大崩山 宮崎 台風被害を偵察してきました

2022年10月01日(土) [日帰り]

• GPS: 10:08
• 距離: 12.1km
• 登り: 1,383m
• 下り: 1,364m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:10
• 休憩: 1:52
• 合計: 10:02

5:15 上祝子登山口
5:55 6:08 大崩山荘
6:38 6:46 祝子川渡渉点
8:11 8:28 袖ダキ
8:38 8:59 下和久塚
9:11 9:19 中和久塚
9:28 9:48 上和久塚
10:11 10:12 坊主尾根分岐(仮)
10:30 10:30 石塚
11:19 11:19 大崩山
11:37 11:37 石塚
11:54 11:54 坊主尾根分岐(仮)
12:39 12:49 象岩
13:11 13:22 坊主岩
14:47 14:47 大崩山荘
15:10 15:13 上祝子登山口
15:17 ゴール地点

同じ行程を2年前より2時間近く長くかかりました。加齢を差し引いても。やはり台風で登山道が荒れていたからでしょうか。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

国道326からアクセスしやすい黒滝トンネルの峠は倒木で通行止めで、延岡への迂回でプラス30kmとなりました
延岡市からの県道207は落石防止工事のため通行規制の時間があり、私の場合は15分ほど待ちました。

コース状況／危険箇所等

登山道は台風の倒木や土石流でかなりの被害があったみたいですが、真新しいピンクテープやロープが設置、また倒木の枝がチェーンソーで切ってあったりで、安全に大崩山完遂ができました。
整備してくださった方々、本当にありがとうございました

写真

10/1 5:07

台風被害で、いつもより時間がかかるかもしれないので、ヘッデンで出発

10/1 5:13

カウンターは50。いつからが50かは不明。少ないようで、不安がよぎります

10/1 5:13

書いてある通りですね。軽い気持ちで入山してはいけません（笑）

10/1 5:16

林野庁のピンクテープ

10/1 5:22

ここは右。5年前の初大崩のとき、ここを直進してしまい、エライ目にあいました。「しばらくピンクテープ見ないなー・・・」は引き返しましょう。「進んでいれば合流するかな」はやめたほうがいいかも。大崩アルアル

10/1 5:34

ハシゴ1号。数えたことはありませんが、いったい何個のハシゴがあるのでしょうか

10/1 5:35

ロープ1号。他のどの山より、ロープを頼りにしてます。

10/1 5:41

橋一号。一人ずつ静かに渡りましょう

10/1 5:42

渡渉1号。いつもより水量が多いような

10/1 6:06

小屋の近くのトイレ。管理してくださっている方に感謝

10/1 6:09

坊主尾根は厳しいので、今回も反時計回り。これまでたくさんの人と出会いましたが、時計回りの人は2人だけでした。

10/1 6:23

全体的に、いつもより岩が濡れていてスリップ注意

10/1 6:32

湧塚尾根へ。
今回、三里河原コース通行止めの看板が見当たりませんが、開通したのでしょうか。
でも、わざわざ絶景の涌塚尾根を避けて遠回り必要はないような気がします

10/1 6:36

あそこまで行くのね。気が遠くなります。クラクラ

10/1 6:36

でも、朝日に照らされた小積ダキ、和久塚が美しすぎます。クラクラのち、ワクワク

10/1 7:04

好きです、この時間のこの空気。
でも油断大敵。この付近、ピンクテープを確実に追わないと、面倒なことになるかも。
美しさと危うさの混在。大崩山の魅力でしょうか。

10/1 7:13

ここから急登の始まり。袖ダキまで、1時間ほど続きます。
個人的に登りの核心だと思っています。

10/1 8:13

袖ダキ直前の急斜面。景色が一変しているような気がします。
新設のロープを掴んで腕力と脚力で一人ずつ慎重に登ります。青リュックの先行者が見えますか？設置してくださった方に感謝。
ロープがなければ撤退？イヤイヤここまで来たのですからスパイダーマンになって這い上がる（笑）

10/1 8:15

もちろん寄ります。最高の眺望地ですから。

10/1 8:15

このロープは以前からありますが、岩が濡れていて滑ります。今回は、このような濡れたロープ場が多く、腕の力で登ることになり、2日経った今でも胸筋がコワッてます。

10/1 8:17

北九州からの50歳台のお二人。登りにご一緒させていただきました。なかなかタフな方々で、とても心強かったです。
ありがとう。

10/1 8:19

袖ダキから望む和久塚と小積ダキは大崩山登山の最高展望地！（あくまで個人の感想）

10/1 8:19

青空に生えます。深田久弥さんの時代には未開の地だったそうです。日本百名山・・・。祖母外し、大崩入れ。とは不謹慎

10/1 8:21

写真がヘタなので伝わりませんが、壮大なスケール！
これまで約700位登りましたが「日本一！」。
は言いすぎでしょうか

10/1 8:35

下和久塚への

10/1 8:54

連続ハシゴ

10/1 8:55

もちろん左折

10/1 9:00

怖くてこれ以上進めません

10/1 9:00

いつも、下山中に涌塚を眺めながらティータイム休憩する地点が見えます（右上）。数メートル先があんなに切れ落ちているのですね。用心しなければ

10/1 9:00

木山内、夏木？遠くは傾？全然わかりません

10/1 9:01

下山でご一緒することになる大分市からの方。登山は「業」だと言っておられました。
「頂上でランチ」が主な目的の不心得者とは大違いです。

10/1 9:17

前回同様、中和久塚へは行けず（ってか、行けなくしている？）上和久塚への登山道に戻るハシゴ。倒木が覆いかぶさってます。

10/1 10:04

上和久塚へはリュックをデポして登ったので、ログ・写真ナシ。失敗！2回行く気力無し！
頂上に向かいます

10/1 10:12

山頂をパスする場合の分岐

10/1 10:29

上鹿川登山口から一度登ったことがありますが、お勧めしません。上祝子登山口からのほうが100倍楽しい。

10/1 10:33

ここ石塚でランチ。遠望はここが一番。
傾、祖母方向。どれがどれかはわかりません

10/1 10:33

五葉、夏木？

10/1 10:33

鹿納？遠くは国見（熊本最高峰）？

10/1 11:16

ランチ後、山頂へ。木で眺望は限定的

10/1 11:41

下山します。倒木多数

10/1 12:05

倒木を避けていたら、コースアウトします。
前出の大分の方は間違って湧塚に進みかけたそうですが、間違えに気が付き、引き返して坊主尾根方向に修正したそうです。横に進まず一旦引き返すところが、素晴らしい冷静な判断！

10/1 12:09

頂上パスコースの分岐。
山頂はイマイチだと、過去2回頂上パスしたことがあります。実に不心得者です。

10/1 12:21

小積ダキから見た湧塚。ここでティータイム。コーヒーとボタ餅。数メートル先は断崖。しかも濡れ岩。ご注意を。
この先、以前は小積へ行けたのですが、倒木の影響でしょうか通行止め。たくさんの新しいピンクリボンで迂回ルートが案内されてました。
登りの袖ダキから、小積ダキの断崖を見て震え上がっていた私は、通行止めを破って突進！なんて決して出来ません。

10/1 12:36

小積ダキを横から撮影。ゾワーッ！落ちれば迷うことなくお陀仏。

10/1 12:42

お馴染みの象岩トラバース。
慌てず落ち着いて、急がずゆっくり進めば、大丈夫ですよ

10/1 13:11

尾根の名前になっている坊主岩。
写真では伝わりにくいですが、5，6階建てのビルぐらいの高さがあります

10/1 13:29

新設でしょうか、梯子の位置が変っています。整備、ありがたいです

10/1 13:48

3年前、林道方向へ行ったことがありますが、不安になって引き返しました。非常時以外、オススメしません。
この先、祝子川渡渉地点までの沢筋は大規模土石流の爪痕が。必ず新しいピンクテープに従いましょう。

10/1 14:39

林道への分岐から一時間近くかけてやっと渡渉地点に到着。
靴を脱いで渡渉したのは4回中2回目。台風の大雨の影響が残っているのでしょうか。しかし、渡渉場所を選べば危険はありません

10/1 14:59

今回は、全体的に湧き水が多かったような気がします。スリップ注意

10/1 15:12

無事下山！
大分市からの方と、許可をいただいてから、一枚。
下山中、抜きつ抜かれつ。台風被害の影響でコース変更が数か所ある中、相談しながら進みました。とても心強かったです。楽しいお話もありがとうございました。どこかのお山で、またお会いしたいですね。

10/1 15:16

大崩橋から祝子川を一枚。とても美しい清流。
欄干に真新しい流木の跡があります。壮絶な雨量だったのですか？

10/1 15:18

毎度の感想ですが、無事に生還！って感じ。

感想

銀二

台風被害偵察の報告（個人的見解）。
慣れている方には変化を楽しみにオススメ。
初めての方や不安な方は、登山道がコナレルまで延期、または他ののヤマレコを見て検討がオススメ。
中涌塚と小積ダキへはしばらくの間、行けないのかもしれません。
だからかもしれません。この日は、65歳1人，50歳台3人、20歳台3人。晴れ・土曜にしては少ないような気がします。

同じ山には、あまり登りたくない私ですが。
どんなにひどい目に遭っても大好きな幻の日本百名山（？）大崩山。また来るから待っててね。