蝶ヶ岳
- GPS
- 08:25
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,596m
- 下り
- 1,594m
コースタイム
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 8:26
3:30 自宅出発 9℃
4:30 中房温泉へ向かう途中で駐車場満車と聞き三股へ引返し
5:05 三股第二駐車場到着 8℃
5:32 三股第二駐車場出発
5:46 三股第一駐車場出発
5:55 三股登山口到着
5:57 三股登山口出発
6:18 ゴジラのような木到着
6:59 まめうち平到着
7:01 まめうち平出発
7:37 蝶沢到着
8:35 最終ベンチ到着
9:02 蝶ヶ岳テント場到着
9:06 蝶ヶ岳山頂到着
9:10 蝶ヶ岳山出発
9:32 瞑想の丘到着
9:51 横尾分岐到着
10:03 蝶槍到着
ここからGPSログ中断
10:25 蝶槍出発
10:52 ケルンのある場所出発
11:16 瞑想の丘到着
11:20 蝶ヶ岳山頂到着
11:40 蝶ヶ岳テント場出発
11:54 最終ベンチ到着
12:32 蝶沢到着
12:54 まめうち平到着
13:00 まめうち平出発
13:24 ゴジラのような木到着
13:40 三股登山口到着
13:57 三股第二駐車場到着
※蝶槍到着からケルンのある場所までGPSログ再開を忘れていた
平面距離 15.5km
沿面距離 16.2km
記録時間 08:25:15
最低高度 1,217m
最高高度 2,674m
累計高度(+) 1,830m
累計高度(-) 1,829m
平均速度 1.9km/h
最高速度 6.3km/h
登り歩行時間
三股登山口〜蝶ヶ岳テント場 3時間5分 5:57〜9:02(着替え、ゲーター・チェーンスパイク装着時間含む)
三股登山口〜まめうち平 1時間2分 5:57〜 6:59(着替え時間含む)
下り歩行時間
蝶ヶ岳テント場〜三股登山口 2時間 11:40〜13:40(ゲーター・チェーンスパイク取り外し時間含む)
まめうち平〜三股登山口 40分 13:00〜13:40(休憩なし)
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
まめうち平から稜線まで積雪 稜線には一切積雪無し |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
ゲイター
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
ポール
|
---|
感想
今春は3月上旬に母親が入院し、当初いつものように1週間程度で退院かと考えていたのだが、検査によって抗生剤治療が必要になり入院が長引いていた。その後容体が急変して3月末には主治医から会わせたい人があったらすぐに呼んで下さいと言われる状況になってしまった。
ここ3年程毎年3月上旬に乗鞍岳、4月上旬に鏡平と弓折岳中段に飛騨の山友さんに誘われて行っているのだが、今年は雪の状態が悪いようでお誘いがない。
もしお誘いがあっても母親の状況を説明して断るしかないのだが、今年の春山は例年と異なりいつものようにはいかないだろうとは思っていた。
ただし、山友さんがワカンを購入したと聞いて自分もすぐに鏡平・弓折岳用として購入し準備していた。
強靭な体力の方々がワカンで体力の劣る自分がスノーシューではハンディ大きい。
結局ワカンは試し履きも出来ず冬まで眠ってもらうことになったが、物価上昇の昨今なので無駄だったとは思っていない。
一時危篤状態となった母親だが、4月下旬になって主治医も驚く程の回復みせて4人部屋となり、それまで常時面会可能であったが、特定の時間帯のみ可能となった。
仲間との山行予定を1度キャンセルしており、母親の状況好転によりしばらくの間山行も可能となったが候補日は天候が芳しくないために計画することは出来なかった。
GW前半で唯一快晴予報となる日曜日は混雑必至ではあるが低い可能性にかけて燕岳山行を計画した。ただしこの時期の燕岳は他山に比べて難易度が低いので駐車場確保の難しさは真夏以上かも知れないので代替案として登山口の近い蝶ヶ岳の計画も行った。
自宅を3時半に出発するという燕岳はダメもとのゆるい行動で中房温泉に向かう。
この時期は有明山神社里宮前に案内人はおらず、中房温泉駐車場の満車注意の立て看板があるのみ。これは中房温泉駐車場が満車なら駐車は出来ませんよ、というもの。
中房温泉駐車場まで行ってから満車と分かるのは時間の無駄となるのでなるべく早く駐車可否を知りたい。
この時間帯にもし麓に戻る車があれば、それは満車で引き返してきた車に違いないだろうと考え、注意しながら進む。
中房温泉にはまだ長い距離を残した場所で下って来るSUVが現れた。ゆっくりと停車して窓を開けるとすぐに満車であることを教えてくれた。
これはある意味ラッキー。10m程進んだ場所に大きなスペースもありすぐにUターンも出来た。
4月中に蝶ヶ岳に行ったことはないが、GWの翌週等似た時期には行っているのでやや難易度は上がるが予定通りに蝶ヶ岳山行に切り替え。
すぐ後ろを走行していた車は宿泊予約されているのか有明山神社里宮前に行った様子で、満車と教えてくれた車は宮城交差点を穂高方面に下って行った。自分は宮城交差点を右折して三股駐車場を目指す。
一旦中房温泉に向かったロスはあったが三股第二駐車場にはまだ1/3位の空きがあるので迷わずすすぐに駐車した。
後続の車は第一駐車場を目指して登って行くが第一駐車場に空きがあるとは考えにくい。
駐車が出来たので一安心、朝食をとってから出発する。
三股第一駐車場は第二駐車場が空いているにもかかわらず、通路を完全に塞ぐよう駐車されていたり、通行の邪魔になるような場所にも路上駐車がされていた。
近年の混雑ぶりに驚くが、それ以上に近年のマナーの悪さに驚かされる。今後はこんなことに驚くことがなくなり、あたりまえになってしまわないかと心配になる。
雪解け水で登山口への林道や登山道に水の流れが多い。吊り橋を渡った後から頭を下に向けた白い小さな花が群生していた。
力水より手前でパーカーを脱ぎ、ゴジラのような木で長袖Tシャツ1枚になった。麓の予想最高気温は30℃近くで、今日は暑さとの戦いになりそうだ。
まめうち平への急登はいつものようにきつい。
まめうち平から先に積雪があるとの情報なのでここでゲーターとチェーンスパイクを装着。
今日は10本爪アイゼンも持参しているが、出来ることなら使用したくない。
一旦登りが終わって平坦なことと直射日光がほどんど当たらないので寒い。まめうち平までの暑さとの差が大きい。寒暖差アレルギーが心配になる。
まめうち平を過ぎると残雪の直登やトラバースとなる。これが燕岳と比べて難易度が高い点だ。ステップの段差は大きく、木の枝を乗り越えることもある。トラバースは雪切りされていたり、しっかりトレースが踏み固まったりしているが、注意は必要だ。
蝶沢を過ぎた後はさらにきつさを増し、夏道の最終ベンチの場所に到着。
ここからは冬道となり樹林帯を抜けて大滝山分岐への広い雪渓の直登となるが、ここまで来ればやっかいな場所は無くなりゆっくりと登って行くのみ。
雪渓終点でチェーンスパイクを外し夏道で蝶ヶ岳テント場に到着した。
快晴の槍ヶ岳、常念岳が見える。
出発が遅かったので山頂は既に賑わっていた。すぐに蝶槍へと向かう。
山頂道標近くに手に持っていたチェーンスパイクを置き忘れて来てしまったことに途中で気づいたが、既にけっこう下ってしまったので帰路に回収することにした。
横尾から登って来られる方が数名あったが、蝶槍に向かう人は少なく蝶槍到着時は誰も居なかった。
風もないし、これ幸いと空撮を行い、丁度着陸させるタイミングで後続の登山者が2名到着した。
置き忘れたチェーンスパイクを回収すべく再び蝶ヶ岳山頂に行ったがすぐには見つけられず、一旦蝶ヶ岳ヒュッテの受付に落とし物の届けがないか確認したりとうろうろとすることになってしまった。
結局、山頂道標奥のハイマツの脇に移動されていた。
大滝山分岐の少し上からチェーンスパイクを再装着して雪渓を下る。雪はかなり緩んでいて滑りやすいが、雪渓は広いので登り登山者の邪魔とならぬよう少し逸れて大股で歩く。
最終ベンチの場所までは尻もちをついたり、お尻で雪面を滑り落ちたりしながらも短時間で到着出来た。
問題は最終ベンチからまめうち平の間で、直登とトラバースの繰り返しとなり、小木を乗り越えたり、自然に出来たステップは段差が大きく、例えるなら階段を1段抜かしで降りるように歩く必要がある。
登りの方とのすれ違い多く、夏道ならほぼ全ルート小走りでの下山となるが、気の抜けない歩きが続き息が上がって暑さもありとてもしんどい。
すれ違い時に「あの白い山は何て山ですか?」などと聞かれるとPeakFinderアプリを開いて休憩を兼ねて待ち時間を過ごす。
ただし、すれ違いを終えても、まだこの下りが続くのかと、ややうんざりしてくるし、何度も尻もちをついているのでズボンの尻部分は濡れてしまった。
まめうち平まで下れば傾斜が緩くなり、小走りも可能となったが、雪解け水が溜まって足元は小川の中を歩いているようになった。
まめうち平道標地点でチェーンスパイクとゲーターを外し、夏道歩きとなる。ここからは小走りで下れると思ったが、それまでの疲労があり、長くは走れない。
力水を過ぎると朝は閉じていたキクザキイチゲの花が開いていた。真っ白、やや青いもの、やや黄色いものと3種類の花を楽しむことが出来た。
この頃になると濡れていたズボンの尻部分はすっかり乾いていた。
残雪時期にこの山域への山行は以前していたようにGW明けにした方が良さそうだ。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する