鳥海山
- GPS
- 09:58
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 1,914m
- 下り
- 1,428m
コースタイム
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 9:58
天候 | 09/22 曇天/小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
羽越本線 15:19鶴岡-15:55酒田 \500 鳥海山荘の送迎車 16:00酒田-16:45鳥海山荘(泊) 09/22 復路 酒田第一タクシー 15:50大平山荘-16:20吹浦駅 \5,350 羽越本線 16:46吹浦-17:05酒田 \320 |
コース状況/ 危険箇所等 |
険しいところはありますが、危険を感じるほどでは無し。 雪渓のトラバースでは軽アイゼンは不要でした。ストックはあった方が楽です。 |
その他周辺情報 | 登山ポスト:鳥海山荘ロビー、吹浦口登山口 トイレ:鳥海高原家族旅行村、滝ノ小屋、河原宿小屋、御室、御浜小屋 下山後の入浴:大平山荘(\420/浴場にボディソープ、シャンプーあり/タオル等の貸出無し) |
写真
装備
個人装備 |
チェーンスパイク 1 お守り
|
---|
感想
4連休を使って庄内遠征。月山、鳥海山の百名山2座登頂を目指します。
後半戦は鳥海山。
今回の遠征計画で一番困ったのは鳥海山へのアクセス手段。縦走目的なので移動の基本は公共交通機関になるのですが、鳥海山の各登山口にはバス路線がありません(酒田〜鉾立間は今年で廃線)。乗合タクシーは酒田〜鉾立間は運行期間外、象潟〜鉾立間は利用できますが酒田基点で考えるとちょっと使い勝手が悪い。
そんなわけで往復共にタクシーかと出費を覚悟しかけたところ、鳥海山荘に宿泊なら酒田までの送迎をお願いできることを発見。もともと前泊は考えていた訳で、滝ノ小屋(素泊り\2500)+タクシー(\7000くらい)ならば、鳥海山荘(1泊2食\10000弱)の方が快適に決まってる。沢追分から登ることになるので多少距離は延びますがそっちは問題なし。てことで往路は鳥海山荘を選択。
復路についてはどうしようもないので、大平山荘まで降りてそこからタクシーを利用することにしました。
09/21(日)
遠征2日目。月山登山後、湯殿山からバスで鶴岡へ。羽越線で鶴岡から酒田へ移動し、鳥海山荘の送迎車で送ってもらって宿泊します。
17:00 鳥海山荘
鳥海山荘は予想以上に立派なホテル。シングルに泊まったのですが、セミダブルのベッド+2Pのソファーセットが置いてあり、ツインルーム並みの広さがあります。
なにより登山客への対応が良いのが好印象。予約時に「登山目的で早朝出発」と伝えるだけで、余計な説明をする必要無くすんなり対応していただけたのはありがたかったです。ロビーに登山ポストがあるのも嬉しい。
09/22(月)
3日目は鳥海山。鳥海山荘を5時に出て、沢追分から湯ノ台コースで鳥海山山頂まで、吹浦口コースで下山して大平山荘へ。タクシーで吹浦駅に移動して、羽越線で酒田へ行きます。
05:00 鳥海山荘
エネルギージェルだけ入れて出発。この時点では鳥海山山頂は雲なし。前日の月山が快晴だった余韻で、この日も期待値が高まります。
07:20 滝ノ小屋
沢追分からの道は歩く人が少ないようですが、荒れていると言うほど酷くはなく静かな森歩きを楽しめます。滝ノ小屋まで誰にも会うことなく、とにかく一人を満喫できました。
滝ノ小屋で朝食。おにぎり(美味い)を頬張っていると、空が急に暗くなってきて雨がポツポツと。晴天は諦めてレインウェアを着込みます。気を取り直して出発。
10:40 御室
湯ノ台コースに入ると人の姿がぱらぱらと見えてきます。これまでの独り歩きの寂しさから解放されて一息。
雪渓はだいぶ小さくなっているようで、大雪渓では雪を踏むことはほとんどなく、脇の岩場を登るばかりでした。一カ所あったトラバース箇所も数mを歩いただけで終了。
前日の月山に続いて身体のコンディションは良いようで、急登もあまり苦しさを感じません。薊坂をせっせと登って伏拝岳に到着。この辺りからはずっと霧の中。視界は10m程度。心細い。
標識通りにてくてく歩いていくと思いの外あっさりと御室に到着。ここまで来ると鉾立コースからの登山者も合流し、けっこうな人がいました。大物忌神社に参拝して、ザックをデポしたら新山にアタック。山頂を踏んだはいいけど、案の上のガスで展望はゼロ。あんまり広い頂上じゃないし長居するのも迷惑そうなのでさっさと下ります。
行動食入れてトイレ済ませたら下山開始。
13:25 御浜小屋
歩きやすい道が続く下り道。ペースを上げたいのですが脚が売り切れ。仕方ないので黙々と歩きます。こちらのコースの方が歩く人が多い様子。湯ノ台コースより踏まれてるように感じます。道中はガスっていたのですが、たまに雲が切れるときがあり、そのときだけは展望が得られます。
御浜小屋で軽く食事。ハイドレの残量を確認して予備の水を捨てます。これでちょっと回復です。
15:00 大平山荘
御浜小屋で回復して軽快に下りだした直後に大平方面への分岐があります。いったん見逃しかけて慌てて戻りました。
ここからも歩きやすい道が続きます。とはいえ景観が楽しめるわけでもないので相変わらず黙々と歩くだけ。頭の中で「下山すればお風呂」と唱えながらテンションを保ちます。
見晴台で目的地の大平山荘がようやく遠望できました。目測であと30分くらい。電波も入ったのでタクシーを手配。
吹浦口からは車道歩き。小雨のなかを大平山荘まで歩きます。
大平山荘で入浴を済ませると、予約時間通りの15:50にタクシー到着。吹浦駅までは30分強でした。
あいにくの天気となった鳥海山でしたが、変化に富んだ道が続いて山歩き自体はとても楽しめました。今は歩く人が少なくなった道でもかつてきちんと整備されていた跡が残っており、信仰の山として敬われてきた歴史を感じられたのも印象的。
今回はピークハントと縦走が目的だったので寄り道することなく直線ルートで歩きましたが、鳥海湖や湿原帯など他にも見所はあるようで、次の機会があったら時間を取って歩き回りたいと思います。家が近ければまめに通えるのに。
「想い出の山」写真&レポートコンテスト 「山行記録部門」 by モリパーク アウトドアヴィレッジ(MOV)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する