蛭ヶ岳南稜派生南西尾根【神ノ川日陰沢橋からミカゲ沢ノ頭北西尾根と源蔵尾根】
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,845m
- 下り
- 1,835m
コースタイム
※ルートは手書きで正確ではありません。
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(林道ゲート手前の道路脇は6:35で既にいっぱいでした。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
始めに、蛭ヶ岳南稜派生南西尾根は仮称です。 <日蔭沢橋〜源蔵尾根取付き点> 彦右衛門谷の第3堰堤の右岸側が源蔵尾根の取付き点です。 黄色看板があります。 <源蔵尾根取付き点〜金山谷(ミカゲ沢ノ頭北西尾根取付き点)> 源蔵尾根に乗って900mを越えた辺りから金山谷に向かってトラバースしながら適当に斜面を下ります。 (浮き石が多いので落石には注意しましょう。) <ミカゲ沢ノ頭北西尾根> 金山谷右岸の適当な斜面から尾根上に向かって登りますが、結構な急登です。 グズグズの急斜面で、浮き石も多いので落石には注意しましょう。 (尾根の末端側にはトラロープが設置されていたと思います。) 尾根上はしっかりとした踏み跡はありますが、マーキングは無いと思います。 ミカゲ沢ノ頭の直下は急登(急斜面)です。 ピークに向かって左側からが登り易いです。 <ミカゲ沢ノ頭〜西沢(上から2番目の堰堤)> もっと安全に下降出来るルートはあると思いますが、、、、お薦め出来ません。 私は気の向くままに下ったため、急斜面、ガレ場、谷、支沢を進むことになり、転倒、滑落、落石等の危険がかなりありました。 ここから下る人はいないと思いますが、途中に人が歩いた形跡がありました。 (動物の足跡では無いと思います。) <蛭ヶ岳南稜南西尾根と南尾根> 南西尾根は踏み跡もマーキングも一切ありませんが、登りで高みを目指すだけなので問題ありません。 それなりの急登ですが、岩稜でも浮き石は少なく、木の根っ子等ホールドも多いので楽しく登れます。 1530m付近で南尾根に合流します。 南尾根は良く歩かれているので、踏み跡もマーキングもしっかりしています。 それなりの急登で、お助けロープもありますが、登りで使用する程ではありません。 なお、最後にトゲトゲ地帯があります。 <蛭ヶ岳〜源蔵尾根下降点> 丹沢主稜一般登山道なので省略します。 <源蔵尾根> 登山道なので踏み跡もマーキングもしっかりしています。 ただし、P1244mに向かう尾根に乗る箇所とP1244mの先の尾根の分岐には注意して下さい。 源蔵小屋谷側の尾根に進めば大丈夫です。 (金山谷側に吸い込まれないように注意です。) ※季節、天候、体調、スキル等により難易度も変わりますので、あくまでも参考程度として下さい。 |
写真
感想
蛭ヶ岳に登っても眺めるだけだった南面。
取付きまでのアプローチが長く、遠出をするのが面倒な私は、みなさんの山行記録を見て行った気分になっている程度でした。
(私にとっては相模原市緑区側が表で、それ以外は裏となってしまいます。)
そんな中、せっかくのGWで天気も良いので、歩き慣れている神ノ川からミカゲ沢ノ頭越えで南稜に行ってみようと考えました。
それでも南尾根の取付きは遠いので、横着して南稜から派生する南西尾根を登ってみることにしました。
<日蔭沢橋〜源蔵尾根取付き点>
広河原までの林道歩きのウォーミングアップ区間なので、体を解しながら歩きます。
(調子は良さそうです。)
<源蔵尾根取付き点〜金山谷(ミカゲ沢ノ頭北西尾根取付き点)>
金山谷側からミカゲ沢ノ頭北西尾根に取付くには金山谷を遡行するルートと源蔵尾根を越えるルートがあります。
今回は、ショートカットコースとして源蔵尾根を適当に乗り越えました。
(ちなみに下山時に源蔵尾根を乗り越えるのは、登り返しが結構きついです。)
<ミカゲ沢ノ頭北西尾根>
ミカゲ沢ノ頭北西尾根はP1230m付近で金山谷方向と仏谷小谷方向に分かれますが、両方とも北西尾根と呼ばれていると思います。
どちらも自然を満喫出来る尾根で、登りも下りも楽しいです。
(なお、仏谷小谷方向に下降する場合は、仏谷方向の尾根に乗らないように注意しましょう。)
金山谷右岸から尾根に乗るまでの100m弱はグズグズの急斜面で、浮き石も多いので、かなり疲れます。
P1230m付近の裸地は絶好の休憩ポイントなので、小休止します。
ミカゲ沢ノ頭の直下は急登(急斜面)です。
向かって右側から登ったことが無かったので、右を選択しましたが、あまり良い登りではありません。
無難なのは向かって左側からだと思います。
(確かロープもあったと思います。)
私の感覚では、左側>右側>中央です。
<ミカゲ沢ノ頭〜西沢(上から2番目の堰堤)>
コース状況で記載しましたが、もっと安全に下降出来るルートはあると思いますが、、、、お薦め出来ません。
ただ、今回の山行で一番楽しめた(?)区間です。
最初は尾根っぽいところを下り、途中で涸れた沢が右下に見え、容易に沢へ降りれたので、沢に降りてしまいました。
このときはゴーロ歩きで西沢の堰堤まで行けるだろうと思いましたが、、、。
少し下ると、水が湧き出し、3mぐらいの小滝が現れます。
そして現れる綺麗なナメ。
このナメが長く続き、本当に綺麗なのですが、、、、嫌な予感が、、、。
前方が切れている、、、、やっぱり甘くないか、、、。
両岸は崖だし、ここを下降するのは断念します。
(前方には西沢の堰堤が見えます。)
さて、どうしましょうか?
前方に見えるのは真ん中ぐらいの堰堤のようなので、左岸の斜面を登って、上流側の堰堤を目指します。
急斜面を途中まで登って、トラバースしながら崖の先端を回り込んで上から2番目の堰堤までのルートの様子を見ます。
はっきり言って崖ですが、立ち木があるので、ギリギリ下降出来そうです。
何とか下降出来ましたが、滑落の危険があり、写真を撮る余裕もありませんでした。
とりあえず、無事難所をクリアしたので、堰堤の上で小休止して南西尾根に取付きます。
<蛭ヶ岳南稜派生南西尾根と南尾根>
南西尾根は人が踏み入れた感じは無く、自然を満喫出来、思いのほか周りの景色も堪能出来ます。
また、それなりの急登で全身を使った登りも楽しめます。
1530m付近で南尾根に合流して、急にマーキングが目に付き少し残念な気分になりました。
直下のトゲトゲ地帯は上下ポリエステルの服を着ていたので、首から上をガードしながら中央突破しました。
個人的には南西尾根はお薦めのルートです。
<蛭ヶ岳〜源蔵尾根下降点>
下降はどこからでも良かったのですが、無理をせずに久しぶりの源蔵尾根を選択しました。
(臼ヶ岳付近から南稜も見たかったのもあります。)
ただ、一般登山道ですがアップダウンが多いのでかなり体力を消耗しました。
とにかく木の階段は苦手です。
<源蔵尾根>
以前下った時より、マーキングとロープが増えているように感じました。
下り始めは崩落地があったり、変化に富んだ尾根です。
なお、マーキングが必要な方は、P1244mの先の尾根の分岐には注意して下さい。
何故かここら辺からマーキングが少なくなります。
(踏み跡はしっかりしていますので、源蔵小屋谷側の尾根に進めば大丈夫です。)
<最後に>
南稜から登ってみようと思ったのも、みなさんの山行記録を楽しく読ませて頂いたからです。
私はコメントするのが苦手で、拍手もせず申し訳無いのですが、、、。
最後までお付き合い頂き有難う御座いました。
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