北鎌尾根日帰り (新穂高温泉から)


- GPS
- 19:29
- 距離
- 32.0km
- 登り
- 3,529m
- 下り
- 3,527m
コースタイム
1:12 白出沢
2:00 滝谷出合
2:34 槍平
3:48 千丈分岐
4:45 飛騨乗越
4:56 槍ヶ岳山荘 5:08
5:28 ヒュッテ大槍
6:21 水俣乗越
7:51 北鎌沢出合 8:16
9:50 北鎌のコル 10:05
11:31 独標基部
13:03 白岩 P13
13:40 北鎌平
14:07 下のチムニー
14:30 槍ヶ岳頂上 14:36
14:48 槍ヶ岳山荘 15:10
15:20 飛騨乗越
16:03 千丈分岐
17:10 槍平 17:30
18:41 白出沢
19:49 右俣谷ゲート
天候 | 晴れ後曇り一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
水俣乗越までは普通の登山道なのでそこから先の状況です。 水俣乗越から天丈沢への下りは、雪渓がかなり残っていて、トレランシューズ では、かなり歩きにくかった。 天上沢は先日の雨で水量が多い。 北鎌沢出合は水が豊富に有り直ぐにわかった。 二股まで、沢登り状態。右俣は水がないが少し登ると水が出る。コル直下まで、 水がある。コルまで、晴れていれば迷う事はない。 コルから槍まで、ルートファイデングが重要です。 岩登りの基本が無ければ単独では無理です。 このレコを見られて簡単そうだと思わないで下さい。 一言でいえば、西穂・奥穂間の、鎖やペンキマーク等が一切無く、エスケープルートもない。その上登山者も居ないので、誰にも助けてもらえない。 まあこんなイメージです。 今回は、水俣乗越から槍の間、登山者に一人も会いませんでした。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
くと話すと何処から行くの?ココから降りて行く
と伝えると、驚いて要られた、ヤマレコを見てくださいと伝えて別れた。
感想
30年以上前の10月に、2人で北鎌を登った。
その時のコースは、槍平ー千丈乗越ー千丈沢ー千天出合泊ーP2取り付きー北鎌平泊
。
2泊3日かけ、テントや登攀具等20キロ以上担いで。
目の覚めるような紅葉の中、充実した山行だった。
それ以来の北鎌を、無謀にも新穂高温泉から単独日帰りトレランスタイルで、行って来た。(トレランではありません)
ここ数年12〜15時間の山行を数十回やっているので体力的には大丈夫だが、北鎌沢ルートは初めてなのでかなり不安。
だが晴れていれば大丈夫だろう。
僕の脚では早くて18時間、遅ければ20時間以上かかる。午前0時〜1時に出なければ、明るい内に帰れない。
それに3時間位は寝ないと身体が持たない。
前日に全て用意して、仕事を済ませ直ぐに新穂高温泉に向かう。
車の中でコンビニ弁当を食べてビールをがぶ飲みして9時に寝る。
0時20分歩き始める。まだビールが残っているので足が重い。
先は長いので7〜8割のペースで歩く
槍平までに4人の下山者に合う。
こんな時間にこれほどの方に会うとは、少し驚いた。
槍ヶ岳山荘に着くとすっかり明るくなり、皆ご来光を見に出ている。
ここに何時に戻れるのか、14時か15時遅くとも16時に戻れ無ければ厳しい、
長居は無用、東鎌尾根を早足でくだるつもりが、東鎌42年振なので懐かしくてついつい足を止めて景色に見入る
6:21分水俣乗越着
5、6人のパーティーの方が休んで見えたので北鎌人気あるなーと思ったが北鎌は
僕だけ。シャターを押していただきレコ見てねと別れる。
踏み跡を辿り暫く下ると雪渓に出る。
歩きにくいので、木の枝を杖替わり下りていく。
4、500mくだると傾斜がゆるくなり雪渓が終わる。
水のない河原沿いに下って行くと、左からの大きな沢と合流(間の沢)結構な水量である。
そこから40分北鎌沢出会いに着く。大休止。本番に備えエネルギー補給。
北鎌沢は迷う事無く9:50分コルに到着おにぎりを食べて出発。
独標の手前まで、問題なく着く。
そこから巻き道に入ろうと踏み跡を辿りどんどん降て行く。
間違いに気づき登り直す。
巻き道は稜線を突き当たりまで行くとロープが有り、それを辿ると簡単に巻ける。巻き道に入った所で雨が降り出す。
スリングの有るチムニーを登り始めると強い雨になり、一旦戻り岩陰で雨宿りをする。
暫くすると小降りになり、又登り出す。岩が滑り易くなり時間を喰う。
その先2箇所ルートミスをしてタイムロス。
13:40分北鎌平下部
寄らずに槍基部に向かう。
下のチムニーは問題なく通過。上のチムニーの左の方に取り付くが、手が届かない。そこで右のチムニーを試すがこちらの方が難しい。又左に戻り、四角い石を拾い踏み台にして登ると、簡単にのぼれた。
僕は、160センチしかないので岩登りには不利なのです。
そこを越すと程なく槍の頂上14:30分予定より30分遅れて到着。やれやれ。
近くの方に写真を撮ってもらい山荘まで降りる。大休止。
此処までくればもう終わった様なもの。
暫く寛いでいると年配のご夫婦に穂先は登られたのと聞かれたので向こう側から登ったよと伝えると、「道は有るの?何時間かかるの?」と。
「無いです。でも踏み跡があるから大丈夫です。ココまで15時間かかりました。夜中の12時から歩いています。」と答えると、弾丸登山ですねと言われる。そうです・・・
雨が降りだしたので慌てて降り始める。すぐに止んだのでカッパを着ずに済んだ。
順調に下るが、疲れが出てだんだんペースが落ちてくる。
槍平着17:10分
足が痛くなりベンチで入念にマッサージしたら、大分回復したので
白出沢まで休まず降りられた。
林道も休まず歩き明るい内に車まで戻ろうと急ぐが、ショートカットの
ところでラテを点ける。
19:49分ゲート到着
これで今夏の本チャン一つ終了。
こんにちは。このコースは贅沢して、貧乏沢から入り、北鎌から槍を登り東鎌尾根から見る北鎌がいいんですよ。そして西岳でテント。何ともいいです。
私たちは夏限定の岩登りを今年は本腰入れて楽しみます。もともと岩は登っていましたから。たまには山歩き行きますが^^
こんばんは。 僕も昨年、北鎌尾根に二泊で行ってきたのですが日帰りで可能という事にまずはビックリしました
これからもビックリするようなレコ楽しみにしてます
いやー、失礼ながらお歳を考えればものすごい体力とスピードと拝察します。
昨年は北鎌へは行かず、今年も行く予定がないのですが、懐かしく写真を拝見させていただきました。
これからもナイスな山行の記録を楽しみにしています!
年寄りの冷水をしてきました、笑ってください。
今回息子は仕事なので一人でした
たまには、ゆっり登りたいと思うのですが、裏腹に
どんどんスピード登山にはまって行きます。
久しぶりの岩場に少してこずりました
岩トレもやらないと落ちるものですね
何時か教えて下さい(^O^)
北鎌いいですねー、今度は息子と1泊でやりたいです。
日帰りは、もったいないです。
トレランとトレランスタイルは目的が違います。
あくまでも登山の為、いかに軽量化してはやく登るかが
目的です。
トレランは、トレールをいかに早く通過するか、駆け抜けるかの、タイムレースか、其のトレーニングです。
やらない方から見ればどちらかわからないと思います。
でも余り拘らないでやりたい事をやるだけです。
今回少しやりすぎでした、まだ足が痛い(+。+)
実はギリギリで登っているんです。
でも三回続けるとギリギリじゃなくなり、
その繰り返しでココまで来たのです。
でも、もう余り伸び代が有りません。
これからは、年齢との戦いです
山に行けなくなったら何をして過ごせばいいのか
そちらの方が不安です。
30年前お父さんと登ったのか?。
北鎌を槍るには四つ位しかるーとないと思ってたら
其処らじゅうにあるんですね〜。それにピストンですからね、驚くでしょう皆んな。50代でしょうか今は!。
今度は息子さんとね、しかし安全第一でお願いしますよ。
北鎌は天候が割るけりぁ何回登っても初山でしょう。
30年前に一緒に登ったのは山友のS.さん、硫黄尾根を
誘われています。
僕は昭和27年生まれ、もうすぐ61歳です。
下見を兼ねて行ってきました。
冷水暑かったです、汗だくでした。
higaerisazenさん、今晩は。
やれるもんですね〜。しかも60歳とは恐れ入りました
ちなみにhigaerisazenさんが、多分この日に最初に有ったのが私です。私は毎年この辺りを1回やっているのですが、去年は旧ボッカ道から西穂〜奥穂〜北穂〜南岳の周回がやれたので、今年は逆回りで槍と焼岳を入れて挑戦したのです。でも横浜から新穂高着が遅れて、ほぼそのまま寝ないで出発し、槍平小屋でダウンして引き返した所でした
この様な励みになるレコ、これからも宜しくお願いします
北鎌日帰りとはcoolですね!
そのお歳でこの体力と精神力、感服致します。
私もhigaerisazenさんみたいに年をとりたいものです。
higaerisazenさんはじめまして
北鎌を日帰りとは驚きました。
来週、同じくトレランシューズで北鎌尾根を予定しているのですが、北鎌沢出合からコルまでの水流や雪渓はどうなっていたのでしょうか?
昨年8月末に行ったときは雪渓等無かったのですが、
今年は残雪が多いと聞いています。
宜しくお願いします。
北鎌頑張って下さい、楽しいレコ待ってます。
さて、ご質問の件ですが水俣乗越から15分〜20分
下ると雪渓にでます、藪漕ぎも大変なので雪渓の上を
歩きます、200m位傾斜がきつくストックがあれば安心です。僕は木の枝を杖がわりにして降りた。 やがて雪渓が切れて水のないガレ場をしばらく下ると、左から大きな沢と出合う(間ノ沢)可成の水量ですが、濡れずに渡れる。
30〜40分下ると北鎌沢出合です、他に沢が無いので
迷う事はない。
北鎌沢は水が豊富にあるが濡れずに歩ける10分で分岐
水のない右俣にはいる、少し登るとまた水が出る、稜線
の200m下まである、雪は全くなし こんな感じです。では御気お付けて、行って来て下さい
higaerisazenさんおはようございます。
北鎌情報了解しました。
昨年行った時は雪渓が少なかったので、今回は非常に気になっていました。
教えて頂いた状況ですと、順調に通過出来そうです。
現地ルートでは途中ツェルト泊の予定です。
行ってきます。
ありがとう御座いました。
白出、滝谷間で二人の方にお会いしたのですが、
北鎌日帰ですか、と驚かれた方ですか?。
futaroさんの記録もなかなかスゴイですよ
横浜からの日帰りはすごく大変ですよー
ぼくは、50分で家にで帰れます、futaroさんがもし飛騨に住まわれたなら日帰り楽勝ですよ、
仕事は無いけれど。
ではまたどこかで。
この歳で、夏の本ちゃん1つクリヤー、第二弾 双六谷遡行と、小渋川より悪沢岳、赤石岳日帰り、白山、南縦走路〜北縦走路 石徹白〜白山〜馬狩日帰り、 白出沢
穂高山荘〜涸沢〜前穂北尾根〜奥穂〜西穂日帰り 等等考えています お暇でしたらご一緒しましょう。
ではまた
以前、お会いしたときに
やろうと思ってると
このコースの話を聞いていましたが
すぐにやり遂げてしまうとは
ビックリでした。
北鎌尾根上で雨にならなくて良かったですね!
僕は称名滝大好きです、又観たいです。
北鎌行ってきたよ、天気がイマイチだったけど
凄く達成感が有ります、raichouさんもどうですか
又お邪魔します。ではお休み
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