白馬岳 大雪渓〜栂池
- GPS
- 32:00
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,881m
- 下り
- 1,336m
コースタイム
- 山行
- 5:18
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 6:20
天候 | 29日晴れ時々ガス 30日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険個所なし。大雪渓は4本歯アイゼン使用。小雪渓は未使用。左崖より離れた箇所での小石の落下あり。栂池までの下りは1箇所残雪があったが、アイゼン未使用で大丈夫。 |
その他周辺情報 | 白馬山荘宿泊。2畳に3人。夜中暑く汗をかいた。 白馬大池は飲み水はペットボトル販売のみ。 |
写真
感想
第一回研修登山。
私を入れて6人。富士山は何度も登っているがそれ以外の山は初めてが3人。八ヶ岳とどっちにするかで悩んだが、雪渓を歩けることと、高山植物がより多く見れることと、白馬大池等のバラエティに富む白馬に決定。2日目はほぼ下りで、ロープウエイで下れるので、いいとこ取りの栂池コース。
埼玉から5時間の移動距離はさすがに長く、運転を一人でしてくれてk社長はほんとにご苦労さんでした。白馬駅前の案内所でアイゼンをレンタルして、代行車の待つ駐車場へ。代行のお姉さんは、巧みなハンドルさばき。ピークには1日に10往復もするそうです。さすがです。
猿倉に到着。9:00ほぼ計画オンタイム。これから白馬尻小屋まで1時間林道歩き。皆元気なようです。途中で林道のすぐ下のカモシカに遭遇。じっとこっちを見て逃げません。大自然の真っただ中に来た感じです。天気も曇りの予報を覆して晴れて暑く、早くも汗びっしょりです。
白馬尻小屋から少し上り、雪渓の始まりでアイゼンをつけいよいよ大雪渓の登攀開始。汗が一瞬でひく涼しさ。ガスもかかって直射日光を防ぎ寒いぐらいです。コツを掴むまでペースが上がりません。それぞれのスピードで歩くので縦に長くなりましたが、構いませんマイペースで。斜度は結構きつく、しかも距離が長いので「ホントに最後まで行けるの?」と不安がよぎります。ますますペースが上がりません。他の団体に追い抜かれ、不安は増すばかり。そんな感じだったでしょうか。
速いEさんとHさん、ゆっくりのMさんK社長Sさん。何とかみな大雪渓を終り昼食。1時間遅れましたが、天気はなおも上々。雷もなる気配はないので大丈夫です。
葱平からは高山植物の花の中を楽しく進みます。途中で水場があって、冷たくて美味しいよとみんなに汲んであげ、皆満足したところで、自然保護パトロール員みたいな人が来て一言、「この水は飲み水として適しません。水場はもっと上にあります」満足してた皆の顔が、不安に変わり私を見る(笑)大丈夫大丈夫。日本の水は安全です。中国の肉とは違います(笑)
村営頂上宿舎を過ぎて白馬山荘にやっとのこと到着。16時過ぎになりガスがかかったりしてますが、1日天気良く無事もってくれました。山荘内に入ると、何とプチ混みで、2畳に3人という状況。食堂・食事は、内容も混み具合も普通。夜は疲れてすぐ寝ましたが、9時頃に暑くて目が覚め、気づくと隣にいる筈のK社長がいません。後で聞くと空いてる部屋に移ってゆっくり寝たとか。そうなんです。所どころ空いていたのに詰められました。その後夜中に何度も暑い寒いを繰り返し、これはちょっとしんどい体験でした。
翌朝は早起きしてK社長とEさんとで日の出を仰ぎ、朝日に染まる山々を見て、寒かったけどとても良い気分。遠く八ヶ岳の右側に富士山まで望めました。朝食は日の出を見た人がどっと詰めかけ長い列ができましたが、私たちがピークの最後だったようで、そのあとは空いてました。二日目もさらに良い天気です。頂上は沢山の人です。昨日前後して歩いた外人さんのグループも。学校登山の団体も。白馬大池までの爽快な稜線歩き、花も景色も天気も最高です。快晴の青空に、この稜線の白い岩とハイマツの緑が良く映えます。小蓮華山の頂上直下の平らな道でMさんがなんと転倒。バランスを失って手をついでゴロン。なんでもないところで転ぶものです。Hさんが怪我対応一式を装備していて、でかいカットバンを貼って処置。Hさん、持ち物一式のリストをもれなく購入したそうで、ホイッスルも持っていると。さすがです。
白馬大池の周りは最高のお花畑。斜面全体がチングルマ・イワカガミ・ハクサンイチゲ・ハクサンコザクラ等々で埋まっています。雪と大池の水面に良く合います。大池のほとりの岩場で昼休憩。かなり日差しが強いのですが、良い感じです。
大池からは緩く登って高原状の乗鞍岳へ。そこから小雪渓・岩がゴロゴロしている下りを長いこと下り、いい加減うんざりしたところで、やっとのこと天狗原の木道に出たときは、皆ホッとして休憩。難路もやっと終わったかと思う間もなく木道はすぐ終わってしまい、まだゴロゴロの下りです。銀明水の水場を過ぎてロープウエイの建物が見えるまで、長い長い下りでした。
ロープウエイとリフトを乗り継いで27分、夏草の茂るスキー場の上を飛び越えあっという間に下界へ。体感温度もぐんと上がって暑い夏に戻って来ました。すぐの「栂の湯」でさっぱりして帰路へ。
皆さん大きなけがもなく、膝を壊して歩けなくなることもなく、無事歩き通しました。さすがです。2日間とも天気が良く、白馬の良さが100%満喫できたと思います。大雪渓も帰りの岩ゴロゴロの下りも、無事着いたから言えることかもしれませんが「歩き続ければ着く」極意ですね。
お疲れ様でした。
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