晩秋の雲取山(2013年のメインイベント)
- GPS
- 11:44
- 距離
- 30.1km
- 登り
- 3,761m
- 下り
- 3,190m
コースタイム
0930鴨沢BS-1000登山道入口-1220七ッ石山近くの山小屋1310-1420ヘリポート-1510小雲取山-1530雲取山1550-1610雲取山荘
◇ 2日目
0640雲取山荘-0725芋ノ木ドッケ-0800白岩山0830-1000霧藻ヶ峰1020-1130三峰神社
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
・JR青梅線で奥多摩駅まで行きます。奥多摩駅に AM0829着。 ・奥多摩駅 AM0835発の鴨沢西行きバスに乗車。 ・バスに乗ること約30分、鴨沢BSで下車。 ◇ 復路 ・三峰神社BS PM12:45発の西武秩父駅行きバスに乗車。 ・バスに乗ること約30分、大滝温泉遊湯館BSで途中下車。 ・大滝温泉遊湯館BS PM15:15発の西武秩父駅行きバスに乗車。 ・西武秩父駅からは秩父線で家路につく。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・七ッ石山から少し先は狭い山道になっており、すれ違い等は十分に注意する必要があります。 ・それ以外は、この時期に特に危険な場所はありません。 |
写真
感想
二十四節気の『寒露』にあたる10月12日の土曜は、七十二候で『鴻雁来(こうがんきたる)』です。
●プロローグ
週明け月曜は体育の日。三連休の初日となった土曜日は、東京都で最も高い山であり百名山のひとつでもある雲取山を目指して出発の日でもあります。今回は、奥多摩湖近くの鴨沢BSから登りはじめて山頂山近くの山小屋に一泊し、翌日に三峰神社へ下山をしてくる二泊三日の山行です。
-- この日がくるのをどんなに待ちわびたことか。
朝から、ひとり情感に満たされる土曜の朝をむかえたのでした。
前日の平地における最高気温は、なんと30度ごえの真夏日となった関東地方。天気予報によると今日と明日の気温は極端に下がることもなさそううでしたが、やはりこの時期での一泊ともなると荷物もそれなりに増えてしまうものです。
っというところも見越したうえで夏先に買ったばかりの大きなザック(40リットル)に必須の荷物をいっきに詰めこみ、
-- さて、引き続いてデジイチ機材一式を収納するぞ!
と意気込んだものの、、、大きなデジイチの入る余地はすでになし(>o<)
せっかく詰めこんだ荷物を取りだして何回かパッキングしなおすものの、やっぱり入る余地がない…
-- もうすこし大きめのザックを買っておくべきだったかも。
『馬には乗ってみよ、人には添うてみよ。』とはよく言ったもので、何事も経験なりだよな!
と、ひとりごちながら小さなコンデジを腰にぶら下げて出発するのでした。
閑話休題、本日の山行は男子6名の女子1名で計7名での山行です。
待ち合わせ場所となっているJR青梅線の奥多摩駅に予定どおりに全員が集合。ここから奥多摩湖に向かうバスに乗りこみ出発です!
この日は三連休の初日ということもあってか、西鴨沢行きのバスは二台での運行でした。
バスに揺られること約30分、登山道入口のある鴨沢BSに到着。ふと見上げると、まるで今回の山行の門出を祝福するかのごとく爽やかな秋空が広がっているではありませんか!
-- これも日頃の行いのよさか。
と、おごりぶかき思考が頭のなかをよぎります。
いかんいかん。『なにごとも謙虚に実直に誠実に!』が信条なのだと心のなかでつぶやきながら、いざ登山道入口にむけて出発!
●登山道入口〜七ッ石山
鴨沢BSから登山道入口までは、民家のそばを通ったり、アスファルトで舗装された道を歩いたりしながらの道のりです。鴨沢BSから歩くこと約30分。登山道入口から一歩足を踏みいれると、そこから本格的な山登りの始まりです。見事なまでの杉の木が山道の両脇に立ち並ぶなか、一歩一歩と進んで行きます。
傾斜も比較的ゆるやかな登り坂をドンドンと進むこと約1時間。水の補給できる場所に到着。この水くみ場の様子は写真のほうにもアップをしましたが、山道沿いにしっかりと『水』の案内板が掲げられていて見逃すことはないと思います。
-- あぁ、うまい!
おそらくきっと山の湧き水なのでしょうが、冷たくて美味しいお水を口にし、大自然の恵みに感謝をする瞬間でした。この水の補給場所のちょっと先に少し開けた場所があり、そこで腰を下ろしての休憩をとることがでます。
鴨沢BSをAM0930頃にスタートし、水の補給場についたのがAM1100頃。約90分で第1回目の水の補給が可能です。
ここでひと息ついたあとは、標高1753メートルの七ッ石山にある山小屋目指して出発!
ここからは傾斜もそれなりにあり、少しだけ気合いが入ります。えっせえっせと歩くこと約1時間。ちょうどお昼時に山小屋に到着です。
ほどよくランチタイムということで、もってきたおむすびをパクリ。
-- あぁ、うまい!!
遠くに富士山を眺めつつ、おむすびを頂くという至福のときを過ごしながらランチタイムは終了。と、ふと視線をよこにやると山小屋のメニューが目に飛び込んできました。
-- おっラーメンかぁ。ラーメン… 食べたい…
毎度のことではありますがラーメン食べたい病が発症。ここはぐっとこらえてガマンをしましたが、この山小屋ではラーメンのほかにカレーライスもメニューとして用意されています。また、水の補給も可能となっていました。
●七ッ石山〜ヨモギノ頭
七ッ石山から少し先にある山道はとても狭い山道になっていて、ちょっとだけ緊張しました。すれ違いに注意しながらさらに先に進むと、もとの広い山道にもどます。鴨沢から雲取山までは、ここだけ注意が必要ですが、それ以外はとても安全なルートだと思います。
ほどなく進んでゆくとブナ坂の分岐点に到着。ここからは広々とした山道となっており、雄大な景色を楽しみながら雲取山を目指すことができます。
左手に富士の山を楽しみつつ進んでいくとヘリポート。そのヘリポートの少し先に奥多摩小屋があります。
このあたりではテン泊予定のかたも沢山いらっしゃいました。山と高原地図では水マークも記されており、テン泊にはもってこいの場所なのだと思われます。
●ヨモギノ頭〜小雲取山
ヨモギノ頭で少し休憩したあとに、あともう一息ということで出発!
が、この先にある標高1937メートルの小雲取山までがとても大変でした。ヨモギノ頭の標高が1813メートル。なんと120メートルほどの標高差をたったの500メートルほどの距離で登っていかなければなりません。
休み休みしながら這いあがり、なんとか小雲取山の山頂に到着です。
-- こりゃしんどいわ。
と思いながらふと振りかえると、でっかく富士山が見えるではありませんか!
疲れも吹き飛ぶ瞬間でした。
●小雲取山〜雲取山〜雲取山荘
小雲取山から緩やかな上りの傾斜を歩くこと約10分、雲取山に登頂する最後の急斜面があらわれます。
--よし、 これがさいごの登りだな!
えい!っと気合を入れつつ山頂を目指します。一気に登りきり「山頂に到着!」と思いきや、三角点のある山頂はまだ少し先にいったところ。正真正銘の山頂に到着し、「よく登ってきたなぁ」と自分で自分を褒めてあげるのでした。
ここで記念撮影をしたあとは、一気に雲取山荘を目指して下っていきます。山頂から下ること約20分。PM16:10頃に雲取山荘に到着です。
山荘にチェックイン後、さっそくと山荘の目の前にあるテーブルを囲み、ビールにワインに梅酒で乾杯!
まさに至福のときです。初日はほんとうにお疲れさまでした!
●雲取山荘〜芋ノ木ドッケ〜白岩山
一夜明け、2日目は朝6時半に雲取山荘を出発しました。山荘でも水はしっかりと補給をすることができ本当に助かります。山荘から少し進んだところに男坂と女坂の分岐点がありますが、今回は女坂を進んでいきます。
昨日の平地での最高気温も30度ちかくまであがり暑かったようですが、ここはなんといっても標高2000メートル。すこし寒さを感じるなか、芋ノ木ドッケを通過して白岩山の山頂に到着です。
白岩山の山頂で大きく休憩、朝ごはんです。白岩山にある山小屋から北の方向は見事なまでの眺望がひろがっていて必見です。
●白岩山〜霧藻ヶ峰
ひと休みしてから白岩山を出発。清々しい朝の空気のなか『前白岩山』に続いて『前白岩の肩』を通りすぎ、『霧藻ヶ峰』までいっきに進んでいきます。霧藻ヶ峰には休憩所があり、ここで2回目の休憩をとりました。
●霧藻ヶ峰〜三峰神社
-- 三峰神社まで、あともう少しだ!
2日目ともなると、足もだんだんと重くなってきます。
自分で自分に気合を入れて出発し、えっせえっせと下っていくこと約1時間。やっとのこさ三峰神社側の登山道入口に到着です!山頂を出発してから約5時間、道のり10キロほどで標高差約1000メートルを下ってきたことになります。
-- えらいぞ自分!
ここでも自分で自分を褒めるのでした。
-- う〜ん、うまい!
三峰神社の鳥居の前にあるお店で頂いたビールはほんとうに美味しかった!
バスの出発時間まで少し時間があったので三峰神社の境内を散策。三連休の2日目となる日曜日、昨今のパワースポットブームもあってか沢山の人が三峰神社を訪れていました。
●エピローグ
今回は、山小屋にお初の宿泊となる山行でした。山小屋は想像をしていたよりも過ごしやすく、夜もグッスリと寝ることができ、初日の疲れをしっかりととることができたように思います。
夕食(おかずはハンバーグがメイン)、朝食(こちらは鮭に生卵がメイン)とも、ご飯はお代わり自由。エネルギー満点の状態で2日目の山行に臨むことができたように思います。
最後に、今回ご同行頂きました皆さまにおかれましてはほんとうにお疲れさまでした!
あぁ、楽しかった♪
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