白出沢・・落石で心折れる(^^;


- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 1,432m
- 下り
- 1,432m
コースタイム
天候 | 5日夕方小雨・・出発するも本降りに・・途中、降ったり病んだり(病んでるのはわたしの心(大笑 6日朝から霧雨・・穂高平小屋で晴れるも山はガスガス・・たぶん霧雨かな? 2000m以上は雪山です! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
重太郎橋は雪渓にてなし、ただし、この雪渓は薄いスノーブリッジでほどなく崩壊すると思います。近寄らないこと。下は雨のせいもあって激流! 梯子は出ているも二回目の梯子は半壊。そこからさきは崩落でルーファイ必要。雪渓の雪は2000mからは冬なみにあり。ただし、端は薄く危険。雨のせいで 落石多数・・ザックに小さな石が直撃しました。それで登頂断念、危険です |
写真
感想
7月6日(日)は、天候が思わしくないようなので山行は、パスするつもりで予定を組んでいたのであるが・・
むっ?土曜日夕方から雨が上って日曜日は晴れ??
となると・・急遽、用事を済ませてから、前回撤退した白出沢へと山行を決めました。
正直、槍と迷ったのですが、前回、撤退しただけに、ちょちリベンジですね(笑
時間があれば、穂高岳山荘の情報もつかんで出るのですが、急いで仕度して飛び出ました(^^;
____________________
高山IC経由の新穂高ロープウェイへ車での移動でしたが、途中に大雨!!
山はガスっているし・・それでも楽観的に夕方以降には雨もやむであろうと予報を信じてました
19:00新穂高登山者無料駐車場到着・・
この時点でも、小雨でしたが、ザックの荷物を点検しながら登山靴に履き替えして着替えを
を終えました。
20:00に雨が一旦、やみます・・わたしにすればこれは、思惑とおりです。
しめしめと・・登山届けを出して蒲田川林道を行きます。
ところが、20:20ごろから小雨が降りはじめました
ちょうど穂高平へのショートカット夏道を歩き始めると・・本降りです。
ただ、樹林帯歩きですのでそのまま穂高平小屋へ・・21:20・・
ここの薪小屋の下で、ザックを枕にポンチョを着て仮眠すること一時間・・
雨音がやみました。
こんどこそ・・OKと仕度を整えて歩き出します
すると10分ほどでまた、降り出します・・こんどは本降り・・最悪です
奥穂高登山道まえを通過して、白出沢出会いまでそのまま行きます。
ここに休憩場があるのでそこで、雨宿りを言う算段でしたが・・豪雨になりました
仕方なく、ここでも服を重ね着してポンチョをかぶって仮眠1時間・・撤退も視野に入ってます
ところが、0時を回るころに小雨に・・
今度こそ止むとの確信で奥穂高登山道の夏道を歩きました。
____________________
そんな甘い期待は、30分ほどで裏切られて・・小雨が降りしきります
これも登山と割り切って、前に行きます。
真っ黒な沢をトラバースして重太郎橋の沢まで来ると・・
まだ雪渓が残って橋はなかったです
その雪渓は薄いスノーブリッジで、激流・・落ちればお陀仏間違いなし・・
ここはかなり躊躇しましたが、上流に50mほど行って、雪渓のしっかりしているであろうと思われる場所を選んではしごにとりつきました
しかし、重太郎橋の材料がはしごに立てかけてあってはしごの使えるのが半分です。
_____________________
暗闇の中、岩切道を進むと途中から雪渓が真横に来ます・・が、そこは薄い刃のようで踏むわけにはいかないようです。
しかし・・道が崩落してありません。
仕方なく雪渓に入り次のはしごを発見!
雪渓から道に移りました。
アルミのはしごは、雪でひしゃげてましたが、なんとか登りました。
そこからはクサリも出てましたが・・
少し行くと・・また、道がありませんし・・どうも様子がおかしい・・
どうやら本道は15mほど上のようです。
途中崩落箇所があったので、上への道がなくなったようです
しかたなく、そこから藪こぎで15mほどを登ります。・・フラフラ(笑
それでようやく本道に戻りましたが・・まぁ・・どろどろになってしまいました(泣
ところが、その道を行くもつかの間・・どえらい崩落箇所に出ます。
これも仕方なく雪渓に入って巻いていきますが・・
登山道が不明・・まだまだ、鉱石沢の手前です。
ここは冬道を思い切って行くべきだったのですが・・
雨で落石発生で雪渓を大きな石が転がっていきます・・
ガラガラ山間から崩落の音もしてます。
とてもじゃないですが雪渓は危険と判断・・
そこで目の前にあった小さな沢を登ります。3:10・・
この沢をつめたのですが、最後の最後で岩が登れません・・
さて、行きはよいよい帰りが怖いで、下るが至難の業・・ここまで真っ暗闇の小雨でした(最悪ですね
下りを覚悟すると・・ようやくここで夜明けを向かえました。4:15ですが明るくなってきてヘッデンを消します
下りをアイゼンを岩にかけながら必至で10mほどですが降りました・・
さて、そこから、しかたなく鉱石沢を目指して雪渓歩きをして鉱石沢に取り付きます。
どうにか上っていくと、横手から落石!
小さな石ころばかりでしたがザック直撃でザック横に差し込んでいたアクエリアスが転げていきました
さすがに、これで心が折れました。6:30
雨の白出沢・・落石の宝庫です。
下っていくと大滝の沢からガラガラと音がして大きな木の幹と大きな石が雪渓を滑っていきます
これはやばいと道なき道の岩きり道によじ登ってようやくことなきを得ました。
重太郎橋の雪渓も迂回しながら渡りきると・・あとは明るいだけに登山道が明瞭です
下山はルンルンですが・・
駐車所まで300mで、トントン小走りで・・正直、二回こけました(^^;
ともあれ雨の日には大人しくしていることですね
_______________________
穂高平小屋についたときには晴れ間が・・それでもお山はガスってました。
きっと霧雨でしょう・・
白出沢・・重太郎橋の雪渓が崩落しないと橋は架設できません。
去年は、この時期には十分夏道が出ていたのですが・・
ロシアンルーレット・・絶対に橋が架かるまでは行ってはだめです。
流れは雪解けの激流・・雪渓が抜けて落ちれば100%助かりません。
以上、日記にもしましたがご注意ください
でわでわ
アルガちゃんの要望で、林道ショートカットを撮影してます。是非、使ってください
コメント
この記録に関連する登山ルート

白出沢危険ですね〜。
石がうえださんの身体に当たらなくて良かったです。
石は、怖いですね。
小さくても当たりどころ悪ければ…。
本当に無事で良かったです。
チビコちゃん、こんちわ〜
こういう高山を踏破するには、肩の小屋に電話してルート情報を聞くべきですね・・
重太郎橋の雪渓を見たときに・・しまったぁ!でした。
横から見ると、極薄い天井でしたよ(笑
ほんと・・槍平小屋をめざせばよかったですが・・後の祭りですね(笑
カラカラ・・コン!って感じで下を見れば、アクエリアスちゃんが滑落していきました
密封したままで・・もったいない・・などと瞬間想いましたが
よくよく考えれば、ヘルメット直撃すると・・怖い話ですよね
そこからは、前に出れなかったです・・さすがの鈍感なわたしでも(^^;
急な雪渓の途中だったので、撤退も一苦労でしたが・・
ともあれ、今度は八月の夏道情報を確認した上ですね(懲りないでしょ
でも、真夏の雪渓は涼しくいいですよ
ともあれ、登山道を汗して歩いているだけでも幸せです
でわでわ
うーさん、こんにちは( ^ω^ )
ショートカットコースの解説ありがとうございましたm(_ _)m
暗闇であれだけ目立つなら、昼はなおさら迷わないですむでしょうね。
ううん?…ライトが紫色!?
なんか「でそう」で怖いかも〜(笑)
それにしても、雨や落石大変でしたね
無事におかえりになって本当によかったです
でわでわ
こんちわアルガちゃん
標識の木が変色して、なぜだか紫色(大笑
しかも「夏道」の文字が、赤色だし・・
心配しなくても細いけど昼は分かりやすい道です。
行くときは事前連絡を・・
槍ヶ岳で会いましょう・・かな
でわでわ
見慣れた風景だけど
ちょっと、あっちこち崩落気味で・・・・・
雪解けが遅いから酷い感じですね。
それにしても命拾いされたようで!
危機一髪でしたね。
お疲れ様でした。
こんちわ
去年の今頃は夏道も出て上までいけたのですがねぇ〜
とにかく崩落がすごくて、ルーファイ・・
それはそれで面白かったですが・・カラカラと雨の中で岩の音がしてました
まさか、よこから崩れるなんて思ってもなかったですが・・後でゾッとしましたね(苦笑
霧雨だし・・思わず後づさりですが、坂が急なので降りるほうが怖かったです
自分では危機一髪なんて思わなかったですが・・雪渓を降りてから身震いですね
ふふふ・・自分だけは大丈夫って言うのは危険ですね、実感しました。
しかし・・懲りずにまた行くのでしょうね(大笑
北アの新穂高ルートの雰囲気が好きなんです
歩いているだけでいいですね
でわでわ
uedaさん・・・落石・・・
こわいですねぇ〜・・・・・
直撃喰らわなくって良かったですね・・・。
白出沢からはもっと後からですね・・・・。
例年とはかなり違いますね
さてさて・・登山道の整備を考えるとかなりかかるのでは・・
また、様子みにいきますが(懲りないですね
でわでわ
uedaさん おはようございます!
まあ、チャレンジャーとしかいいようのないレコですね、このルートを知るだけに今の状態で登る怖さがよくわかりました、スノーブリッジであの沢に落ちたらなんて想像するだけでもう
落石も本当に間一髪だったことでしょう、そこでの撤退は正しかったと思いますよ!
自分も北岳の雪渓でとんでもないデカい石の高速落下や阿弥陀岳直下で誰もいないのにまるで誰かが上から叩き落としたかのようなラクなど幾度が味わい怖かったです!
くれぐれも無理をなさらないように安全に登山をされることを願ってます!
drunkyさん、おはようございます
夜中にカラカラ音がしてました・・(^^;
7月に入れば大丈夫の意識でしたが、今年の雪はハンパない量のようですね・・
大阪が連日30℃の中で、肩の小屋直下の雪渓は想像してましたが、まさかまさかの重太郎橋からの雪渓でした。
例年、誰かがレコをあげてくれてそれを見て行ってたんですよねぇ〜
この調子じゃ、槍の方もまだまだ冬道直登でしょうね・・
おっしゃるように無理はしないように心がけてます・・
だいたい鈍感かもね
あっ!新しいアクエリアスが・・堕ちちゃった・・(笑
そのあとです・・ゾッとしたのは・・バカですね
周囲を見回すと、すべて堕ちてきそうに見えました
今年は季節がひと月違う感覚で臨んだほうがいいようです
ご心配かけましたが、事実を報告させていただきました
くれぐれもご用心のほどを・・(こんなときに行くのはわたしだけ?
でわでわ
こんにちは。
奥穂高狙いだったんですか?
なかなか凄いんですね。落石とか。
やっぱり雪の量は多い時かもっと少なくないと危ないですね。
白出沢出合までは去年の槍と同じなので少し懐かしく感じました。
もう一年近くなるんだなあ。
もう夏ですね。僕もがんばろ。
アルピちゃん!こっちわ〜〜
ふふふ・・別に奥穂高でもなかったんだけど・・このまえに荷継小屋で撤退したから・・
そしたら、そこまでも行けなかった(^^;
最初から冬道覚悟で歩けば、充分に8時に小屋に居たんですがね。
奥穂高へは夏道が出てるって情報に惑わされちゃいました(^^;
そういえば槍やったんだよなぁ〜早いね、もう一年・・
ふふふ・・日帰りで笠ヶ岳なんでどうですか?
ちょいと事情があって八月いっぱい動けそうにないみたい(7/20は行きますが)
無理しないで山を楽しんでね
頂上待ち合わせなんてやりたいですけどね
でわでわ
新潟の友人へ
こんにちは、ウエダさん(^^)v
あら、今週はお山へ行かれてたんだあと思っていたら…
まさか白出沢だったとは
7月に入ってもまだまだそんな恐ろしいポイントがあるのですねぇ
今年はどこも例年に比べて残雪が多いのですかね
落石は恐ろしい!…って、北アで他の登山者に落とされて初めて思いましたが、
どこからともなく降ってくる自然の落石はもっと怖い(゜ロ゜)
今回はアクエリアスでホントに良かった
こうなってくると3度目の正直というとことで(^^)v
FFF・・DWDW
カマさ〜ん、ご夫婦仲良し山行レコ・・いいですね〜〜
肩の小屋から奥穂高登頂の夏道が出てます!な〜んて情報が耳に入ってましてね(^^;
当然、山頂の夏道が出てるのなら白出沢岩きり道もOKだろうと安易に考えたのがNGでしたね
しかも、反省するのは、夏道にこだわってしまったこと・・
最初の崩落から雪渓に出て冬道鉱石沢をあがるべきでした。
それを、崖登りしたり沢登りしたりして遊んでるもんだから・・最低ですね(大笑
結局、リベンジどころかこの前のポイントまで行けなかったし・・
今度は秋ですかね
錦秋の山肌を眺めながら(って、夜間なら見えないだろうけど
こうなりゃ、意地ですね。
ところが八ヶ岳の方もちょいと覗いてみたい岩もあるし・・
行くとこいっぱいで楽しいです
たま、どこかでコラボしましょう!
でわでわ
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する