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記録ID: 2158420
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雪山ハイキング
赤城・榛名・荒船

赤城山 〜紺碧と純白の世界〜

2019年12月29日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:26
距離
5.5km
登り
560m
下り
532m
歩くペース
速い
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:09
休憩
1:16
合計
4:25
10:14
10:15
4
10:19
10:19
3
10:22
10:42
13
10:55
10:56
57
11:53
11:54
2
11:56
11:57
4
12:01
12:12
6
12:18
12:18
4
12:22
12:23
25
12:48
12:49
13
13:02
13:36
44
14:20
14:25
9
14:34
赤城公園ビジターセンター
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2019年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
東京駅発6:36(上越新幹線)高崎駅着7:34、発7:51(両毛線)前橋駅着7:51、発8:45(関越交通バス、1,500円)あかぎひろば前BS着10:10

赤城山ビジターセンター発15:15(関越交通バス、1,200円)富士見温泉着16:00、発16:05(関越交通バス、610円)前橋駅着16:35
※富士見温泉乗り換えだと310円も多くかかる。
コース状況/
危険箇所等
黒檜山から駒ヶ岳にかけては、よく踏まれており、前爪を必要な傾斜も無く、軽アイゼンとストックで十分。
あかぎ広場前には15分遅れで到着。車中満席、富士見温泉からは座れない方もいた。
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あかぎ広場前には15分遅れで到着。車中満席、富士見温泉からは座れない方もいた。
抜けるような青空。私にとっては今年一番の好天。美しい霧氷に出会えそうだ。
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抜けるような青空。私にとっては今年一番の好天。美しい霧氷に出会えそうだ。
赤城神社の啄木鳥橋がまぶしい。
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赤城神社の啄木鳥橋がまぶしい。
登山口でスパッツ、アイゼンを装着。10時40分出発。
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登山口でスパッツ、アイゼンを装着。10時40分出発。
青空と木々のコントラスト。前方を見つめ、空を見上げ、よく締まった雪を踏みしめる。
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青空と木々のコントラスト。前方を見つめ、空を見上げ、よく締まった雪を踏みしめる。
大沼と赤城神社を挟んで地蔵岳と対面す。
7
大沼と赤城神社を挟んで地蔵岳と対面す。
猫岩付近から駒ヶ岳を望む。
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猫岩付近から駒ヶ岳を望む。
ため息多く、呼吸を整えるためしばらくノーコメント。
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ため息多く、呼吸を整えるためしばらくノーコメント。
東南方向の駒ヶ岳はよく見えている。
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東南方向の駒ヶ岳はよく見えている。
山頂望む。
言葉はいらない。
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言葉はいらない。
山頂直下の回廊を行く。
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山頂直下の回廊を行く。
11:56、赤城山に到着。登山口から1時間20分の登りだったが、鑑賞頻度多く、随分長い時間に思えた。
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11:56、赤城山に到着。登山口から1時間20分の登りだったが、鑑賞頻度多く、随分長い時間に思えた。
見上げれば青空が、
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見上げれば青空が、
碧の誘惑を。
絶景ポイントから信越の山々。
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絶景ポイントから信越の山々。
同じく上越の山々。
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同じく上越の山々。
せっかく解除になったのだ。スキーヤーの邪魔をせず登りに行こうか。
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せっかく解除になったのだ。スキーヤーの邪魔をせず登りに行こうか。
きれいに揚がった。旨そうだ。
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きれいに揚がった。旨そうだ。
競い合う。
小沼の向こうに富士山が見える。
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小沼の向こうに富士山が見える。
振り返り黒檜山方向を見上げる。
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振り返り黒檜山方向を見上げる。
ひとしきり下ってからは平坦な尾根道。
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ひとしきり下ってからは平坦な尾根道。
それにしても気持ち良い。
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それにしても気持ち良い。
13:02、駒ヶ岳に到達。
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13:02、駒ヶ岳に到達。
今日も美味しいコーヒーを。
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今日も美味しいコーヒーを。
駒ヶ岳から望む黒檜山。
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駒ヶ岳から望む黒檜山。
小地蔵岳と長七郎山。
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小地蔵岳と長七郎山。
大沼の碧を識る。
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大沼の碧を識る。
雪庇が育ち始めている。
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雪庇が育ち始めている。
皆、時々トレースを外れ新雪を楽しんでいる。
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皆、時々トレースを外れ新雪を楽しんでいる。
鳥居峠への道にはトレースが付いている。道知らなくても行けたかな。
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鳥居峠への道にはトレースが付いている。道知らなくても行けたかな。
碧の大沼。もっと全体が見たい。
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碧の大沼。もっと全体が見たい。
駒ヶ岳登山口。のんびり下りてきたが、バスの発車まであと1時間ある。ビジターセンターで余韻に浸ろう。
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駒ヶ岳登山口。のんびり下りてきたが、バスの発車まであと1時間ある。ビジターセンターで余韻に浸ろう。
赤城山ビジターセンターに到着した。年末年始で休館!
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赤城山ビジターセンターに到着した。年末年始で休館!
バス停付近から駒ヶ岳を見上げる。濃密な4時間だった。感謝!
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バス停付近から駒ヶ岳を見上げる。濃密な4時間だった。感謝!

感想

 大手町駅から東京駅まで急ぎ歩くのは何年ぶりだろう。網の目のように張り巡らされた地下道を、標識と勘を頼りに進んでゆく。午前6時、人影は疎らだ。再開発で現れた、未知のビル下が危ない。「尾根筋」を外し、有らぬ方向に迷い込んでしまいそうだった。
 そうこうしているうちに、ようやく新幹線の文字が目に入った。何とか間に合いそうだ。直行バス発車の40分前に前橋駅に到着する。そのためには、その列車に乗る必要があった。帰省ラッシュと晴天予報が相まって車内はほぼ満席、登山者とスノーボーダーの数は思ったほど多くない。
 
 「赤城山直行バス」、発車時刻が近づくと多くの人が集まって来た。今のところ着席できない人はいない。道中ゆっくり眠れそうだが、それにしても2か月前、日光の黒檜岳で丸太に強打した左腕が未だ痛い。動かし方によっては激痛が走るのに、忙しさに感けてスポーツ整形外科に向かわなかった。荒療治で治らないものか。
 富士見温泉から乗車率100%を超えたバスは、途中チェーンも巻かれ、重たそうに「あかぎ広場前」に到着した。およそ15分遅れだった。車窓から眺めた山腹の白さから、この時間になっても霧氷は快く迎えてくれるはず、慌てず登山口を目指した。
  
 準備体操のあと、スパッツと軽アイゼンを装着し、ストックのキャップを外し、登山口を後にした。1本調子の登りが続くが、頭上の霧氷と青空のお蔭でペースが上がらず、とても快適だった。まだまだ序の口、そう思いながらもすぐにまたシャッターを切る。スマホのバッテリーが勢いよく消費されてゆく。
 時折、右手南側方向が開ける。駒ヶ岳への稜線を見渡し、その近さに今日の軽ハイキングを改めて知る。そして大沼全体を眺めるべく何度も振り返ったが、それは下山まで叶わなかった。
 
 どこまでも碧い空と、霧氷の織り成す網の目、それはあまりに美しく、上出来な光景。快晴予報を受けてから榛名山を明日に送って、この時間此処にいることは疑いようもなく正しい選択だった。けれども私の拙い表現力では、これ以上この素敵な場面を表すことができない。記録は写真に任せるとし、俄かに黒檜山山頂に立とう。
 快晴の日曜日とはいえ、年末の積雪有る時期にこれだけの人が訪れている。百名山、恐るべし。山頂でも絶景スポットでも、多くの人が眺望と霧氷の繊細さを楽しみ、味わっていた。山座同定はほどほどに、無心でその素晴らしき光と影を眺めた。この1年間頑張ってきた報いは有ったではないか。

 駒ヶ岳への道のりは、およそ1時間、のんびり歩こう。今年は例年の富士見山行を選ばなかったが、期せずしてその富士の姿も望めた。関東平野を見渡しながら南進する。
 予定どおり到着した山頂で、予定どおり時間調整を行う。久しぶりに腰を下ろし、期待どおり美味しいコーヒーを味わった。そして途中出会った、父親と娘二人の親子のことを思っていた。父も私たちが子供の頃、ここへ連れて来てくれた。信州の山をこよなく愛した父にとって、この赤城山と榛名山だけは特別だったらしい。私はその機会を逸し、こうして独りで辿っている。
 
 しばらく尾根道を進み、鳥居峠への道を分けると、長い階段を経て九十九折りの道を下る。木々の合間から大沼の碧さが確かめられる。名残惜しいが、明日もあるのだから。
 雪山歩きの楽しさが凝縮された4時間だった。登山口でアイゼンを外してから、少し雲の多くなった空を見上げた。そういえば、彼は、雲の名を四季折々によく教えてくれた。あのひつじ雲だと明日は雨ですね。明日も良い一日でありますように。

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赤城山(黒檜山〜駒ヶ岳)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
1/5

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