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Yamareco

記録ID: 673226
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ハイキング
御在所・鎌ヶ岳

鎌ヶ岳(長石谷→武平峠)

2015年07月11日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
6.3km
登り
685m
下り
670m

コースタイム

日帰り
山行
4:17
休憩
0:46
合計
5:03
5:38
5:38
67
長石谷登山口
6:45
6:45
73
7:58
7:58
17
岳峠
8:15
9:01
43
9:44
9:44
30
天候 晴れ(予報9時:麓の気温26℃、湿度91%、風1m東北東[菰野町])
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
御在所岳中道ルート前駐車場(鈴鹿スカイライン旧料金所跡)無料
コース状況/
危険箇所等
長石谷ルートは赤マーク多く分かりやすいが、渡渉多し(転倒注意)
長石谷ルートで山ビルの攻撃に遭いました
登山口は駐車場から脇道を少し下ったところにあります。
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登山口は駐車場から脇道を少し下ったところにあります。
いきなり渡渉です。安全な石が明確にあるわけではなく、自分で安全そうな石を選んで渡らなければなりません。
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いきなり渡渉です。安全な石が明確にあるわけではなく、自分で安全そうな石を選んで渡らなければなりません。
長石尾根ルートと長石谷ルートの分岐。今回は終盤まで傾斜が比較的ゆるやかな長石谷を行きます。この後、山ビルとの戦いになるとも知らず…
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長石尾根ルートと長石谷ルートの分岐。今回は終盤まで傾斜が比較的ゆるやかな長石谷を行きます。この後、山ビルとの戦いになるとも知らず…
砂防堰の上に出ました。道が急に広く不明瞭になりますが、赤マーク(丸印やテープ)を探して川なりに登りましょう。
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砂防堰の上に出ました。道が急に広く不明瞭になりますが、赤マーク(丸印やテープ)を探して川なりに登りましょう。
天然の岩を削って細い道が切ってあります。足を滑らせて落ちたら下の沢にドボン。濡れ落ち葉が積もっているので慎重に。
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天然の岩を削って細い道が切ってあります。足を滑らせて落ちたら下の沢にドボン。濡れ落ち葉が積もっているので慎重に。
登りは終盤までこのような沢を右へ行ったり左へ行ったりを繰り返します。
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登りは終盤までこのような沢を右へ行ったり左へ行ったりを繰り返します。
犬星大滝。写真だと現場のあの静寂さが伝わってこないですね…
犬星大滝。写真だと現場のあの静寂さが伝わってこないですね…
ユリの仲間でしょうか、可憐な花が咲いていました。
ユリの仲間でしょうか、可憐な花が咲いていました。
峠に近づくにつれ沢の水量は減り、沢からガレ場に変わってゆきます。
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峠に近づくにつれ沢の水量は減り、沢からガレ場に変わってゆきます。
峠に近づくと、斜度が急に上がってササヤブだらけになるので、もうすぐ峠だということが分かります。
峠に近づくと、斜度が急に上がってササヤブだらけになるので、もうすぐ峠だということが分かります。
岳峠に出ました。
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岳峠に出ました。
岳峠から見た鎌ヶ岳方向の山容。岩々しくていいですね。
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岳峠から見た鎌ヶ岳方向の山容。岩々しくていいですね。
同じく岳峠から。荒々しくて美しいです。
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同じく岳峠から。荒々しくて美しいです。
同じく岳峠から。
同じく岳峠から。
レコで見た謎の赤レンガがありました。
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レコで見た謎の赤レンガがありました。
というわけで、鎌ヶ岳山頂(南側)
というわけで、鎌ヶ岳山頂(南側)
鎌ヶ岳山頂(南側)から見た美しい稜線。唐松岳から見た五竜岳を少し思い出します。名古屋近郊にこのような美しい場所があったとは…
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鎌ヶ岳山頂(南側)から見た美しい稜線。唐松岳から見た五竜岳を少し思い出します。名古屋近郊にこのような美しい場所があったとは…
今回の目的地、鎌ヶ岳山頂(北側)
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今回の目的地、鎌ヶ岳山頂(北側)
山頂から見た御在所岳の雄姿。
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山頂から見た御在所岳の雄姿。
山頂ではこのような可愛らしい花にもてなして貰えました。
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山頂ではこのような可愛らしい花にもてなして貰えました。
頂上直下に落ちていたゴミ。今の若い人にはこれが何だか分かるだろうか…
頂上直下に落ちていたゴミ。今の若い人にはこれが何だか分かるだろうか…
頂上直下(武平峠ルート)のザレ場。雨が降るたびに削れてゆくんだろうな…
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頂上直下(武平峠ルート)のザレ場。雨が降るたびに削れてゆくんだろうな…
三ツ口谷ルートとの分岐。予定ではここから三ツ口谷へ降りるつもりでしたが、長石谷でのヒルとの戦いに怖気づいて、谷を避けて尾根筋の武平峠ルートを降りることにした。
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三ツ口谷ルートとの分岐。予定ではここから三ツ口谷へ降りるつもりでしたが、長石谷でのヒルとの戦いに怖気づいて、谷を避けて尾根筋の武平峠ルートを降りることにした。
道がえぐれて、ボブスレーのコースみたいだなあ。
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道がえぐれて、ボブスレーのコースみたいだなあ。
山の先輩(トカゲさん)に会えました(^^)
山の先輩(トカゲさん)に会えました(^^)
国道(スカイライン)に出てきました。
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国道(スカイライン)に出てきました。
橋が崩壊しているところもありましたが、石の上を渡れば問題なし。
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橋が崩壊しているところもありましたが、石の上を渡れば問題なし。
三ツ口谷ルートの下部と合流しました。大きな砂防堰があるところです。
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三ツ口谷ルートの下部と合流しました。大きな砂防堰があるところです。
この手書きの看板は気が利いている。
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この手書きの看板は気が利いている。
無事に駐車場に戻ってきました。出発時(5時半頃)には数台しか停まっていなかった駐車場が、満杯に…
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無事に駐車場に戻ってきました。出発時(5時半頃)には数台しか停まっていなかった駐車場が、満杯に…

装備

個人装備
真水2L アクエリアス500cc コーヒー牛乳200cc 行動食 ガスバーナー
備考 山ビル対策としてアルコールスプレーや殺虫剤などを持参すれば良かった。

感想

御在所岳はすでに2回登っているので、次はお隣の鎌ヶ岳に登ってみよう、ということで今回初めて登ってきた。

長石尾根ルートにするか、長石谷ルートにするか、どちらにしようか悩んだが、尾根ルートは傾斜のきつい(登りにくい)箇所が多そうだったので、頂上付近まで比較的傾斜のゆるやかな長石谷ルートに決定。この決定がのちに山ビルとの戦い(後述)になるとも知らず…

スタート地点(駐車場所)は御在所岳中道とまったく同じ(旧料金所跡駐車場)で、頂上までの標高差もほぼ同じということで軽い気持ちで登り始めたのだが、やはり山が違うと道も違う。
この長石谷ルート、ほぼ頂上直下まで沢(つまり岩場)を右へ左へと渡りながら進むルートで、傾斜はゆるいが距離があまり出ない。(まあ、距離が出ないのは、頻繁に「山ビルチェック」のために立ち止まるという理由もあったんですが…)
思ったよりも時間が掛かった。

谷筋なので当然ながら眺望はない。
出発時刻が比較的早かったからだろうか、先行の登山者も、後から追ってくる登山者の気配もない。ふと谷筋を振り返ると、「これ、登山道って言うより、バリルートじゃね?」と思うくらい静か。(静かな登山が好きな人には向いている)

そろそろ谷筋にも飽きてきた頃、道は峠への急登に変わる。ここを上がればもうすぐだ、という「気のはやり」からか、濡れた岩で足を滑らせて軽く尻餅をついてしまった。滑ることが分かっていた箇所だったので予備態勢が取れていたからか、まったく大事には至らなかったが、単独行でこれはいけない。登山初心者のくせに、一丁前に反省することだけはしきり。

岳峠へ出ると周りの雰囲気は一変する。眺望が一気に開くので清々しい。
岳峠から鎌ヶ岳頂上までも急登は続くが、ザレておらず、手掛かり足掛かりともに安定しており、慎重に進めば何ら問題ない。

頂上からは、お隣の御在所岳の雄姿が見られる。
頂上より北側(武平峠側)は、岩の風化が進んでおり、ザレている。登山道が雨水の通り道になるからか、えぐれている箇所も多い。

下りは三ツ口谷へ降りる予定だったが、登りの長石谷での山ビルの攻撃(後述)に恐れをなし、湿気の多い谷を避けて尾根筋を降りる武平峠ルートに変更。だって山ビル対策、何もしてなかったんだもん。
後は国道脇の歩きやすいルートを順調に下り、下山完了。

備考:
今回消費した水量:真水約950cc、コーヒー牛乳200cc、アクエリアス500cc。
気温の高さを考慮して今回は真水2L持参したが、およそ半分残った。途中に給水地点が無いことを考慮すると、適切な量だろう。

トイレ、水道:
コース上にトイレは無い。
コース上に川の水は豊富にあるが、水道水の補給できる場所は無い。

山ビルとの戦い:
話には聞いていたが、山屋が避けて通ることはできないという山ビルの洗礼を今回受けてしまった。
山ビルの攻撃に気付いた場所がどのあたりだったかは覚えていないが、沢を登っている途中で足首に痛みというか痒みのような違和感を覚えたので、虫でも入り込んだのだろうか、と思って脚絆をまくってみたら、、嗚呼おそるべき奴が、厚手の靴下を履いていたにもかかわらず、その上から噛み付いていやがった!
山ビルに触れることも、血を吸われる経験も初めてだったこともあり、慌てて此奴を引き剥がす。すると此奴は悶えながら引き剥がした手に噛み付いてくるではないか!(実際は噛み付いているのではなく吸い付いているのだろう)
「ええい!どっか行けこのやろう!」
こうなるとこっちはもう半狂乱である。血を吸った奴はすみやかに殺処分しなければならない、という鉄則など頭から消え去り、
「早くこの場から脱出したい」
という思いがはやる。
どうやら奴らは、地面から靴にうまいこと取り付き、靴の表面を尺取虫のように登り、足首の服の隙間から侵入するらしい。
その後、頻繁に脚絆をめくって「山ビルチェック」を繰り返すと、やはり奴らは予想通り、何度か侵入していた。幸いその後は血を吸われる前にすべて山にお帰り頂いたが、今思えば「殺ヒル剤」となる薬物を何も持っていなかったことが悔やまれる。
次回の山行までに、早急に消毒用アルコールか殺虫剤のようなものを調達せねばなるまい。

余談:
しかし家に帰ってきてから冷静に考えてみれば、奴ら(山ビル)にとっては、人間も鹿や猪と同じように「吸血する対象」の一つでしかなく、そう思うと、山に居る間の人間なんて、本当に弱っちい生き物ですね。(しみじみと「生命の輪」について考えながら)

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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 御在所・鎌ヶ岳 [日帰り]
御在所岳・中道登山道〜山頂散策〜武平峠〜鎌ヶ岳〜長石尾根
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5
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御在所岳(中登山道)〜武平峠〜鎌ヶ岳〜長石尾根〜三ツ口谷
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5
ハイキング 御在所・鎌ヶ岳 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5
無雪期ピークハント/縦走 御在所・鎌ヶ岳 [日帰り]
鎌ヶ岳長石谷・尾根周回
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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