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Yamareco

記録ID: 2176697
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根ピストン)

2020年01月11日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
11:48
距離
17.7km
登り
2,426m
下り
2,426m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:22
休憩
1:26
合計
11:48
4:02
4:03
74
5:17
5:18
52
6:10
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13
6:23
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33
6:56
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4
7:00
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44
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8:07
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8
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4
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33
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2
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9
13:36
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41
14:17
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81
15:38
15:39
6
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
尾白川渓谷駐車場
朝4時到着時は10台程度でしたが、下山時はアスファルト部分がほぼ満車でした。
本日現在は国道からノーマルタイヤで行かれるコンディションでした。
コース状況/
危険箇所等
【尾白川渓谷駐車場⇔刃渡り】
1628地点あたりで残雪、凍結が現れます。往復ともチェーンスパイクを履きました。ここより下は落葉の堆積なのですがこれが意外と曲者で(特に下り)、3回スリップで転びました。

【刃渡り⇔五合目】
薄い残雪が凍結しています。
往復ともチェーンスパイクが有効でした。

【五合目⇔七丈小屋】
ハシゴ、階段はすべて出ていて夏と同様に歩けます。登山道は積雪および凍結あり、小屋前で雪の量が増えます。私はハシゴなどの取り回し優先してチェーンスパイクで歩きましたが、すれ違う方々はアイゼンを装着されている方が多かったです。

【七丈小屋⇔甲斐駒ヶ岳】
完全な雪山です。ピッケル、アイゼンの装備および伴う技術が必要です。
今日はある程度の圧雪、トレースも明確にあったので比較的楽に歩けましたが、新雪が積もったりトレースがなかった場合、難易度は一変します。
最新の情報を入手&時間に余裕をもって歩かれることをお勧めします。
予約できる山小屋
七丈小屋
今年もここからスタートです。
2020年01月11日 03:59撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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今年もここからスタートです。
刃渡りで東の空が赤く焼けてきました。
2020年01月11日 06:12撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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刃渡りで東の空が赤く焼けてきました。
刀利天狗
2020年01月11日 06:28撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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刀利天狗
五合目までの積雪はこのくらい。チェーンスパイクの刃がよく効きます。
2020年01月11日 06:51撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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五合目までの積雪はこのくらい。チェーンスパイクの刃がよく効きます。
五合目手前で林を抜けると、正面に甲斐駒。
2020年01月11日 06:54撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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五合目手前で林を抜けると、正面に甲斐駒。
いつもの祠にお参りしてから進みます。
2020年01月11日 06:56撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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いつもの祠にお参りしてから進みます。
崩落地点の改修、本当にありがとうございます!!
2020年01月11日 06:58撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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崩落地点の改修、本当にありがとうございます!!
林の向こうから朝陽が昇ってきました。
2020年01月11日 07:01撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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林の向こうから朝陽が昇ってきました。
垂直ハシゴ
2020年01月11日 07:25撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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垂直ハシゴ
垂直ハシゴを上から見下ろして。雪は付いていますが手でしっかりホールドできるので、さほど心配いりません。
2020年01月11日 07:26撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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垂直ハシゴを上から見下ろして。雪は付いていますが手でしっかりホールドできるので、さほど心配いりません。
雪はこのくらい(小屋前になると積雪増えます)。
2020年01月11日 07:30撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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雪はこのくらい(小屋前になると積雪増えます)。
七丈小屋に到着
2020年01月11日 07:40撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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七丈小屋に到着
小屋からのお知らせ
2020年01月11日 07:41撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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小屋からのお知らせ
いつも烏帽子岩の二本剣ばかり気になってこちらは見落としていました。積雪の分目線が高くなって気付くことができました。
2020年01月11日 08:36撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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いつも烏帽子岩の二本剣ばかり気になってこちらは見落としていました。積雪の分目線が高くなって気付くことができました。
朝陽を受けて雪面が輝いています。
2020年01月11日 08:39撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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朝陽を受けて雪面が輝いています。
薄く固まった雪の表面を崩したトレースがあり、それを追います(逸れると踏み抜きます)。
2020年01月11日 08:47撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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薄く固まった雪の表面を崩したトレースがあり、それを追います(逸れると踏み抜きます)。
八合目御来迎場
2020年01月11日 08:59撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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八合目御来迎場
烏帽子岩の二本剣も見えてきました。
2020年01月11日 09:01撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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烏帽子岩の二本剣も見えてきました。
夏場はクサリ&岩の窪みにお世話になる箇所も雪に埋まっています。
2020年01月11日 09:11撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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夏場はクサリ&岩の窪みにお世話になる箇所も雪に埋まっています。
ここは夏でも歩幅がビミョーなところ。慎重に岩を渡ります。
2020年01月11日 09:16撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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ここは夏でも歩幅がビミョーなところ。慎重に岩を渡ります。
夏は歩かない(歩けない)岩の上を進みます。新鮮!
2020年01月11日 09:22撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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夏は歩かない(歩けない)岩の上を進みます。新鮮!
このルンゼではピッケルをしっかり打ち込みました。
2020年01月11日 09:29撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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このルンゼではピッケルをしっかり打ち込みました。
霧氷(雨氷?)がキラキラ光ってきれい。
2020年01月11日 09:37撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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霧氷(雨氷?)がキラキラ光ってきれい。
そして今年もこの風景に会えました。
2020年01月11日 09:45撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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そして今年もこの風景に会えました。
ガラスの造形物みたい。
2020年01月11日 09:54撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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ガラスの造形物みたい。
頂上が見えました。あと一息!
2020年01月11日 10:03撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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頂上が見えました。あと一息!
昨年この時期に登ったときは息子のセンター試験直前でした。おかげさまで志望校に合格した彼は楽しい大学生活を送っています。ありがとうございました。
2020年01月11日 10:22撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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昨年この時期に登ったときは息子のセンター試験直前でした。おかげさまで志望校に合格した彼は楽しい大学生活を送っています。ありがとうございました。
誰もいない頂上へ・・・
2020年01月11日 10:23撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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誰もいない頂上へ・・・
まずは祠にお参り。
2020年01月11日 10:27撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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まずは祠にお参り。
6回目かな?登頂です。
2020年01月11日 10:29撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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6回目かな?登頂です。
ぐるりと見渡しましょう。鳳凰三山と富士山、地蔵ヶ岳のオベリスクもくっきり。
2020年01月11日 10:29撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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ぐるりと見渡しましょう。鳳凰三山と富士山、地蔵ヶ岳のオベリスクもくっきり。
北岳から連なる南アルプスの峰々。
2020年01月11日 10:29撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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北岳から連なる南アルプスの峰々。
塩見、悪沢、赤石・・・もう思い出ありすぎ。昨年8月の大縦走が蘇ります。
2020年01月11日 10:29撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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塩見、悪沢、赤石・・・もう思い出ありすぎ。昨年8月の大縦走が蘇ります。
昨年奥さんと一緒に初めて登った仙丈ヶ岳。素晴らしい山でした。
2020年01月11日 10:30撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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昨年奥さんと一緒に初めて登った仙丈ヶ岳。素晴らしい山でした。
中央アルプス。今年奥さんが登りたい第1候補は「空木岳」とのこと。私が「いい山だ!」と繰り返すので感化されたらしい(^^)。
2020年01月11日 10:30撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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中央アルプス。今年奥さんが登りたい第1候補は「空木岳」とのこと。私が「いい山だ!」と繰り返すので感化されたらしい(^^)。
御嶽山
2020年01月11日 10:30撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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御嶽山
乗鞍岳
2020年01月11日 10:30撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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乗鞍岳
北アルプスの白い稜線が連なります。
2020年01月11日 10:31撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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北アルプスの白い稜線が連なります。
穂高連峰と、昨年奥さんもその穂先に立つことができた槍ヶ岳
2020年01月11日 10:31撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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穂高連峰と、昨年奥さんもその穂先に立つことができた槍ヶ岳
今まで「後立山あたり」とざっくりでしたが、鹿島槍の双耳峰はわかるようになりました。今年ソロでの山行はこのあたりが第一候補。
2020年01月11日 10:31撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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今まで「後立山あたり」とざっくりでしたが、鹿島槍の双耳峰はわかるようになりました。今年ソロでの山行はこのあたりが第一候補。
マイホームエリア、八ヶ岳
2020年01月11日 10:32撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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マイホームエリア、八ヶ岳
秩父連邦の山々
2020年01月11日 10:32撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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秩父連邦の山々
下りでは固まった雪の表面が落石(雪)状に滑って落ちていきます。登りがいらっしゃる場合、声がけ、譲り合いが必要です。
2020年01月11日 10:51撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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下りでは固まった雪の表面が落石(雪)状に滑って落ちていきます。登りがいらっしゃる場合、声がけ、譲り合いが必要です。
ここから先はクライムダウン。ピッケル、アイゼンワークの実践です。
2020年01月11日 11:05撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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ここから先はクライムダウン。ピッケル、アイゼンワークの実践です。
黒戸山を越えて帰りましょう。
2020年01月11日 11:48撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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黒戸山を越えて帰りましょう。
【下山時撮影】
刃渡りはこのくらいの着雪です。
2020年01月11日 13:29撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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【下山時撮影】
刃渡りはこのくらいの着雪です。
駐車場へ戻ってきました。お疲れさまでした。
2020年01月11日 15:42撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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駐車場へ戻ってきました。お疲れさまでした。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 バラクラバ 毛帽子 ザック ザックカバー アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 水筒(保温性) コンパス ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 携帯 時計 サングラス ツェルト カメラ ヘルメット

感想

自分の中で存在感が大きく、思い入れも強い山「甲斐駒ヶ岳」。昨年に続き新年の登り始めはこの山にしました。

午前4時に竹宇駒ヶ岳神社を出発、落葉の積もった登山道を登っていきます。昨年よりやや早いタイミングで積雪・凍結が現れ、ここからはチェーンスパイク装着。
刃渡りで東の空がきれいな赤紫に染まり、頂上での好天を期待します。黒戸山を越えて五合目へ、林を抜けると目指す甲斐駒の姿に会えました。
台風での崩落部分が補修されたハシゴを進み、やがて七丈小屋へ。コーヒーを淹れて、アイゼン、ピッケル、ヘルメットと装備を整えます。小屋から上は一気に雪が増えます。何度も息を整えながら急斜面のトレースを辿ります。烏帽子岩下のルンゼではピッケル・アイゼンワークを実践しました。
小屋から山頂まで出会った方は2人のみ(男性ソロさんと女性ソロさん)、登頂時は貸し切りでした。たった一人の頂上で彼方の山々を眺めます。昨年登った思い出深い山、今年登りたい山・・・

青空の下、360°の眺望を満喫。
2020年のいいスタートになりました。

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訪問者数:824人

コメント

最高ーです!
新年山行、お疲れさまでした。

昨年のレコに感化され、私も行かせて頂きましたが、私の中でも存在感大の山です。
黒戸尾根からのぼる甲斐駒ヶ岳は格別ですね。
台風の影響が心配されましたが、無事補修され、作業に携われた方々に感謝ですね。
2020/1/17 12:35
Re: 最高ーです!
xyzJINさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
そうですよね、私もxyzJINさんも冬の甲斐駒挑戦からもう1年ですね。
黒戸尾根を初めて登った時は烏帽子岩から望む光景に涙が出てきました。それまで登っていた山とは違う大きさ、厳しさ、圧倒的な存在感は今でも変わりません。
五合目跡のハシゴ下は思った以上の崩落(台風の威力を感じました)でしたが、登山者のことを考えた親切・丁寧な修繕がされていました。本当にありがたいですね。
2020/1/17 14:07
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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積雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [2日]
甲斐駒ヶ岳〜黒戸尾根
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

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