翌日は晴れとの予報を見て急遽皇海山クラシックルートにアタックする決断をした。

 2時過ぎに家を出発、4時前に銀山平林道ゲート前に到着。そして4時過ぎ位スタート。あたりは真っ暗闇。ヘッテンの明かりだけを頼りに林道を進む。1時間で一の鳥居へ到着。ここから登山路となる。前日の強雨で沢の水は多い。登山路は濡れていて暗闇では判別しにくい。時々現れる反射板の目印を頼りに進む。5時半を過ぎると白闇になりヘッテンなしでも進めるようになった。しかしルートが識別しずらい状況は変わらない。沢筋を登っていくとだんだん険しくなってきて、これが本当に登山路なのか不安になってきた。そしたらヤマレコマップからルートロストの警告アラームが。思った通り道を間違え沢に入ってしまったようだ。以前道を間違えてえらい目に合った記憶がよみがえり不安になったが、とにかく迷ったら元に戻るという鉄則に則り引き返すとくっきりした道跡を発見。ルートに戻ることができほぼ予定通り庚申山荘へ到着。ここで朝食のおにぎりを食べエネルギーを補給した。

 さて、ここからが本格的な登山が始まる。険しい岩場に鎖やハシゴがいくつもかかる。それを使いながら高度を上げ、そして庚申山山頂へ。眺望がなくそこからさらに進むと一気に視界が開ける絶景ポイントに到着。荒々しい皇海山の容姿が現れた。さらには日光連山の峰々も。しばし絶景を堪能。そして鋸山へ。破線バリルートへアタック。駒掛山、薬師岳をへて白山へ。ここまではさほど険しい道ではなかった。しかしここからが今回の一番の難所だった。白山から絶壁を急降下。鎖を頼りに慎重に下り安心したのもつかの間、今度は絶壁をよじ登る羽目に。何とか這い上がった後も鎖場やハシゴが連続して現れ、神経を休める間を与えてくれない。そして何とか無事に鋸山へ到着。360度の大パノラマが広がる。赤城山や昨日登る予定だった上州武尊山も遠くに見えた。

 そして本日のクライマックス、皇海山へ。鋸山から不動沢のコルへの下りは一般コースだが、ここも侮れない急坂を鎖を頼りに下降。コルからは登り返し。勾配はきついものの危険個所はなし。我慢の登りを終えようやく皇海山頂上に到着。眺望はほとんどなし。ここでお昼のおにぎりを食す。4時にスタートして9時間近く経ったが、体力的にはまだまだ余裕を感じた。何しろ涼しい! 暑くもなく、寒くもない絶好のコンディションのおかげ。そして再び鋸山へ戻る。

 さあ、ここから六林班峠までがうわさの笹薮地獄。前半はそれほどでもなかったが、後半は背丈を超える高さの笹にルートをしばしロスト。でもひたすら尾根とピークを意識して藪を漕ぎ進むと再び踏み跡があらわらるといったことを数度繰り返したのち六林班峠へ到着。

 この先も悪名高きルート、庚申山荘までのロングトラバース。六林班峠出発が15時40分。なんとか日が暮れる前に庚申山荘へ到着すべく急ぎ先へ進む。しかし深い笹薮で道は不安定。加えて何度も現れる沢の渡渉は危険個所も沢山あり神経と時間を費やす。そして17時過ぎ、辺りが暗くなりヘッテンを装着、17時半には点灯。残念ながら日没前に庚申山荘へ到着できず、暗闇のなか不明瞭なルートを進むこととなった。ただでさえ不明瞭なのに、更には暗闇のなかライト一つで進まざるを得ず、ルートをちゃんと辿れているか全く自信がなかった。結局普段は禁じ手としているGPSを出し位置を確認。以降、GPSで現在地を確認しながら進む。そして庚申山荘、一の鳥居を無事すぎ19時30分前に林道ゲートへ帰還することができた。

 途中休憩をはさみながらではあるものの、一日で合計14時間以上の山行は過去最長。かつ暗闇の山行も今回初。今回は何とか無事帰ってこれたが、やはり明るいうちでの行動が大原則。それを痛感した。とはいえ、この難ルートの走破はおおいに自信となった。次は谷川岳主脈縦走。今年中にチャレンジできるかな? 

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コメント

こんにちは。
4時に銀山平、昼頃に不動沢のコル付近ですれ違った者です。
勝手ながら、日が沈む前に庚申山荘に辿り着くのは厳しいと思い、少し心配しておりましたが
無事に下山されたようで良かったです。

この日の気候は最高でしたね!
ヘタレな私は六林班峠の笹薮地獄を味わいたくなかったので、ピストン山行しました。
皇海橋ルートが通行止めだった事もあり、この日皇海山にアタックしたのは
庚申山荘に前泊した1組(2人)と私達の4人のみだったようです。
静かな紅葉🍁天国とギザギザな鋸山地獄が味わえ、とても満喫した山行でした。

馬蹄形ルートにも行かれたのですね!
私も10月3連休の最終日に反時計回りでアタックしましたが、
昼前から天候悪化して半周で断念しました(泣

また何処かの山でお会いしましょう!
2019/10/30 23:17
Re: 無題
puchoさん、コメントありがとうございます!
とてもうれしいです!!

銀山平の林道ゲート前でご挨拶を交わしたのが4時ごろで、
再びお会いしたのが不動沢コルから鋸山へむかう途中でしたから、
その時点で私より2時間以上早いペースで登られていたということですよね。
アンビリーバボーです。。。 ((+_+))

最近オーバーペースでへたったり、つまずいて転んで頭を打ったりと、
昔はそんなことはなかったのにどうしてこんなことが起きるようになったのか、
いろいろ考えた結果50歳を過ぎ初老の域に達したのが最大の原因と、
以降あまり急がず焦らず山を歩くようにしています。
結果、どうしても時間がかかってしまう今日この頃です。

その節も私なりにペースアップできるところは頑張ったつもりですが、
結局明るいうちに庚申山荘までたどり着けず、危険な山行となってしまいました。
puchoさんにもご心配をおかけしてしまったようで申し訳ありません。

しかし、、、 本当に贅沢な一日でした。
百名山を4人だけで独占していたなんて、そう考えるとすごいですよね。
天気も良かったし、クラシックルートも最高でした。
白山からの急降下&急上昇は本当に怖かったですけど。。

谷川馬蹄反時計ルートは日帰りの計画だったのですか?
ヤマレコの書き込みを見るとバケモノ級の強者がわんさといるのに唖然とします。
私は蓬峠で一泊してやっとこさコンプリート。歩きごたえ満載でした。

これからはますます日が短くなるのに加え、寒さや雪の心配も出てきます。
お互い安全には十分気を付けつつ、引き続き山登りを楽しみましょう。

改めてこの度はコメント、そして素敵な出会いをありがとうございました。
またどこかでお会いできる日を楽しみにしております。
2019/10/31 12:46
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ハイキング 尾瀬・奥利根 [2日]
皇海山〜三山駆け+六林班峠
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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