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Yamareco

記録ID: 342284
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

燕岳(北アルプスデビューはガスのち雨)

2013年09月07日(土) 〜 2013年09月08日(日)
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GPS
--:--
距離
10.2km
登り
1,465m
下り
1,465m

コースタイム

1日目 5:13 中房登山口/5:50 → 6:16 第一ベンチ → 6:44 第二ベンチ → 
7:17 第三ベンチ → 7:42 富士見ベンチ → 8:08 合戦小屋/8:18 → 
9:11 燕山荘/9:25 → 9:50 燕岳 →(途中うろうろ) 11:00 燕山荘
2日目 6:10 燕山荘 → 7:13 合戦小屋 →9:13 中房登山口
天候 9月7日曇→雨、9月8日雨
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
登山口までのバス、あるぺん号にて。
コース状況/
危険箇所等
特に危険箇所なし。
下山は雨でしたが、第三ベンチより上は岩質がざらついてるので滑りにくい印象です。
第二ベンチから登山口までは、泥と木の根が多く滑りそうになりました。
予約できる山小屋
中房温泉登山口
写真では何度か見た北アルプスの玄関口。中房登山口
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写真では何度か見た北アルプスの玄関口。中房登山口
朝ごはんを食べていざ。
朝ごはんを食べていざ。
はじめはこんな山道が続きます。
はじめはこんな山道が続きます。
なかなかの急登ですが、つらくはないです。
なかなかの急登ですが、つらくはないです。
開けた場所に出るともうすぐ第一ベンチ
開けた場所に出るともうすぐ第一ベンチ
第一ベンチを過ぎると、木の根を越えていく道が多くなります。
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第一ベンチを過ぎると、木の根を越えていく道が多くなります。
合戦小屋のリフトが頭上に。
合戦小屋のリフトが頭上に。
左から入ってクランク状に抜ける道。
こういうトリッキーな道結構好きですね
左から入ってクランク状に抜ける道。
こういうトリッキーな道結構好きですね
だんだん展望も見えてきました。
だんだん展望も見えてきました。
山の名前は分かりません。
山の名前は分かりません。
第三ベンチを過ぎると、道が風化した花崗岩の岩道に。ザラザラしてます。
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第三ベンチを過ぎると、道が風化した花崗岩の岩道に。ザラザラしてます。
ん、だんだん雲が多くなってきたような。
ん、だんだん雲が多くなってきたような。
岩登りかと思いきや、実は左から右に抜けて左上の丸太の土止めに向かいます。
岩登りかと思いきや、実は左から右に抜けて左上の丸太の土止めに向かいます。
ホントに10分?
きっかり10分!
スイカ甘かったです。
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スイカ甘かったです。
東の空だけ神々しい感じに。
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東の空だけ神々しい感じに。
森林限界を超えると、三角点が。
森林限界を超えると、三角点が。
三角点から北北西を望む。奥のピークは何山だろう。
(後で調べて、唐沢岳かなぁ?)
三角点から北北西を望む。奥のピークは何山だろう。
(後で調べて、唐沢岳かなぁ?)
燕岳名物の奇岩が現れてきました。
燕岳名物の奇岩が現れてきました。
しかし南を向くと、西からどんよりした雲が。
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しかし南を向くと、西からどんよりした雲が。
目指す燕岳が完全にガスに包まれました!
目指す燕岳が完全にガスに包まれました!
ガスの中、上を見上げると特徴的な屋根が。
ガスの中、上を見上げると特徴的な屋根が。
名高い燕山荘に到着。
名高い燕山荘に到着。
いつかは左のルートを目指してみたい。
いつかは左のルートを目指してみたい。
山男さん像
さて頂上に向かいます。
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さて頂上に向かいます。
コマクサもチラホラ
コマクサもチラホラ
萎れながらも何とか花が見られました。
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萎れながらも何とか花が見られました。
前後に誰もいない全くの1人の状態。
この荒涼とした雰囲気とそこかしこの奇岩。なんか不思議な感じです。
前後に誰もいない全くの1人の状態。
この荒涼とした雰囲気とそこかしこの奇岩。なんか不思議な感じです。
メガネ岩。
侵食の防止のためか、登らないでくださいってロープが張られていました。残念
メガネ岩。
侵食の防止のためか、登らないでくださいってロープが張られていました。残念
頂上到着。展望またしてもなし!
(これで山行3連続で頂上ガス。雨男ならぬガス男かも)
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頂上到着。展望またしてもなし!
(これで山行3連続で頂上ガス。雨男ならぬガス男かも)
とりあえず三角点踏んでおきます。
とりあえず三角点踏んでおきます。
頂上は岩の上で狭く10人も乗れば身動き取れない感じですね。記念撮影時の撮影者は転落注意です。
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頂上は岩の上で狭く10人も乗れば身動き取れない感じですね。記念撮影時の撮影者は転落注意です。
帰り道にて奇跡的にガスが晴れ、初めて燕岳の全貌が。やっぱりカッコいい!
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帰り道にて奇跡的にガスが晴れ、初めて燕岳の全貌が。やっぱりカッコいい!
でもすぐにガスの中に。
でもすぐにガスの中に。
うーん。槍ヶ岳とかが一望できるって聞いたのになあ。
うーん。槍ヶ岳とかが一望できるって聞いたのになあ。
イルカ岩のバックには北アルプスの山々があるはずなのです。
イルカ岩のバックには北アルプスの山々があるはずなのです。
2日目。前日午後からの雨は止むこともなく朝に。
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2日目。前日午後からの雨は止むこともなく朝に。
登るか下りるか相談中のクライマーの方々
登るか下りるか相談中のクライマーの方々
今日もガスは絶好調です。
今日もガスは絶好調です。
下山中。森林限界ギリギリで見つけた小さなスギの木。たぶん燕岳で一番がんばってるスギです。
下山中。森林限界ギリギリで見つけた小さなスギの木。たぶん燕岳で一番がんばってるスギです。
ん。何かいる。
あ、サルだ
気付かれた。(このあとダッシュで逃げられました)
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気付かれた。(このあとダッシュで逃げられました)
こっちのおサルはやけに顔が赤い。
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こっちのおサルはやけに顔が赤い。
まだ朝早いから合戦小屋も閑散としています。
まだ朝早いから合戦小屋も閑散としています。
と思ったらリフトが来ました。
と思ったらリフトが来ました。
物資が到着した所に居合わせたのはちょっと得な気分です。
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物資が到着した所に居合わせたのはちょっと得な気分です。
そして無事下山。
そして無事下山。
ここからは見かけたきのことか。
まずは登山口に生えてたつるりとしたきのこ1。
ここからは見かけたきのことか。
まずは登山口に生えてたつるりとしたきのこ1。
きのこ6。
暗いところにいたきのこ7
暗いところにいたきのこ7
きのこ8。燕岳頂上付近のハイマツの中にて、大きい!
きのこ8。燕岳頂上付近のハイマツの中にて、大きい!
下山して再会した、登山口のきのこ1達。一日で随分たくましくなって・・・
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下山して再会した、登山口のきのこ1達。一日で随分たくましくなって・・・
ちなみに燕山荘のバッチは驚きの17種類!
迷いに迷って結局2種類買ってしまったのでした。
2013年09月07日 09:19撮影 by  CX3 , RICOH
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9/7 9:19
ちなみに燕山荘のバッチは驚きの17種類!
迷いに迷って結局2種類買ってしまったのでした。
撮影機器:

装備

個人装備
インナー(半袖)
1
インナー(長袖)
1
ウィンドブレーカー
1
フリース
1
インナーダウン
1
レインウェア
1
コッヘル&バーナー
1
水筒
1
マルチツール
1
ファーストエイドキット
1
エマージェンシーキット
1
地図&コンパス
1

感想

初めてのアルプスに選んだのはアルプス初心者向けと言われる燕岳。
その割りに北アルプス三大急登などとも言われていたりして、不安を煽ります。

当日までは天気予報を睨みながら一喜一憂の日々。
台風が当たりそうだったり、台風が消えたかと思ったら前線がふらふらしたりで落ち着きません。
何しろ、登山口までのバスは事前予約制ですから、おいそれと日程を動かせないのです。
結局、「快晴は望めない、せめて一目だけでも山容が望めれば」と覚悟の上で出発。

登山口までの夜行バスは便利ですが、「走行中にトイレに行きたくなったら」の不安(トイレ休憩は2時間に1回)と眠りが浅くて熟睡できない状態で夜を明かすので、イマイチな体調での登山開始になってしまいますね。(あくまで私の場合)

登山口からの道に急登はいくつかありますが、それでも危険なところはありませんでした。曲がり角の先が見えないところが多いので、前から来る下山者と角で鉢合わせてびっくりする程度です。鎖も一箇所、岩を巻く道に張ってありましたが、掴まなくても十分歩けます。

第一ベンチから富士見ベンチまで、立ち休みだけで登りきり、合戦小屋へ。
楽しみにしていたスイカにかぶりついて一休みです。もうすこしゆっくりしていても良かったのですが、団体ツアーらしい大勢の方々が行動し始めようとしていたので、そそくさと先に出発。まもなく稜線に出ます。
森林限界を超えたら本来なら広々とした展望と思われるのですが、今回はほとんど見えませんでしたね。残念です。
ガスのせいで先が見通せない中を歩いて、急に目の前に現れたような印象の燕山荘。ここでいったん休憩。天気を聞くと「今日はこれから悪くなる予報」とのこと。振り出す前に上ってしまおうと、頂上に向かいます。

燕山荘から頂上までの道はそれまでと違い、奇岩が並び立つ砂浜のような風景になります。ハイマツと花崗岩とガスだけの世界、なかなか印象的でした。ライチョウに会えなかったのは今回もう一つ残念だったところ。

頂上付近は登山道らしい道がなくなり、岩の群れを縫って進む感じになります。踏み跡が幾通りもあって、どれがメインルートなのか全然分かりません。とりあえずどれをたどっても頂上に行けますが、風化しやすそうな岩だったのであちこち通るとどんどん削られて行っちゃう気がしますね。

頂上からの帰り道、ふと振り返るとサーッとガスが流れてほんの1分だけ燕岳の山容が見られたのは幸運でした。山荘に帰り着いた途端に雨が降り始めたのも間一髪だったのかもしれません。

翌日の下山は雨の中せっせと下るだけだったので特記事項なし。特記事項というほどではないですが、ライチョウの代わりにサルの群れには出会いました。威嚇もなにもされずに逃げられましたけどね。
登山口から1kmほど下って有明荘で温泉につかって帰りのバスに。
(ちなみに中房登山口発のあるぺん号と、有明荘発のあるぺん号は別便です。そのことを知らずに「登山口乗車の切符だけど途中の有明荘で拾ってもらおうか」と一瞬考えましたが考え直して正解でした。)

今回はガスと雨だった燕岳。
いつか快晴のときにもう一回上りに行きたい山リストに追加です。

※あと今回、初対面でありながら山荘でいろいろ話をしてくれたTさんありがとうございました。

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無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
燕岳(中房温泉から往復)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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