ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4591591
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

盆休み父子「百高山」ツアー〜南岳(新穂高温泉より南岳新道往復;台風&悪天で大幅計画変更…)

2022年08月14日(日) 〜 2022年08月15日(月)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
19:32
距離
27.0km
登り
2,132m
下り
2,214m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:51
休憩
1:13
合計
10:04
5:46
12
5:58
5:58
24
RWしらかば平駅入口
6:51
6:52
13
7:05
7:09
22
穂高平小屋ショートカット路入口
7:31
7:35
42
8:17
8:22
60
9:22
9:23
25
チビ谷出合
9:48
9:56
14
滝谷出合
10:10
10:10
51
11:01
11:34
15
11:49
11:49
147
南沢出合
14:16
14:17
18
14:35
14:41
19
岩稜窪地(休憩ポイント)
15:00
15:00
50
トラバース路出口
15:50
2日目
山行
7:47
休憩
1:32
合計
9:19
6:18
9
6:27
6:32
5
6:37
6:47
38
7:25
7:25
15
トラバース路入口
7:40
7:46
17
岩稜窪地(休憩ポイント)
8:03
8:03
127
10:10
10:11
21
南沢徒渉点
10:32
11:03
29
11:32
11:32
25
南沢出合
11:57
11:58
15
12:13
12:15
28
滝谷徒渉点
12:43
12:44
58
チビ谷出合
13:42
13:43
40
14:23
14:57
26
15:23
15:23
14
帰路、新穂高温泉駅より鍋平高原駅まで第1RWにて移動(RW駅から登山者駐車場までの徒歩区間[約20分]はログ省略)
天候 [初日]朝方晴れ、のち曇り時々雨(南岳新道の森林限界上部はガス・風雨強く視界悪し…)
[2日目]稜線上ガス・風雨(下山時!南岳新道上部の岩稜帯で「悪天の象徴」!?ライチョウ親子と遭遇…)、槍平小屋から先曇り、のち時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
[往路]土曜夜、新穂高温泉・登山センター周辺の有料駐車場は全て閉鎖・使用不可、川沿いの登山者用無料駐車場も満車のため、鍋平の登山者用無料駐車場へ(新穂高温泉の登山口まで下り基調で徒歩約40分)
[復路]新穂高温泉より第1ロープウェイ(最終便)にて鍋平高原駅へ[大人片道400円、6kg以上のザックは荷物料+100円]、徒歩約20分で登山者用駐車場戻り
コース状況/
危険箇所等
・新穂高センター〜白出沢出合までは右俣林道歩き(一部工事区間あり;穂高平小屋への近道あり[入口の岩に地味な案内表示有]、出だしが岩の多い急斜面・プチ藪。距離は近いものの我が家は虫が多そうなのでパス…)
・滝谷渡渉点の木橋、雨続きでも今のところ渡渉には問題なし(橋の表面が濡れている時はスリップ注意…)
・南岳新道、下部はハシゴ等多数あり、全体に良く整備されているものの、一部老朽化した木梯子や桟道が滑りやすく、特に下りはスリップ注意
・森林限界より上部は岩稜帯の吹き晒し、悪天時はマーキング外さぬよう要注意[風雨強いと小屋手前の「スグソコ」からが結構長く感じられ、低体温症にも注意…]
その他周辺情報 新穂高温泉・ロープウェイ駅直下の中崎山荘・奥飛騨の湯にて日帰り入浴(夏山シーズンは午後8時まで営業;大人700円、熱々の露天風呂・休憩室あり)
予約できる山小屋
槍平小屋
登山前日、この日は移動日でノンビリ。昼過ぎに東京を出て渋滞無縁の中央道下り線を疾駆、夕刻お馴染み国宝・松本城を久々に見学。天候もまずまずで「逆さ松本城」がバッチリ。この時はまだ翌日以降の好天と大展望の稜線歩きを期待していたのですが…〈涙…〉
2022年08月13日 18:07撮影 by  F-04K, FUJITSU
5
8/13 18:07
登山前日、この日は移動日でノンビリ。昼過ぎに東京を出て渋滞無縁の中央道下り線を疾駆、夕刻お馴染み国宝・松本城を久々に見学。天候もまずまずで「逆さ松本城」がバッチリ。この時はまだ翌日以降の好天と大展望の稜線歩きを期待していたのですが…〈涙…〉
新穂高温泉の有料駐車場は夜間どこも閉鎖、結局鍋平の登山者用無料駐車場へ。夜半過ぎ雨が降りましたが、朝になり笠ヶ岳方面に青空が覗いてます…〈嬉…〉
2022年08月14日 05:14撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/14 5:14
新穂高温泉の有料駐車場は夜間どこも閉鎖、結局鍋平の登山者用無料駐車場へ。夜半過ぎ雨が降りましたが、朝になり笠ヶ岳方面に青空が覗いてます…〈嬉…〉
午前5時40分過ぎ、錫杖岳方面を眺めつつ、まずは登山口・新穂高温泉へ向かいます。
2022年08月14日 05:44撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/14 5:44
午前5時40分過ぎ、錫杖岳方面を眺めつつ、まずは登山口・新穂高温泉へ向かいます。
こちら、思い出深き笠ヶ岳方面。今のところ稜線がクリアに見えています。
2022年08月14日 05:56撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/14 5:56
こちら、思い出深き笠ヶ岳方面。今のところ稜線がクリアに見えています。
ここから新穂高へ下ります。帰りは登る気力が残ってるかどうか…〈汗…〉
2022年08月14日 05:59撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/14 5:59
ここから新穂高へ下ります。帰りは登る気力が残ってるかどうか…〈汗…〉
結構な下りをクリア、何とかスタートラインの新穂高センター着。体勢立て直し、ここからが本番!
2022年08月14日 06:24撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/14 6:24
結構な下りをクリア、何とかスタートラインの新穂高センター着。体勢立て直し、ここからが本番!
さあ、いよいよ父子揃ってお初の右俣林道へ。
2022年08月14日 06:31撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
8/14 6:31
さあ、いよいよ父子揃ってお初の右俣林道へ。
南岳方面でしょうか。雲行きは少し怪しいものの、今のところ3,000mの主稜線もガスは懸かってないようです…〈ホッ…〉
2022年08月14日 06:39撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/14 6:39
南岳方面でしょうか。雲行きは少し怪しいものの、今のところ3,000mの主稜線もガスは懸かってないようです…〈ホッ…〉
穂高平近道入口。本日は滑りやすいので、素直に右俣林道を進みます。ここで小休止。
2022年08月14日 07:02撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/14 7:02
穂高平近道入口。本日は滑りやすいので、素直に右俣林道を進みます。ここで小休止。
路傍のリンドウが林道歩きの無聊を慰めてくれます…〈何気なくオヤジギャグ…〉
2022年08月14日 07:04撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/14 7:04
路傍のリンドウが林道歩きの無聊を慰めてくれます…〈何気なくオヤジギャグ…〉
笠の稜線はスッキリ晴れてます。有難や…
2022年08月14日 07:05撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
8/14 7:05
笠の稜線はスッキリ晴れてます。有難や…
簡易舗装の林道工事区間が終わり、深緑のステキな林道歩き。間もなく穂高平小屋。
2022年08月14日 07:26撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/14 7:26
簡易舗装の林道工事区間が終わり、深緑のステキな林道歩き。間もなく穂高平小屋。
穂高平小屋、昭和レトロの雰囲気満点。ペットボトル300円。
2022年08月14日 07:35撮影 by  F-04K, FUJITSU
5
8/14 7:35
穂高平小屋、昭和レトロの雰囲気満点。ペットボトル300円。
奥穂への登山路取付きを通過。チェックポイントの白出沢出合までもう少し。
2022年08月14日 08:13撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/14 8:13
奥穂への登山路取付きを通過。チェックポイントの白出沢出合までもう少し。
白出沢出合。この日は涸れ沢状態で、対岸へ石伝いに渡ります。
2022年08月14日 08:23撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/14 8:23
白出沢出合。この日は涸れ沢状態で、対岸へ石伝いに渡ります。
稜線に早くも雲が懸かり始めました…〈涙…〉
2022年08月14日 08:25撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/14 8:25
稜線に早くも雲が懸かり始めました…〈涙…〉
笠ヶ岳方面も、やや険悪な様相に…
2022年08月14日 08:26撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/14 8:26
笠ヶ岳方面も、やや険悪な様相に…
オオカメノキでしょうか?今が花の盛りです。
2022年08月14日 09:01撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/14 9:01
オオカメノキでしょうか?今が花の盛りです。
滝谷出合。何かと有名な避難小屋の脇を通過…<ゾワゾワ…>
2022年08月14日 09:45撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/14 9:45
滝谷出合。何かと有名な避難小屋の脇を通過…<ゾワゾワ…>
滝谷の定点カメラ。いつも我々はネットでここの画像を見ていたのですね。
2022年08月14日 09:53撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/14 9:53
滝谷の定点カメラ。いつも我々はネットでここの画像を見ていたのですね。
滝谷名物、恐怖の1本木橋を渡ります…〈冷汗…〉
2022年08月14日 09:57撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
8/14 9:57
滝谷名物、恐怖の1本木橋を渡ります…〈冷汗…〉
若干傾いているのが気になりますが、表面が平らで乾いており、少し安心…
2022年08月14日 09:58撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
8/14 9:58
若干傾いているのが気になりますが、表面が平らで乾いており、少し安心…
新穂高より4時間強、槍平小屋着。標高2,000m、百花繚乱で天上の楽園の趣!
2022年08月14日 10:59撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/14 10:59
新穂高より4時間強、槍平小屋着。標高2,000m、百花繚乱で天上の楽園の趣!
小屋の前の広々したベンチで弁当昼食。水もジャブジャブで美味!
2022年08月14日 11:31撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/14 11:31
小屋の前の広々したベンチで弁当昼食。水もジャブジャブで美味!
南岳小屋まで標高差約1,000m、小雨模様の中、ゆっくり登ります。ムスコ殿はここからザックカバー装着。
2022年08月14日 11:32撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/14 11:32
南岳小屋まで標高差約1,000m、小雨模様の中、ゆっくり登ります。ムスコ殿はここからザックカバー装着。
南沢の石ゴロゴロの中を登ります。マーキング多数あり。
2022年08月14日 11:54撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/14 11:54
南沢の石ゴロゴロの中を登ります。マーキング多数あり。
午後になり、予報通りガス+小雨の生憎の天気ですが、回りには五色のお花畑…。
2022年08月14日 12:40撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/14 12:40
午後になり、予報通りガス+小雨の生憎の天気ですが、回りには五色のお花畑…。
コースタイムをかなりオーバーし、南岳新道唯一の目印、救急箱に到着。一面のガスながら、雨は小止みで助かります!
2022年08月14日 14:15撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/14 14:15
コースタイムをかなりオーバーし、南岳新道唯一の目印、救急箱に到着。一面のガスながら、雨は小止みで助かります!
コケモモ?岩稜帯の厳しい環境下で健気に咲いてます…。[この後、風雨強く親子揃って濡れネズミ・ゾンビ状態に。写真撮る余裕全くナシ…]
2022年08月14日 14:53撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/14 14:53
コケモモ?岩稜帯の厳しい環境下で健気に咲いてます…。[この後、風雨強く親子揃って濡れネズミ・ゾンビ状態に。写真撮る余裕全くナシ…]
厳しい風雨に耐えつつ、艱難辛苦の末、午後4時前どうにか南岳小屋着。「地獄に仏」とはまさにこのこと!早速濡れた衣類やザックを乾燥室に干し、部屋で休憩後、待望の夕食です!(ごはん、豚汁はお替わり自由!腹減ったー…)
2022年08月14日 17:04撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/14 17:04
厳しい風雨に耐えつつ、艱難辛苦の末、午後4時前どうにか南岳小屋着。「地獄に仏」とはまさにこのこと!早速濡れた衣類やザックを乾燥室に干し、部屋で休憩後、待望の夕食です!(ごはん、豚汁はお替わり自由!腹減ったー…)
楽しい夕食も終了、小屋の外は相変わらずのガス+霧雨…。明日も予報はパッとせず、元来た道を戻るしかなさそうです…〈涙…〉
2022年08月14日 17:31撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/14 17:31
楽しい夕食も終了、小屋の外は相変わらずのガス+霧雨…。明日も予報はパッとせず、元来た道を戻るしかなさそうです…〈涙…〉
翌朝5時半過ぎ、天気は相変わらずのガスガス状態…。標高3,000mのカレーメシ朝食です。
2022年08月15日 05:34撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/15 5:34
翌朝5時半過ぎ、天気は相変わらずのガスガス状態…。標高3,000mのカレーメシ朝食です。
外は相変わらずこんな感じ。気温は10℃と暖かめですが、視界は僅か10m前後…〈涙…〉
2022年08月15日 06:09撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/15 6:09
外は相変わらずこんな感じ。気温は10℃と暖かめですが、視界は僅か10m前後…〈涙…〉
小屋裏から南岳山頂まで5分。せめて1座だけでも踏んで帰ります…
2022年08月15日 06:16撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/15 6:16
小屋裏から南岳山頂まで5分。せめて1座だけでも踏んで帰ります…
ずぶ濡れで南岳山頂踏破。これはこれで感慨深いものが…。
2022年08月15日 06:28撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/15 6:28
ずぶ濡れで南岳山頂踏破。これはこれで感慨深いものが…。
一旦小屋に戻り、体勢整えていざ下山開始します。槍への魅惑の稜線歩きは又の機会に…〈涙〉岩稜帯を下り始めてすぐ、目の前にライチョウの親子が出現!ガスと風雨の日ならではの眼福です。ムスコ殿撮影の貴重なスナップその1。
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一旦小屋に戻り、体勢整えていざ下山開始します。槍への魅惑の稜線歩きは又の機会に…〈涙〉岩稜帯を下り始めてすぐ、目の前にライチョウの親子が出現!ガスと風雨の日ならではの眼福です。ムスコ殿撮影の貴重なスナップその1。
スナップその2。よく見ると親子5羽が活動中。子供達も親と見分けが付かぬぐらい立派に育っており、頼もしい限り!
4
スナップその2。よく見ると親子5羽が活動中。子供達も親と見分けが付かぬぐらい立派に育っており、頼もしい限り!
我々父子はどうやら敵とは見做されていないようで、親子ライチョウは一向に逃げる気配なし。それでも、親鳥は他の天敵が現れないかどうか、注意深く周囲を見回している様子です。
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我々父子はどうやら敵とは見做されていないようで、親子ライチョウは一向に逃げる気配なし。それでも、親鳥は他の天敵が現れないかどうか、注意深く周囲を見回している様子です。
ライチョウ見学を終え、雪渓の横のガラ場を下ります。相変わらず雨は止む気配ナシ…〈涙…〉
2022年08月15日 07:21撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/15 7:21
ライチョウ見学を終え、雪渓の横のガラ場を下ります。相変わらず雨は止む気配ナシ…〈涙…〉
ずっと雨降りが続く中、岩混じりの樹林帯を頑張って下っていきます。ようやく足下に南沢出合が見えてきました。
2022年08月15日 09:55撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/15 9:55
ずっと雨降りが続く中、岩混じりの樹林帯を頑張って下っていきます。ようやく足下に南沢出合が見えてきました。
コースタイム大幅オーバーしつつ、槍平小屋に無事帰着。悪天の中、標高差計2,000mの南岳新道を往復し、無傷でここまで帰り着けたことを山の神に感謝すべきかも…〈ホッ…〉
2022年08月15日 10:42撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/15 10:42
コースタイム大幅オーバーしつつ、槍平小屋に無事帰着。悪天の中、標高差計2,000mの南岳新道を往復し、無傷でここまで帰り着けたことを山の神に感謝すべきかも…〈ホッ…〉
ちょうどタイミング良く、10時半から軽食タイムがスタート。小屋室内で、温かいちくわ天付きかけうどんに舌鼓。有難や!
2022年08月15日 10:47撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/15 10:47
ちょうどタイミング良く、10時半から軽食タイムがスタート。小屋室内で、温かいちくわ天付きかけうどんに舌鼓。有難や!
お腹も朽ち元気回復、右俣林道をノンビリ下山。雨も上がり、少し雲が切れてきました…。
2022年08月15日 11:37撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/15 11:37
お腹も朽ち元気回復、右俣林道をノンビリ下山。雨も上がり、少し雲が切れてきました…。
ガスがいい感じで上がり、一幅の山水画のよう…
2022年08月15日 11:40撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
8/15 11:40
ガスがいい感じで上がり、一幅の山水画のよう…
藤木レリーフ通過。早稲田大山岳部OB、ロッククライミングの開祖的存在の方らしいです…
2022年08月15日 11:55撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/15 11:55
藤木レリーフ通過。早稲田大山岳部OB、ロッククライミングの開祖的存在の方らしいです…
滝谷渡渉点着。水量は昨日よりそこそこ多めですが、定点カメラは健在。何とか渡れそうです…
2022年08月15日 12:00撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/15 12:00
滝谷渡渉点着。水量は昨日よりそこそこ多めですが、定点カメラは健在。何とか渡れそうです…
一本木橋を通過。なかなかの水量とスリルで、まさに自然のアトラクション!楽しめます。
2022年08月15日 12:11撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/15 12:11
一本木橋を通過。なかなかの水量とスリルで、まさに自然のアトラクション!楽しめます。
ここは他のパーティが渡ってるのを見る方がコワイかも…。前の女性は四つ足状態で匍匐前進中…。
2022年08月15日 12:12撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/15 12:12
ここは他のパーティが渡ってるのを見る方がコワイかも…。前の女性は四つ足状態で匍匐前進中…。
右俣沢の水面からガスが上がり、まるで「湯の川」のよう…
2022年08月15日 12:03撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
8/15 12:03
右俣沢の水面からガスが上がり、まるで「湯の川」のよう…
笠ヶ岳方面がようやく見えてきました…
2022年08月15日 12:06撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/15 12:06
笠ヶ岳方面がようやく見えてきました…
槍穂主稜線方面もかなり雲が上がってきました…
2022年08月15日 12:14撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/15 12:14
槍穂主稜線方面もかなり雲が上がってきました…
ようやく白出沢渡渉点。こちらは往路同様、水が涸れたまま…。
2022年08月15日 13:37撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/15 13:37
ようやく白出沢渡渉点。こちらは往路同様、水が涸れたまま…。
14時半前、順調に穂高平小屋着。天気もまずまず、ここで南岳小屋で作って頂いた充実の朝食弁当頂きます。
2022年08月15日 14:28撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/15 14:28
14時半前、順調に穂高平小屋着。天気もまずまず、ここで南岳小屋で作って頂いた充実の朝食弁当頂きます。
小屋のテーブルに、蝶が2羽。昼下がりの平和な光景です…
2022年08月15日 14:47撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/15 14:47
小屋のテーブルに、蝶が2羽。昼下がりの平和な光景です…
午後3時半過ぎ、ゴール地点のRW新穂高駅帰着。RW最終便にもドンピシャで間に合いました。鍋平まで自力で登り返す気力・残存体力はもはやゼロ…。
2022年08月15日 15:35撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/15 15:35
午後3時半過ぎ、ゴール地点のRW新穂高駅帰着。RW最終便にもドンピシャで間に合いました。鍋平まで自力で登り返す気力・残存体力はもはやゼロ…。
第1RWには初めて乗車。最終便にもそこそこ乗客あり、さすがメジャー観光地です…。
2022年08月15日 15:58撮影 by  F-04K, FUJITSU
8/15 15:58
第1RWには初めて乗車。最終便にもそこそこ乗客あり、さすがメジャー観光地です…。
乗車僅か4分で鍋平高原駅到着。文明の利器の有り難みをしみじみ実感…。
2022年08月15日 16:05撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/15 16:05
乗車僅か4分で鍋平高原駅到着。文明の利器の有り難みをしみじみ実感…。
鍋平駐車場で車回収後、新穂高温泉の中崎山荘・奥飛騨の湯へ移動。お楽しみの日帰り入浴・着替えの後、2日ぶりに歯磨き・ヒゲ剃り済ませスッキリ、サッパリ。温度を下げて掛け流し(源泉温度93℃!)の熱々露天風呂もある、本当にいいお湯でした!
2022年08月15日 17:01撮影 by  F-04K, FUJITSU
5
8/15 17:01
鍋平駐車場で車回収後、新穂高温泉の中崎山荘・奥飛騨の湯へ移動。お楽しみの日帰り入浴・着替えの後、2日ぶりに歯磨き・ヒゲ剃り済ませスッキリ、サッパリ。温度を下げて掛け流し(源泉温度93℃!)の熱々露天風呂もある、本当にいいお湯でした!
走り慣れた安房峠道路〜国道158号を快調に走り抜け、中央道・諏訪湖SAにピットイン。家族向けの土産品調達、親子揃ってボリューム満点の夕食を堪能!実に本日4食目、折角減った体重もリバウンド必至…<苦笑…>
2022年08月15日 19:59撮影 by  F-04K, FUJITSU
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8/15 19:59
走り慣れた安房峠道路〜国道158号を快調に走り抜け、中央道・諏訪湖SAにピットイン。家族向けの土産品調達、親子揃ってボリューム満点の夕食を堪能!実に本日4食目、折角減った体重もリバウンド必至…<苦笑…>
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感想

お盆休み父子山行(当初計画:新穂高温泉より南岳〜槍ヶ岳周回)本番、想定外の台風来襲により出発を1日繰り延べ。初日(移動日)は昼過ぎに自宅発、松本城をノンビリ見学、門前の食堂で同地名物の信州・安曇野ソバや馬刺しを賞味し、市内の日帰り温泉で汗を流してすっかり一般観光客気分。夜8時過ぎに松本市街地を出発、途中のコンビニにて初日朝・昼の食料を買い込み、2日前の乗鞍ツアーで往復したばかりのお馴染み・国道158号を快調に走り抜けます。沢渡の手前ぐらいから前方にマイカーの車列が出現、すわ新穂高温泉の登山者駐車場狙いのライバル達か、と身構えるも、一部は乗鞍高原方面へ向かい、安房峠道路を越えて栃尾の交差点まで来ると、ほとんどの車は高山方面へ。安心したのも束の間、登山者の車も疎らな新穂高温泉センターへ午後9時過ぎ到着すると、昨年の笠ヶ岳ツアーの際お世話になった最奥の有料駐車場を目指すも「当面営業休止」のカンバン…[涙]。RW駅の駐車場は朝までオープンせず、やむなく手前の沢沿いの登山者用無料駐車場へ向かったところ、入口に虚しく「満車」の表示、更に警備員が待ち構え「鍋平駐車場へ向かうように」との冷たいオコトバ…。出鼻を挫かれて絶望に打ちひしがれ、鍋平の登山者用無料駐車場へ車を入れますが、これにて出発地点は大幅後退、往復の行程が1時間弱延びることに…。ともかく睡眠はしっかり取っておこう、と軽くアルコールを流し込み、車中仮眠するも夜中にかなりの降雨…。縦走・下山予定日の翌々日の天気予報も暗転し雨模様、果たして夏でも厳しい3,000m級の稜線まで辿り着けるのだろうか…と悪夢にうなされながら、出発の朝を迎えます。
 夜が明けると、幸い前夜来の雨も上がり、青空も覗いて西の方角・笠ヶ岳の稜線がスッキリ見えてます。前日の松本城見学の際、お城近くの松本神社に安全登山の祈願を行った御利益かも、とちょっぴり元気が出て当初のスタート予定点・新穂高温泉へと急な坂道を下り、爽やかな早朝の涼風を受けながらお初の右俣林道歩きスタートです。以降のコース状況等詳細は本文・写真キャプション記載の通りですが、この時点では翌日の天候に少なからず不安があり、初日いっぱい何とか天気が持ってくれれば、南岳小屋に荷物を置いて軽装で槍ヶ岳まで当日中に往復できるのでは、などとチョー甘い希望的観測を抱いていた無謀な父子でありました…。実際には、長大な右俣林道のダラダラ登りに思った以上に疲弊し、南岳新道の取付き・槍平小屋までの区間でコースタイムをややオーバーする体たらく。ここで昼食を済ませるうち、次第に厚みを増してきた黒雲から雨が落ちてきて、石ゴロゴロやハシゴの連続で歩きにくい南岳新道の中段に差し掛かる頃には、はや本降りの様相…。上部の岩稜帯にヨレヨレ状態で登り着く頃には風を遮る木々もなく、強めの風雨が容赦なく我々父子に打ち付けます。天の与えたこの厳しい試練を少々呪いながらも、なお稜線での大展望を虚しく期待して最後の岩の斜面をよじ登るうち、父子ともほぼ濡れネズミのゾンビ状態に…。何度も小屋の幻影を見ながらも午後4時前、どうにか初日ゴールの南岳小屋に到着。下着まで濡れた衣類を乾燥室で脱ぎ捨て、着替えを終えてようやく人心地、「地獄に仏」とはまさにこのこと…。身体が芯から温まる夕食と豚汁に舌鼓を打ち、午後7時過ぎには早々にフトンへ潜り込みます。
 結局、事前の予報は(こういう時だけは)外れることなく、翌朝も稜線上は雨交じりの冷たいガスが吹き付ける過酷環境…。父子揃って残念に思いながらも、槍ヶ岳再チャレンジを期して予定を大幅変更、南岳の山頂のみを踏み、小屋で体勢を整えて午前7時前には下山開始。眼鏡もガスと雨で曇って歩きにくい中、岩稜帯をトボトボと下っていくと、悪天時唯一のアトラクション、ライチョウ親子が登場です。この時期になると、子供達も親鳥と見分けが付かないぐらいに成長し、警戒モードの親の後を追うように健気に餌を物色する愛らしい様子に、当方も思わず頬が緩みます。雷鳥達に別れを告げ、我々人類は時折曇った眼鏡に指のワイパーをかけながら、滑りやすい岩混じりの急斜面を慎重に下っていきます。途中で夜来の雨もようやく小止みとなり、新道起点の槍平小屋には結局コースタイムをややオーバーして到着。ちょうどタイミング良く午前の軽食タイムがスタート、営業小屋の有り難みを濡れて冷えた身体一杯に感じながら、ちくわ天入りの温かいかけうどんを親子で流し込みテンションアップ。心配された滝谷徒渉点の一本木橋もさほど危険を感じずに通過、右俣林道を快調に進むうち、薄日さえ差し込むぐらいに天候回復。午後2時半前に最後の休憩ポイント・穂高平小屋到着、ここで濡れた装備を少し乾かしながら、南岳小屋で作ってもらった朝食弁当を胃袋に流し込んで、今回のツアーのアトラクションは全て終了。登山口の新穂高温泉ロープウェイ駅には、最終RW出発の約20分前、結構ギリで到着。ムスコと無事の生還を祝いグータッチを交わしながら、仮に天候回復して当初予定通り槍ヶ岳を周回していたら、果たして明るいうちにここまで帰り着けたのだろうか、と自らの山行計画の甘さを改めて反省です…。
 鍋平でマイカーを回収後、RW駅近くの中崎山荘・奥飛騨の湯まで戻って、野趣満点の露天風呂付き掛け流し温泉を堪能。中央道の途中で留守家族向け手土産を仕入れ、リバウンド必至のボリューム夕食も済ませた後、思ったほどでなかった小仏渋滞をすり抜け、日付が変わる前には無事自宅へ帰り着きました。というわけで、今回のツアーは、コロナ禍の下では柔軟な変更の難しいお盆休み中の小屋泊まり山行という事情に加え、天候悪化もあり稜線上では期待していた展望は皆無。百高山踏破も南岳1座のみに留まり、折角貴重な夏休みを割いて当方の道楽に付き合ってくれたムスコ殿には本当に申し訳ない仕儀となりました。これも自然相手の山登りではやむを得ないこと、と自らを慰めながらも、遠くない将来、体力あるうちに今度こそ残る中岳→大喰岳→槍ヶ岳の「天空の稜線」を歩いてみたい、との思いを強くした次第です。ここ数年は梅雨明け後の太平洋高気圧による晴天もなかなか安定せず、特にお盆前後は予測不能の台風発生・接近なども多いため、北アルプス山行のタイミング設定にはいつも悩まされますが、次回はできれば比較的晴天率の高い7月末〜8月初頭ぐらいに山行を計画しようと考えております。
[※2022年8月17日、反省込めてsatonao1記す]

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積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
槍ヶ岳/飛騨沢ルート/新穂高温泉起点槍平経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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