新穂高温泉から槍ヶ岳へ


- GPS
- 13:26
- 距離
- 26.6km
- 登り
- 2,350m
- 下り
- 2,339m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰ってきた時もガラガラでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
白出沢出合までは林道なので問題ないです。 以降は暗いうちに出発すると道が分かりづらかったです。 帰りに分かったんですが、基本的に川原を歩くようです。 行きは山の中を歩いてました。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
今シーズンの冬の集大成として槍ヶ岳に行ってきました。
長距離歩行、アイスと岩のミックス登山になります。
沢の雪崩が心配なのでなるべく早く出発します。
本当は1時に出発したかったのですが、なんせ新穂高は遠い。。
結局2時近くになってしまいました。
心配していた無料駐車場も拍子抜けするくらいガラガラで助かりました。
満天の星空の元、スタートします。だいぶ暖かいのでアウターは着ずにフリースで出発します。
最初は林道歩きなので全く問題ないです。
夏道のショートカットもほぼ雪は無く歩けました。一部道が崩れてましたがザイルがありました。
すぐに雪が出てくるだろうと思ってシュノーシューを脇に抱えて歩きましたが、使い始めたのは大きな砂防ダムのちょっと手前辺り。ザックに付けて歩けばよかった。。
白出沢を過ぎると林道も終わりいよいよデブリ帯に突入します。
午前中は固まっているのでほぼ問題ないと思います。が、ビビッて早歩きになります。
デブリ帯を過ぎ、日の出を迎えた後に槍平小屋に到着しました。
ここで休憩をかねて朝食のパンを食べます。また風も出てきたのでアウターを着ます。
槍平小屋以降は飛騨沢をゆるやかに登っていきます。
飛騨沢を大きく回りこんでまっすぐになると傾斜が徐々に急になります。
旗が50m間隔くらいに立てられているのでそれに従って登っていきます。
標高も増し、傾斜も増してくるので旗ごとに休憩していました。
飛騨沢の最後の登りは本当にしんどかったです。今まででトップクラスでした。
スノーシューのヒールリフトがかなり活躍しました。
やっとの思いで飛騨乗越に到着すると槍ヶ岳とご対面です。天気も最高で青空によく映えます。
槍ヶ岳山荘に到着した時には2人が山頂にいて、もう2人が登る準備をしていました。
飛騨沢でかなりの体力を奪われたので、ここでまたパンを食べて大休憩をしました。
アイゼンとピッケル、ヘルメットを装着し、いよいよ山頂に登ります。
最初はトラバースしながら基部へ向かうのですが、ここから緊張感MAX。
足を滑らせでもしたら槍沢に一直線で滑っていってしまい登り返すのが大変です。
その前に無事でいられるのか心配ですが。。
基部に到着し岩稜帯の始まりです。ハシゴやクサリも一部出てるのでフルに活用します。
雪は締まってるというより凍っているのでピッケルがなかなか刺さりづらかったです。アイゼンはかなりよく効きます。
2段のハシゴを登り終えると槍ヶ岳の山頂に到着しました。ほとんど風が無くてかなり暖かいです。
少し雲が出たり霞んでいますが、遮るものが何も無く360度の大パノラマです。
まずは今年の最大の目標の北鎌尾根の観察。正直行けるのかなと思いました。。
それまでに妙義でトレーニングをしよう。。
ずっと景色を眺めていても飽きないのですが、帰りもかなりの長距離なので下り始めます。
やっぱり下りって怖いですね。登りでは何てこと無いところでも下りはかなり恐怖感があります。
ピッケルを確実に刺し、バックステップでゆっくり確実に降りました。
最後のトラバースも無事に終え槍ヶ岳山荘に到着しました。
槍ヶ岳山荘は明日(27日)からの営業らしく準備を進めてました。
下りは来た道と同じく飛騨沢からです。
来る時は風が吹いていてかなり寒かったのですが、日が当たり風がまったく無いので温室のようです。
アウターはもちろんフリースまで脱ぎました。それでも汗が滴り落ちます。
上の方はクラストしててアイゼンの爪が刺さり歩きやすかったのですが、下の方に来るとグズグズになり踏みぬきも出てきました。
かなり歩きづらくなったのでスノーシューに変えます。ほとんど沈まないのでかなり快適に歩けます。今回はかなりスノーシューが活躍しました。
槍平小屋を過ぎるといよいよデブリ帯に入りますが、無事に通過できました。
そういえば続々と登ってくる人達がいましたね。10人以上とすれ違いました。
あの暑い中、下りでも大変なのに、登りだと相当大変でしょうね。特に飛騨沢が。。
来る時は暗くてよく道が分からなかったのですが、白出沢より上は川原を歩くようでした。
知らずに踏み跡を辿って夏道通りに歩いてました。川原の方がアップダウンが少なく歩きやすいと思います。
ただ、調子に乗ってずっと川原を歩きすぎて白出沢でかなり登り返すことになってしまいましたが。。
あとは長〜い林道を淡々と下り新穂高まで無事降りてきました。
スマホを見るとバッテリーの残りが5%でした。13時間でギリギリということが分かりました。
長時間使う時は予備バッテリーは必要ですね。
無料駐車場はまだガラガラでした。最上段の空きが3台くらいで、他の段はそれぞれ5〜10台程度停まっているだけでした。
GWが始まったのにこんなに空いてるなんてびっくりです。
コメント
この記録に関連する登山ルート

こんにちは。whitefire さん。
素晴らしいですね。
槍の頂上が、爽快だったでしょねー。
羨ましい。
BlueSky_54さん
山頂は本当に暖かくて昼寝が出来そうなくらいでした。
こんな日は珍しいんじゃないでしょうか。
ハシゴにはびっしり氷が付いてましたし。
まだまだ標高の高い山は雪山ですね。
とてもつらく、楽しかったです。
やっと、駐車場に着いた頃に出発されていたようですね。
この時期に槍まで一日で往復する体力スゴイ。
私も槍に行こうか考えましたが、仮眠しないと無理だし、時間と体力を考えて途中の山にしました。
まだ先かもしれませんが、北尾根は登り甲斐のあるところなので楽しんできてくださいね。
pupoohさん
今回は過去最高レベルの疲労感でした。
飛騨乗越は登っても登っても景色が変わらず下りのエスカレーターを上ってるような感じでした。
スノーシューを履いてなかったら心が折れてたかもしれないです^^;
北鎌尾根は雪が無くなった頃に目指したいと思います。
それまでに腕力も付けておかないと。
26日は槍平でテン泊して27日早朝槍ヶ岳に登ろうと行動したのですが、荷物が重くなるのでスノーシュウ車に置いて持って行かず雪が出てきたら一気にペースダウン、出発時間も遅かったので途中で時間切れ引き返して来ました、日帰り出来る程の体力も無く、羨ましいです(;^_^A
お気に入りさせて下さい。
Yohsejさん
コメントありがとうございます!
お疲れ様でした。
あの時間からだと雪が緩んでて歩きづらいですよね。
下りなら何とかなりますが、登りだと相当大変だと思います。
特に大きな荷物を背負っていると。
意外と皆さんツボ足で登られていました。
自分はスノーシューでかなり楽してましたが。。
行きも帰りもスノーシュー様様です。
今度は雪が無い時にもチャレンジしてみたいところですね。
私のプロフ写真10月まではwhitefireさんと同じ写真で、同じだなって気にはなっていましたが、今回レコを見させていただいたら、なんと同じ日に槍に行ってたようです
私は連休前乗りして、上高地からババ平にテントを張り、26日に槍に行きましたが、まだ雪山に慣れてなくて、槍の途中まで行って引き返しました。それから燃えに燃えて残雪期はいろいろと歩き今年はもしかしたらリベンジできそうです。
この日は新穂高から男女の方がやはり日帰りで槍に登ってました。
またどこかでお会いするかもしれませんね
takaneponさん
はじめまして!コメントありがとうございます!!
今のところこの写真が一番のお気に入りなので使ってます。
槍ヶ岳って魅力ありますよねー
どこから見ても槍だし、登っても槍だし(笑)
リベンジのレコ、楽しみにしてます!
新穂高方面からはスキーの男女の方が登ってましたが、その方たちでしょうかね。
行けそうならスキーでもチャレンジしてみたいですね。
それでは楽しい山登りを!!
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