雪のネズミザス尾根(鷹ノ巣山)
- GPS
- 07:40
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 1,281m
- 下り
- 1,282m
コースタイム
12:20カラ沢の頭-13:45鷹ノ巣山14:15-16:40東日原BS
天候 | 晴れのち曇り時々晴れ、時々雪。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ネズミザス尾根・・・ノートレースでした。 石尾根・・・積雪量は約80センチ前後 稲村岩尾根・・・積雪量50〜80センチ前後、 稲村岩のコルから腐った雪で滑落の危険あり。 雪崩の後あり、落石ときどきあり。 |
写真
装備
個人装備 |
防寒ウェア 1 フリース
ズボン 1 秋冬用
靴下 1 秋冬用
帽子 1 毛糸
オーバー手袋 1
インナー手袋 1
アンダー手袋 1
長袖シャツ 1 3シーズン用
下着 1
レインウェア 1
ヘッドライト 1
地図 登山地図、地形図
笛 1
ナイフ 1
コンパス 1
トレペ
テルモス 1 500ml
食器・武器 1 ナイフ
行動食 1
非常食 1
お茶セット
メモ帳・ペン
財布・SUICA
携帯電話 iPhone4S
保険証(写)
医薬品
温泉セット
時計 高度計付き
コップ
ライター
予備電池
予備衣類 温泉セット
細引き
リペアシート
重登山口(冬)
12本アイゼン 1 前詰め付き
ピッケル 1 ハンドリーシュ付き
カラビナ 1 ハンドリーシュとテープシュリンゲを繋ぐ
テープシュリンゲ 1
ビーコン 1 デジタルビーコン
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共同装備 |
小コッヘル 1
GPS 1 iPhone4S
ガス(中)or (小) 1
ガスヘッド 1
ツエルト 1
ラジオ 1
|
感想
鷹ノ巣山へ(石尾根)へ上がるルートは沢山あります。一般道だけでも稲村岩尾根、榧ノ木尾根、浅間尾根、水根沢、その他巳ノ戸尾根と鷹ノ巣尾根、ネズミザス尾根、カラ沢尾根、タル沢尾根、山ノ神尾根、日蔭指尾根・・・など沢山ある。
先週倉戸山へ登った時の雪の状態を加味して現時点で自分が登れて安全な尾根となると稲村岩尾根、ネズミザス尾根、タル沢尾根となる。それ以外は岩が出てくるしその岩がもろく落石や雪崩の可能性、腐れ雪による滑落の可能性が大きいと判断した。
今回は2度経験のあるネズミザス尾根を登りに使い、トレースがあり安全だと思われる稲村岩尾根を下ることにした。ラッセルを強いられた場合は登りに5時間以上はかかると想定して最短ルートの稲村岩尾根を降りる計画です。
奥多摩行きの電車は沢山の登山客で溢れ御嶽駅で半分に減り残りはほぼ奥多摩駅で降りる。東日原行きのバスはガラガラだが鴨沢西行きのバスは満員のようだ。猫も杓子も雲取山ということか(^^ゞ
東日原について登山口へ向かう。高度計の標高とコンパスをセットする。南面から見たネズミザス尾根、稲村岩尾根はほとんど雪は付いていないように見えた。中日原から階段を降りてしばらくすると登山道へ雪崩れた雪の塊がカチカチになって登山道を塞いでいる。凍ってキックステップでは無理のためアイゼンを着けて通過する。すぐに巳ノ戸橋を渡り沢へ降りる。
雪で増水していないか心配だったが楽に沢を渡渉できてネズミザス尾根の取り付いた。最初は腐れ雪で苦戦したがなんとか岩場を乗り越え 739m 地点まで登り終えて一段落する。針葉樹林帯からブナの木などの広葉樹林帯へ入ると徐々に雪の量が増えてくる。トレースは全くない。雪はしっかり締まっておりアイゼンがよく利く。木の上ではシジュウカラが沢山いて春はまだかと鳴いているようだ。
1300m圏当たりからカラマツ、ヒノキなどの針葉樹林と白樺かダケカンバが混ざってくる。そろそろカラ沢尾根との合流地点であることを示す植生である。カラ沢の頭の急斜面ではピッケルをアンカーにして一歩一歩登りつめていく。ここまでトレースがなかったということはカラ沢尾根もまだトレースが付いていないということだ。登り始めて3時間半でカラ沢の頭(石尾根)へ立った。まだ誰にも会っていない。石尾根にはたくさんの雪が残っているが今日の足あとは一人分のみ。しばらくすると鷹ノ巣山から降ってきた登山者とすれ違う。
どちらから?と聞かれるので日原からと答えるとキョトンとしている。話が面倒になるので僕は地図を取り出して尾根の説明をした。相手からは稲村岩尾根の状況を教えていただいた。石尾根からは富士山が常に見えるはずだが雲が厚く裾野がわずかに見える程度だった。手前の大菩薩連嶺は雁ヶ腹摺山から大菩薩嶺まで全部見渡せた。南アルプスの方は北岳、鳳凰三山、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳だけがよく見えていた。
鷹ノ巣山山頂は約80センチほどの雪がつもり数名の登山者が休憩していた。雪が散っていたがおにぎりとテルモスのお湯でコーヒーを入れて休憩した。30分ほど休憩してコンパスをセットし早速下りにとりかかる。登りのトレースが付いているがくねくねしているのでショートカットでガンガン降りて行った。途中で気づかぬうちにアイゼンが外れるトラブルが起きて10分ほど登り返してアイゼンの捜索を行った。右足だけアイゼンが時々外れるのでちょっと調整が必要のようだ。
稲村岩のコルに着くとそこから先は急斜面で一気に雪が無くなり腐れ雪と落ち葉で滑落したらアウトである。本日一番緊張した場所だった。途中では雪崩れた後の雪と木の残骸が2箇所と稲村岩からは落石が時々起きていた。
無事に東日原に着き次のバスの時間までコーヒーを飲んだり身支度をして時間を潰した。東日原からは自分一人のみだった。川乗橋から3名がピッケルを携えてバスに乗ってきた。どこかの山岳会のパーティーのようだった。奥多摩駅前の食堂に入ったが営業が6時までとこのことなので旧交番横のそば屋に入った。川乗橋から乗ってきたパーティーも同じ店に入った。お酒と食事を取りそそくさと電車に乗り9時前には家路に着いた。
チャレンジャーだねー
おつかれちゃーん
こんにちは。
鴨沢〜雲取はもうトレース付いているし人が多いし面白く無いと思ったのでこっちにしました。
今の奥多摩や高尾はメジャーなルートだけしかトレースはないようです。雲取山も鴨沢からと三峰からだけで他のルートはまだほぼだれも入っていない状態だと思います。
yasuhiroさん、こんばんは。
土曜日は気温が下がったため、快適な尾根歩き
だったでしょうか。
ネズミザス尾根、まだ歩いたことがなく、今年中に
行ってみたいものです。
まだまだ雪は残る感じですね。
そろそろ雪のない道を歩きたいのですが。。。
youtaroさん、こんばんは。
朝は気温が低くて雪がしっかり締まってましたから
サクサク歩けましたよ。
ネズミザス尾根は取付き場所はすぐわかるのですが、
序盤ちょっと岩場があってゴニョゴニョしてます。
あとは尾根は明瞭ですから難しくありませんよ。
奥多摩の雪は4月いっぱい残りそうな感じですね。
yasuhiro95さん、おはようございます。
yasuhiro95さんが石尾根を登ってくるところを拝見しておりました。
私は、山頂の三角点の近くで休憩していて、yasuhiro95さんが到着した
タイミングで邪魔かな、と思って立ち上がて場所を開けた者です。
ネズミサス尾根を上ってきたのですね
北側の斜面は雪が多くて下のほうは潜って大変だったと思います。
でもこの日は標高の高いところは締まっていて歩きやすくてよかったですね。
ネズミサス尾根は私も12月に歩いたばかりでしたので(雪はなかった)、
とても興味深くレコを拝見させていただきました
shigetoshiさん、こんばんは。
よく覚えています(^^ゞ
時間の記録に最近はメモ帳じゃなくて写真で済ませてるので
三角点と山頂の写真を撮ろうとしてたとこでした。
ネズミザス尾根は稲村岩尾根より長時間歩くことになりますが、
雪の状態はネズミザス尾根の方がしっかり締まってましたよ。
八丁山経由の巳ノ戸尾根と鷹ノ巣尾根もたぶんだれも入ってない感じだったので
いい感じになってるかもしれません(・∀・)
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