丹沢/弘法山・大山・不動尻

2024年04月06日(土) [日帰り]

• GPS: 08:23
• 距離: 25.5km
• 登り: 1,672m
• 下り: 1,656m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:12
• 休憩: 3:03
• 合計: 8:15

8:00 河原町BS
8:04 8:09 弘法山公園入口
8:16 8:20 浅間山
8:22 8:28 浅間峠
8:29 8:34 権現山
8:38 8:40 馬場道
8:44 8:54 弘法山
9:08 9:13 善波峠
9:22 9:23 名古木浅間山
9:32 9:39 念仏山
10:00 10:00 谷戸ノ頭
10:10 10:15 聖峰分岐
10:16 10:30 高取山
10:44 10:47 不動越(イヨリ峠)
10:57 10:58 千畳敷山
11:18 11:20 百合ノ台
11:27 11:29 浅間山
11:32 11:36 蓑毛越
11:59 12:01 西の峠
12:12 12:22 16丁目
12:27 12:31 富士見台
12:32 12:37 天狗沢展望台
12:40 12:56 25丁目
13:01 13:24 大山
13:30 13:33 不動尻分岐
13:51 13:54 梅の木尾根分岐
14:02 14:11 唐沢峠
14:24 14:35 ミツマタ群生地分岐
14:41 14:41 不動滝
14:47 14:47 不動尻
14:52 14:54 不動滝
14:58 15:09 不動尻
15:15 15:17 谷太郎分岐
15:25 15:26 不動尻山の神峠分岐
15:31 15:31 山の神沢広場
15:36 15:36 二の足林道ゲート
15:54 15:57 広沢寺温泉
15:59 16:01 広沢寺温泉駐車場
16:06 16:06 河鹿ノ沢
16:10 16:10 鐘ヶ嶽BS
16:15 広沢寺温泉入口バス停

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

◆往路
7:10 平塚→7:50 河原町（神奈中, 平74系統, 570円）
◆復路
16:16 広沢寺温泉入口→16:50 本厚木（神奈中, 厚33系統, 480円）
本厚木からは各自バスまたは電車で帰宅。

コース状況／危険箇所等

◆道の状況
・弘法山公園入口〜善波峠: 道標も多く特に問題なし。
・善波峠〜高取山〜大山: 善波峠から本格的な登山道になり急登部もあるが道迷いの可能性は低い。前日の降雨のため16丁目から23丁目辺りの泥濘が酷かった。
・大山〜不動沢分岐〜唐沢峠: 上部ではステップが整備され歩きやすくなっている。
・唐沢峠〜不動尻: 林業の作業用径路があちらこちらにある。
◆登山ポスト
弘法山登山口近くには登山ポストは見当たらなかった。

その他周辺情報

◆登山後の温泉
立ち寄ってはいないが広沢寺温泉玉翠楼はアルカリ泉で美人の湯としても有名。

写真

4/6 8:00

弘法山の尾根の末端から登る時はいつも秦野駅から出発していたけれど「同じバスに乗るなら河原町の方が良くない？」と言う13Kさんの提案。確かに！
実はLuckさんの発案☺（13K）

4/6 8:03

弘法山公園入口から曲がる。

4/6 8:03

また曲がって橋を渡り秦野サイフォン下口接合井。また左に曲がる。

4/6 8:04

尾根の末端から取り付く。

4/6 8:05

路傍のハナニラ。

4/6 8:08

ボタン岩。

4/6 8:14

段になった所に祠がある。天気が良ければ富士山が正面に望めるのかも。

4/6 8:14

勾配も緩まりもうすぐ浅間山山頂。

4/6 8:14

今日最初の浅間山山頂。

4/6 8:17

曇天だとサクラは映えないねぇ。

4/6 8:18

富士も望めないし。この辺りに山頂標識があったと思ったけど？

4/6 8:19

こちらは前のままだ。

4/6 8:19

東屋の脇にテント。

4/6 8:21

峠に近い所はサクラが満開。

4/6 8:22

アヤメも鮮やか。

4/6 8:23

浅間山の駐車場は下の段を含めれば20台程度は駐車できそう。

4/6 8:27

峠からまた急登になるがすぐに権現山山頂だ。もう山頂の展望台も見えて来た。

4/6 8:30

権現山山頂に到着。サクラは良いけれど青空じゃないのがちょっと。

4/6 8:30

まだ朝早いから人出は少ないけれど昼頃は相当混み合うぞ。

4/6 8:31

権現山のサクラ。

4/6 8:31

権現山

4/6 8:31

ヤマビル忌避用の塩が用意されていた。どうしようか思案中のLucky-Jさん。やっぱり靴下に擦り込んでくか。

4/6 8:33

弘法山へ向かうこの径はサクラが綺麗。

4/6 8:33

ツツジも咲き始めている。

4/6 8:35

シャガも咲いている。

4/6 8:35

やや白味が強いサクラ。オオシマザクラでしょうか。

4/6 8:36

菜の花とサクラ。

4/6 8:40

この案内板は初めて見るような。富士見の湯って言うのがある。弘法の里湯以外のオプションがあったんだ。

4/6 8:41

サクラの向こうに高取山。今日は大山すら雲の上。

4/6 8:41

スミレ。いつもよりも少ない印象。

4/6 8:42

ドウダンツツジも開花の季節。

4/6 8:46

弘法山に到着。提灯が沢山下がっているが秦野の桜祭りで夜はライトアップされるようだ。

4/6 8:47

湘南海岸方面の展望。雲が重い雰囲気。

4/6 8:48

ここにもあるよ。

4/6 8:50

弘法山山頂標識。

4/6 8:50

釈迦堂。

4/6 8:50

珍しく弘法大師像のご開帳に出会えた。ご利益があるかも。

4/6 8:52

さあ下ります。先は長い。

4/6 8:53

路傍に咲いていたシャガ。

4/6 8:54

括り罠があると言う表示は人間には抑止効果が高いな。

4/6 8:55

ヤマブキもそこここで咲き誇っていた。

4/6 9:04

クサイチゴもあちらこちらで咲いていた。

4/6 9:06

鶴巻温泉への径を右に分けて左、善波峠方面へ。

4/6 9:07

ヒトリシズカ。

4/6 9:08

善波峠に差し掛かる。

4/6 9:08

1828年に建てられたと言う御夜燈。菜種油で灯されていたとのこと。

4/6 9:09

峠には首を刎ねられたお地蔵様達。

4/6 9:09

矢倉沢往還の行く手を望む。

4/6 9:13

善波峠からひと登りすると名古木（ながぬき）への分岐。丹沢山麓には難読地名が色々とあるがこれもその一つ。

4/6 9:17

路上にサクラの花びらが数知れず散っている。

4/6 9:18

右手に大きなヤマザクラがあった。

4/6 9:26

壊れかけた獣除け柵を潜る。

4/6 9:31

5分程で念仏山山頂に出た。

4/6 9:31

念仏山山頂標識。戦前まで名古木村民が念仏講で登山していたそうだ。

4/6 9:35

念仏講のためか山頂には石仏が多数ある。

4/6 9:36

念仏山山頂のヤマブキ。

4/6 9:46

一旦下ってまた登る。この辺りもヤマザクラの花びらが沢山敷き詰められている。

4/6 9:56

右は454m無名峰への尾根径。余裕がある時に寄ってみたいもの。

4/6 10:03

ミヤマシキミ？この辺りと高取山山頂で見られる。

4/6 10:08

再び急登ゾーン。

4/6 10:12

聖峰分岐。聖峰もサクラが良さそうだ。

4/6 10:17

高取山山頂に出ました。

4/6 10:17

山頂には二等三角点。大山は三等三角点なのに。

4/6 10:17

高取山山頂標識。いつもならば正面に大山が望めるのだけれど今日は下社と見晴台がせいぜいと言うところ。

4/6 10:42

不動越への下り

4/6 10:44

才戸への分岐を過ぎると不動明王に出会う。右側面には大山、左側面には小田原と彫られているので昔は東西の通商路との交差点だったのか。

4/6 10:46

林道に出合う。

4/6 10:49

秦浜線No.9鉄塔。鉄塔からの展望は例外無く良いな。大山山麓の方からは祭囃子が聞こえて来る。

4/6 10:57

ヤマザクラ。

4/6 11:14

無線塔が近い。もう浅間山の一角だ。

4/6 11:14

重機があると思ったら伐採したヒノキの積出用のようだ。

4/6 11:18

この辺りこんな景色だったっけ？

4/6 11:19

伐採用に林道が出来ていたんだ。

4/6 11:20

ここの辺りはヒノキの林。切り口に近寄ると良い香りがする。

4/6 11:22

ここも前は左に巻いて行く所だけど迂回路として右が示されているので浅間山山頂ルートで行きますか。

4/6 11:25

浅間山山頂の祠。

4/6 11:26

4/6 11:27

最近見ることが無くなった丹沢山塊百名山の標識。

4/6 11:27

浅間山にも三等三角点があった。

4/6 11:33

蓑毛越にはベンチがあるが先行するLucky-Jさんの姿は無し。大山まで休憩無しか。容赦ないな。

4/6 11:35

蓑毛越から勾配が急になる。

4/6 11:44

首が刎ねられたお地蔵様達。この辺りでは緩やかになる。

4/6 11:46

ヤマザクラもそこここに咲いている。

4/6 11:51

霞んでいるけど大山山頂かも。

4/6 11:54

女人禁制の碑。二十八丁目との記述もある。

4/6 11:58

西の峠。山頂まで1755mらしい。

4/6 12:04

岩がゴロゴロした急坂が続く。

4/6 12:12

階段が設て来たら十六丁目も近いぞ。

4/6 12:15

表参道十六丁目に出た。急に人が多くなる。Lucky-Jさんはここにも居ない。辺りも大分ガスっぽくなって来た。

4/6 12:22

表参道に入ると急に泥濘が酷い。昨日はそんなに雨が降ったんだ。

4/6 12:29

富士見台だけど今日は何も望めない。

4/6 12:41

イタツミ尾根分岐。

4/6 12:42

歩荷さんが空荷で猛スピードで下って行く。

4/6 12:57

グレーチングゾーンまで来たよ。

4/6 12:58

青銅の鳥居。

4/6 12:58

鳥居の脇は絶好の展望台なんだけど今日はダメ。

4/6 12:59

大山山頂に到着。

4/6 13:01

このルート図は初めて見た気がする。

4/6 13:02

大山山頂標識。ここまで真っ白な大山も初めて。

4/6 13:02

山座同定盤もあったんですね。大島、新島と伊豆諸島も描いてあるのは流石に大山。

4/6 13:05

13Kさんは奥宮にお参り。先着していたLucky-Jさんは茶屋で蕎麦を買って来た。500円とのこと。

4/6 13:20

さあ下ります。

4/6 13:29

不動尻・見晴台分岐まで下って来た。

4/6 13:37

未だ三峰山の方が低そうだ。

4/6 13:40

北東に見える形が良い山は鐘ヶ嶽かな？

4/6 13:41

ベンチがある。不動尻まで3.3km、広沢寺温泉BSまで6.5kmとあるけれどそこから広沢寺温泉入口BSまで1.5kmはあったんじゃないかな。あと8kmか。

4/6 13:46

正面に三峰山。もうこちらが低い。

4/6 13:47

登山道の脇にはアセビが目立つ。

4/6 13:50

最初の痩せ尾根ゾーン。唐沢峠まで3箇所程両側が切れ落ちている所があるが、柵が設けられている。

4/6 13:52

最近のお札だ。さっき法螺貝のような響きが聞こえたが行者のものだったのかも。

4/6 13:55

第2の痩せ尾根ゾーン。

4/6 13:57

第3の痩せ尾根ゾーン。

4/6 14:02

唐沢峠の手前のベンチ。Lucky-Jさんはそのまま尾根を進もうとするが右に巻道がある。

4/6 14:10

三角形の二辺の長さの和は一辺の長さより長いでしょ。且つ登らなくて良いのだから巻道を行かない手はない。

4/6 14:14

尾根径に合流。

4/6 14:26

前回は尾根径を真っ直ぐ下ったがこの辺りで九十九折りに下って行く径があるようだ。今日はそちらを下ってみよう。

4/6 14:30

するといきなりミツマタの群生に出会う。

4/6 14:31

落ちていたミツマタの匂いを嗅ぐLucky-Jさん。

4/6 14:33

これが満開の姿でしょうか？

4/6 14:34

尾根を下っていたら出会えなかった訳だ。

4/6 14:36

ミツマタを掻き分けながら歩くような所もある。

4/6 14:42

ついつい立ち止まる回数が増える。

4/6 14:42

けれど尾根径よりこちらが大正解ですね。

4/6 14:46

下りきると分岐に出合う。折角なので不動の滝も見に行こうか。

4/6 14:51

不動の滝は6-7m程だけどスラブが美しい滝だった。上部のスラブは難しそうだ。

4/6 14:53

セラドナイトのケルン。

4/6 14:56

不動尻広場と言うのも整備されていた。ベンチも多数ある。観光名所になった感じだ。

4/6 15:01

尾根を下って来るとここで漸くミツマタに会える。

4/6 15:01

こんな細工まで。SNS恐るべし。

4/6 15:06

周辺案内図も最近設置されたもののようだ。

4/6 15:15

谷太郎沢に沿って煤ヶ谷BSに行くことも出来るようだがちょっとヒルの予感がする。

4/6 15:17

この滝は？

4/6 15:19

路傍にはハルユキノシタ。金網がちょっと残念ですが。

4/6 15:27

山神隧道を潜る。

4/6 15:49

弁天岩への道にはゲートあり。獣除け柵には電気が流れている。

4/6 15:51

すっかり人里になった。あちこちにサクラが咲いている。

4/6 15:54

愛宕大権現。

4/6 15:54

広沢寺前第2駐車場が出来ていた。これも不動尻のミツマタのため？利用時間が書いていないが終日なのかな？

4/6 16:13

玉翠楼で一風呂とも思ったが結局広沢寺温泉入口BSまで下って来てしまった。16:16のバスに間に合うし。お疲れ様でした。

撮影機器：

RICOH WG-7 リコー

感想

tadomasa

サクラの開花のニュースが届いているけれど天候は今一つのこの頃。今週末が唯一の花見山行のチャンスかと弘法山の尾根から大山を越えて不動尻まで繋げてミツマタの花見も欲張った。頑張った甲斐もありサクラもミツマタも両方存分に楽しむことができました。

このルートは2年前にも歩いているけれどいつも秦野駅集合にしていた。今回はみんな平塚からアプローチなんで同じバスなら河原町BSで降りた方が取付きまで近いと13Kさんの提案（実はLucky-Jさんの発案でした）に気付かされた。これで1.2km程は短くできる。交差点にコンビニがあるのも好都合だ。いつもと同じに弘法山公園入口からは急登だけど10分も登ると最初のピークの浅間山。サクラは確かに満開だったがどうも下から見上げると曇天だと冴えないもんだ。展望も目に届くのは渋沢丘陵程度と冴えない。ただ権現山へと進むと先ずは鞍部のサクラが見事だった。こんな天気だと見下ろす方がサクラは映える。
権現山へも急登だけど登ってしまえばそれを補うサクラの街道が弘法山まで続く。今日の最初のお楽しみだ。

弘法山から先は登山道らしくなり、善波峠に向かうと更に人も少なくなる。でも急登を登り詰めた高取山にはいつも登山者がいるものだ。大山は白いガスに覆われてしまっているけれど下社ははっきり見えた。そして緩やかなアップダウンを繰り返すこれから歩く尾根も。無線塔が並び立つ浅間山では伐採したヒノキの積み出しのため山頂ルートが迂回路になっていて久し振りに山頂を踏んだが、この辺りでLucky-Jさんが100〜200m先行するようになり、蓑毛越でも休んでいない。この先は急登になるけれど容赦ないもんだと苦笑いしながら登る。一旦勾配が収まるが女人禁制の碑を越えるとまたまた急登になり、喘ぎながら登り下社からの表参道の十六丁目に合流する。けどLucky-Jさんはここにも居らず、これは山頂まで休憩させてくれないパターンだな。

表参道は流石に登山者が多い。前日の雨は結構降ったのか足元の泥濘も酷い。展望も無く修行のような登りが続く。13Kさんが二十五丁目でLucky-JさんにLINEで連絡するともう大山山頂に着くとのこと。そこでは待っててよと韻を含ませたが、ちゃんと待っていてくれたし茶屋の蕎麦をちゃっかりと食べている。暖かいのがちょうど良く美味いとのこと。展望の無い大山と言うのも珍しいが食事以上に留まる必要も無いので早々に下る。不動尻分岐で見晴台方面と分かれると途端に登山者も減り静かな山歩きになる。左から前方に見える三峰山がちょうど標高のバロメーターと言う感じだが東に見える厚木の市街地は未だずっと低い。

唐沢峠の手前のトラバース路から不動尻に下って行くが前は尾根を真っ直ぐ下って行ったが途中からジグザグに下って行く径が気になっていたのでそちらに入ると途端にミツマタの群生地で驚かされた。前回よりもスタートで1.2km短くしたけれど結果的には長かくなったがこの九十九折りのせいかもしれない。でもその価値は十分にあったミツマタの花見だった。不動の滝見物もできたし。不動尻にはSNS向けのハート型のオブジェクトが出来ていたり広場にベンチが整備されていたりと変化も大きかった。不動尻からは舗装路を一路広沢寺温泉入口を目指す。地味に5km程あって疲れる。玉翠楼で汗を流して行くプランもあるが早く帰って一杯やりたい気持ちの方が強いか。県道64号線に出ると未だバスの時間に数分余裕があった。厚木市内まで空席が半分位あるのは初めての経験だ。本厚木駅で下車し「どこも寄らずに帰る？」と聞くと阿吽の呼吸でじゃあ寄って行こうと。長い一日の〆は居酒屋十和田。

キツイけれどもサクラからミツマタに繋げる花見山行を再び楽しむことができた。これからどんどん花の季節になるのも楽しみだ。