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Yamareco

記録ID: 475913
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ハイキング
ヨーロッパ

ヴィフレン(2914m)

2014年07月01日(火) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
6.4km
登り
1,067m
下り
1,064m

コースタイム

ヴィフレン小屋6:50〜9:05ヴィフレン山頂〜11:50ヴィフレン小屋
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー
ブルガリア南西部の都市ブラゴエフグラッドが拠点。ブラゴエフグラッドからバンスコの村まで頻繁にバスの便がある(90分)。バンスコからタクシーで17kmほど山に入った車道終点にヴィフレン小屋がある(30分 28Leva)。また、夏はバンスコから1日3往復バスの便がある(午前1本、夕方2本)。ヴィフレン小屋の標高は1950m。
コース状況/
危険箇所等
 ヴィフレン小屋は個室でとても快適(12Leva)。レストランあり(7:30〜22:00)。小屋スタッフのうち、食堂担当のある女性はまあまあ英語が話せるがその他はほとんど通じない(ギリシャとは違い、ブルガリアでは英語があまり通じない)。小屋前においしい湧き水有り。山中も枝沢が多く水が豊富に得られる。
 ヴィフレン山頂北側のすぐルートはほとんど岩登りなので足元には十分注意。ルートははっきりしているがプロテクションは一切無し。その北のコンチェトも細い稜線が続き危険とのこと。
[今回の記録リンク]
オリンポス http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-475897.html
ヴィフレン http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-475913.html
ムサラ http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-476401.html
リラ七湖ーリラ僧院 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-476421.html
バンスコの街。
2014年06月30日 21:46撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
6/30 21:46
バンスコの街。
小屋まで送ってくれたタクシー。トンバコース(バンスコのスキー場にはアルベルト・トンバでないと滑れないという難関のスキーコースがある)とかいろいろ教えてくれました。
2014年06月30日 23:51撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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6/30 23:51
小屋まで送ってくれたタクシー。トンバコース(バンスコのスキー場にはアルベルト・トンバでないと滑れないという難関のスキーコースがある)とかいろいろ教えてくれました。
ヴィフレン小屋。とても快適でした。
2014年07月01日 00:05撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
7/1 0:05
ヴィフレン小屋。とても快適でした。
部屋は個室ですもん。
2014年07月01日 01:25撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
7/1 1:25
部屋は個室ですもん。
少し登ると森林限界。
2014年07月01日 13:38撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
7/1 13:38
少し登ると森林限界。
いい感じです。
2014年07月01日 13:38撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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7/1 13:38
いい感じです。
カール底へ。黒部五郎カールのようです。
2014年07月01日 13:57撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
7/1 13:57
カール底へ。黒部五郎カールのようです。
リンドウ系の花。
2014年07月01日 13:59撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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7/1 13:59
リンドウ系の花。
アイベックス?
2014年07月01日 14:19撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
7/1 14:19
アイベックス?
ピリンの山々。奥地にもいってみたい。
2014年07月01日 14:24撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
7/1 14:24
ピリンの山々。奥地にもいってみたい。
カール壁を登り、あとは山頂へ。
2014年07月01日 14:28撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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7/1 14:28
カール壁を登り、あとは山頂へ。
山頂標識。
2014年07月01日 15:11撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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7/1 15:11
山頂標識。
ピリンの山々。この山域はほんと素晴らしい。日帰りはあまりにもったいなすぎる。、
2014年07月01日 15:17撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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7/1 15:17
ピリンの山々。この山域はほんと素晴らしい。日帰りはあまりにもったいなすぎる。、
下界。
2014年07月01日 15:20撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
7/1 15:20
下界。
誰もいなかったのでタイマー
2014年07月01日 15:27撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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7/1 15:27
誰もいなかったのでタイマー
北へ下りましたが、確保したいほどの危険な岩場でした。難所を過ぎて振り返ります。
2014年07月01日 15:49撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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7/1 15:49
北へ下りましたが、確保したいほどの危険な岩場でした。難所を過ぎて振り返ります。
コンチェトの稜線。こちらも危険だそうです。
2014年07月01日 16:04撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
7/1 16:04
コンチェトの稜線。こちらも危険だそうです。
山頂の真下を下ってゆきます。
2014年07月01日 16:13撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
7/1 16:13
山頂の真下を下ってゆきます。
登山道のマーキング。ブルガリア国旗のよう。
2014年07月01日 16:20撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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7/1 16:20
登山道のマーキング。ブルガリア国旗のよう。
ヴィフレンの北東壁。素晴らしい壁だ。
2014年07月01日 16:21撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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7/1 16:21
ヴィフレンの北東壁。素晴らしい壁だ。
トリグラウを思い出す。。。
2014年07月01日 16:23撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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7/1 16:23
トリグラウを思い出す。。。
ぐるっと山頂を巻いて小屋へ向かいます。
2014年07月01日 16:52撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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7/1 16:52
ぐるっと山頂を巻いて小屋へ向かいます。
岩が綺麗ですね。
2014年07月01日 16:54撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
7/1 16:54
岩が綺麗ですね。
沢も綺麗です。この山は水豊富。
2014年07月01日 17:11撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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7/1 17:11
沢も綺麗です。この山は水豊富。
花も豊富です。
2014年07月01日 17:25撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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7/1 17:25
花も豊富です。
無事戻りました。軽いハイキングでしたが山頂の北側はほんと危険でした。
2014年07月01日 17:50撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
7/1 17:50
無事戻りました。軽いハイキングでしたが山頂の北側はほんと危険でした。
バンスコに戻り、お約束のもの。
2014年07月01日 19:27撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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7/1 19:27
バンスコに戻り、お約束のもの。
ブルガリア料理もうまい。
2014年07月01日 19:37撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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7/1 19:37
ブルガリア料理もうまい。
列車でプロヴディフへ向かいました。
2014年07月02日 02:37撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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7/2 2:37
列車でプロヴディフへ向かいました。
撮影機器:

感想

前日朝にギリシャのテッサロニキをバスで出発し、国境を越えちょうどお昼頃にブラゴエフグラッドに到着。バンスコまでバス、更にそこからタクシーでヴィフレン小屋に入った。タイトスケジュールを覚悟していたが時間には十分余裕があり、バンスコではカフェで1時間以上くつろげた。ヴィフレン小屋のレストランではベルリンからトレッキングに来た老夫婦に誘われ、食事をご一緒して楽しく過ごした。
 ヴィフレンは世界遺産ピリン国立公園の最高峰。ブルガリアでも第二位の高峰である。今回は最短ルートから登り、すさまじい落ち込みを見せる北東壁を見ながら下りてくるルートをとった。

7/1(火) 快晴 ヴィフレン小屋6:50〜9:05ヴィフレン山頂〜11:50ヴィフレン小屋
 小屋前からいきなり急登が始まる。景色がもの凄く良く、ピリン山群のパノラマがいきなり広がってきて大興奮だ。やがて山頂南に広がる大きなカール地形に入る。ここはまるで黒部五郎カールのように美しいところだ。車止めからわずか1時間ちょっとでこの景色になるのは全く驚きである。このあとの山でも思い知るが、ブルガリアの山はアプローチ部分が少なく、奥山がとても近い。自然の濃いところに気軽に来られるのが魅力である。
 カール壁を登り詰めるとあとは山頂部の岩塊をひたすら詰めるだけであっさり頂上に着いた。ピリンの山々が一望、ヴィフレン以外にあまり高い山はないようだが、自然豊かな場所のようで、奥地にも行ってみたくなった。それにしてもあまりにあっけなく登頂して拍子抜けなので、下山は北側に下ってみることにした。北にはコンチェトと呼ばれる細い稜線が連なっており、危険地帯が続いている。限りなくバリエーションルートに近く、落ちればただごとでは済まない。足元に注意してルートを外さないように行く。ようやくコンチェトとの峠に降り立つとあとは安全な道だ。ヴィフレンの北東に回り込むとすさまじい北東壁が見えてきた。ほぼ垂直に立った真っ白な石灰岩壁。スロヴェニアのトリグラウ北壁を思い出した(規模はトリグラウの方が断然大きいが)。岩壁に囲まれたホールのような場所でしばし休憩し、絶景を満喫した。
 北東壁を後にし、ひたすらトラヴァースをして小屋に戻った。このルートは場面が次々と変わり、眺めも良く飽きさせない。山頂直下の岩場が危険なのは要注意だが、最短コースよりお勧めである。自分が回ったルートの逆回りがいいだろう。
 ピリンはとても魅力的な山域である。日帰りではあまりにもったいなすぎた。コンチェトや南部奥地の方も含め、2〜3日歩くととても満足できるのではないだろうか(先述のドイツ人の老夫婦もそのようにして楽しんでいた)。
 偶然小屋まで客を乗せてきたタクシーでバンスコに戻り、村のレストランで美味しいブルガリア料理とビールで打ち上げた。翌日は中休みで、プロヴディフの旧市街を観光した。

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