石狩岳〜ニペソツ山
- GPS
- 24:49
- 距離
- 49.8km
- 登り
- 3,178m
- 下り
- 2,826m
コースタイム
- 山行
- 3:56
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:56
- 山行
- 10:59
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 11:23
- 山行
- 1:21
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 1:29
- 山行
- 8:36
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 8:40
- 山行
- 6:52
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 7:11
- 山行
- 0:44
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:44
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
ずっと夢だった冬の石狩稜線、お正月に色々あったニペ。これは行かないとってことで石狩ニペに挑む。前日は目が霞んで痛かったり、山道具の置き配を何者かに盗まれたりでバタバタして、ちょっとナーバス。置き配盗んだやつ許さんからな
20日
バスで十勝三股まで。少し道路歩いて入山点。今回は食料ガス諸々最小限にしたので荷物は軽め。初めはSSトレースあったが、そのうち消えた。雪は表面固くて、下は重い雪。板が埋まって歩きにくい。暗くなる頃に懐かしのユニ石狩登山口。1年の強化の入山点でもあり、4年の強化の下山点だ。看板の目の前にテントを張る。深夜テンションで作ったご褒美用のチョコケーキを冷蔵庫に忘れてきたことが発覚。カンヤ(乾燥野菜)と大豆ミートだけの人になってしまった。全国の農家さん、ありがとう。
21日
昨晩からずっとエグい風の音。なんか不安になる。今日は雪がしまってペタペタ歩くだけ。楽ちん。三股手前まで渡渉しながら快調に進んで、適当に第三尾根に乗る。Bush邪魔じゃないこの時期ならこんな感じが楽だと思う。尾根上雪固く、SE付けてても、ちょっと急な所はツボにしないと登れない。大変。樹林内でもテント張れるか怪しい位の風が吹くので、時間待ちしながらゆっくり登る。寒い。1600で電波入ったので天気予報見ようとするも、ケータイ即落ち。カスマホ。お昼過ぎになると風も弱まり、ブヨ沢の方の稜線もチラチラ見え出したので、EPにして先に進む。ポコは真上を行くが、ズボズボ地獄。ハイマツ掘り出して掴んで気合で体を持ち上げる。腕パンパンになった。主稜に上がると反対側からのエグい吹上。雪崩が怖くなさそうな吹き溜まり見つけて、雪洞作り。1.5hで完成して転がり込む。指がガッツリ凍傷。寒いって200回くらい呟いた。夜に外に出ると快晴無風。満月なのでニペもバッチリ見えた。
22日
夜は寒かった。埋まった入口を頑張ってこじ開けて外に出ると真っ白。すべてのやる気を失いシュラフに逃げ込む。14時位に入口の排雪に出ると外は晴れてる。元気出たので空身で音更At。石狩の奥の方はガスだが、風もそこまででいい天気。暇なので石狩急登下まで行って偵察。右側は基本Bushバシバシで安心。Peak直下は白めかな。明日の朝に男性1人で予約して引き返す。天気が良くなるとそれだけで心が穏やかになる。明日は冬型緩んでもっと天気が良くなりそうで、ワクワクが止まらない。勢いで25日に幌加温泉予約しちゃった。←お金ないのにね。
23日
相変わらず夜は寒かったが、心が前向きなので余裕だった。入口こじ開けると外は快晴。ニペの方もバッチリ。テンション爆上げ。主稜に飛び出て歩き出すが、なんか昨日より吹上風強く、常時ハッキリ始位。歩く分には大した事ないが寒い。石狩急登は何もでPeakまで。感動的だが寒い。すぐ先に進む。南峰は直上岩だったので西側trvするが、急で雪かったくて、ピッケルの歯を突き刺して、爪を蹴り込んで何とか通過。記録でもそんなに難しいとは書かれてなかったし、√取りミス?南峰からは綺麗な稜線がよく見えて感動。自撮りもしようとするが、ケータイ即落ち。カスマホ再臨。稜線は右側Bushで難しい所はなかった。風で余りに寒いので全く止まれず、テン場から2hでJPに。ハマグリ、1488北コルも風強く、温泉岳でやっと一息つく。感傷に浸る暇もなかった。カスマホを蘇生して写真撮る。稜線で撮りたかったよ。沢中に向けて、カンバの斜面をスキーでtrv下ろうとするが、雪めっちゃ固く、頭を下にして15m位ガッツリ滑落。チョロカンバに引っかかって止まる。怪我無くて助かった。気を引き締め直して先に進む。昔、強化(6月)で来た時はBush漕ぎ凄かった場所を懐かしみながらペタペタ歩く。サモア沢は源頭を巻いて、川端沢は両岸急なのでツボ。水を組めた嬉しさで元気出たので、小天コルのTLまで歩き切る。今日はよく頑張った。
24日
昨日頑張り過ぎて暇なので超ゆったり。5時起きで出発が8時。←冬合宿Preからやり直せ。前天でニペドン!がお出迎え。3度目の正直なるか。荷物ほとんどデポしてニペAtに。今日は快晴無風。のんびり写真撮りながら進む。天狗のtrvは岩バシバシで何も。デルタのtrvも気持ち下の方を行けば斜度緩くて簡単。デッパ遅かったおかげで、雪が緩んでたのが良かった。Peak手前のポコのtrvはまだ日陰で雪固かった。短いけどね。朝一のAtは大変そうだ。そして念願のニペPeak。無風なのでのんびりする。ウペも面白そうな山だ。来年はウペニペかな。トムラウシもやっぱりかっこいい。強くなったらなんたら全山とかもやりたい。行きたい山やりたい事に溢れている。もっと頑張ろうと思えるいいPeakだった。帰りはBSとかは無いが慎重に。昨日のこともある。前天で荷物回収して、少なくとも水汲める所まで下ることにする。特有のイキりが発動して変な感じでシャクナゲ尾根に乗っているが、普通に下ろした方がいいと思う。初日から鎮座している固い雪に相変わらず苦戦しながらスキーで下る。50回はこけた。ムキィィ。林道まで降りても15時位。今日温泉予約しとけばなぁと後悔するも、仕方ないのでその辺にテントを張る。完走をお祝いしたいが、ご飯もレーションもほとんど残っていないので、お茶を1.5L位飲んでご褒美にした。(後半拷問だった)
25日
6時位に目が覚めて眠れないので、スマホで将棋をする。4時間位やったけどレベル0にボコられまくる。駒たちを躍動させられない自分にイライラするだけだった。昼過ぎに出発して温泉に向かう。最後の難所である氷化した道路を乗り越えてゴール。楽しかった!温泉入って、鏡見て気付いたが、顔が凍傷で喧嘩に負けた人みたいになってる。旭川でマスク買おう。夜にはビールを飲む。うめぇ〜。1人でも全然いいが、やっぱり年始、春ワンみたいなPartyで来たかったなぁと思って少し残念。
26日
久しぶりの快眠。バスが16:30なのでそれまで温泉に居させてもらう。今日は南岸Lでシンシンと雪が降り積もる中、誰もいない露天風呂で1時間位ウダウダ。暖かい部屋でぬくぬくだらだら。あぁ幸せ。いい宿だなぁ。バス停まで送って頂くが、大雪でバスが遅延。車内でご主人とおしゃべり。記録でよく言われてたお婆さんは入院中だそうな。会ってみたかった。来年はウペから来ますと宣言してお別れ。ありがとうございました。連休とかは満室が多いが、冬の平日は人が少ないそう。お時間あればぜひ。
色々失敗はあったが、夢が2つも叶ったし今後に繋がるいい山行だった。次はどこに行こう!
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