雪に誘われ鷹ノ巣山、快晴無風
- GPS
- 08:30
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,573m
- 下り
- 1,836m
コースタイム
9:10 稲村岩ふもと
10:57 ヒルメシクイノタワ
11:38 鷹ノ巣山頂
12:24 発
13:25 将門馬場
13:54 六つ石山分岐
14:37 三つ木戸山そば
15:38 車道に出る
15:53 三田神社そば
16:12 奥多摩駅着
天候 | 雲ひとつ無い快晴、なぜか頂上はぽかぽか |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:JR奥多摩駅からホリデー快速 |
コース状況/ 危険箇所等 |
東日原バス停からの車道から沢に下りるところの階段がカチカチに凍っていて結構危険。稲村岩尾根はふもとから雪が残っている。ヒルメシクイノタワから頂上までは残雪結構深い。石尾根は全般にトレースばっちりだが、日影、北斜面ではトレースはずすとずっぽり入ります。 |
写真
感想
<テーマ>
年末に丹沢に行ったときは雪はうっすらで余り雪は楽しめなかった。せっかく月半ばにまとまって雪が降ったのに先週は用事で出かけられず。今週は高尾陣場にでも出かけようかと思っていたが、奥多摩縦走の熱いプランを聞いて刺激を受けて鷹ノ巣山へ。去年の夏に苦戦した稲村岩尾根から奥多摩駅コースにチェーンスパイクと前の日買った6本爪アイゼン持ってチャレンジです。
<道のり>
7:17に奥多摩駅に電車で着いて7:25の東日原行きのバスに乗る。優先席以外がほぼ満席。しかし半分以上は川乗橋で降りられて終点までは10人くらいだった。車道を少し歩いて川のほうに下る階段を下りる。(例によって見過ごして少し行き過ぎる)ところがここの階段に残った雪が完全に凍っていて3段降りたところで滑ってしりもち。登山開始3歩でころぶ人も珍しいだろう。前途多難を予感させる出だしだ。それでなくても去年の夏に今回と同じコースをたどったときは本格上りだしの前に2回も道を間違えがけ登りまでしてしまい、疲労困憊で奥多摩駅にたどり着いたコースである。
いったん川べりまでくだり橋を渡って少し行くと雪道が始まり先行していた若い人がアイゼンをつけているところ。私のリュックには去年散々使ったチェーンスパイクと前日買いこんだ6本爪アイゼンが入っている。どちらにしようか迷ったが、つい手は使い慣れたスパイクに。履いている靴は去年の靴より一回り大きいのでだいぶゴムを引っ張らないといけないがやはりアイゼンよりつけやすい。
去年の2月には鷹ノ巣山に峰谷側(奥多摩湖側)から登ったが、この日は去年より寒そうな予報でかつ雪も深いのではないかと予想していたのでアイゼンを新調し服も寒いときの対策を考えて持って行った。さすがに二度目なので道に迷うことも無く稲村岩のコルまでの急斜面のジグザグを登っていった。去年の夏は道を間違えてあせったこともあり、また奥多摩一の急登に始めて登ったこともあって頂上に着いたときには既に足がボロボロになっており、後のくだりがずいぶんつらかった。この日はその反省もあり、余力を残す、という心がけでペース配分したつもりだった。
しかしどうもさえない。調子が上がってこない、と思いながらじりじり登っていった。ちょっと最近飲みすぎているのかもしれない。心のどこかに晴れないところがあるのかもしれない。それとも単に坂が急なだけなのか。
下ってくる人には頂上まで2人出会った。一人は昨夜鷹ノ巣避難小屋のそばでテントを張ったという。昨夜は4張テントがあり、避難小屋の中はいっぱいだったそうだ。やはり人気の山ですね。急坂に時々立ち止まりながら、少しうっとうしい気分で登っていってようやく8合目ぐらいか、ヒルメシクイノタワに着いた。少し平坦なところでほっとして深呼吸をした。するとなぜか体の中に風が吹いたような気がしてシャキッとなり、これ以降気分よく歩けるようになった。
<鷹ノ巣山頂>
ヒルメシクイノタワから山頂までもうひと登りある。ここは結構雪が深い。大勢に踏まれているので、歩くのにさほど苦は無いが50cmぐらいは積もっているだろう。最後は「まだか、まだか」という気分で足を運んだが逆光の中に見覚えのある標識が見えてようやく頂上に着いた(11:38)。3時間ぐらいで登れないかな、と思っていたがなかなか甘くなく3時間半以上かかっている。
頂上に着いたときは3人ぐらいひとがいた。今まで(頂上4回目)で一番少ない。雲がほとんど無い快晴、しかも不思議なことに無風だ。気温もふもとよりむしろ暖かい、ぽかぽか陽気といってもいい温度。10℃近くに上がっていたようである。ふもとではマイナス5℃で強風ぐらいの予想をしていたのにびっくりだ。のぼりで一緒になった若い人が風の影響を受けないバーナーを新調したということで見せてもらったが、風のテストはお預けになったようだ。
富士山に装飾用のような雲が少しかかっているだけ、後は全天雲が無く、南アルプスもばっちり。ただ、逆光が明るすぎてモニターだけのデジカメでは絵が見えない。やはりカメラはファインダー必須だ。食事をして元気も回復、贅沢な時間を楽しむ。人も後から続々増えてくる。年配の女性だけのパーティが雲取側から大きなリュックと12本アイゼンで登ってこられたり、稲村岩側からトレランの青年が駆け上がって来たり、にぎやかさが増していく。トレランの青年に聞いたらバス停から1時間半だったという。恐れ入谷のなんとかだ。
<石尾根漫遊>
昼寝でもしたい気分だが、奥多摩駅まで歩くつもりだったので余りゆっくりもしていられない。それにここからの広い尾根歩きがすばらしい。ゆるやかなスキー場のような東向きの尾根を踏みしめて降りていく。ずっと雪があるが時々土のところもあるので結局チェーンスパイクのままだ。6本刃アイゼンは今回デビュー見送りとなった。
奥多摩駅に向かう道で前になったり後ろになったりしたやはりソロの人と話したところ、前の晩は雲取山荘に泊まったという。とても寒く部屋の中なのになんとマイナス4℃まで下がったらしい。それでも100人ほど泊まったようだ。私はテント泊もしたいなと思っていたが、相当装備を考えないと死にそうである。知り合いのパーティがやはり雲取山荘泊することになっていたが、大丈夫かちょっと心配になった。
奥多摩駅まではやはり長いが、雪があって踏み固まっているので帰って歩きやすいようにも思う。去年の夏ほどのぼりで足を消耗しなかったことも有って、また靴が固い底になっていることもあるのか、そんなに苦しまずに駅にたどり着いた。4時過ぎに着いたので結果的にはほぼ事前の計画通りだった。靴のおかげかこれまで長く歩くと痛くなっていた足の裏も特に問題が無かった。やはり足を使い切らずにコントロールすることが大切なようだ。
PM4:23のホリデー特快で三鷹まで1本で帰る。
望外の天候に恵まれ、雪山を堪能できた。鷹ノ巣山はいい山だ。感謝感謝。
OKchanさん、前日鷹ノ巣山に行きましたが、避難小屋は満員でしたか。
女性の二人連れと六つ石からの下りで会ったのですが、鷹ノ巣の避難小屋に泊まると言っていました。
とても楽しそうでしたが混んでいたのですね。
テントも4張でしたか。
やはり人気ありますね。
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