瑞牆山、鷹見岩、金峰山
- GPS
- 29:32
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 2,164m
- 下り
- 2,170m
コースタイム
- 山行
- 5:32
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 7:28
- 山行
- 5:43
- 休憩
- 2:45
- 合計
- 8:28
天候 | 29日、くもり時々小雨(ただ遠望はきいた) 30日、晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
瑞牆山荘にトイレあり。 |
写真
感想
これまで高山は結構いろいろ行ってるつもりですが、なぜかすっぽりと抜けていたのが、奥秩父。せいぜい乾徳山くらいでした。アプローチが長くて首都圏から行きづらく、ここまで行くなら行き慣れて行きやすい八ヶ岳、と思ってしまうし、何となく暗いイメージがずっとあって、足が向かなかったみたいです。
ということで、それでも一度は見たいと思っていた瑞牆山と、金峰山に、行ってみることにしました。
富士見平でテントを張ってベースにしました。
1日目は金曜日にもかかわらず、思ったより登山者がいました。石楠花のためかな? くもりで時々小雨も降る天気だったけど、霧に包まれることもなく、遠望はききました。
富士見平までは林道経由。瑞牆山がきれいに見れる場所があります。ところどころ見られる赤土は、八ヶ岳の噴出物かな?
明日は多分晴れるとふんで、まず、瑞牆山に。何十年も見てみたいなあと思っていた瑞牆山は、想像以上にすばらしかったです。ちょっと八ヶ岳に似た原生林、ちょうど満開の季節だったらしい石楠花もきれいだったし、花崗岩の尖塔(トア)が聳え立つ様子を見れて満足しました。
余った時間で、鷹見岩。分岐からの道はこれまでの登山道より格段に自然に近く、岩頂上も独り占めできました。ここからの展望は、瑞牆山にも全然負けていませんね。
夜の富士見平は、霧に包まれ、ものすごい風と、雨(そんなひどくはない)でした。
2日目は、これ以上ない晴天。早朝のうちは金峰山頂上付近は雲に包まれていたけど、着くころはすべて消え、すばらしい展望でした。昨晩の嵐で、もやも全部吹き飛ばされたか、遠く日光の山から北アルプス北部、箱根の噴気まで見えました。
昨日、金峰山にしなくてよかった(^^;(どっちにするかちょっと迷ってた)
帰り、大日岩に寄ってから、富士見平でテントをたたんで、瑞牆山荘に戻ると、駐車場の容量をはるかに超えて、付近の林道の片側いっぱいに車が停まっていて、ものすごいことに。。。道理で金峰山の下りですごい人とすれ違ったわけだ(一人しか通過できない岩場ではこれがちょっと辛い)。
ここは土日は避けたほうがいいかな(>_<;
あとから考えたら、ここってどっちも深田百名山だった。百名山の混雑怖い。
瑞牆山は岩々しいという噂があったので気になっていました。ただ、神奈川から行くのがこんなに大変とは思いませんでした。ほとんど八ヶ岳まで行くのですね。ここまで来てしまうと有名な山があちこちに目白押しで思わず心移りしそうですが、キャンプを終えた今、この山に来て良かったと心から思えます。
瑞牆山はまるで地面からニョキニョキと突き上げて空へと伸びる巨大な水晶柱群のような特徴的な山で、麓から眺めていて、いったいどこをどうやって登るんだろう?って思いました。頂上間近では岩登りのような急登が連続してバテまくりました。そしてやっと着いた山頂は足がすくみそうな高度感でした。展望も素晴らしく気持ちいい(けど高くて怖い)。
鷹見岩への道は若干荒れていて倒木をいくつか越える必要がありますが、頂上直下は石楠花の森で、石楠花はここが一番すごいんじゃないかと思ってしまいました。鷹見岩頂上から見る金峰山は迫力があり、自分に登れるだろうかとちょっと不安になるくらいの高さでした。
富士見平小屋へ戻り、地ビール(\800也。デュンケル)で乾杯。ここで、食べ物は最低限しか持ってきておらず、おつまみはおろか飴一つすら持ってきていないことに気づく。食べ物は乾燥米4杯分、カップ麺2個。夕食は乾燥米を1杯ずつとカップ麺1個を半分ずつ食べた。足りないような気がする前に、コンビニで買ったバーボンの小瓶を舐めながら、寝ることにする。(今はプラスチックの小瓶があるのですね、軽くていいです。)
山でのテント泊はkamotoは3度目。前2回はマットとシュラフの重要性を考えておらず、寒くて眠れなかった思い出があったため、ちょっと奮発をしてサーマレストとナンガ450DXを導入しました(私だけ・・スミマセン)。スタッフバッグにピチピチに詰まったこの寝袋はバッグから取り出すとふわっふわのみっちりした羽毛布団になります。この夜の最低気温は7度ということで、寒くないどころかちょっと暑すぎるくらいでした。これなら低山の冬も行けそう・・・とちょっと楽しみです。夏はよほどの高山でない限り暑いかな。。
富士見平のテント場は雰囲気が良く、気候も良かったのでかなりゆったりできました。だからこそ、もっとお楽しみの食事なんかを持ってくれば良かったと思ったのです。前回の秋の八ヶ岳行者小屋では夕食途中で寒さの為に寝袋にくるまざるを得なかったし、前々回の真夏の地蔵小屋では夕食まもなく土砂降りになってしまって明るいうちからテントに入らざるを得なかったので、今回もそんな感じかなと思ってしまったところもあり・・・。
翌朝、少し寝坊してしまったので取るものもとりあえず金峰山へ向かって登り始めた。大日岩で朝食として虎の子のカップ麺を半分ずつして食べる。その美味しさと早朝の景色に感涙。シーフードヌードルは、本当にイカやタコの味がして、何かいたく感動してしまいました。
砂払いの頭から頂上までは絶景でまたまた感動。360度の大展望を見ながらの稜線歩きは素晴らしいですね・・・。
反省点:
・せっかくのテント泊なのに、食事の楽しみを失念していた。食事だけでなく行動食についても失念してしまったのでまずいと思う。次回の教訓としたい。(オイルサーディンやベーコンなどを持っていってみたい)
・日光が出ているかそうでないかで、必要な水の量がずいぶん違う。二日目は一人1リットル近く持ったが、早朝の出にもかかわらず、下山時には水が心もとなかった。
・テント場は高度1800m地点にあり、5月末の最低気温は7度。これに対しダウンのシュラフ、フリース2枚、ダウンジャケット1枚は過剰で、ただ荷物になっただけだった。この環境であれば寝るときは薄手のシャツで十分だった。
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