アフター充実、残雪の瑞籬山&金峰山


- GPS
- 09:53
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,838m
- 下り
- 1,817m
コースタイム
4:57 富士見平小屋 5:00
5:24 天鳥川
6:24 瑞籬山 6:39
7:14 天鳥川
7:35 富士見平小屋 7:44
8:24 大日小屋
9:53 砂払いの頭
10:45 金峰山 11:15
12:30 大日小屋
13:15 富士見平小屋 13:30
13:57 瑞籬山荘
天候 | 晴れ、時々曇り少しガス。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
★道の状況★ 富士見平小屋先、天鳥川手前で雪が出てきます。小川山分岐の下りでチェーンスパイク装着。無しで瑞籬山へ登ってくる人もいました。富士見平小屋の小屋番さんは金峰山へはアイゼン無しで登ったと言ってました。ただ普通の登山者にはお薦めしませんがとのこと。行けるところまで無しでと思い、いつ装着しようかと悩みましたが特に問題なく山頂まで無しで行きました。(下りは装着)ピッケルは車に入れっぱなしでした。持参している登山者も何名かいましたがほとんどザックに付けたままのようでした。ただ強風の際にはアイゼン、ピッケルともあると安心ですね。またアイゼンは使用しなくても6本爪位はザックに入れておいて良いかもしれません。太陽が高くなり雪が緩むと却って歩きにくいです。早朝の出発がお薦め。 ★登山ポスト★ 登山口に黄色いポストあります。 ★飲食店★ 瑞籬山荘のカフェでチーズケーキセット堪能しました。 ★温泉★ 増富の湯。源泉掛け流しで温度差のある湯がいくつも。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック 1 Tera Nova 35L
非常用ツエルト 1 Fine Track
雨具上下 1 モンベルGTX
テルモス 1 0.8L
ペット飲料 1 0.5L
ヘッドランプ 1
手持懐中電灯 1
救急キット 1
朝食 1
昼食 1
行動食 1
トレッキングポール 1
ドライレイヤー 1 着用
ベースレイヤー 1 着用
ソフトシェル 1
携帯電話 1
カメラ 1 NIKON D600
手袋(ダブル) 1
ダウンジャケット 1 使用せず
靴下 1 着用
シューズ 1 着用
コンプレッションタイツ 1 着用
着替え 1 使用せず
6本爪アイゼン 1 使用せず
地図 1
GPS 1
スパッツ 1 使用せず
ハードシェル 1 使用せず
非常食 1
バラクラバ 1 使用せず
コンパス 1
予備電池 1 使用せず
チェーンスパイク 1
ナルゲンボトル0.4L 1
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感想
【百名山2つ登頂+α?】
香港から飛行機代かけてやって来たので、やはり2座とも登っておきたい。余裕があれば金峰山小屋にも立寄り、鷹見岩もなんて贅沢なことを考えていた。気温が高くなり雪は大分減っているはずだが、一応車には冬靴、ピッケル、12本爪アイゼンも放り込んだ。朝出発時の気温と前日の雨の様子次第で何を持参するか決めることにした。当日の朝、気温は高い。前日の雨もこれなら上の方で雪になっても積もっているというほどではないだろう。冬装備は却下してチェーンスパイク+6本爪持参とした。(結局アイゼンは使用せず。今後降雪なく、強風でなければチェーンスパイクで十分と思われます。)いつもガスられているので今日こそは青空の写真をと、重いデジ1をチェストハーネスでぶら下げた。
【瑞籬山】
日の出前に出発。富士見平小屋手前でヘッドランプをはずす。小川山分岐の下りでチェーンスパイク装着。ロッキーな景観に圧倒されながらピークを目指す。頂上には1組のカップルのみ。足回りは12本爪のアイゼンでしっかりしていたが男性はジーンズだった。途中ですぐ後ろをついてきた学生2人が登ってきた。一人はノーアイゼンで山頂まで来たようだ。下りに備えてアイゼン付けてる。15分程景観を楽しみ下山、2座目の金峰山を目指す。まだ日が低く気温もそれほど上がっていないのでチェーンスパイクが良く利く。富士見平小屋で朝食休憩。小屋番さんに金峰山の情報を聞く。金峰山小屋の方へはトレースないらしい。小屋番さんが行っただけで、トラバース道もはっきりしないようだ。まだ営業開始していないのだろう。情報ありがとうございます、参考になりました。
【金峰山】
チェーンスパイクを途中でしまったので、無しで行けるところまで行くことにする。気温高く、ドライ、ベース、ミッドの3レイヤーだと暑すぎる。先ほどの学生の一人は半袖だった。大日岩手前で先行するパーティーに何組かに追いつく。ここでミスコースやって後続の1パーティを巻き込んでしまった。大日岩への登りで左へ上がるべきところを踏み跡に誘われて直進してしまった。少し行くと怪しい雰囲気でテープもないので、付いてきたカップルに「ミスコースみたいです、上にテープないですか?」と確認してもらった。見つからないようだ。さらに後続の一人がテープ見つけてくれて復帰できた。ナイスチームプレー。ヤセ尾根は危険だよと事前に言われていたが風もなく快適に通過。前日の雨はやはりこの辺では雪だったようで少し新雪が積もっている。踏み跡から判断すると2、3人が先行しているようだ。千代の吹き上げあたりからは素晴らしい景観に魅せられ写真を何枚も撮影してスピードが上がらない。さっきまでいた瑞籬山が遠くに見える。あそこから来たのだなと感激。五丈岩のデカさに圧倒されながら山頂へ。まだ10:45、計画より25分遅れ。普段はあまり休憩とらない方だが、景色も良いので山頂の岩の乗ってシェルを羽織り、少し早めのランチ。テルモスからお湯を注ぎインスタントパスタ。絶景ではあるものの、遠くはガスっており少し残念、でもなんとか晴れないかなとウダウダ写真を撮り続ける。ガスが晴れないので諦めて下山開始。30分もまったり休憩してしまった。気温が高いのと風が弱いのでそれほど体は冷えてはいない。金峰山小屋へ向かうトレースを確認したら小屋番さんの言う通り踏み抜き地獄だ。踏み抜くと足が攣るし、トラバース道も登りで確認したらはっきりしなかったので、あっさり断念し大人しくピストンすることに。ところが下り始めてすぐに派手に踏み抜き、立ち上がった瞬間に、「来た」。足攣りました。しばしストレッチ、給水して下山再開。そこからは腐れ雪に足とられながらも順調に下ります。登りでミスったポイントも間違ったトレースに誘われずに進みます。
【富士見平小屋】
本日3度目の富士見平小屋。まだ13:20だがテン場では今夜のお宿を張っている人が何組か。トイレ休憩の後、水場を偵察。冷たい水で顔を洗いリフレッシュして、水割り用の「秩父天然水」をナルゲンボトルに汲んで下山再開。小屋番さん親切です。今度ゆっくり寄らせてもらいます。瑞籬山荘までは30分弱。雪もなくサクッと下ります。
【アフター(その1)のチーズケーキは絶品】
さて下山後はスィーツのお楽しみ。こんだけカロリー消費したらからケーキの1つや2つ大丈夫でしょう。早速瑞籬山荘の喫茶店に入り、チーズケーキセットを注文、950円。車だと時間を気にせず滞在できるのが魅力です。天気も良いのでテラスに陣取り、ゆったりした下山後の時間を過ごします。添えられたイチゴジャムの甘みと酸味のバランスが絶妙。プルンとした甘さを抑えたチーズケーキにマッチしてます。香り高いコーヒーを楽しみながら登山を振り返りました。なんたる贅沢。ごちそう様でした。マスターに「美味しかったです。また来ます」とお礼を述べて車に戻ります。
【アフター(その2)は増富の湯】
スイーツでおなかを満たした後はお風呂。ナビで検索してヒットしたのが増富の湯。レコでも良く記述があるので寄ってみるとこにしました。駐車場に着くと瑞籬の無料駐車場で見た車が何台もあります。皆さんここで汗を流して帰るのが定番のようです。源泉掛け流しの濁ったお湯がなんとなく疲れに効きそうな感じです。ちょうど打たせ湯もあったので、荷物で凝った肩をほぐします。ジャグジーでホコホコ、疲れた筋肉を休めます。極楽極楽。ゆっくり風呂に浸かった後は定番の牛乳。すこし高め(と言っても20円だけですが)の信州安曇野牛乳をグビりと飲みます。やはり風呂上がりは牛乳ですね。ついでにマッサージもと思いましたが、待つようなので諦めて駐車場へ。ナビをセットして家に向かいます。
【アフター(その3)は花見】
駐車場から反対の丘を見ると山桜が満開のようです。なるほど東京ではすでに散った桜もこの標高ならまだ見頃なのかも知れません。そりゃそうです。さっきまで雪の世界にいたわけですから。綺麗だなと思いつつ、渋滞にはまるのも何なので帰りを急ぎます。少し進むと「みずがき湖ビジターセンター」がありました。高速に乗る前にトイレに行っておこうと寄りました。ふと湖の方を見るとアレっ桜満開ではないですか。思わずカメラを取り出し近くへ行きました。まだ蕾みもあり、8分咲きという感じでしょうか。湖岸に目を向けると美しい花壇もある。期せずして花見ができました。今年はイースターの休みが花見の季節にあわずあきらめていただけに嬉しいプレゼントです。短い時間ですがアフター満喫して家路につきました。
【反省】
登山的には大きなアクシデントもなく天候もまずまずで極めて平和な山行でした。いただけないのはミスコース。幸い他の方と協力してすぐにリカバリーできました。やはり計画段階で分岐やコースが曲がるポイントはしっかり確認して頭にインプットしておく必要があると感じました。特にソロの場合、また自分のようにナイトハイクやる場合はなおさらです。
これまでバーンと車で行って、ダダっと登り、下山後はサッと運転して帰ってましたが、アフター楽しむのも登山の一部ですね。こんなに充実した登山は初めてです。これから考え方を少し変えようと思います。時間が許せばですけど。
そのせつは
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