二度と日帰りで歩かんぞ! ☆過酷過ぎる史上最悪の白山連峰日帰り大縦走53km★激闘20時間!!!
- GPS
- --:--
- 距離
- 45.7km
- 登り
- 3,704m
- 下り
- 4,166m
コースタイム
00:58 神鳩ノ宮避難小屋
01:29 銚子ヶ峰
02:48 三ノ峰
03:41 別山
05:00 南竜山荘
05:47 室堂
06:13 白山御前峰
07:54 北弥陀ヶ原
09:17 ゴマ平避難小屋
10:56 妙法山
11:54 野谷荘司山
13:03 鶴平新道登山口
14:04 白川郷
18:25 上在所
19:52 石徹白、下山
天候 | 午前中は快晴で経過、午後晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
飛騨高山ー郡上市白鳥ー石徹白上在所「東海北陸高速道を使用」 石徹白登山口駐車場(20台可) 交通機関 白鳥交通バス 「白川郷荻町ー前谷」 一日1便しかないので注意(\1500円)時刻表はこちら http://www.shirotori-kotsu.com/%E5%AE%9A%E6%9C%9F%E8%B7%AF%E7%B7%9A%E3%83%90%E3%82%B9/%E6%99%82%E5%88%BB%E8%A1%A8-%E5%B9%B3%E6%88%9025%E5%B9%B47%E6%9C%881%E6%97%A5/ 自主運行バス白川郷白鳥線 「前谷ー上在所」 一日3便(\300円)時刻表はこちら http://www.city.gujo.gifu.jp/life/detail/post-6.html 上在所から石徹白登山口まで約7kmあり、歩いて1時間30分ほどかかります |
コース状況/ 危険箇所等 |
☆白鳥町石徹白から白山連峰を縦断し、白川郷へ抜けるロング縦走 「石徹白ー銚子ヶ峰ー三ノ峰ー別山ー室堂ー御前峰ー北弥陀ヶ原ーゴマ平避難小屋ー妙法山ー野谷荘司山ー白川郷」 ★前半 石徹白登山口から別山を経て南竜山荘の区間は、明瞭な道で夜間歩きも問題なし。 道標もしっかり。 ただ、銚子ヶ峰や三ノ峰、別山などアップダウンがあるので疲れます。 南竜山荘よりトンビ岩コースを経て、室堂から白山御前峰まで、文句のつけようが無いほど、整備された歩きやすい登山道です。 コース全般、見晴らしの良い道でとても快適だが、そのかわり日影がないので、炎天下のさいは熱中症に注意し、こまめに水を飲みましょう。 この区間(石徹白から南竜山荘)、登山道脇の笹刈りもされて広い道だが、時々笹や草に覆われている箇所があり、早朝時歩くときは朝露で足元が濡れる。(合羽が有利です・スパッツでは濡れるでしょう) ☆危険箇所はありません。 ☆水場 石徹白登山口・南竜山荘・室堂にありましたが、他は暗かったので未確認。 ☆山小屋「神鳩ノ宮避難小屋・三ノ峰避難小屋・南竜山荘(営業)・室堂センター(営業)」避難小屋泊まりは寝具が必要です」 テント泊は南竜山荘で ★後半 中宮道・念仏尾根・北縦走路・鶴平新道 笹刈りの跡が確認できたが、全般荒れている縦走路です。 中宮道分岐よりヒルバオ雪渓まで、かなりの激急坂を下るので足元に注意。 ヒルバオ雪渓を横断する箇所があり、濃霧時は迷い易いので注意。 ヒルバオ雪渓の先は、お花畑で人気のある「お花松原」 お花松原より北弥陀ヶ原、ゴマ平避難小屋を経てシンノ谷鉄橋まで、靴幅ほどの狭い道で、草や笹も被さり足元が見えない箇所もあった。 狭い道なので足を踏み外して、滑落や転倒の可能性もあるので十分注意しよう。 こちらもそうですが、草が覆い被さってるので、早朝時は足元が濡れので注意。 シンノ谷から妙法山を経て野谷荘司山(念仏尾根・北縦走路)は、以外に良く手入れされており、こちらは草や笹が被さってないので濡れる心配はありません。 また、下山道の「鶴平新道」は、赤頭山付近が狭い岩尾根になってるので、大変滑りやすく滑落や転倒に注意です。 ブナ自然林の中の道は日影で快適だが、かなりの激急坂でした。 大窪の車道に下山して、白川郷まで歩いてだと約1時間ほど。 ☆後半も全般に見晴らしが良くて快適だが、日影が少なく標高を下げた為、かなり暑くて熱中症や脱水症状にはくれぐれも注意してください。 ☆水場 ヒルバオ雪渓・ゴマ平避難小屋・シンノ谷で確認できました。 ☆山小屋 「ゴマ平避難小屋(寝具必要・シートあり)」 ☆コンビニ 「白鳥町国道156号沿い・白川郷に一軒」 ☆下山後のお風呂 白鳥方面「ウィングヒルズ・白鳥リゾート満天の湯 http://winghills.net/bath/honkan/index.html」 白川郷方面「白川郷の湯 HPはこちら http://www.shirakawagou-onsen.jp/」 |
写真
感想
ここ最近、北アルプスばっかだったので、久しぶりに白山へ出かけて来ました。
今時期の白山はお花が綺麗だろうな! ゆっくりとお花見散策もしてみたいな!
っと思っていたが、俺は白山を一日で駆ける日帰り縦走を企んでいた。
当然の如く、ゆっくりお花見散策なんてできやしない!!!
多分、超ヘロヘロ山行になるのでわ!
下山後の車の回収に、バスで移動しなくてはならず、最終バスが14:30と早いので、時間との勝負になってもた。
槍ヶ岳・北鎌尾根日帰りの翌日は休養日にして、その休養日の午前0:00に出発と決めた。
白山御前峰を中間地点と決めて、前半は7時間・後半も7時間とし、合計14時間に設定した。
ちょっと無理があるが、挑戦してみた。
石徹白登山口の駐車場で、ササッとインスタント焼きソバを食べて、日が変わった0:00に登山口を出発。
この先、4:30頃まで暗い山中を延々と歩かないと。
別山まで、登山道は明瞭で問題なかったが、笹や草がボウボウに被さってる箇所があり、朝露でいきなりズボンと靴がびしょ濡れ!!!
テンションが下がったが、体調は絶好調でどんどんピークをこなして行った。
03:44 別山に到着することができた。
周りの景色は当然見えないが、室堂から山頂へ連なる光の帯が見て取れる。
山頂には大勢の人が御来光と神事目的で登ってんだなぁー!!!
空を見上げると、満天の星空がとても綺麗だったなぁ♪
さあ! 行くで!
南竜山荘まで標高を落とし、ここから室堂までトンビ岩コースを初めて登ってみた。
こちらのコースもお花畑が綺麗でコバイケイソウが群生してる。
ここ白山もコバイケイソウの当たり年かもね?
さすが、メインルートなので、文句のつけようが無いほどの登山道。
足元が濡れることもないわ!!!!
05:47 室堂にあっという間に到着し、御前峰までは快適な石畳の登山道が続く。
次第に大勢の登山者が一斉に下山して来てビックリ!
何があったのかお聞きすると、山頂で御来光と神事が行われたようだった。
でも、皆さん同じ道を下るな!
「俺だったらお鉢巡りをして、違う道から戻るのに!」っと心の中で思っていた。
06:13 白山の主峰・御前峰に到着。
あの大勢の人が一斉に下山したので、山頂はほぼ貸切し状態になりました。
ホンマ! 静かに過ごせてラッキーや!
ここで、半分は終わったかな? ここで一先ず軽い食事にした。
地図を開けてみて、この先の時間などを確認すると、なんと!白川郷までコースタイムは12時間40分もあるではないか!!!
俺の考えでは、白川郷まで7時間と読んでいる。
ほぼ、コースタイムの半分やね(笑)
山頂を06:30に出発、白川郷まで最悪14:20分には着かないと路線バスに乗車できず、今日中にマイカーの停めた石徹白に帰ることはできない!
もし間に合わなかったら、白川郷で風呂に入り野宿も考えていました。
中宮道分岐から激急坂を下ると、ヒルバオ雪渓が残る別天地に着いた。
ここはほとんど人が訪れることは無く、お花畑が広がり写真撮影やお花見散策を楽しむのにサイコーの場所です。
俺も初めて訪れて、こんなすばらしい所があるのかと思ったぐらい!
でも、ここを往復するのが辛いよのう! また山頂まで、あの激急登を耐えないといけないから(笑)
さらに「お花松原」という場所まですばらしいお花畑が広がっていました。
これぞ、ホンマ! お花さまさまだよね♪
このレポを読んでくださった方は、ぜひオススメします。
さらに北弥陀ヶ原にもニッコウキスゲの群落がいっぱいで感激したぜ!!!
山ガールを連れてきたら、イチコロだぜぇーい(^0^)/
地獄覗から標高を落として、間名古の頭の西側を巻いて行き少し下ると鞍部になっていて、三俣峠の道標が立っている。
ここから、ふたたびピークを二つ越えなくてはならない。
ほんま、アップダウンに嫌気がさすぜぇーい!!!!
二つ目のピークから、やっと下り始めるが、これがまた激急坂で一度足を滑らせてコケてしまったぜ!!!
痛い♪
100m以上くだったかな! すると目の前に二階建てのゴマ平避難小屋に到着した。
ここは分岐点になっており、真っ直ぐ下ると中宮道・分岐を東側へ進むと北縦走路(念仏尾根)
時間が無いので素通りしたいが、せっかく来たのに小屋ぐらい確認しとかなきゃ!!!
中はかなり快適のようで、次回泊りがけで訪れたい。
小屋から北縦走路へ少しだけ進むと、水量豊富で冷たい水場があった。
ここで、水の補給とがぶ飲み。
ここから笹の刈払われた急坂を下ると、シンノ谷に着いて対岸へ鉄橋を渡る。
渡り終えて、ひと登りで見晴らしの良い念仏尾根に立つ。
見晴らしはサイコーの稜線だが、日影が無いので暑くてスグばててしまう。
このルートは涼しい秋に来るもんだ!っと思った。
一旦ガーンと下り、お次は妙法山まで激急登に耐えた。
すばらしい好展望地で、ゆっくりしたいがね時間が無いのでそんなことはできない。
さらにここからが最悪、野谷荘司山までピークを三つ越え、さらに追い討ちされる。
ホンマ! 死んでもいいですかぁー(^^)
最期のピークに立つともうヘロヘロで、このまま休まず下山開始することにした。
鶴平新道で最期の力を使いきり道路に下山すると、ヘナヘナになってもた(笑)
総距離35km・累積標高3000m・激闘13時間!!!
白川郷まで最期は車道歩きだ。
トレランシューズに履き替えると、やっぱ軽いから快適に歩ける。
出発30分前に荻町バス停着いて、少しだけ白川郷散策を楽しみました。
さすが周辺の道路は混んでおり、白川郷は大勢の観光客で大変賑わっていました。
混んでいるので、バスの到着時刻は30分遅れたが、一日一便しかない路線バスに乗車できて助かった。
途中、石徹白(上在所)行きバスに乗り換え、終点のバス停で下車したのは午後18:30。
暗くなった林道を延々と1時間30分歩いて、登山口駐車場にようやく着いた。
林道では暗くなるまで、アブの集中攻撃に遭い大変だった。
今回は厳しかったなぁ!!!
時間に追われるし、暑さと疲れでバテバテになるし、ズボンも靴もずぶ濡れになるわで超大変でしたぁ♪
でも、日帰りで達成できたので超満足です。
この縦走路! ホンマ! 二度と日帰りで歩かんぞぉー!!!!!
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