【厳冬期】日光白根山
- GPS
- 07:49
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,239m
- 下り
- 1,224m
コースタイム
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 7:50
天候 | 雪⇒暴風⇒晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に悪い所は無し |
その他周辺情報 | 白根温泉 大露天風呂薬師之湯が好きです |
写真
感想
2020.02.01 日光白根山
本来は、城ヶ崎、城山の伊豆で温泉付きのクライミングツアーであったが、前の週の木曜日に、同行者から週末仕事で行けなくなったと連絡が入り転進する事に。このタイミングで行けそうなところはどこかね〜だか。と地図と睨めっこ。
日曜日に上州武尊に入る友人がいた為、日光白根山と上州武尊の2本に決定💡
日光白根山は、もういつ最後に登ったのか覚えてないくらい昔になるが、昔は好きでよく通っていた。
武尊についても、御嶽山の噴火の翌日に登り前武尊から噴煙を見たものだ。
沼田を降りると雪がパラパラと降っている。こんなところで降ってたら駐車場まで思いやられるなって思いながらも、前に数台列になってる。流石に菅沼までは行かないだろうと少しずつ減っていく先行車にドキドキしながらクルマを走らす。片品を過ぎても2台先行した。道を譲らせない様に距離を測り降雪を避けつつ進んでいく。あと少し。と言うところで一台が右折し、丸沼高原スキー場へ。
と思ったら、道が閉鎖をされていて丸沼から先には入れなくなってる。金精峠が通行止めになっているのは行っていたが、まさかここからとは。
仕方がないので、丸沼高原スキー場から入る事にした。菅沼駐車場は、標高1700。丸沼高原スキー場は1400と300低いのが、スキー場を歩くのでハンディだと。自分自身に訳の分からない理由をつけて納得させる笑笑
スキー場では、降雪機や圧雪車が一晩中稼働してました。
朝起きると、薄曇りではあるが星もぼちみえ、天気は悪くなさそう。
支度をしてスキー場の端を歩き始める。
スノーモービールが、横をものすごいスピードでこれ見よがしに抜いていく(笑)とても羨ましい💦
スキー場の開始前になんとか山頂駅に到着。
ここからが本番である。入山口には、うっすらと先週のものらしきトレースがある。今週は、わかんを持ってきた。わかんを装着し、神社にお詣りし入山。
誰もいない静かで、ゆったりとした林道を歩く。
トレースも半分くらい埋まっているが、雪は軽く、さほど気にならない。
血の池地獄の分岐を過ぎると急登になってくる。少し登ると七色平の分岐だ。
避難小屋がすぐ近くにあるので、小屋の見学がてら七色平へ向かう。
秋ならここが七色にそまるのであろうか。 今は白一色である。
畔の小屋で休憩を取る。
小屋の入り口にはドアは無く解放されていた。
積雪は1m程度だろうか。休憩を取り、再度登山道に向かう。
トレースはまだなく後続は居ない。白根山へ向かいラッセルを始める。
大分深く気なって来て、膝下位。多い所では膝上迄来るようになって来た。
残りは250m 届くか心配である。ふと、気配をして後を振り向くと登山者がすぐ後ろについていた。 やった!援軍だ。 しかもスノーシューを履いている!
このタイミングでスノーシューの援軍が来るのはとても心強い。 でもこの人、ジャージみたいな恰好に頭にはタオルを巻き、手には何も持たずでめちゃくちゃ軽装。 大丈夫か?
お願いします!と先を譲る。やっと先頭ラッセルから解放された!!。
めちゃくちゃ快適である。会話をしながら、急登の際にはワカン隊の私が、
トラバース道のような平坦な道の時にはラッセル隊がと2人でいつの間にか役割分担をしながら進む。 こちらの方、どうも毎週末日光白根山にトレースを付けに入っているとの事。まさに、日光白根のチャンプ(丹沢のチャンプを模倣して、、、)と言ったところ。
ルート取りも鮮明だし、次のテープがどこにあるかも知っている。 とても心強い。
森林限界手前の樹林帯ではこちらがバテ始めたのを見て急登でも先頭に立ってくれた。
森林限界では、暴風雪になり半分ホワイトアウト気味。微かに登山道らしき道を捕らえる事が出来るが、それも埋まっている。
チャンプの後を追いかけ登っていく。 チャンプはスノーシュー。私はワカン
とはいえこちらは2ndである。先頭のチャンプに遅れを取る事は許されない。 いつでも交代が出来るように必死に食らいついていくが、バテもあり進まない。また、北西の風が強く顔を雪が打ち付ける。メガネが凍り付き、まつ毛に雪が付き始める。ヤバイこれはまずい奴だ! とはいえこの状況ではどうしようもできない💦
一所懸命、チャンプの後を追いかけ、手持ちのもので防御をしながら登る。
ふと、チャンプがスノーシューを脱ぎだし、スノーシューを放置して登り始める。
最後の岩場は、スノーシューだと登りづらいので、ツボ足で登るようだ。
11時。何とか登頂!。二人で握手をする。 自分にしてみたらかなり限界に近い山行であったが、さすがはチャンプ余裕の表情で、時計を確認する。2人で記念写真を撮らせてもらい、さっさと下山をする。
自分も彼のトレースを失わないように。ホワイトアウトしないように、後を追う。
樹林帯に戻りホッと一息休憩をする。 その後は、七色平まで戻る。
2名の登山者とすれ違う。1名はワカン。もう1名はツボ足だ。
ツボ足は、踏み抜きが凄く苦労をしながら登っていた。
七色平の出合で、下山をする人影を発見。 聞くと、車にワカンを置いて来て、ここから先はツボ足だと無理なので諦めて帰るとの事。 岐阜から来られたカップルである。
しばし歓談をして、再度七色平へ向かい、血の池地獄を目指す。七色平から先は、目印も少なく、一面が雪で埋まり、方向感覚を鈍らせる。GPSとコンパスを用いて、目的の方向へそれらしき道を歩く。と看板が出て来る。 それを見て安堵する…
膝上ラッセルとなり来た事を後悔するが、後戻りも大変なので先に進み、ようやく血の池地獄に到着する。 地獄とは裏腹でとても素晴らしい所であった。
池からまた少しラッセルをすると元来た道に戻る。これでこれ以上ラッセルしないで済むと。下山が出来ると。安堵する。山頂駅まではものすごく長く感じたが、無事に到着をした。
沢山のスキーヤーやスノーボーダーが居た。。。
とても充実した山行であった…
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