乗鞍岳登頂リベンジbyBCスキー

2022年03月20日(日) [日帰り]

• GPS: 08:31
• 距離: 15.3km
• 登り: 1,065m
• 下り: 1,553m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:33
• 休憩: 1:53
• 合計: 8:26

9:44 かもしかリフト最上部（ツアーコース開始点）
11:17 11:39 ツアーコース終点
12:00 12:00 位ヶ原
12:45 13:15 肩の小屋口
13:45 14:07 肩の小屋手前 シール登行→アイゼン変更
14:32 14:38 2845m スキー板デポ地点
15:10 15:14 蚕玉岳
15:22 15:22 乗鞍岳頂上小屋
15:29 15:46 乗鞍岳
15:48 15:48 乗鞍岳頂上小屋
15:53 15:53 蚕玉岳
16:06 16:18 2845m スキー滑降開始点
16:25 16:25 肩の小屋
16:36 16:36 肩の小屋口
16:55 16:55 ツアーコース終点
17:35 17:35 かもしかリフト最上部（ツアーコース開始点）
17:43 17:43 三本滝バス停
17:57 17:57 乗鞍スキーリゾート下
18:10 温泉宿

天候

快晴。低温。日本気象協会山の天気では15時の乗鞍岳の気温-9℃
宿に帰った時、PETボトルの水が凍っていました。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

3/19 20:18

乗鞍の白濁硫黄泉は温泉らしくていい

3/20 9:14

乗鞍スノーリゾートスキー場の三本槍レストハウス前からのカモシカゲレンデ

3/20 9:43

カモシカリフトを降りて、ツアーコース入口からコースを見上げます。

3/20 9:43

ゲレンデトップから出発

3/20 9:43

ここが最初の難関急斜面。直登は無理で、右の林間から何とかシール登行でクリア

3/20 10:21

その上を少し行くと正面に乗鞍山頂登場

3/20 10:21

山頂をアップ。天気予報から晴れは予想してましたが、こんなにいい天気になるとは。

3/20 10:38

右が乗鞍岳、はるかに遠い

3/20 11:01

乗鞍へGO。

3/20 11:02

山頂はやはり風が強そう。

3/20 11:16

ツアーコース上部に来ました。ここから第2の難関急斜面をクリアすれば待望の森林限界で位ヶ原ですがその前に休憩。

3/20 11:20

ツアーコースを振り返ります。

3/20 11:59

昨年春に雪崩があった急斜面は左から何とかシール登行でクリア、そしていよいよ広大な位ヶ原、その先に乗鞍岳が聳えます

3/20 11:59

どこでも滑れるように見えますが、結構アイスバーンです。

3/20 11:59

とりあえず乗鞍岳バックに自撮り

3/20 12:12

位ヶ原を登ります

3/20 12:12

さあ、帰りはどこを滑ろうか

3/20 12:21

振り返って

3/20 12:21

広大です。前に見える小屋がなかなか近づきません

3/20 12:55

肩の小屋口の近くで昼食休憩。この日行動中に食べた唯一の食糧のカップ麺

3/20 12:58

乗鞍岳

3/20 12:58

肩の小屋口の小屋と摩利支天岳

3/20 12:58

登ってきた位ヶ原

3/20 12:58

斜面はテカテカ、アイスバーンorクラストしているのか

3/20 13:31

3/20 13:31

さらに肩の小屋へ向けてシール登行。この辺りはまだ雪柔らかい

3/20 13:32

朝日岳下の斜面、ここなら滑降できそうなので、この上まで板を担ぎ上げます。

3/20 15:01

途中朝日岳の下に板をデポし、旭岳は東を巻いて蚕玉岳の手前の鞍部で稜線の夏道に到着。

3/20 15:01

旭岳を振り返ります

3/20 15:01

肩の小屋とその後ろの摩利支天岳のコロナ観測所を見下ろします。

3/20 15:02

剣が峰（左後ろ）をバックに自撮り

3/20 15:09

蚕玉岳からの剣が峰。

3/20 15:09

蚕玉岳にて。天空の稜線歩き

3/20 15:09

蚕玉岳にて。雲海がすごい

3/20 15:09

そしていひょいよ剣が峰へ

3/20 15:11

隠れていた前穂が見え始め

3/20 15:12

蚕玉岳にて。

3/20 15:12

蚕玉岳にて。

3/20 15:23

剣ヶ峰の登りにて、エビのしっぽが発達

3/20 15:23

剣ヶ峰の登りにて

3/20 15:23

剣ヶ峰の登りにて、エビのしっぽが発達

3/20 15:23

3/20 15:26

そして頂上へ

3/20 15:26

山頂直下から振り返って、高度感がすごい

3/20 15:26

位ヶ原を見下ろします。

3/20 15:28

そしてとうとう登頂です。時刻は15:28、タイムリミットの2分前でした。

3/20 15:29

神社の右側をわまりこんで

3/20 15:29

神社の建物は白い鎧を着ています。

3/20 15:29

山頂の鳥居です。この時間ではもう誰もいません。

3/20 15:30

鳥居と山頂標識

3/20 15:30

鳥居もすごい

3/20 15:31

証拠写真

3/20 15:32

御嶽山

3/20 15:34

鳥居の中に朝日岳

3/20 15:34

天空の城のようなコロナ観測所

3/20 15:34

同じく

3/20 15:35

やりました。3月登頂は初めて。冬季では2017正月以来3回目。妻は冬季初。

3/20 15:36

鳥居はしゃがまないとくぐれません

3/20 15:36

3/20 15:36

神社は完全にエビのしっぽで覆いつくされています

3/20 15:39

御嶽山

3/20 15:39

さて、時間も押しているのでそろそろ下山

3/20 15:46

北ア方面

3/20 15:46

前穂と奥穂（左）、そのさらに左の槍は残念ながら雲の中

3/20 15:46

高度感

3/20 15:46

山頂を辞します

3/20 15:57

鞍部にて、だいぶ日が傾いてきました。我々がこの日最後の登頂者でした。

3/20 16:19

ここで板を装着し滑降開始。

3/20 16:19

雪はカリカリです

3/20 16:37

日が陰りました。この日15時の山頂の気温はー9度。

3/20 16:37

誰もいなくなった位ヶ原

3/20 16:42

カリカリの位ヶ原を振り返ります

3/20 16:43

雪煙が上がる摩利支天岳と冨士見岳

3/20 17:47

スキー場まで降りてきて振り返ります

3/20 17:47

カリカリのゲレンデ。なんとか明るいうちに下山できました。お疲れさまでした。

撮影機器：

HIGH SPEED EXILIM EX-ZR1300 カシオ

装備

個人装備

ハードシェル グローブ（予備） 防寒着 バラクラバ 毛帽子 ブーツ ザック 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 針金 ガムテープ 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス ゴーグル ストック スキー板 シール アイゼン ピッケル ヘルメット

感想

shigetoshi

今回のミッションは昨年4月にトライして登頂できなかった乗鞍岳に妻を登頂させること。そして、私自身の楽しみは下りでのスキー滑降、あよくばパウダースノー（まだ3月なので雪の降り方次第では）を楽しめないか、と考えてました。
昨年は乗鞍スノーリゾートの営業が終わっていた時期だったため、休暇村下の駐車場、標高1600mからの登りで時間がかかって肩の小屋口で引き返したので、今回はスキー場が営業しているこの時期に、ゲレンデトップのツアーコース入口までリフトで登り、標高2000m弱を出発点としました。
ただ出発時刻が遅くなるので、登頂は最遅で15:30、下山のリミットは暗くなる前まで（春分なので午後18時）と考えました。
幸運にもこの日はたまたま快晴で風も乗鞍にしてはとても弱い最高の天気に恵まれて、上記の時刻リミット設定で無事登ることができました。
しかし、楽しみにしていた滑降は大誤算でした。日中晴れて日差しが強かったので、前々日に降った雪の表面が解け、これが午後に日が陰ってから凍ってクラスト最中状態になってしまい、ところどころにある吹き溜まり以外は全面カリカリガリガリゴチゴチに固まっていて、まともにターンできる状態になく、エッジを氷の突起にひっかけないように斜滑降か横滑り、吹き溜まりや人が大勢歩いた跡で雪が耕されたところで何とかターンする、それがない場合はキックターンで方向転換するといった滑りで、気持ちのいい連続ターンはできませんでした。
そんな状況で、予定以上に下りに時間がかかり、結局本当に暗くなる直前の18時ころに下山することになり、宿の方に心配をかけてしまいました。
歩いて下るよりはだいぶ早いとは言え、まったく滑降を楽しむことができず、スキーが楽に下るための道具になってしまい、重たい板を担ぎ上げた意味が半分損なわれてしまいました。これだったら、アイゼン、ピッケルのみで歩いて上り下りしてもよかったかとも思いましたが、その場合は登りの速度は少し早くなっても、下山の時間がはるかに長くなり、かつスキー場も歩いて下る必要があるので、そうは言っても今回の登山形式が最適だったことには変わりなかったとは思います。

山中にはこの時期はトイレがなく、位ヶ原から上は隠れる場所もないので、用を足すこともできないので（この日はにぎわっていて、登っている時は絶えず近くに人がいた）、行動中摂った水分はカップ麺の270ccと水50cc、お茶50ccの合計370cc程度、他は食物も口にせずに9時間も行動していたので、完全に渇水状態になったようで、下山した晩に寝返りを打った時に右大腿筋がつってしまい、猛烈な痛みでした。