ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 487874
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

白馬岳 大雪渓〜栂池

2014年07月29日(火) 〜 2014年07月30日(水)
 - 拍手
CCCCRM その他5人
GPS
32:00
距離
14.4km
登り
1,881m
下り
1,336m

コースタイム

1日目
山行
5:18
休憩
1:02
合計
6:20
9:00
68
10:08
10:20
160
13:00
13:50
90
葱平
15:20
15:20
0
村営白馬頂上宿舎
15:20
2日目
山行
5:30
休憩
2:40
合計
8:10
6:20
20
6:40
6:50
40
白馬岳
7:30
7:40
40
三国境
8:20
8:40
100
10:20
11:20
40
12:00
12:10
60
13:10
13:30
30
14:30
ゴール地点
天候 29日晴れ時々ガス 30日晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
第5駐車場に駐車、白馬安全代行社で猿倉まで送行。翌日栂池駐車場にてキャッチ
コース状況/
危険箇所等
特に危険個所なし。大雪渓は4本歯アイゼン使用。小雪渓は未使用。左崖より離れた箇所での小石の落下あり。栂池までの下りは1箇所残雪があったが、アイゼン未使用で大丈夫。
その他周辺情報 白馬山荘宿泊。2畳に3人。夜中暑く汗をかいた。
白馬大池は飲み水はペットボトル販売のみ。
麓の駐車場からの白馬三山。白馬岳が早くもガスの中。
2014年07月29日 08:33撮影 by  F-01F, FUJITSU
7/29 8:33
麓の駐車場からの白馬三山。白馬岳が早くもガスの中。
猿倉に着きました。
2014年07月29日 09:00撮影 by  F-01F, FUJITSU
7/29 9:00
猿倉に着きました。
猿倉から白馬尻の間でカモシカと遭遇!カモシカナウ!!ナウシカ!!!子供なのか人慣れしているのか逃げません!?
2014年07月29日 09:23撮影 by  iPhone 5, Apple
4
7/29 9:23
猿倉から白馬尻の間でカモシカと遭遇!カモシカナウ!!ナウシカ!!!子供なのか人慣れしているのか逃げません!?
大雪渓。白馬尻から数分歩いて雪渓のほとりでアイゼンを付けてスタート。見上げると長いです。
2014年07月29日 10:46撮影 by  F-01F, FUJITSU
1
7/29 10:46
大雪渓。白馬尻から数分歩いて雪渓のほとりでアイゼンを付けてスタート。見上げると長いです。
だいぶ登って来ました。
2014年07月29日 11:11撮影 by  F-01F, FUJITSU
1
7/29 11:11
だいぶ登って来ました。
まだこんなにあります。結構長いです。葱平まで2時間予定。
2014年07月29日 11:35撮影 by  F-01F, FUJITSU
1
7/29 11:35
まだこんなにあります。結構長いです。葱平まで2時間予定。
やっと着きました。葱平で昼休憩。緑が嬉しいです。
イワオウギ・クルマユリ・ウルップソウも見えます。
2014年07月29日 13:10撮影 by  F-01F, FUJITSU
1
7/29 13:10
やっと着きました。葱平で昼休憩。緑が嬉しいです。
イワオウギ・クルマユリ・ウルップソウも見えます。
イワオウギ・ミヤマゼンコ・ハクサンフウロ
2014年07月29日 14:58撮影 by  F-01F, FUJITSU
7/29 14:58
イワオウギ・ミヤマゼンコ・ハクサンフウロ
小雪渓・村営宿舎を過ぎて、今日の宿白馬山荘が見えて来ました。
2014年07月29日 15:37撮影 by  F-01F, FUJITSU
7/29 15:37
小雪渓・村営宿舎を過ぎて、今日の宿白馬山荘が見えて来ました。
なんと2畳に3人という、つめつめ。
2014年07月29日 18:01撮影 by  F-01F, FUJITSU
1
7/29 18:01
なんと2畳に3人という、つめつめ。
日暮れ前の景色。尖っているのが剱岳・その左に立山。良く見えます。左前景は白馬鑓ヶ岳。鑓ヶ岳の肩の奥の尖山は針ノ木岳
2014年07月30日 04:40撮影 by  F-01F, FUJITSU
7/30 4:40
日暮れ前の景色。尖っているのが剱岳・その左に立山。良く見えます。左前景は白馬鑓ヶ岳。鑓ヶ岳の肩の奥の尖山は針ノ木岳
朝日。今日も良い天気です。
2014年07月30日 04:51撮影 by  F-01F, FUJITSU
2
7/30 4:51
朝日。今日も良い天気です。
朝日の剱岳・立山
2014年07月30日 04:53撮影 by  F-01F, FUJITSU
1
7/30 4:53
朝日の剱岳・立山
杓子岳と白馬鑓ヶ岳。朝日に染まっています。
2014年07月30日 05:01撮影 by  F-01F, FUJITSU
4
7/30 5:01
杓子岳と白馬鑓ヶ岳。朝日に染まっています。
朝6:40の山頂の賑い。快晴です。
2014年07月30日 06:46撮影 by  F-01F, FUJITSU
7/30 6:46
朝6:40の山頂の賑い。快晴です。
白馬大池までの稜線歩きは眺めが良く爽快です。
2014年07月30日 07:10撮影 by  F-01F, FUJITSU
1
7/30 7:10
白馬大池までの稜線歩きは眺めが良く爽快です。
慎重に下ります。
2014年07月30日 07:21撮影 by  F-01F, FUJITSU
1
7/30 7:21
慎重に下ります。
岩の隙間にチシマギキョウ。けなげです。
2014年07月30日 07:46撮影 by  F-01F, FUJITSU
7/30 7:46
岩の隙間にチシマギキョウ。けなげです。
小蓮華山までのゆったりとした稜線。
2014年07月30日 08:07撮影 by  F-01F, FUJITSU
7/30 8:07
小蓮華山までのゆったりとした稜線。
振り返っての白馬三山。その左奥は五竜岳と鹿島槍か。さらに奥の三角錐は針ノ木岳。
2014年07月30日 08:08撮影 by  F-01F, FUJITSU
4
7/30 8:08
振り返っての白馬三山。その左奥は五竜岳と鹿島槍か。さらに奥の三角錐は針ノ木岳。
ハイマツと白い登山道が鮮やかです。
2014年07月30日 09:13撮影 by  F-01F, FUJITSU
7/30 9:13
ハイマツと白い登山道が鮮やかです。
コマクサが一面に咲いていました。ちょっと終り気味?高山植物の女王と言っても控えめです。
2014年07月30日 10:04撮影 by  F-01F, FUJITSU
7/30 10:04
コマクサが一面に咲いていました。ちょっと終り気味?高山植物の女王と言っても控えめです。
白馬大池。残雪からの水を満々と溜めています。
2014年07月30日 10:06撮影 by  F-01F, FUJITSU
2
7/30 10:06
白馬大池。残雪からの水を満々と溜めています。
周りはチングルマの大群落。
2014年07月30日 10:06撮影 by  F-01F, FUJITSU
1
7/30 10:06
周りはチングルマの大群落。
イワイチョウとチングルマ
2014年07月30日 10:08撮影 by  F-01F, FUJITSU
7/30 10:08
イワイチョウとチングルマ
イワイチョウとチングルマ。雪と池に映えます。
2014年07月30日 10:09撮影 by  F-01F, FUJITSU
2
7/30 10:09
イワイチョウとチングルマ。雪と池に映えます。
チングルマの群落。ピンクのアクセントはイワカガミ
2014年07月30日 10:10撮影 by  F-01F, FUJITSU
7/30 10:10
チングルマの群落。ピンクのアクセントはイワカガミ
アルプスの少女ハイジが走って来そうです。
2014年07月30日 10:10撮影 by  F-01F, FUJITSU
1
7/30 10:10
アルプスの少女ハイジが走って来そうです。
ハクサンコザクラ。可憐です。黄色はミヤマダイコン。蕨のように見えるのはイワイチョウの花の終わった茎。
2014年07月30日 10:14撮影 by  F-01F, FUJITSU
2
7/30 10:14
ハクサンコザクラ。可憐です。黄色はミヤマダイコン。蕨のように見えるのはイワイチョウの花の終わった茎。
ちょっとピンぼけですが、こちらがイワイチョウの花。花は白。葉っぱが銀杏に似ていることからイワイチョウ。
2014年07月30日 10:15撮影 by  F-01F, FUJITSU
1
7/30 10:15
ちょっとピンぼけですが、こちらがイワイチョウの花。花は白。葉っぱが銀杏に似ていることからイワイチョウ。
白馬大池のほとりで昼飯にしました。山荘で頂いたパンランチの弁当。ピクニック仕様です。
2014年07月30日 10:52撮影 by  F-01F, FUJITSU
2
7/30 10:52
白馬大池のほとりで昼飯にしました。山荘で頂いたパンランチの弁当。ピクニック仕様です。
最後の登り、乗鞍岳ののっぺりとした平らな山頂を登り、あとは下りです。小雪渓ももう余裕です。
2014年07月30日 11:53撮影 by  F-01F, FUJITSU
2
7/30 11:53
最後の登り、乗鞍岳ののっぺりとした平らな山頂を登り、あとは下りです。小雪渓ももう余裕です。
こちらが曲者、ごろごろ岩の下り膝がやられます。みな思い思いのルートを思い思いの速さで下ります。
2014年07月30日 12:07撮影 by  F-01F, FUJITSU
7/30 12:07
こちらが曲者、ごろごろ岩の下り膝がやられます。みな思い思いのルートを思い思いの速さで下ります。

感想

第一回研修登山。
私を入れて6人。富士山は何度も登っているがそれ以外の山は初めてが3人。八ヶ岳とどっちにするかで悩んだが、雪渓を歩けることと、高山植物がより多く見れることと、白馬大池等のバラエティに富む白馬に決定。2日目はほぼ下りで、ロープウエイで下れるので、いいとこ取りの栂池コース。

埼玉から5時間の移動距離はさすがに長く、運転を一人でしてくれてk社長はほんとにご苦労さんでした。白馬駅前の案内所でアイゼンをレンタルして、代行車の待つ駐車場へ。代行のお姉さんは、巧みなハンドルさばき。ピークには1日に10往復もするそうです。さすがです。
猿倉に到着。9:00ほぼ計画オンタイム。これから白馬尻小屋まで1時間林道歩き。皆元気なようです。途中で林道のすぐ下のカモシカに遭遇。じっとこっちを見て逃げません。大自然の真っただ中に来た感じです。天気も曇りの予報を覆して晴れて暑く、早くも汗びっしょりです。
白馬尻小屋から少し上り、雪渓の始まりでアイゼンをつけいよいよ大雪渓の登攀開始。汗が一瞬でひく涼しさ。ガスもかかって直射日光を防ぎ寒いぐらいです。コツを掴むまでペースが上がりません。それぞれのスピードで歩くので縦に長くなりましたが、構いませんマイペースで。斜度は結構きつく、しかも距離が長いので「ホントに最後まで行けるの?」と不安がよぎります。ますますペースが上がりません。他の団体に追い抜かれ、不安は増すばかり。そんな感じだったでしょうか。
速いEさんとHさん、ゆっくりのMさんK社長Sさん。何とかみな大雪渓を終り昼食。1時間遅れましたが、天気はなおも上々。雷もなる気配はないので大丈夫です。

葱平からは高山植物の花の中を楽しく進みます。途中で水場があって、冷たくて美味しいよとみんなに汲んであげ、皆満足したところで、自然保護パトロール員みたいな人が来て一言、「この水は飲み水として適しません。水場はもっと上にあります」満足してた皆の顔が、不安に変わり私を見る(笑)大丈夫大丈夫。日本の水は安全です。中国の肉とは違います(笑)

村営頂上宿舎を過ぎて白馬山荘にやっとのこと到着。16時過ぎになりガスがかかったりしてますが、1日天気良く無事もってくれました。山荘内に入ると、何とプチ混みで、2畳に3人という状況。食堂・食事は、内容も混み具合も普通。夜は疲れてすぐ寝ましたが、9時頃に暑くて目が覚め、気づくと隣にいる筈のK社長がいません。後で聞くと空いてる部屋に移ってゆっくり寝たとか。そうなんです。所どころ空いていたのに詰められました。その後夜中に何度も暑い寒いを繰り返し、これはちょっとしんどい体験でした。

翌朝は早起きしてK社長とEさんとで日の出を仰ぎ、朝日に染まる山々を見て、寒かったけどとても良い気分。遠く八ヶ岳の右側に富士山まで望めました。朝食は日の出を見た人がどっと詰めかけ長い列ができましたが、私たちがピークの最後だったようで、そのあとは空いてました。二日目もさらに良い天気です。頂上は沢山の人です。昨日前後して歩いた外人さんのグループも。学校登山の団体も。白馬大池までの爽快な稜線歩き、花も景色も天気も最高です。快晴の青空に、この稜線の白い岩とハイマツの緑が良く映えます。小蓮華山の頂上直下の平らな道でMさんがなんと転倒。バランスを失って手をついでゴロン。なんでもないところで転ぶものです。Hさんが怪我対応一式を装備していて、でかいカットバンを貼って処置。Hさん、持ち物一式のリストをもれなく購入したそうで、ホイッスルも持っていると。さすがです。

白馬大池の周りは最高のお花畑。斜面全体がチングルマ・イワカガミ・ハクサンイチゲ・ハクサンコザクラ等々で埋まっています。雪と大池の水面に良く合います。大池のほとりの岩場で昼休憩。かなり日差しが強いのですが、良い感じです。

大池からは緩く登って高原状の乗鞍岳へ。そこから小雪渓・岩がゴロゴロしている下りを長いこと下り、いい加減うんざりしたところで、やっとのこと天狗原の木道に出たときは、皆ホッとして休憩。難路もやっと終わったかと思う間もなく木道はすぐ終わってしまい、まだゴロゴロの下りです。銀明水の水場を過ぎてロープウエイの建物が見えるまで、長い長い下りでした。

ロープウエイとリフトを乗り継いで27分、夏草の茂るスキー場の上を飛び越えあっという間に下界へ。体感温度もぐんと上がって暑い夏に戻って来ました。すぐの「栂の湯」でさっぱりして帰路へ。

皆さん大きなけがもなく、膝を壊して歩けなくなることもなく、無事歩き通しました。さすがです。2日間とも天気が良く、白馬の良さが100%満喫できたと思います。大雪渓も帰りの岩ゴロゴロの下りも、無事着いたから言えることかもしれませんが「歩き続ければ着く」極意ですね。
お疲れ様でした。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:767人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
猿倉〜大雪渓(秋道)〜白馬山頂〜白馬鑓温泉〜猿倉
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
積雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
白馬岳(猿倉から栂池)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら