黒部五郎カール
- GPS
- 16:15
- 距離
- 31.5km
- 登り
- 2,450m
- 下り
- 2,440m
コースタイム
- 山行
- 15:51
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 16:07
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
富山県に日本百名山は全部で9座ある。
その中でも黒部五郎岳は特徴的に述べられており
特に印象が深く、いつか青空の下の
黒部五郎カールを歩きたいと考えていた。
地元なのでいつでも行けるが、
北陸の夏は水蒸気量が多く、青空はほぼ見えない。
土日に青空となると年にチャンスは1回あるかないか。
夏の青空が見える日を2年ほど待ったが、
青空予報の日はないので諦めて、不安定でも
青空の可能性があるタイミングで登山することにした。
【ルート】
黒部五郎の日帰りには3つのルートがある。
飛越トンネルが最も距離と標高差が少ないが、
登山前に部分的に悪路と情報を見たため
今回は折立からのピストンを選択した
〇ルートの選択肢
・折立からのピストン(富山)
・飛越トンネルからのピストン(富山、岐阜の県境)
・新穂高からのピストン(岐阜)
〇標準コースタイム/距離
・折立 15時間19分 / 29.2km
・飛越 15時間30分 / 27.9km
・新穂高 22時間36分 / 42.6km
〇累積標高差
・折立 2,547m
・飛越 2,258m
・新穂高 3,272 m
【天気予報】
雲量が最小で10%以下だが、見る度に異なる不安定な予報
最も雲量が少なくなる午前9時頃に黒部五郎カールに到着する予定とした。
【折立〜太郎平小屋】
太郎平小屋までの登山者も多くおられる。
登山者が多く、危険箇所はない。
夜間歩行に問題なし。
【太郎平小屋〜北ノ俣岳】
木道の崩落個所が複数ある。歩けない木道もあるので
木道以外を歩けば危険箇所はない。
北ノ俣岳までの景色は遮るものがないので良いと推測される。
私は、登り下りともガスっていたので何も見えず。
【北ノ俣岳〜黒部五郎岳】
黒部五郎カールの逆側からの景色となる。
広い裾野の山容が見える。黒部五郎カールが巨大で
あることが推測されて胸が弾む。
ハイマツで足元が見えない箇所や岩場などがあるが、
ここまで来れる人であれば歩行に問題ない。
【黒部五郎岳】
登ってくるときにガスがかっていたので、
景色は期待していなかったが偶然にも晴れて全景を見ることができた。
溜息しか出ない圧巻の大パノラマ。
手前には壮大な黒部五郎カール。
黒部五郎カールの左側には薬師、劔、立山
黒部五郎カールの奥には、赤牛、水晶、鷲羽、三俣蓮華、槍、奥穂。
カールの右側には笠、乗鞍、御嶽
【黒部五郎カール】
今回の最重要課題の青天井の大伽藍を見に行ってみた。
カール内部は黒部五郎の肩から見た、いかにも圏谷という様子とは異なり、
見通しのよい巨大な谷を歩く。平坦な場所までくると円形劇場や
アリーナのステージの中央にいるような不思議な感覚になる。
中央部分に川があることもあり、花が多く咲いている。
花々と大劇場の競演、この場所は”スペシャル・ワン”だ。
【ベストビュー】
カール内部の写真は山頂が近い方が迫力がある。
離れると印象が薄くなってしまう。
1人で撮影されるのであれば19枚目の付近がベストビューだと思う。
2、3人一緒に写真に撮るのであれば、もう少し離れたほうがいいかもしれない。
カールの全景は山頂からが最も美しい。
【復路】
笠雲が出てきて、雨に濡れたのでのんびり帰った。
【私の知っている黒部五郎岳に対するコメント】
田中澄江:一番好きな山
深田久弥:大好きな山。
肩からの景色はいかにも圏谷。
カールの底から見た景色は
青天井の大伽藍。
他に類を見ない見事な景色。
【私のコメント】
黒部五郎カールを少し斜に見た山頂からの景色が最も美しかった。
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