三段山〜十勝岳〜上ホロカメットク山〜上富良野岳

2022年08月09日(火) [日帰り]

• GPS: 06:48
• 距離: 10.6km
• 登り: 1,040m
• 下り: 1,028m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:10
• 休憩: 0:33
• 合計: 6:43

9:38 十勝岳温泉凌雲閣
11:12 11:13 三段山
11:27 11:28 N
11:56 12:03 P
12:20 12:20 大砲岩
13:05 13:24 十勝岳
13:53 13:55 大砲岩
14:05 14:05 上ホロ避難小屋
14:22 14:23 上ホロカメットク山
14:36 14:36 上富良野岳
14:54 14:55 旧D
15:29 15:29 上富良野岳分岐
15:38 15:39 新D
15:53 15:53 新Z
16:20 16:20 十勝岳温泉凌雲閣
16:21 ゴール地点

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

登山口である十勝岳温泉の広い駐車場を利用しました。

コース状況／危険箇所等

三段山から主稜線へのコースは崩壊が進んでいて通行止めです（三段山側には通行止めの表示もロープのたぐいもなく、進めてしまいますので要注意）。

写真

8/9 9:36

ベースとなる十勝岳温泉にある凌雲閣。下山後はここで入浴しました。

8/9 9:54

ここを左に入り三段山を目指します。帰りは直進側から戻ってきました。

8/9 10:04

斜度が増し、こんな標識が。

8/9 10:26

おどろおどろしい火山の様相を呈して来ました。

8/9 10:33

一方で、可愛らしいお花たちもぞくぞく登場。

8/9 10:36

下界を振り返ります。

8/9 10:44

どうやらあのあたりが三段山の頂上みたいです。

8/9 10:50

8/9 11:04

三段山に到着です。冬にスキーで来ていますが、ホワイトアウト気味だったので山頂手前で引き返してしまっており、山頂を踏むのはこれが初めて。

8/9 11:14

三段山から先。かつては一般コースだったのかも知れませんが、現在は崩壊が進んでいるコース。視界があるので、まずはじっくりと観察します。

8/9 11:26

行けそうと（自己）判断して進みます。

8/9 11:26

あの稜線に乗るまでが核心部かな。

8/9 11:32

8/9 11:34

最低鞍部を過ぎて振り返ると、三段山。

8/9 11:43

カラガラの石が詰まった沢をしばらく進みます。六百山を思い出します。

8/9 11:48

あんなピナクルが崩壊してきたらたまりませんので、さっさと進みます。

8/9 11:55

傾斜はそれほどでもありませんが、とにかく足場がぐずぐず。下りだともっと嫌ですね。

8/9 11:55

一応、支稜に乗りました。

8/9 11:57

が、支稜線も痩せていて、ちょっと気持ち悪いトラバースもありました。

8/9 11:59

尾根が広くなってきて、一安心。

8/9 12:03

振り返ると三段山より十分に高くなっていました。

8/9 12:08

あれが十勝岳ですね。

8/9 12:08

崩壊地を上から見下ろす。

8/9 12:19

こちらがわには通行止めのロープがありました。

8/9 12:19

主稜線に上がってしまえば、十勝岳が射程圏内。あとはビクトリーロード(笑)

8/9 12:25

雪渓も残っていました。

8/9 12:30

噴煙の上がる前十勝の火口付近。

8/9 12:59

十勝岳に到着です。登頂は2回目。前回は約44年前に大雪山から富良野岳まで縦走した時です。

8/9 13:00

少し雲が湧いてきてしまいましたが、バックに美瑛岳が見えています。

8/9 13:01

十勝岳山頂からのパノラマ展望。

8/9 13:05

前十勝方面。

8/9 13:08

8/9 13:19

美瑛岳の左奥に見えているのは美瑛富士の一部でしょうか。オプタテシケから北は雲の中。

8/9 13:54

山頂から戻って、三段山からの支稜にある大砲岩。

8/9 14:04

上ホロ(カメットク)避難小屋は今年は立替工事です。登山口の看板によれば、工事期間は令和4(2022)年5月31日〜10月31日。

8/9 14:23

上ホロカメットク山。ガスってしまい展望はお預け。

8/9 14:36

ここから十勝岳温泉へ下山します。

8/9 14:36

「かみふらの岳」なる平仮名表記の看板がありました。

8/9 14:46

8/9 14:48

かみふらの岳を振り返る。

8/9 15:07

このコースの一部には木製階段や木道が整備されていました。

8/9 15:15

8/9 15:39

安政火口から続く谷に降りて行きます。

8/9 15:41

夫婦岩ですかね。

8/9 15:53

左岸から右岸に渡渉します。

8/9 15:56

右岸に上がって上流を見たところ。

8/9 16:00

あとは見えている凌雲閣の温泉を目指して荒れた林道をゆるゆると下るだけ。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

感想

nomoshin

前夜に大雨が降り、この日はどこに行こうか悩んだ末に、三段山経由で十勝岳へ。そのため、かなり遅い出発になってしまいました。

三段山は、山スキーのメッカでして、2019年3月8日に白銀荘から三段スロープを滑ったことがありますが、二段目の少し上あたりでホワイトアウトとなってしまい、登頂を諦めた経緯がありました。

十勝岳は日本百名山ですが、これまで登頂したのは1度きり。1978年8月下旬に、旭岳〜間宮岳〜北海岳〜忠別岳〜五色岳〜化雲岳〜トムラウシ山〜オプタテシケ山〜美瑛岳〜十勝岳〜上ホロカメトック〜富良野岳と4泊（雨で丸一日停滞）かけて縦走した時以来の再訪です。

三段山から大砲岩までのコースは崩壊が進んでいて現在は通行止めの扱いになっています。実際、グズグズした足場のいやらしいガレ場を詰めた上に、グズグズの痩せ稜線を通過しなければなりません。くれぐれもご注意を。

十勝岳からはオプタテシケ山、トムラウシ山、大雪山までの展望を期待していましたが、雲が湧いていて、美瑛岳付近までしか見通せなかったのは少々残念でした。それでも、思いのほかたくさんの高山植物に出会えたのは良かったです。遅い出発だったので、十勝岳山頂で下山準備をしていた3人以外には会う人もおらず、夏休みの日本百名山なのに静かな山歩きを堪能できました。