谷川岳（ハクサンイチゲ咲く茂倉新道縦走）

2015年06月13日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 14.9km
• 登り: 1,555m
• 下り: 1,633m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:40
• 休憩: 1:00
• 合計: 9:40

5:40 土合駅
6:00 6:00 土合口
6:10 6:10 西黒尾根登山口
8:10 8:20 ラクダの背(ラクダのコブ)
8:30 8:30 ラクダのコル
10:00 10:30 谷川岳・肩の小屋
10:40 10:40 谷川岳（トマノ耳）
11:00 11:10 谷川岳
11:40 11:40 ノゾキ
12:00 12:00 一ノ倉岳
12:20 12:30 茂倉岳
12:50 12:50 茂倉避難小屋
13:40 13:40 矢場ノ頭
14:50 14:50 茂倉新道登山口
15:20 土樽駅

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

土合駅に車を駐車（無料）
西黒尾根登山口からスタートし、谷川岳〜一ノ倉岳〜茂倉岳〜土樽駅まで縦走。
土樽駅から土合駅まで電車（240円）

コース状況／危険箇所等

特になし

写真

今回の登山の縦走路。谷川岳（写真中央奥）から茂倉岳（写真左側）まで歩いた茂倉新道の稜線。

6/13 5:30

早朝5時頃、水上からの谷川岳

6/13 5:53

土合駅に車を駐車

6/13 6:27

西黒尾根登山口

6/13 6:50

日本三大急登のひとつとして有名な西黒尾根。いきなりの急登が待ち構えていました。

6/13 7:28

約1時間ほど森林の中の急登が続きます。

6/13 8:09

高度を上げて行くと、ようやく天神平が見えてきました。

6/13 8:11

森林地帯を抜けると岩場が待っていました。

6/13 8:15

この岩稜地帯を登って行きます。以前、西黒尾根を下山したことがありますが、登りの方が足場が確保しやすいです。

6/13 8:15

尾根沿いにはタニウツギが咲き乱れています。西黒尾根の森林地帯からラクダの背あたりまで、登山道脇に見られます。

6/13 8:20

森林限界を抜けるあたりから、ようやく谷川岳がはっきり見えてきます。

6/13 8:20

天神尾根が、同じくらいの目の高さになってきました。

6/13 8:21

黄色のタカネニガナ

6/13 8:21

白色のタカネニガナ

6/13 8:22

タニウツギと天神尾根

6/13 8:23

朝日岳1945m

6/13 8:33

タチスボスミレ

6/13 8:34

ようやくラクダの背です。ここまで約2時間でした。

6/13 8:39

イワカガミ

6/13 8:52

今まで登って来た西黒尾根を振り返って

6/13 9:00

ちょっと一休み。目の前は天神尾根。

6/13 9:04

この付近から、ミヤマキンバイが顔を出し始めました。

6/13 9:05

トマノ耳につながる西黒尾根

6/13 9:09

振り返って、西黒尾根からの天神平方面

6/13 9:20

この辺りからイワザクラが咲き出しています。

6/13 9:52

土曜日ということとロープウェイが運休ということもあって、西黒尾根を登ってくる登山が多くいました。

6/13 9:56

頂上直下

6/13 10:11

いきなり残雪が現れました。雪の上を数十メートルだけ歩きます。

6/13 10:46

肩の小屋と万太郎山、仙ノ倉山方面

6/13 10:49

トマノ耳頂上1963m

6/13 10:50

トマノ耳頂上からのオキノ耳と一ノ倉岳、茂倉岳方面の稜線。いよいよ今回の登山の目的である茂倉新道縦走のはじまりです。

6/13 11:06

頂上直下辺りから茂倉岳まで「ハクサンイチゲ」ロードが続きます。

6/13 11:11

オキノ耳頂上1977m

6/13 11:22

ハクサンイチゲと同じように、オキノ耳から茂倉岳まで登山道沿いにチングルマが咲いています。

6/13 11:37

振り返って見たオキノ耳

6/13 11:43

一の倉沢の「のぞき」

6/13 11:46

一ノ倉沢をのぞいてみましたが、さすがに足がすくみます。この沢で多くのクライマーが命を落としました。

6/13 11:48

この場所だけにオダマキが咲いていました。

6/13 12:08

オキノ耳から一ノ倉岳に至る稜線。切れ落ちた所が「魔の一ノ倉沢」

6/13 12:11

一ノ倉岳頂上1974m

6/13 12:13

茂倉岳まで熊笹の中、登山道が続いています。

6/13 12:14

一ノ倉岳からの眺望。新潟方面に巻機山（日本百名山）が見えました！（中央奥）

6/13 12:17

茂倉岳まで残雪の中を歩きます。アイゼンがなくても大丈夫でした。

6/13 12:23

振り返って。谷川岳から歩いてきた稜線。

6/13 12:25

ハクサンイチゲ咲くお花畑

6/13 12:31

茂倉岳1977.9m。谷川岳（オキノ耳）より若干高いですね。

6/13 12:44

ハクサンイチゲと万太郎山方面

6/13 12:52

茂倉岳避難小屋

6/13 12:52

シラネアオイ

6/13 12:58

ヨツバシオガマ

6/13 13:03

360度の眺望を楽しみながら茂倉新道を土樽まで下っていきます。

6/13 13:10

振り返って見た茂倉岳

6/13 13:19

谷川岳から茂倉岳まで歩いてきた茂倉新道の稜線。

6/13 14:05

矢場ノ頭から樹林帯に入り、土樽まで下ります。

6/13 15:08

ようやく着きました茂倉岳登山口、14:50分。上越線土樽駅まで地図上では20分と表記されていますが、実際にはそれ以上かかります。15:24発の電車に間に合うように、途中から走り出しました！（駅まで2度道を間違えちゃいました）

6/13 15:36

電車到着3分前に駅に駆け込みセーフ！無人駅です。切符は車内で車掌さんから買います。

6/13 15:51

土合駅到着。同じルートを縦走してきた10組ほどの登山者と一緒に降りました。皆さん考えることは同じようですね。

撮影機器：

PowerShot G12 CANON

感想

ts2999

「この谷川岳は、3000m級の北アルプスか！」
と思わせるほど、はじめて今回の登山で感じた第一印象でした。

過去に数度登っている谷川岳はいつもピークハント。しかし今回は、一ノ倉岳と茂倉岳の稜線を縦走する山旅だったことから、あの北アルプス表銀座を彷彿させる茂倉新道は感動の連続でした。
オキノ耳から矢場の頭までの約2時間半の稜線闊歩は、360度の眺望、熊笹やお花畑、残雪の登山道など飽きることがありません。遠く仰ぎ見る上越や信越の山並みは、雪山の景色だったことからも北アルプス登山に来ているような錯覚でした。

水上側から見る谷川岳は、二つの耳を持ったまさに双耳峰の山ですが、茂倉新道側からみるとその面影は全くありません。ちょこっと突起が出ているなだらかな山です。
万太郎山から谷川岳に至るなめらかな稜線、谷川岳から一ノ倉岳まで伸びる真っ直ぐな稜線、そして万太郎谷に緩やかに落ちていく山腹は見事です。まさかその裏側にはあの「魔の谷」と言われる一の倉沢があるとは想像もつきません。

オキノ耳から先に行く登山者は少ないです。ピークハントもいいですが、ちょっと足を伸ばして茂倉新道を歩けば、今までと違った谷川岳に出会えると思います。　

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