奥多摩/シンナソー
- GPS
- 03:54
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 673m
- 下り
- 676m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
延命山寒澤寺の駐車場に停めさせて貰った。一応計画書をダッシュボードに提示。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
山と渓谷社刊「東京起点沢登りルート120」とやっくんさんの遡行記録を参考にさせて貰いました。 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4384973.html ◆道の状況 ・一本杉ハイキングコース: 帰路の登山道は藤倉の案内板では一本杉ハイキングコースと書かれていたがシンナソーを詰めた尾根の道標から下の区間は迷うことが無い尾根径だった。ただ左右はかなりの急勾配であり滑りやすい所もあるので滑落しないように注意が必要。 ◆登山ポスト 周辺には登山ポストは見当たらなかった。 |
写真
感想
GWに行きそびれた奥多摩北秋川のシンナソーを遡行した。北面の沢で暗く水は冷たく滝は黒くぬめり、ある意味沢のエッセンスが詰まったいつもと違う沢登りでした。もう一度来るかと問われるとどうだろう。でもこの五月晴れの奥多摩で誰にも出会わない山行を楽しめました。
当初の計画ではシンナソーを遡行し尾根を越えてヒヤマゴ沢を下降しようとの計画だったが何しろ倒木が多く、また沢も岩が黒くぬめりも激しいので整備されていそうな尾根径を下ることにした。北面の沢のせいか水もかなり冷たく、泳ぐことの無い沢だったのは良かった。
寒澤寺の駐車場から少し戻ると北秋川の対面にシンナソーと思われる沢が滝を懸けて出合うのが見られたが、さてどこから河原に下れるか?藤倉バス停近くの四辻まで戻ったが簡単に降りられそうな所は無かったのでロープが張ってあったすれ違いの余地に戻って見たらそこから容易に下ることができた。でもこの時に一本杉ハイキングコースの登山口を見ておけたのは良かった。北秋川を渡るといきなり3段3m滝から始まり登ると次々に休む間も無く滝が続く。どれも黒光りしていかにも滑りそうだし、実際ぬめりも相当にある。北秋川を渡る時には感じなかったがシンナソーに入ると途端に数度水温が低い感じだった。
3段10mではロープを出したが2段目、3段目はホールド、スタンスが少なく全身のフリクションを駆使して登る感じだった。ここではハーケンとカムを使用した。3段10mを越えると一旦伏流になるがこの辺りから倒木が顕著になって行った。3段15mは結構長さがあるので2段目のテラスまで登りロープを出す。やや狭いが3人なんとかいられる位のテラスだった。ここではカムを1本使ったがセカンドでTiblocで僕が登り上に引かれると呆気なく抜けてしまった。まあ下には効いていたが。この後も滝はそれなりに続くがそれ以上に倒木が増して行くので、尾根の向こうのヒヤマゴ沢も同様な状況だろうからさっき見た一本杉ハイキングコースを下るのが良さそうかと言う話になった。
二俣手前で沢装備を解いて尾根に登るのは足元がグズグズでそれなりの労力は必要だったが15分程度で尾根径に出ることが出来た。そこからの下りは間違えようのない尾根径で車道に最後に下る100m位は階段が整備されていた。ただ途中では滑りやすい苔むしたスラブなどもあり両側が急勾配で切れているので、こんな所で滑落したら大変なことになるのは間違いない。奥多摩のヤバい所を垣間見た感じだ。
シンナソーとは変わった名前だけれどソーは沢の読みが転じたものと思われ「真の沢」からシンナソーになったと言う説があるようだ。でも遡行した印象では深いV字谷が印象的で如何にも深山幽谷の空気が満ちていた個人的には「深の沢」の方が合っていると思った。
ヒヤマゴ沢下降を止めたので早めの帰投になったがおかげで渋滞にも出会わずに湘南まで帰って来ることが出来た。この地域も渋滞が無ければ割とアクセスしやすいことも解ったし。泳ぎのある沢はもう少し暖かくなってからが良いかな?
Akiさん、誕生日プレゼント(プリン)ありがとうございます。お返しは次回で。
登頂済日本百名山数に年齢が追いつく・・・
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