八ヶ岳/西岳〜権現岳


- GPS
- 23:50
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,583m
- 下り
- 1,391m
コースタイム
- 山行
- 4:16
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 4:31
天候 | 8/11 曇り、8/12 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
八王子から中央線特急臨時便の「あずさ11号」に乗車。自由席を利用したがガラガラで自由にザックを隣りの席に置けた。 7:48 八王子⇒9:30 小淵沢 小淵沢から富士見高原ゴルフ場の西岳登山口まではタクシーを利用。駅前の小淵沢タクシー待合所で申込み。料金は3070円。 ◆8/12 帰路 天女山から高根タクシーに配車を申込み。甲斐大泉駅から南へ300m程の「パノラマの湯」を紹介されたのでそこまで。料金は2240円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆富士見高原ゴルフ場から西岳 何回か保守用林道が横切るが間違うことが無い真っ直ぐ直登するルート。標識は不動清水までは多いがそれ以降は減る。 ◆西岳から青年小屋 アップダウンの少ない径だが乙女の水手前から沢が合流し滑りやすくなる。乙女の水から小屋は5分の道のり。 ◆青年小屋から権現岳 ギボシのトラバースが雨天では嫌らしいところ。 ◆権現岳から天女山 特に問題無し。標高100m毎の標識、激励の標識等はここを登路とした時に励みになる。 |
その他周辺情報 | ◆日帰り温泉 甲斐大泉の「パノラマの湯」に立寄り。入湯料は大人720円。小海線の時刻表を見て、奥の休憩所の更に奥の食事処で天婦羅そば(520円)、舞茸そば(600円)を注文。なかなか美味しかった。更にこの日は生ビール半額の日!300円也。大人∩運転しない人限定ですが第1・3火曜日と26日(風呂の日)は半額の模様。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック(1)
登山靴(1)
ソックス(2)
化繊半袖シャツ(2)
化繊長袖シャツ(1)
ズボン(1)
短パン(1)
帽子(1)
タオル(1)
雨具(上下)(1)
マット(1)
寝袋(1)
防寒着(1)
カメラ(1)
地図(1)
予備電池(1)
ゴミ袋(2)
ロールペーパー(1)
手袋(1)
時計(1)
水筒(1)
予備眼鏡(1)
ハイキングポール(2)
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共同装備 |
テント(1)
テント用フットプリント(1)
張り綱(4)
張り綱用ペグ(4)
コッヘルセット(1)
プラスチックボウル(食器)(2)
ガスストーブ(Primus)+ボンベ大(1)
自作アルコールストーブ+五徳+アルコール200mL(1)
お玉(1)
ライター(1)
軍手(1)
ランタン(1)
双眼鏡(1)
細引き10m(1)
サンダル(1)
携帯ラジオ(1)
虫刺され薬
虫除け
蚊取り線香(1)
非常用具(1)
ナイフ(1)
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感想
南から北に縦走するつもりだったけど雨に祟られて西から東に抜けただけの山行になってしまった。でも久し振りの山行で更にたくましくなったK太を見ることができた。赤岳は次の課題だな。
8/11
朝一番のバスに乗り、相模線、横浜線、中央線特急と乗り継いで小淵沢に9:30に着いた。甲府辺りまではまだ天気も悪くなかったのだが甲府を過ぎて雨が落ちて来た。小淵沢駅前の小淵沢タクシー待合所で富士見高原ゴルフ場の西岳登山口までタクシーを頼み、しばし休憩。上がり框のあるとてもレトロな待合所だった。タクシーで運転手さんは先に観音平に上がったら晴れていたよと少し希望が出るニュースを伝えてくれた。
西岳登山口の様子は知らなかったがゴルフ場の駐車場の東側の隅に「登山道入口」と大書してあったので間違いようが無い。不動清水までは緩やかな傾斜でゆったりと登山を開始。この辺りは白樺とカラマツの樹林だった。不動清水で水を入れる。少し青空も見えて天候回復を思わせた。
不動清水から西岳は地図で見る通りの一本道でずっと樹林の中を行く。勾配は少しずつ大きくなって行く。殆ど展望が無いのには正直落胆したが、ほんの2回程の僅かな展望におかげさまで大分ときめくことになる。樹林の林相は高度と共に徐々に変化していき、匂いも針葉樹林のものに変わって行った。K太は初めて履いたブーツが少し合わず踵の上で靴擦れになりかけていた。このブーツ、元々は長女が高1で学校で山に行くと言うので買ったのだがそれも中止になり、以来度々僕が使っていたもの。細身の靴なんで僕もあちらこちらが当って靴擦れしていたが、K太も同様なようだ。次回は少し考えないといけない。取り敢えずバンドエイドを踵に貼って、靴ひもの加減で調節したが功を奏したようだ。
3時間登り突然に南側に開けた展望地に出た。正面に編笠山と青年小屋が見える。もう青年小屋の高さまで数10mと言う所だ。南側には中央線、中央高速を挟んで南アルプスの峰々が立ち並んでいる。のだが、残念ながら雲に覆われてしまっていた。しかし夏山の清々しさの一端が感じられる。ところどころに花々も見られるが、花のツアーには少し季節が遅いのかもしれない。
ここから樹林帯を10分登ると西岳山頂に出た。八ヶ岳お揃いの意匠の山頂標識がある。K太は足の痛みはあるもの涼しい顔で登って来た。自分の寝袋、マット、食糧2日分と不動清水の水2Lで10kg位背負わせているはずだが、もっと分担させても良いのかも。強くなったもんだ。次は等分に背負ってもらおうかな。それに比べて中央アルプス山行より3-4kgは軽くしたつもりなのに僕は明らかにバテている。
西岳から青年小屋までは再び樹林帯の径を行く。激しいアップダウンは無いのだが、この期に及んでの登りは辛いもんだ。近くに見えただけにまだかまだかと言う気が強く、行程を長く感じた。登山道と沢筋が一緒になった先が乙女の水で小屋はそこから5分。乙女の水は凍えるように冷たかった。ここで僕のハイドレーションパックに2L給水。頭に水を浴びて生き返った。
青年小屋のテント場は西岳から行くと小屋の手前側にある。礫地で20張りとされているが、隅の方は草地で充分にペグが利く。テント場は広大で当日15張り程度は張られていたが、充足率で言えば1/3も行っていない。もっとも場所は選ばないといけないので、残る所はそれほど好立地ではないかもしれないが。小屋で受付し600円/人を支払い、樹林帯に近い草地を選びテントを設営。既にガスが濃く今日の夕景や星空は全く期待出来ない模様。16時には炊事を始め、K太はやはりいつもと違う運動に疲れたのか早々と寝てしまった。
8/12
3時に起床したが外は相変わらずガスが濃い。夜にも風雨は無かった。4時から朝食とし、やや明るくなった4:30からテントを撤収した。雨が来る前に撤収したのは幸いだった。ヤッケを着て出発するとすぐに雨足が強まってきた。今日は権現、赤岳を超えて行く長い行程の予定だったが雨の降り出しとともに再考を余儀なくされた。
K太はそれでも黙々と足を運んでいた。のろし場からギボシへと向かう斜面で一瞬雲が切れて西岳が望めたが展望が得られたのはこの時だけ。それが幸いしたこともあるかもしれない。ギボシのトラバースでは雨に濡れた岩場の通過にK太の様子を注視したが、晴天で高度感があるとどうだろうか。10分足らずの時間だがK太は結構緊張を強いられたようだった。ここを過ぎると突然のように権現小屋に出る。権現小屋の登山者も今日は終日雨模様と諦め顔だった。K太に赤岳に向かうと1〜2時間岩場が続くが、と聞くと雨の中では嫌だとはっきりと言ってくれた。なので計画とは逆に南に進路を取り、天女山に下山することとした。権現から赤岳の縦走は次の課題、それはそれで結構。もう少し天気の好い機会に岩稜帯を経験させてやりたいものだ。
権現岳からちょうど3時間で天女山まで降りて来た。ほぼ大雨で登山道が所々で沢になっていた。2年前に天女山から前三ツ頭まで登ったが、K太はその時は軽いザックで漸く前三ツ頭まで達したのだが、今回は10kg担いで単なる通過点にした。2年前の目印が随所にあり、あれこれ記憶にあるとK太は語っていた。天女山に着いたのは9:40。未だ未だ早い時間でこれから帰ると家にメールしたら「清里で散歩して来たら」とチグハグな返信が帰ってきた。雨中5時間も散歩してきたので歩くのは充分だ。でも温泉はウェルカム。高根タクシーにお願いして天女山まで配車して貰ったが、運転手さんに甲斐大泉駅の近くにあるパノラマの湯を教えて貰った。(地図には八ヶ岳いずみ荘となっていた。)ここで湯につかり、小海線の時間まで食事をしたが、運良く第3火曜日で生ビール半額の日!そばも美味かったし、舞茸の天ぷらも美味しかった。
天気には恵まれず計画通りではなくショートコースになったけれどK太の成長を強く感じさせる山旅になった。部活の空き日程次第だけど、また計画したいものだ。
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