針ノ木岳-蓮華岳(雪渓と景色と花のテント泊)
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,736m
- 下り
- 1,745m
コースタイム
2日目 テント場-蓮華岳-テント場(撤収)-扇沢
天候 | 1日目 晴れ時々曇り 2日目 曇り後雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪渓は朝早くは若干凍結気味。 昼頃は融雪。 早い時間に通過する場合はアイゼン欲しい。 急斜度でスタンスがあまりないので、12本の方が楽と思う。 |
写真
感想
台風の影響で当初は諦めていた。
しかし、週後半になるにつれ、天気好転。
ついには土日晴れ予報。
これは行くしかないでしょう。
というわけで、テント泊で行ってきました針ノ木岳。
睡眠時間3時間程度で扇沢を目指す。
しかし、やはり眠い。
眠すぎる。
というわけで、途中仮眠しながら行った結果。
6時過ぎに到着。
そして、再び仮眠。
とはいえ、あまり寝すぎると、暑くなってしまうので、小時間で起床し、7時前に出発。
扇沢でトイレを済まし、いざ出発。
天気は晴れ。
真っ青な空に輝く緑。
気持ちいいです。
仕事の疲れも吹っ飛びます。
そんな夏景色の中を進んでいきます。
そして、当然のごとく、
暑い熱いアツイ。
汗の吹き出しが止まりません。
しかし、初日の行程の大半は雪渓歩き。
涼しいはず。
それを期待しつつ、先へ進む。
片側が切れ落ちた意外に悪い道を進み、二度ほど渡渉をすると、大沢小屋に到着。
綺麗な小屋です。
軽アイゼンのレンタルもしている模様。
今回は軽アイゼン所持しているので、レンタルは不要ですね。
特に休憩することもなく、先へ進む。
そして、ここから雪渓まで思った以上に悪い道だった。
片側が切れ落ちているのは変わらない。
崖側に外傾している岩場や崩落気味の道が多い。
場所によってはトラロープも貼ってあるが、心もとない。
テント泊装備で重量増ということもあり、慎重に通過する。
大沢小屋から20〜30分ほどで雪渓の起点に到着。
初日の核心なので、エネルギー補給しておく。
大半の方々がここでアイゼン装着。
見る限り12本が多い。
我々は6本だ。
小屋情報にも6本でOKとのことだったので、大丈夫でしょう。
( 結果として、12本の方が楽だったかな?とは思った)
ま、まだ装着しないけどね。
というわけで、アイゼン装着することなく、雪渓を進みます。
斜度の緩やかな箇所は慎重に歩き、急な箇所はキックステップで乗り切る。
そして、一つ目の急な箇所をクリアし、比較的平坦な箇所に出る。
ここから先、急そう。
というわけでようやくアイゼン装着。
そして、休憩することなく出発。
ここから先はなかなかにきつい道だった。
北穂高ほどではないが、斜度がキツイ。
おまけに腐り気味で若干滑る。
キックを併用しながら登っていく。
途中、水場があるはずなのだが、見つけられず。
汲んでいこうと思っていたが、仕方ない。
雪渓を進んでいくと、稜線が見え始める。
しかし、まだまだ先は長い。
そして、所々に休んでいる人たち。
やはりきついのか?
いや、歩いてみるとそれ程でもない。
確かに斜度はあるが、ゆっくり歩けば問題ない。
ステップが出てくるまでは・・・
小屋の人が切ってくれているステップ。
安全性は高いのかもしれないが、とにかく段差がキツイ。
足が長い人&若者向けか?
かなり足上げをしないと、次の段差に乗れない。
多くの人がステップを避け、その脇を登っているようだが、私はそのステップを登る。
ペースは落とし気味にゆっくりゆっくりリズムを崩さず、右、左、右、左と登っていく。
すると意外にも止まることもなく進めるもんだ。
多くの人を抜いて、稜線に到着。
アイゼンを外し、テントの受付。
小屋の人からテント場が雪で、張れる場所が限られている。
もう一杯かも知れないとのこと。
荷物を持って、急いでテント場へ。
幸いにも乾いた地面にはれそう。
隣のテントにポールをぶつけないように慎重に設営、完了。
さて、ごろ寝だ〜〜〜
といきたいところだが、今日中にピークを一つ踏んでおきたい。
先ずは腹ごなしというわけで、小屋で昼食。
小屋の人から日の出は蓮華岳が良いよとの情報。
というわけで、初日は針ノ木岳を目指し、二日目の朝は蓮華岳を目指すこととする。
昼食を食べた後、テントから荷物を出して、出発。
針ノ木岳への道は最初から急登。
そこまでに消費した足が悲鳴をあげます。
そして、相分からず道が地味に悪いです。
崩落した階段。
片側が切れ落ちた稜線。
もうこのあたりはデフォですね。
最初の急登を過ぎても山頂までは結構あります。
そして、途中には雪渓。
小屋の人がステップ切ってあるから大丈夫だよと言っていたが、段差滅茶苦茶きついんですけど(;゜Д゜)
足を腰と同じ位置ぐらいまであげて、乗り込む。
そうやらないと登れない。
小屋の人も大変なんだろうけど、結構きついっす。
とはいえ、おかげでアイゼンもピッケルも使用せずに雪渓を超えていけます。
雪渓を何本か過ぎるとようやく山頂に到着。
360度の展望。
予想していたよりも素晴らしい景色。
立山と剱岳、湖がファインダーに収まるよ。
こんなにいいとは思っていなかったよ。
記念撮影をした後、写真撮影。
一見花が少ないように思えるが、ちょっと爺ヶ岳方面に足を伸ばすと花畑あり。
このあとはテントに戻って、呑むだけなのでゆっくりの過ごす。
そして、テント場戻る。
途中、融雪に足を取られて、雪渓を滑落しそうになったが、必死に耐えた。
テントに戻る前に小屋で酒を購入し、テントに戻る。
そして、祝杯。
そして、飯。
今夜は生姜焼きだ!
米を炊いて、肉を焼いて、食す。
一泊二日なら豪勢な食事もOKだよね。
食事終了後、外の景色を見るが、染まる気配ゼロ。
こりゃダメだ!
というわけで、トイレを済まし、就寝。
二日目。
外を見ると、雲が支配的。
というか降りそう。
しかし、蓮華岳はいきたい。
何しろ花多いし。
というわけで、パンを主食とした軽めの食事を済まし、出発。
天気悪いし、日の出は期待できない。
今回はちょっと遅めの出発。
それでももしかしたら日の出迎えられるかも?と思い、いそいそと進むも、手前のピークで日の出時間。
しかし、予想通り、日が出るどころか曇雲雲。
剱岳の方面は真っ黒な雲。
こりゃやばい。
というわけで、さっさと山頂を目指す。
そして、山頂に到着。
ここも良い景色だ。
町並みと山並みが両方見れる。
しかし、残念ながら、雲orガスに覆われた景色しかない。
雨のリスクもあるし、のんびりしていられない。
というわけで、記念撮影した後、ショット撮影して、下山開始。
途中、コマクサの群生に目を奪われ、思ったよりも速度上げられなかったけどね。
まあ、これも目的のひとつだったし、当然かな。
テントに到着後、天気若干回復気味。
あれ?晴れるかな?
とも思ったが、やはり雲が変。
というわけで、テントをいそいそと撤収して、ザックカバー、カッパの下を装着しておく。
暑いが、途中で振られるぐらいなら最初から装備しておこうという魂胆。
結果として、正解だった。
雪渓を過ぎたあたりで、降り出した。
結局、合羽の上は着なかったが、ザックカバーにより荷物も濡れなかったし、よかった。
あとは一気に下山して、駐車場に到着。
帰路に着いた。
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