寝坊が吉。高尾山で春みっけ。[高尾山口駅-稲荷山-高尾山-小仏城山-北東尾根(破線ルート)-日影沢-高尾駅]
- GPS
- 04:00
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 646m
- 下り
- 660m
コースタイム
↓ 0h30 [稲荷山コース]
11:10 稲荷山 ▲
11:15
↓ 1h00
12:15 小仏城山 ▲
12:55
↓ 1h00 [北東尾根・破線ルート]
13:55 日影沢
↓ 0h50
14:45 高尾駅
天候 | うす曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●小仏城山〜日陰沢の北東尾根の破線ルートについて 山と高原地図では破線ルートになってますが、おそらく観光客や初心者が入り込まないようにそう記載しているだけで、踏み跡はしっかりついており他の奥多摩山域の一般ルートとなんら変わりはありません。 ただ道標もありませんし「初めて山に登ります」という人が入り込むルートではない事は確かです。 破線ルートの最後にある日影沢の渡渉部分ですが、「ニリンソウの植生保護のためロープ内立ち入り禁止」という注意看板が新たに建てられており、ニリンソウの時期には日影沢にロープが張られるようです。今回はロープは張られておらずニリンソウ以外の時期の立ち入りについては可否不明ですが、少なくともニリンソウが芽吹き出す時期からは立ち入らない方がよいかと思います。 |
写真
感想
=寝坊して大菩薩⇒高尾散歩=
先週の雪の上高地テン泊から一転、春の気配が色濃い高尾山を歩いてきました。
といっても予定では1月にも行った大菩薩に行こうと思っていたのですが、先週の上高地から下山後、激務の連続で毎日3時間くらいしか睡眠がとれておらず、久々の休みとあって寝酒にワインを1本食らって爆睡Zzzしてしまい、気づいたら朝8時。
「8時ね。8時。んん?8時??うぐぁ8時ーーーっ!もうだめじゃん。大菩薩。。。」
という事で大菩薩は終了〜。疲れもたまってるしこのまま二度寝してやろうかとも思ったのですが、それでは精神衛生上よろしくないとの事で「困った時の高尾山」の登場です。
我が家から高尾山までは電車で1本。往復700円もかからず行けてしまう高尾山は、気分転換の散歩登山にはうってつけ。という事で高尾山に出発です。
=アイゼン持ったまま高尾に突入=
「う〜ん、なんだか重いんだけど。ザック…。あー、そっか大菩薩用の装備のままだった。アイゼンにダウンジャケットにダウンパンツにハードシェル。でツェルトに。。。どれもこれも高尾にいらねー」
この日の高尾山は半袖TシャツでもOKな勢いの暖かさ。どっかでビバークでもできるんじゃないかという装備でなぜに高尾に登らにゃいかんのだという感じでしたが、こうなったら訓練という事で、「誰にも抜かせないよ〜」という勢いでゴイゴイと登りあっという間に小仏城山に到着。しかし時間的に陣馬山まで行くのは厳しそうだったので、今日はここまでに。
=なにがなんでもでも火で調理した飯を食ってやるっ!=
という事でここで昼ごはんといたします。雪山では料理を作っているうちに身体が冷えちゃうのでいつも行動食で済ましちゃう事が多いんですが、今日は久々のバーナー調理。「なにがなんでもでも火で調理した飯を食ってやるっ!」という勢いで持ってきたその理由は?
前回の上高地の雪山テン泊で恐ろしい事にガス缶を忘れて身も心も腹も冷え切った寒〜い一夜を過ごすはめになったからです。
という事でガスバーナー点火!
「燃えろ〜、燃えろ〜、ぜ〜んぶ燃えちまえ〜」と放火しそうなくらいの勢いで雪山使用のハイカロリーなウルトラガス缶をマックスで燃やし(←大菩薩に行く予定だったので寒冷地用のを持っていったのです…)、'焼きうどん汁'なる謎なうどんを作り上げ、がっついて食らい満腹満腹。
「やっぱ火はいいね〜、人類が人類たる所以は火を使いこなせたからだね〜」などと訳のわからんことを一人つぶやき、気狂いじみた昼ごはんタイムは終了となりました。
=北東尾根の破線ルートを下山=
腹も満たされたので城山から下山です。城山からは5方向に登山道が伸びているのですが、京王線に乗りたかったので北東尾根の破線ルートで裏高尾に下山する事に。
北東尾根は山と高原地図では破線ルート扱いになってますが、道標がないのとコース整備がされていないだけで奥多摩の一般ルートとなんらかわりない道です。整備がされすぎてるくらいされてる高尾山域においてはとても貴重なルートで、なにより人がいないのでとても静かな山歩きができるルートです。
自然林の高尾山とは違い、人工林の北東尾根。雰囲気がガラっと変わるので新鮮に感じます。620mのピークを登り返した後はひたすら下るだけ。誰もいない静かな山道を気ままに歩くこと1時間。日影沢に到着です。
標高670mしかない城山を源とする日影沢。冬も枯れずに流れる様子は、山の貯水能力を感じさせられます。
風が強かったので土埃だらけになった顔を沢で洗い、日影沢を渡渉して振り返ると、「ニリンソウの保護のためロープ内の立ち入り禁止」の看板が。以前来た時にはなかった看板です。
「うわ、ここ渡渉しちゃいけないの?すいません。すいません。でも北東尾根から下りてくる場合はここを渡渉しないと帰れないんだけど、その場合はどうしたら…」という感じです。
帰宅後、調べてみると、日影沢はニリンソウの群生地で花の時期は多くの人が立ち入るため群生が減少している様子。そのため花の咲く時期に日影沢にロープが張られて渡渉できないようにするらしいのです。
今回はロープが張られてなかったので、渡渉禁止がニリンソウの花の時期のみなのかは不明ですが、いずれにせよニリンソウの時期は立ち入りは不可と思っていた方がよさそうです。
と最後にそんなオチがついてしまいましたが、無事下山。日影沢林道を下り日影バス停に到着するとバスの時間までかなりあったので歩いて高尾駅まで行く事に。まぁ駅まで1時間なのでたいした距離ではありません。
=春欄間の梅街道=
で、結果として歩いて大正解。高尾駅まで続く道沿いの集落にはそこらじゅうに梅の木があり梅の花が咲き乱れていました。赤や白、桃色に黄色と色とりどり。民家の庭先だけではなくちょっとした梅園もあり、梅の香りが漂う梅街道といった趣。
普段は花を目当てに山を歩くなんて事はしないのですが、「春爛漫のなかをこうして歩くのも悪くないなぁ」という感じでした。
島歩きをしていても感じる事ですが、こうしてその土地の風土や風習を垣間見ながら歩くのは、やはり楽しいなぁなんて思いました。
=まとめ=
寝坊が吉と出て、雪山をはなれ久々にまったり歩けた今回の山行。
高尾山はもうレコにアップしていないのも含めて何度訪れたか分からないほど来ていますが、「高尾山好きなの?」と聞かれると『う〜ん、好きっていうかなんというか…』という答えになってしまいます。
でもここまで飽きずに何度も来ているという事は、「高尾山はいつのまにかホームになってきているのか?」と思った今回の山行でした。
梅の見頃はおそらく来週いっぱいくらい。梅の咲き乱れる裏高尾には、今回の北東尾根のルート以外にも日影沢林道で下山できるので、雪山に少し飽きた方、春を感じる里山歩きもいいですよ!
zawadaさん、こんばんは〜(^_^)/~
日頃のお疲れもあったようで、ちょっとお寝坊した結果
大菩薩の予定が、高尾山になった事が
また静かでノンビリしたヤマ歩きで、春を感じる景色やお花がたくさん見れて
とてもリフレッシュできた里山歩きになったようで良かったですネ〜
そして、上高地で大事な忘れ物をしてしまった事から
今回の山ごはんは、『燃えろ燃えろの謎のうどん』で
お腹いっぱいになったようでヨカッタヨカッタ (笑)
これからの季節・・・またいろんなヤマを楽しんで行けたら良いですネ
zawadaさん こんばんは。
ホームの高尾山 フル装備でお疲れさまでした
zawadaさんがそんなに高尾に登られていたとは驚きました!
北アルプスがホームだと思っていました
旭稲荷のお稲荷さん
今年登った時、belugaも気が付いていましたが・・・
いつからなんですかね?
ラーメンより腹もちする '焼きうどん汁' ですか
今度パクらせてもらって試食させていただきます
寝坊してもこの時間からこれだけ歩ければ充実感でいっぱいですね
アクセスも快適でナイスな環境ですね
梅の花もとっても綺麗でいい感じでしたね
先ほど、kchanさんの新作レコ、見させて頂きました。
お二人のレコ見てると、「高尾山をちんたら歩いてる場合じゃねーぞ! 」という気分になります
>『燃えろ燃えろの謎うどん』
それ、レシピ名として採用させて頂きますっ!
もうですね、前回の雪山での冷た〜い水で戻したα米と冷た〜い野菜炒めのコラボが、もうトラウマの域になってまして、当分山の上で冷たいものは食べたくない気分です
>これからの季節・・・またいろんなヤマを楽しんで行けたら良いですネ
ほんとですね。これからは行く山域によっても体験できれば、も体験できるという、贅沢な季節になりましたね!
beelineさん、お忙しいのにコメントありがとうございます!
お稲荷さん、ほんといつからあの状態なんですかね。
お稲荷さんはなんかマジで祟られそうで怖いです。。。
高尾山はですね、やっぱ近いのでよく登ってます。
に飛び乗って爆睡していれば終点が登山口ですから。やっぱ安近短も重要です!
>北アルプスがホームだと思っていました
北アルプスは故郷の山ですし、やはり一番好きな山域ですが、ホームと呼べるほど通ってないので。
北アルプスの主要ルートをぜ〜んぶ歩いてからホーム昇格といった感じでしょうか。
土日の高尾山はストレス溜めに登りに行く状態になってしまうので間違っても行かないですけど、基本平日休みなんで本来の高尾山の良さを満喫できるのもあるかもしれません。
何度も登ってると、「あ、この前より心肺機能ちょっとスペックアップしたかなぁ?」とか、「膝の調子はどうかいな」とか比較しやすいので、バロメーターという感じですね。
梅の花はプラン外だったので、ラッキーという感じでした。今年は寒い冬でしたが来週にはも早々と開花するみたいですし、一気に春がきそうですね
私は高尾山メインで、北アルプスは夏、登りやすい所へチョコチョコと行きます
まだまだ初心者ですが今年は槍、奥穂等に行ってみたいと思っています
高尾山も本当に春らしくなり、高い山とは違った楽しみ方があり大好きです
人ごみは敬遠しながら、小仏城山東尾根コースも好きで何回も行きました
いい季節になりましたね!!
divyasu21さん、はじめまして!コメントありがとうございます
divyasu21さんのレコ拝見させて頂きましたが、高尾山にほんとに何度も登っていらっしゃるんですね。スゴイです 高尾山の隅々まで知っていらっしゃる感じですね!
先日は野川沿いを散歩にいらっしゃったんですね。実は僕は野川の近くに住んでまして、野川公園までよくで散歩してます。ワサビ田に雑木林と武蔵野の面影が残っているので大好きな川です。
これからの季節は川沿いの並木がきれいだと思うのでまたいらして下さい。
こんにちは、zawadaさん。
前回の悲劇の鬱憤を晴らすが如くガスを使いまくっての
『燃えろ燃えろの謎うどん』美味しそうですね〜
それにしても近場の山行でも、しっかりしたメニューで感心します。
ところで高尾山。中々私にとっては難しい山です。
ミーハーな癖に人ごみが苦手で、晴れている山じゃないと行く気がしない。
しかも休めるのは日曜日のみ。
要するに絶好の快晴の日曜日に空いている高尾山に行きたい???
そんなの無理に決まってます。かと言って年に何回かある平日を絡めた
連休は泊まり山行に使いたい。難しいですね〜。
何とか登れるよう今色々と作戦を考えているところです
意外にもmuscatさんは高尾山未踏だったんですね
レコをあげといて言うのもなんですが、貴重な休みをつかって成田からわざわざ来る価値があるかというと、「。。。」という感じです。
日曜日なんてとんでもないですよ。GWとかの連休は、京王線の高尾山口駅のホームが人であふれかえっているらしいですから。
なので、muscatさんにはいまいちオススメしにくいです。。。
しか〜しmuscatさんが高尾山に来るべき唯一の理由があるとしたら、それは???
『高尾山ビアマウント 』しかないでしょう!
Mt.beerは登る価値あります。いや絶対登るべきです。 陣馬から縦走して で〆る。これはサイコーです。muscatさんもゼヒ
zawadaさんが、高尾山って、、地理的にわかるけど微妙に驚き
でも、高尾山に愛を感じました
あと、野川への愛
私も、散歩&ジョグは野川
この、野川の美しさ!
ペンギン?くらいのダイサギ筆頭に、こさぎ、カワセミ、カモ、カラス、何故かアヒル …
亀の甲羅干しを横目に、高そうなお犬様達のお散歩姿。
桜は終わりましたが、菜の花はまだ楽しめますね!
あ、思わずあつくなりました
おっとこちらにもコメント、ありがとさんです〜
京王線民としては、やはり高尾山ははずせないでしょーー。電車1本&激安運賃で行けてしまう高尾山
休みの日、朝ザックを背負ってふと考える。。。
「片道2時間&電車+バス交通費往復4000円の奥多摩、まして片道3〜4時間&交通費1万オーバーの八ヶ岳よりも、片道40分&交通費700円の高尾山でいいんじゃね?」と…。
山に行きたいんだけど出発直前にめんどくさくなっちゃう事が多々あるんですよね。
そしてまさに今日はそんな日であります。明日の行き先をいまだに悩んでいる状態。。。
御嶽山?金峰山?石割山? 高尾山。。。
あー、なんだか山自体中止になりそうな気がしてきました。
miouさんも野川ラヴァーだったとは
野川いいっすよね〜 こんなナイスな川なかなかないと思います。
上京して初めて住んだのが野川沿いのアパートで、一度京王線を離れたんですが野川が恋しくなってまた舞い戻ってきちゃいました。「通勤時間倍?上等だっ!人は緑とともに生きるもんだ!」という感じですかね
調布はほんと街と自然のバランスがいいので、ほんと気に入ってます。深大寺の森とか国立天文台のあたりの雑木林とか「ここ東京?」って感じですよね。
あ、僕も思わずあつくなりました
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