ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 3055119
全員に公開
アルパインクライミング
白馬・鹿島槍・五竜

鹿島槍ヶ岳 東尾根

2021年04月06日(火) 〜 2021年04月07日(水)
 - 拍手
tanukigo その他1人
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
16:22
距離
18.4km
登り
2,413m
下り
2,408m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:50
休憩
0:05
合計
5:55
5:41
194
8:55
9:00
156
11:36
宿泊地
2日目
山行
9:20
休憩
1:06
合計
10:26
5:51
248
宿泊地
9:59
10:08
38
10:46
11:04
30
11:34
11:36
32
12:08
12:09
6
12:15
12:38
15
12:53
13:06
62
14:08
14:08
129
16:17
16:17
0
16:17
ゴール地点
天候 両日快晴
過去天気図(気象庁) 2021年04月の天気図
アクセス
S字カーブの先の黄色の看板付近より東尾根に取り付く
2021年04月06日 06:03撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/6 6:03
S字カーブの先の黄色の看板付近より東尾根に取り付く
急斜面
2021年04月06日 06:13撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/6 6:13
急斜面
東尾根に乗れば積雪在り
2021年04月06日 06:36撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/6 6:36
東尾根に乗れば積雪在り
爺が岳
まだピークは上に見える
2021年04月06日 08:18撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
4/6 8:18
爺が岳
まだピークは上に見える
広い尾根を詰める
2021年04月06日 08:18撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
4/6 8:18
広い尾根を詰める
2021年04月06日 08:24撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
4/6 8:24
徐々に高度を上げるにつれ尾根は痩せて行く
2021年04月06日 08:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
4/6 8:31
徐々に高度を上げるにつれ尾根は痩せて行く
ちょっとした木登りも
2021年04月06日 08:40撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/6 8:40
ちょっとした木登りも
一ノ沢ノ頭
広々とし幕営適所
2021年04月06日 08:55撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/6 8:55
一ノ沢ノ頭
広々とし幕営適所
2021年04月06日 08:58撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/6 8:58
前方には鹿島槍ヶ岳
まだまだ遠い
2021年04月06日 08:59撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
4/6 8:59
前方には鹿島槍ヶ岳
まだまだ遠い
ちょっとしたナイフリッジも現れる
2021年04月06日 09:13撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
4/6 9:13
ちょっとしたナイフリッジも現れる
一ノ沢ノ頭より森林限界に
2021年04月06日 09:40撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
4/6 9:40
一ノ沢ノ頭より森林限界に
2021年04月06日 10:00撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
4/6 10:00
鹿島槍ヶ岳
少しづつ近づく
2021年04月06日 10:05撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
4/6 10:05
鹿島槍ヶ岳
少しづつ近づく
二ノ沢ノ頭
此処も広々とし幕営適所
2021年04月06日 10:05撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/6 10:05
二ノ沢ノ頭
此処も広々とし幕営適所
二ノ沢の頭を過ぎると雪壁状の急登
急斜面を登り切れば第一岩峰直下へ突き上げる
2021年04月06日 10:41撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
4/6 10:41
二ノ沢の頭を過ぎると雪壁状の急登
急斜面を登り切れば第一岩峰直下へ突き上げる
第一岩峰基部に設営
2021年04月06日 14:33撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4
4/6 14:33
第一岩峰基部に設営
2日目
夜が明けた
行動開始
2021年04月07日 05:38撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4
4/7 5:38
2日目
夜が明けた
行動開始
第一岩峰
上部に伸びる雪面にラインを引く
2021年04月07日 05:38撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
4/7 5:38
第一岩峰
上部に伸びる雪面にラインを引く
2021年04月07日 05:38撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
4/7 5:38
登攀開始
出だしは雪が不安定な為ドライで離陸
2021年04月07日 06:02撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/7 6:02
登攀開始
出だしは雪が不安定な為ドライで離陸
昨日登高して来た稜線を振り返る
2021年04月07日 06:04撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
4/7 6:04
昨日登高して来た稜線を振り返る
コンテにてグイグイ高度を上げる
第一岩峰下部
2021年04月07日 06:27撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
4/7 6:27
コンテにてグイグイ高度を上げる
第一岩峰下部
途中短いがブッシュ帯も
第一岩峰中間部
2021年04月07日 06:37撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/7 6:37
途中短いがブッシュ帯も
第一岩峰中間部
2021年04月07日 06:46撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/7 6:46
第一岩峰上部
この区間ロープスケルにて約150m程
マイクロトラクションとタイブロックを使い一気にコンテにて稜線まで抜けた
2021年04月07日 07:02撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
4/7 7:02
第一岩峰上部
この区間ロープスケルにて約150m程
マイクロトラクションとタイブロックを使い一気にコンテにて稜線まで抜けた
稜線に出た
2021年04月07日 07:17撮影 by  SO-03J, Sony
5
4/7 7:17
稜線に出た
雲海が美しい
2021年04月07日 07:18撮影 by  SO-03J, Sony
3
4/7 7:18
雲海が美しい
雲海上には高峰の峰々
2021年04月07日 07:18撮影 by  SO-03J, Sony
5
4/7 7:18
雲海上には高峰の峰々
2021年04月07日 07:18撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
4/7 7:18
雪稜を詰める
2021年04月07日 07:28撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/7 7:28
雪稜を詰める
青と白の世界
2021年04月07日 07:37撮影 by  SO-03J, Sony
6
4/7 7:37
青と白の世界
ルート上の核心ピッチである第二岩峰
2021年04月07日 07:38撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
4/7 7:38
ルート上の核心ピッチである第二岩峰
岩峰左のルンゼ状より取り付く
2021年04月07日 08:08撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
4/7 8:08
岩峰左のルンゼ状より取り付く
核心のCS越えの写真は取れなかった
2021年04月07日 08:28撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/7 8:28
核心のCS越えの写真は取れなかった
2021年04月07日 09:11撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
4/7 9:11
第二岩峰を超えれば再び雪稜
2021年04月07日 09:11撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
4/7 9:11
第二岩峰を超えれば再び雪稜
急登に喘ぐが絶景に搔き消される
2021年04月07日 09:13撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5
4/7 9:13
急登に喘ぐが絶景に搔き消される
カクネ里の氷河
2021年04月07日 09:20撮影 by  SO-03J, Sony
3
4/7 9:20
カクネ里の氷河
2021年04月07日 09:20撮影 by  SO-03J, Sony
4/7 9:20
2021年04月07日 09:20撮影 by  SO-03J, Sony
3
4/7 9:20
振り返れば絶景が広がる
2021年04月07日 09:20撮影 by  SO-03J, Sony
7
4/7 9:20
振り返れば絶景が広がる
2021年04月07日 09:26撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
4/7 9:26
天に向かい高度を上げる
2021年04月07日 09:39撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4
4/7 9:39
天に向かい高度を上げる
振り返って
辿ってきた稜線
2021年04月07日 09:45撮影 by  SO-03J, Sony
2
4/7 9:45
振り返って
辿ってきた稜線
鹿島槍ヶ岳 北峰に向け最後の登高
2021年04月07日 09:49撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
4/7 9:49
鹿島槍ヶ岳 北峰に向け最後の登高
振り返って
2021年04月07日 09:55撮影 by  SO-03J, Sony
2
4/7 9:55
振り返って
北峰より
2021年04月07日 09:55撮影 by  SO-03J, Sony
5
4/7 9:55
北峰より
八峰キレット
2021年04月07日 09:55撮影 by  SO-03J, Sony
4
4/7 9:55
八峰キレット
2021年04月07日 09:55撮影 by  SO-03J, Sony
2
4/7 9:55
対岸には南峰
2021年04月07日 10:27撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
4/7 10:27
対岸には南峰
南方に向け吊り尾根より高度を上げる
2021年04月07日 10:30撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4
4/7 10:30
南方に向け吊り尾根より高度を上げる
最後の登り
2021年04月07日 10:42撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
4/7 10:42
最後の登り
鹿島槍ヶ岳 南峰到着
2021年04月07日 10:51撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7
4/7 10:51
鹿島槍ヶ岳 南峰到着
冷池山荘目指し下山開始
南峰からは殆ど夏道が出ていた
2021年04月07日 11:25撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4
4/7 11:25
冷池山荘目指し下山開始
南峰からは殆ど夏道が出ていた
冷池山荘手前より再び雪稜
2021年04月07日 12:01撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4
4/7 12:01
冷池山荘手前より再び雪稜
下山は赤岩尾根より
上部のトラバースが嫌らしい
2021年04月07日 13:04撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
4/7 13:04
下山は赤岩尾根より
上部のトラバースが嫌らしい
クライムダウンする箇所も
2021年04月07日 13:14撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
4/7 13:14
クライムダウンする箇所も
下山時
登攀した東尾根を望む
2021年04月07日 13:54撮影 by  SO-03J, Sony
4
4/7 13:54
下山時
登攀した東尾根を望む
2021年04月07日 13:55撮影 by  SO-03J, Sony
3
4/7 13:55
大谷原より
数時間前に居た鹿島槍ヶ岳のピークを望み登攀で来た喜びを胸に抱く
2021年04月07日 16:17撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5
4/7 16:17
大谷原より
数時間前に居た鹿島槍ヶ岳のピークを望み登攀で来た喜びを胸に抱く

装備

個人装備
60m7.1ダブル1本 アルパインヌンチャク7本 180スリング1本 120スリング3本 スノーバー1本 ワカン ストレートシャフト2本 シモン 幕営装備一式 ショベル2本

感想

既に平野部では冬は過去の季節になり、山麓や低山なども新芽が息吹き新緑の季節へと移り変わりが進む中、高峰にては未だ雪をベットリと纏い冬山の様相が漂う中、計画して何年越しで有ろう鹿島槍ヶ岳 東尾根。ようやく天候と日程が合い、雪稜を楽しみに1泊2日の行程で行ってきました。

【6日 東尾根取り付き〜第一岩峰基部】
 日が昇り辺りが明るくなってから大谷原駐車場よりアプローチ開始。林道を辿り直ぐに水力発電所を横目に通過しS字カーブを越し左手に巨大堰堤が有る付近より東尾根へと急斜面を詰めます。斜面には積雪は無くブッシュがうるさい。踏み跡、テープ等の目印が無くルートを間違えたかと思うも既に修正は遅い。しかし上部に見える尾根は東尾根と明確な為、尾根目指し歩き易そうな場所を選び高度を上げ東尾根へ乗る。
尾根に乗れば積雪が現れ樹林帯の広い緩急有る尾根を詰めると一ノ沢ノ頭へ到着。広々とし幕営には適所に思える。一ノ沢ノ頭より一気に森林限界へ突入し雪稜となり雪稜を快適に進むと二ノ沢ノ頭へ。此処も広々とし幕営適所。本日の行程は第一岩峰基部の為、快適そうな2箇所の幕営適所を横目に更に雪稜を辿ると徐々に傾斜は増し、急斜面の雪面に喘ぐと第一岩峰基部へ到着。
行動予定では正午過ぎに到着予定だったが、時計を見れば正午前。このまま東尾根を抜け一気に冷池山荘まで抜けるか迷うも、天気予報を確認すると翌日も快晴の予報の為、若干早いが予定どうり第一岩峰基部にて幕営を決める。
行動終了には早いともあり、翌日の時間短縮の為第一岩峰へFIXを張りルート工作した後、幕営にて行動終了。

【7日 第一岩峰〜第二岩峰〜鹿島槍ヶ岳(南北)〜赤岩尾根】
早朝日の出と共に行動開始。いきなりだが第一岩峰の登攀から始まる。前日ルート工作したと言え朝一の登攀はぎこちない。
トポには岩峰と記載されているが雪が繋がっていれば実際雪壁の登攀となる。クラストした雪壁にダガーポジションにて四肢をフル稼働し高度を上げる。第一岩峰の終了点が不明瞭で分からないままコンテにてロープを約150m程延ばし稜線へ突き上げる。この区間マイクロトラクションとタイブロックのシステム構造にて同時登攀。
稜線に出ると遮る物は無く高峰の峰々が連なり絶景が広がる。山屋でさえ感動する光景は、恐らく一般の人が見ればより一層感動できるだろうが皮肉なことにこの光景を堪能できるのは山屋だけか。
高度感の有るヤセ尾根を忠実に辿るとルート上の核心で有る第二岩峰へ到着。遠目より目視するにラインは明瞭だったが取り付き直下になると不明瞭に感じた。
岩峰基部左のルンゼ状より取り付く。ラインを間違えたのか悪いチムニー状を抜けると核心のCS直下に抜ける。重荷を背負ってのハングしたCSの通過は非常に緊張した。CSの乗り越す区間は思いの外残置が少なくカムが有れば有効に感じた。
第二岩峰を通過すると目前に聳える鹿島槍ヶ岳北峰目指し雪稜を辿る。雪稜は両側スッパリ切れ落ち、右手にはカクネ里、左手には北俣本谷が広がり高度感を楽しみながら高度を上げると北峰に突き上げる。此処で東尾根の登攀は事実上の登攀終了。対岸に聳える南峰目指し半分程一般道が露出した吊り尾根に足を進め南峰到着。
夏道が殆ど露出した一般道を辿り冷池山荘まで進み下山開始。 西沢の下降も考えたが正午過ぎとも有り雪崩のリスクを考え赤岩尾根より高度を下げ大谷原へ降り立ちました。
雪稜に岩峰登攀などの要素が加わり非常に楽しめるルートでした。


お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3486人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら