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Yamareco

記録ID: 467313
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

雲取山・長沢背稜縦走

2014年06月16日(月) 〜 2014年06月17日(火)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
19:09
距離
31.7km
登り
2,413m
下り
2,840m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

6月16日(月)
三峰10:35→10:46鳥居・登山届→12:15霧藻ヶ峰12:45→12:56お清平→13:42前白岩の肩→14:02前白岩山14:10→14:29白岩小屋14:39→15:04白岩山15:12→15:17芋ノ木ドッケ(鞍部)→15:40長沢背稜分岐→16:04大ダワ→16:27雲取山荘(テント泊)

6月17日(火)
雲取山荘5:09→5:33雲取山山頂→5:59雲取山荘6:07→6:26大ダワ6:32→6:56長沢背稜分岐→7:24芋ノ木ドッケ→8:26桂谷ノ頭→9:18長沢山9:25→10:08水松山下の分岐→11:37酉谷山巻き道分岐→12:18酉谷山→12:39酉谷避難小屋13:17→14:13七跳尾根→14:50ハナド岩→15:11三ツドッケ巻き道分岐→15:24三ツドッケ→15:46一杯水避難小屋15:53→17:34東日原バス停
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
西武秩父駅から9:10発の特急バスで三峯神社に10:25着
東日原から17:47発のバスで奥多摩駅へ
コース状況/
危険箇所等
三峯神社から雲取山までは、登山道が良く整備され、登山者も多い。
長沢背稜は、道が明瞭であり特に危険な場所はないが、アプローチが遠く、また歩く人が少ない。小川谷林道が通行止めのためエスケープルートも乏しい。注意して歩く必要あり。
三峰山駐車場からシャクナゲ園を通り、白い鳥居のある登山口で登山届を記入。
2014年06月16日 10:46撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/16 10:46
三峰山駐車場からシャクナゲ園を通り、白い鳥居のある登山口で登山届を記入。
「雲取から奥多摩、山梨方面へ登山」のカウンターを1押し。
2014年06月20日 15:32撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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6/20 15:32
「雲取から奥多摩、山梨方面へ登山」のカウンターを1押し。
杉木立の中の歩きは、炎天下より涼しいものの、汗がどんどん出る。ハイドレーションが効果を発揮。
2014年06月16日 11:03撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/16 11:03
杉木立の中の歩きは、炎天下より涼しいものの、汗がどんどん出る。ハイドレーションが効果を発揮。
霧藻ヶ峰の休憩所で両神山の展望を楽しんで昼食に。早くも虫がうるさくなったので、シャツに虫よけパッチを貼る。
2014年06月16日 12:45撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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6/16 12:45
霧藻ヶ峰の休憩所で両神山の展望を楽しんで昼食に。早くも虫がうるさくなったので、シャツに虫よけパッチを貼る。
お清平。ここから急登が始まる。
2014年06月21日 04:02撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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6/21 4:02
お清平。ここから急登が始まる。
前白岩の肩は木立に囲まれ展望がない。次の前白岩山で、木立の切れ目から西側の山並みが断片的に見える。
2014年06月16日 14:03撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/16 14:03
前白岩の肩は木立に囲まれ展望がない。次の前白岩山で、木立の切れ目から西側の山並みが断片的に見える。
白岩小屋に到着。
2014年06月16日 14:31撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/16 14:31
白岩小屋に到着。
白岩小屋からは、西側の展望が広がるが、雲がたれ込めてきた。左に飛竜山、中央右に和名倉山か。すぐ右は前白岩山。
白岩小屋からは、西側の展望が広がるが、雲がたれ込めてきた。左に飛竜山、中央右に和名倉山か。すぐ右は前白岩山。
白岩山(1921m)は、木立に囲まれ展望のない山頂。ここを下り、芋ノ木ドッケの標識が立つ鞍部へ。
2014年06月21日 10:34撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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6/21 10:34
白岩山(1921m)は、木立に囲まれ展望のない山頂。ここを下り、芋ノ木ドッケの標識が立つ鞍部へ。
鞍部から原生林の中をトラバースして下り、長沢背稜分岐を経て、大ダワに下り着く。雨が降ってきたので雨着の上着を羽織った。
2014年06月21日 10:36撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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6/21 10:36
鞍部から原生林の中をトラバースして下り、長沢背稜分岐を経て、大ダワに下り着く。雨が降ってきたので雨着の上着を羽織った。
雲取山荘のテント場は、結局、朝のバスから一緒の男性と2張りだけ。山荘の部屋の方も、前後して歩いた女性2人組の方の話では、20数人でガラガラとのこと。平日登山はこんなものか。
2014年06月21日 04:04撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/21 4:04
雲取山荘のテント場は、結局、朝のバスから一緒の男性と2張りだけ。山荘の部屋の方も、前後して歩いた女性2人組の方の話では、20数人でガラガラとのこと。平日登山はこんなものか。
テント場の夕食は、隣の男性から、フライパンであぶったソーセージなどをいただいた。私はレトルトのご飯とカレーだ。アルファ米は割高なので、スーパーで普通に買えるレトルト米を試してみた。15分ほど湯で加熱しないといけないが、ふっくらとできた。
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テント場の夕食は、隣の男性から、フライパンであぶったソーセージなどをいただいた。私はレトルトのご飯とカレーだ。アルファ米は割高なので、スーパーで普通に買えるレトルト米を試してみた。15分ほど湯で加熱しないといけないが、ふっくらとできた。
朝食は、ためしてガッテン流のすいすいパスタを試みた。早茹でスパゲッティは、麺の断面積を大きくしてあるので、かさばって折れやすい。しかし、普通の10分茹でスパゲッティでも、あらかじめ2時間ほど水につけておくと、熱湯で1分茹でるだけでもちもちのパスタができる。ガスの節約にもなり、茹で汁でスープが作れる。
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朝食は、ためしてガッテン流のすいすいパスタを試みた。早茹でスパゲッティは、麺の断面積を大きくしてあるので、かさばって折れやすい。しかし、普通の10分茹でスパゲッティでも、あらかじめ2時間ほど水につけておくと、熱湯で1分茹でるだけでもちもちのパスタができる。ガスの節約にもなり、茹で汁でスープが作れる。
早朝5時を回ったところで、軽荷で雲取山山頂へ往復。朝日を浴びて明るい山頂では、女性4人組が記念撮影しているところで、富士山もかろうじて見える。
2014年06月21日 11:05撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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6/21 11:05
早朝5時を回ったところで、軽荷で雲取山山頂へ往復。朝日を浴びて明るい山頂では、女性4人組が記念撮影しているところで、富士山もかろうじて見える。
山荘に戻る途中、登ってくるテント場の男性とも出会い、今日は石尾根から奥多摩駅に下山するとのことで、互いの健闘を願いつつ別れた。
2014年06月17日 05:59撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/17 5:59
山荘に戻る途中、登ってくるテント場の男性とも出会い、今日は石尾根から奥多摩駅に下山するとのことで、互いの健闘を願いつつ別れた。
ザックを背負い、雲取山荘を6時7分に出発し、長沢背稜を目指す。前方に芋ノ木ドッケ(右)と白岩山(左)。
2014年06月21日 11:07撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/21 11:07
ザックを背負い、雲取山荘を6時7分に出発し、長沢背稜を目指す。前方に芋ノ木ドッケ(右)と白岩山(左)。
大ダワから登りになり、急坂の途中にある三峰と長沢背稜の分岐。ここを右へ進むと、芋ノ木ドッケまでの急登が始まる。
2014年06月17日 06:56撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/17 6:56
大ダワから登りになり、急坂の途中にある三峰と長沢背稜の分岐。ここを右へ進むと、芋ノ木ドッケまでの急登が始まる。
芋ノ木ドッケ(1946m)の山頂は木立の中で展望がない。
2014年06月21日 11:14撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/21 11:14
芋ノ木ドッケ(1946m)の山頂は木立の中で展望がない。
原生林の中で、倒木も多いが、人の手で切断され歩き易く片付けられている。この辺りの縦走路は忠実に稜線をたどっており、東京都と埼玉県の境界らしい杭も打ち込まれている。
2014年06月17日 07:34撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/17 7:34
原生林の中で、倒木も多いが、人の手で切断され歩き易く片付けられている。この辺りの縦走路は忠実に稜線をたどっており、東京都と埼玉県の境界らしい杭も打ち込まれている。
この分水嶺の尾根に降った雨は、左に流れると荒川水系、右に流れると多摩川水系の水となり、やがて東京湾で再会する。
2014年06月17日 07:47撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/17 7:47
この分水嶺の尾根に降った雨は、左に流れると荒川水系、右に流れると多摩川水系の水となり、やがて東京湾で再会する。
両都県にまたがって根を張る木。
2014年06月17日 08:08撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/17 8:08
両都県にまたがって根を張る木。
このような岩場も真ん中を下りたが、南側に巻き道があったような・・・。
2014年06月17日 08:12撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/17 8:12
このような岩場も真ん中を下りたが、南側に巻き道があったような・・・。
登山地図でコースタイムの区分点にもなっている桂谷ノ頭。指導標から離れて撮ることもできないほど狭いピークだ。
2014年06月20日 18:34撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/20 18:34
登山地図でコースタイムの区分点にもなっている桂谷ノ頭。指導標から離れて撮ることもできないほど狭いピークだ。
長沢山(1738m)山頂。木立に囲まれている。南側の樹間に石尾根方面の山が断片的に見えるが、特定できない。
2014年06月17日 09:18撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/17 9:18
長沢山(1738m)山頂。木立に囲まれている。南側の樹間に石尾根方面の山が断片的に見えるが、特定できない。
次の水松(アララギ)山の手前で、縦走路は稜線の北側を巻くようになり、埼玉県側を進む。
2014年06月17日 09:58撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/17 9:58
次の水松(アララギ)山の手前で、縦走路は稜線の北側を巻くようになり、埼玉県側を進む。
再び稜線に戻る辺りは、二重稜線のような地形だ。稜線を横切って南側(右)に下りるよう導かれる。
2014年06月17日 10:03撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/17 10:03
再び稜線に戻る辺りは、二重稜線のような地形だ。稜線を横切って南側(右)に下りるよう導かれる。
稜線はそのまま東(右)に進むこともできそうな感じだが、指導標もこのように切り落としてある。
2014年06月17日 10:06撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/17 10:06
稜線はそのまま東(右)に進むこともできそうな感じだが、指導標もこのように切り落としてある。
天祖山への分岐を見送り、稜線南側の道を東へ向かう。結局、水松山への登り口は分からず通過してしまった。
2014年06月17日 10:08撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/17 10:08
天祖山への分岐を見送り、稜線南側の道を東へ向かう。結局、水松山への登り口は分からず通過してしまった。
この辺りでは石灰石採掘の音が聞こえた。木立の切れ目から、左側斜面を削られた天祖山が見えた。
2014年06月20日 21:27撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/20 21:27
この辺りでは石灰石採掘の音が聞こえた。木立の切れ目から、左側斜面を削られた天祖山が見えた。
ピークの南側を巻き、鞍部に当たる場所に滝谷ノ峰ヘリポートがある。
2014年06月17日 10:50撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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6/17 10:50
ピークの南側を巻き、鞍部に当たる場所に滝谷ノ峰ヘリポートがある。
稜線の南側を縦走。崩壊地も綺麗に補修されている。
2014年06月17日 11:12撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/17 11:12
稜線の南側を縦走。崩壊地も綺麗に補修されている。
酉谷山への直登路と巻き道に分かれるので、直登路に入る。雨が降ってきたので雨着を着る。
2014年06月17日 11:37撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/17 11:37
酉谷山への直登路と巻き道に分かれるので、直登路に入る。雨が降ってきたので雨着を着る。
酉谷山(1718m)山頂は木立で展望がなく、雨に煙ってもいるので、早々に下りにかかる。
2014年06月17日 12:18撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/17 12:18
酉谷山(1718m)山頂は木立で展望がなく、雨に煙ってもいるので、早々に下りにかかる。
縦走路は稜線から南に下り、先ほどの巻き道と交差し、更に小川谷林道(通行止)方向に少し下りたところに酉谷避難小屋がある。
2014年06月17日 13:17撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/17 13:17
縦走路は稜線から南に下り、先ほどの巻き道と交差し、更に小川谷林道(通行止)方向に少し下りたところに酉谷避難小屋がある。
綺麗な小屋の中で昼食にする。雨の中、ちょうど小屋にさしかかったのは幸運。袋ラーメンを食べる。
2014年06月17日 13:17撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/17 13:17
綺麗な小屋の中で昼食にする。雨の中、ちょうど小屋にさしかかったのは幸運。袋ラーメンを食べる。
七跳尾根は、七跳山を目指すことなく通過。
2014年06月17日 14:13撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/17 14:13
七跳尾根は、七跳山を目指すことなく通過。
ほとんど人と出会わない山域。斜面下に転落したら、携帯電話も圏外だし、助からないかも。気を抜かず歩く。ストックのおかげで転倒を免れたことも何度か。
2014年06月17日 14:29撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/17 14:29
ほとんど人と出会わない山域。斜面下に転落したら、携帯電話も圏外だし、助からないかも。気を抜かず歩く。ストックのおかげで転倒を免れたことも何度か。
地図上のコースタイム区分点である大栗山は気づかず通過。指導標のあるハナド岩は、南側に露岩が飛び出して展望があり、石尾根の山並みが望めた。
2014年06月20日 22:16撮影
6/20 22:16
地図上のコースタイム区分点である大栗山は気づかず通過。指導標のあるハナド岩は、南側に露岩が飛び出して展望があり、石尾根の山並みが望めた。
縦走路を進むと、三ツドッケへの直登路と一杯水への巻き道の分岐に到達した。今年1月に来た地点であり、まさに、私の足跡が雲取山から棒ノ折山まで一本に繋がった瞬間だ。
2014年06月21日 11:29撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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6/21 11:29
縦走路を進むと、三ツドッケへの直登路と一杯水への巻き道の分岐に到達した。今年1月に来た地点であり、まさに、私の足跡が雲取山から棒ノ折山まで一本に繋がった瞬間だ。
三ツドッケ(天目山、1576m)山頂からの展望は、山並みにガスが出てきて、先ほどのハナド岩ほど良く見えなかった。
2014年06月21日 20:42撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/21 20:42
三ツドッケ(天目山、1576m)山頂からの展望は、山並みにガスが出てきて、先ほどのハナド岩ほど良く見えなかった。
一杯水避難小屋。計画より1時間20分余りの遅れになったが、東日原17時台発のバスに間に合いそうなので、ヨコスズ尾根の下りを急ぐ。
2014年06月21日 11:33撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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6/21 11:33
一杯水避難小屋。計画より1時間20分余りの遅れになったが、東日原17時台発のバスに間に合いそうなので、ヨコスズ尾根の下りを急ぐ。
慣れた道の下山とは言え、登山は最後が肝心。安全第一で急ぐ。
2014年06月17日 16:49撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/17 16:49
慣れた道の下山とは言え、登山は最後が肝心。安全第一で急ぐ。
日原も間近となった杉木立で、ヘリコプターの音が続いた。展望のある場所に出ると、日原川の対岸の山の上でヘリコプターがホバリングしている。さらに、日原の駐車場に数台のパトカーも待機しており、何かあったようだ。
2014年06月21日 11:35撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
6/21 11:35
日原も間近となった杉木立で、ヘリコプターの音が続いた。展望のある場所に出ると、日原川の対岸の山の上でヘリコプターがホバリングしている。さらに、日原の駐車場に数台のパトカーも待機しており、何かあったようだ。
5時34分、バス時刻の10分余前にバス停に到着。奥多摩駅から無事帰路に就いた。
2014年06月17日 17:28撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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6/17 17:28
5時34分、バス時刻の10分余前にバス停に到着。奥多摩駅から無事帰路に就いた。

感想

関東地方は梅雨入り早々に大雨になった後、晴天が数日続く予報になったので、1泊2日で奥多摩に出かけることにしました。

今回の登山の目的は、東京都・埼玉県の都県境をなす長沢背稜を、雲取山から一杯水まで歩くこと。一杯水から棒ノ折山までは既に歩いたので、これで、都県境の稜線をたどる足跡が繋がることになります。雲取山へは、先月、鴨沢から往復したので、今回は3年前に下山した三峰口から登ることにしました。

このコースは、テントを担いでどれだけ長く歩けるか試すことにもなります。雲取山荘から長沢背稜を経て一杯水、東日原までのコースタイムは9時間余と長いので、状況によっては途中から天祖山を経て林道歩きで東日原に下る選択肢(コースタイム8時間弱)も考えました。いずれにせよ、2日目は雲取山荘を早朝出発することが肝要です。

今回は、今まで余り出かけたことのない平日登山にデビューです。3月末に定年退職し、とりあえず自由の身となったのです。

3年前、雲取山で虫につきまとわれ、ひどい目にあったので、今回は虫よけ対策として、虫よけパッチを持参し、早速、霧藻ヶ峰で衣服に貼り付けてみました。ただ、雲取山荘は夕方で気温が下がったこともあり虫もいなくなり、虫よけパッチがどれだけ効き目があるか、未知数でした。

1日目の三峰から雲取山への区間は、平日とは言え、相前後して歩く登山者にも恵まれました。特に、西武秩父駅から三峯神社までのバスで隣り合わせた男性は、仕事の都合で毎週月火曜が休日になるとのことで、前後して歩き、雲取山荘で共にテントを張りました。全く孤独で一晩過ごすより、大いに心強い思いでした。

そのテント場で、夜中に起きてみると、辺りに濃いガスが漂っており、翌朝の天気も期待できないかと思われました。明け方になると、一転して空は晴れており月と星が見えるので、元気が出てきました。

2日目、早々に雲取山山頂を往復し、雲取山荘に戻り、ザックを背負い、長沢背稜に向け出発したのが6時7分。今日の予定は、遅くとも6時半に出発しコースタイム並みに歩き昼食休憩を30分で済ませると、東日原で4時台のバスに間に合う計算。スタートでは20分ほどの貯金ができました。
重い荷を担いでの歩きですが、真夏の過酷な暑さに比べれば、体力の消耗もまずまず。しかし、水松(アララギ)山の通過が10時10分で貯金がなくなり、酉谷避難小屋の出発は13時10分過ぎで計画より40分超の遅れ。コースタイムを上回る時間がかかるのは、避けられません。
一杯水避難小屋まで歩き、都県境稜線の縦走を達成。
東日原バス停に下山したのは17時34分で、計画より1時間20分余遅れでしたが、17時台のバスに間に合いました。

雲取山往復を含めコースタイム合計10時間の行程を、12時間20分余で歩ききり、満足の1日でした。
雲取山荘から東日原までの区間で出会った登山者は、2人だけでした。

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