富士 吉田沢 滑走
- GPS
- 11:31
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,547m
- 下り
- 1,586m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
2700mから3350mまでのこの日の吉田沢斜面は固かった。アイゼンかMSRライトニングアッセント等の高トラクションのスノーシューが必要(デナリなどでは無理)。 また部分的に3-5cm程新雪が降りパックされた状態で、斜度がきつくなる上部では簡単に割れてズルっとなる。 |
ファイル |
非公開
5729.xls
計画書
(更新時刻:2012/05/23 12:59) |
写真
感想
真性駄人2人で今年の滑り納めとして富士山を滑走してきました。
とにかく、大斜面ということで吉田沢を計画。
しかしのぼりはつらかった。
すべりは中々。
22Lザックのため6.5合目くらいまでは手にスノーシューを持ち疲れ、
6.5合目くらいの吉田沢下部からスノーシューをはいたものの、
斜度がきつくなっても北東面ゆえに雪は緩まず精神的につらかったです。
斜面の状態を見るためには6.5合目から吉田沢に入っても良いと思いますが、
楽なのは素直に登山道だと思います。
3000mを越えてからは息がつらい、
もー、はーはー言いながら8合目あたりを登る。
しかし、あまり雪が緩まない・・。
本当にあのカチカチの吉田沢を滑れるのだろうかと、不安になる。
9-10合目付近で須走を滑る人がちらほら現れるが、カリカリカリー、シュシュシューって・・。
とりあえずお釜が滑れればいいや!と見なかったことにして山頂へ。
ゆっくりとハァハァと頂上へ到達し、
しばし息を整えたあと、いざ お釜へ。
おぉー皆すべっとるすべっとる。富士宮からの人たちで盛況。
しかもこれ、新雪じゃーん。
と、あれ、、
予定では剣ヶ峰まで行ってお釜滑って、吉田口へ登り返すとか言ってたけど、
こんな崖登れるわけない。
はい、お釜は剣ヶ峰から滑り込んだら、富士宮の方へ上り返すしかありません。
時間的に余裕もない、これ以上日が陰り東面が固まると危険だし。
相方の「なんで吉田口にした?」という怒気をはらんだ言葉をするっと受け流し
「さー、須走を滑ろう! 9合目からは緩んでるから楽しーよ!きっと」
須走は、吉田沢に負けない位の大斜面、
上部こそ笑ってしまうほどカリカリでしたが、9合目付近からは緩んだザラメ、パックされた新雪が入り混じる感じ。
表面が若干凍ってても中はザクザク、思い切ってエッジを効かせれば問題なし。
雲上の滑走を堪能。
興奮しすぎて、
二人で吉田沢へのトラバース地点を見誤り、
ちょっとのぼり返し、吉田沢へトラバース。
徐々に姿を現す吉田沢、
朝はシュプールなんてなかったのに・・。
そこには気持ちよさそうな(見た目ね)いくつものシュプールが・・。
(あんなに硬かったのに、いつ緩んだんだ・・)
あーそうですか、いいもんねー、こっちは須走と吉田沢下部の二度おいしいコースだもんねーと、強がって吉田沢へ滑り込みました。
で、こっからは大変な間違いを犯す。
この吉田沢下部6.5合目付近から登山道とは反対へ向かうトラックは
絶対にたどらないでください。富士の植生を傷める恐れがあります。
高山で頭がやられていたのか、
人のトラバースを信じ、こっちのが楽に帰れるのではと期待し、
滑り込んだ先は、藪とちょっと岩場。
絶対にやってはならんことをやってしまったと
二人で本当に反省して今年は終了。
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