3連休の甲斐駒ヶ岳と仙丈ケ岳（北沢峠からピストン）

2013年09月21日(土) 〜 2013年09月22日(日)

• GPS: 30:39
• 距離: 24.7km
• 登り: 2,594m
• 下り: 2,605m

コースタイム

1日目：
5：15　仙流荘バスターミナル
5：55　北沢峠
6：10　長衛小屋(テント設営)　6：55
7：20　仙水小屋
7：44　仙水峠
9：07　駒津峰2750m
9：47　六方石
10：32　甲斐駒ケ岳山頂2967m　11：20
11：54　六方石
12：25　駒津峰
13：04　双児山2643m
14：20　長衛荘
15：00　長衛小屋（テント泊）

2日目：
4：45　長衛小屋
5：13　長衛小屋分岐（二合目)
6：04　大滝頭(五合目)
7：01　子仙丈ケ岳2855m
8：01　仙丈ケ岳山頂3033m　9：00
9：17　仙丈小屋
9：53　馬の背ヒュッテ
10：21　薮沢小屋
10：40　大滝頭(五合目)
11：25　長衛小屋分岐（二合目）
11：50　長衛小屋(テント撤収)
12：30　北沢峠
13：15　仙流荘バスターミナル着

天候

快晴、ガスなし

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

仙流荘無料駐車場から南アルプス林道バスで約50分
片道料金1100円と手荷物200円
本来始発は6時ですが、3連休は5時から臨時バスを運行している

コース状況／危険箇所等

コースは、標識が整備され、道迷いする要素もなく、安全な登山道です。

そういえば、登山ポストがどこにも見当たりませんでした。

長衛小屋のキャンプ場は、1名1泊500円です。朝一番で着いても受付してくれ、翌日も最終バスが出るまでは1泊として扱うとのことです。つまり、翌日下山してから、撤収しても十分な余裕があります。
また、本当に冷たい南アルプスの天然水が使い放題です。
トイレは手動水洗（自分でホースから水を出す）式です。

立寄り湯は、仙流荘で割引券が配られている高遠さくらの湯。8キロほど伊那IC方面に戻った場所にあります。割引券利用で500円、入浴すると肌がツルツルになります。
近くには、高遠そばが食べられる華留運（ケルン）という山屋さんの手打ちそば屋もあります。

写真

9/23 8:21

仙流荘の南アルプス林道バスターミナル

9/23 8:21

北沢峠に到着。

9/23 8:22

案内図には甲斐駒ヶ岳（東駒ケ岳と伊那では言うらしい、西駒ケ岳は先週登った木曽駒ケ岳のこと）と仙丈ケ岳が載っている。

9/23 8:57

徒歩10分ほどで、長衛小屋に到着。

9/23 8:23

200張は張れそうな広大なキャンプ場は南アルプス天然水の渓流沿い。ビールやワインを漬ければ、すぐに冷え冷えです。

9/23 8:23

テントを設営し、不要な荷物をデポし、甲斐駒ケ岳に向かいます。登山口は長衛小屋の正面です。

9/23 8:23

この橋を渡って出発。

9/23 8:24

仙水荘・潜水峠を経由するコース

9/23 8:24

これが仙水荘

9/23 8:24

これが仙水峠。どちらも何の変哲もない経由地点。まだ休むには早い場所です。

9/23 8:58

見えてきました！甲斐駒ケ岳と摩利支天です。

9/23 8:26

6合目にあたるのは、駒津峰2750m。
前半の目標地点となります。

9/23 8:30

甲斐駒ヶ岳が大きく見えます。

9/23 8:30

駒津峰の下り。途中に急峻な岩場があります。

9/23 8:31

六方石。看板には六万石と読めますが、方らしい。

9/23 8:31

甲斐駒ヶ岳の特徴である山頂部の花崗岩帯に突入

9/23 8:27

燕岳のような雰囲気。まだ行ったことないんですけど。

9/23 8:27

摩利支天への分岐

9/23 8:31

花崗岩の大岩が露出しています。

9/23 8:31

花崗岩が細かくなった白砂と。

9/23 8:29

駒ケ岳神社の祠。なぜかわらじがぶら下がっています。信仰の山だから、ある意味当然ですが。

9/23 8:28

三角点もあります。

9/23 8:28

甲斐駒ヶ岳山頂2967m

9/23 8:28

北岳越しの富士山。シルエットでも絵になります。隣には間ノ岳や鳳凰三山も。

9/23 8:29

下山開始、頂上を振り返ると登山者が次々に登ってきます。

9/23 8:33

明日登る仙丈ケ岳が目の前。

9/23 8:34

下山路は双児山経由にします。また登りは厭だけど、駒津峰よりマシ。

9/23 8:34

双児山頂上は2643m、4合目にあたります。

9/23 8:34

長衛荘に下りました。まず生ビールで乾杯、700円です。ちなみに長衛小屋では900円でした。

9/23 8:34

今回ほぼ唯一目にした花は、トリカブト。

9/23 8:35

長衛小屋の脇の壁には、竹沢長衛翁のレリーフがあります。南アルプスの登山道や小屋の開発に力を尽くした人らしい。

9/23 8:35

翌朝は、5時前に仙丈ケ岳に出発。

9/23 8:35

2合目もまだ暗い。

9/23 8:36

大滝の頭。馬瀬ヒュッテへの分岐道。我々は小千丈へ。

9/23 8:09

ナナカマドの実が綺麗です。葉はまだ黄色くなる直前。

9/23 8:36

ナナカマドの群生

9/23 8:37

小仙丈ケ岳に到着。2855m

9/23 8:38

仙丈ヶ岳頂上連山が見えてきました。

9/23 8:37

なだらかな稜線上のアプローチ

9/23 8:39

仙丈小屋分岐

9/23 8:39

頂上には手前2つのピークを巻きます。

9/23 9:01

頂上直下、最後の登りです。

9/23 8:40

着きました！仙丈ヶ岳山頂3033mです。

9/23 8:40

もちろん、三角点もあります。

9/23 9:02

来た道と北岳越しに富士山が見えます。

9/23 8:41

帰りは仙丈小屋、馬の背ヒュッテ経由のコースです。

9/23 8:41

山頂を振り返ると、小さく人の姿がわかります。

9/23 8:41

仙丈小屋。生ビールもありますが、運転があるので、我慢です。

9/23 8:42

馬の背方面に向かいます。

9/23 8:42

藪沢カールは雄大です。先週の千畳敷カールもすごいと思ったけど。少し、色づき始めたとこですが、錦秋に染まったら、最高でしょう。

9/23 8:43

薮沢方面です。

9/23 8:43

馬の背ヒュッテ。先ほどの仙丈小屋もトイレは、公衆ではなく、完全有料（200円）とのこと。

9/23 8:43

ここは五合目方面。大滝の頭を目指します。

9/23 8:43

薮沢小屋。営業は8月一杯で終わっているようです。

9/23 8:44

2合目の長衛小屋への分岐。見逃しそうなので、注意。

撮影機器：

Nikon 1 V2 ニコン

感想

cotta3231

台風18号の被害で名神高速道路は下りの竜王→彦根が通行止め。一旦高速を降りざるを得なかったのですが、たった26kmの下道に2時間もかかる大渋滞でした。結局大阪から仙流荘まで6時間のドライブ。
帰りも3連休中日の夕方の渋滞で、そこら中が事故渋滞。彦根→竜王も15kmの渋滞ということで、行きと同様高速を降りる羽目に。結局帰りも6時間のドライブでした。

そんなアプローチにもかかわらず、南アルプスの峻険な岩山である甲斐駒ヶ岳と女王と称される優雅な山並の仙丈ヶ岳を1回で踏破できる素晴らしい山行になりました。
快晴で360度の展望の良さと相まって、甲斐駒ケ岳の白い山頂部、色づき始めた藪沢カールが、自身の持つ南アルプスの悪イメージを一新させてくれました。

コメント

とーと

はじめまして
こんにちは。
同じ日、同じ時間帯に同じようなコースを登っていました。
よくみると三角点の向うに自分が写ってます。
この2日間は本当にいい天気でしたよね。
お互いに南アルプスを堪能できて良かったですね。

cotta3231

本当ですね！
-to-to-さん、初めまして。
コメントありがとうございます。
ほぼ同ルート、同タイミングで行動してましたね。
最後の大平荘には廻らず、我々は正直にテン場に戻ったので、楽をさせていただきましたが（笑）
また確かに藪沢小屋経由の登りは楽そうでした。でも小仙丈ケ岳からまだ遠い仙丈ケ岳を仰ぎ見れたのも、きつかった思い出として残る気がします。
お互い、いい山行でしたね。