赤岳(美濃戸〜赤岳鉱泉〜行者小屋〜地蔵尾根〜赤岳〜文三郎尾根〜行者小屋〜美濃戸)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,243m
- 下り
- 1,227m
コースタイム
- 山行
- 2:40
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:40
天候 | 曇→荒天→晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道はどこもきれいに整備されていました。 |
その他周辺情報 | 尖石温泉縄文の湯 茅野市豊平4734番地7821 大人400円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
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感想
梅雨なのは仕方がないとしても、季節はずれの台風が発生して、はらはらしていましたが、やまのこ村駐車場に着くと、晴れて青空が出てきました。
初日は北沢を歩いて赤岳鉱泉に泊まり、2日目に行者小屋から地蔵尾根を越えて赤岳山頂を経て、文三郎尾根から再び行者小屋へ、それから南沢を通ってやまのこ村へ戻る計画でした。
ガイドのコースタイムとほぼずれはなく、赤岳鉱泉に到着。
台風と曜日のせいか、ほとんどお客さんがいなくて、噂どおり美味しい食事ときれいな建物とすばらしいお風呂でした。
明日は曇りではあるものの、頂上にいけそうとの天気予報を見て就寝。
朝5時30分起床、6時に朝食。7時に赤岳鉱泉出発。
調子よく行者小屋に進んできたところで、やや雨が降り出したため、軒先をお借りして本気でカッパを装着、とてもいいタイミングだったので、まったく濡れないですみました。掃除をされていた小屋の方に、天候についてちょっと相談すると、天気予報的には小雨程度ですが、稜線は風が強いかもしれないとのこと。気をつけて進むことに。
はしごと鎖ののぼりの道は、想像していたよりも道幅も広く、曇っていたため下が見えづらく、そのお陰で高さのコワさがなくて助かりましたが、路面は湿っているのでやや滑りやすく、鎖とかはしごがないところが、コワかった…。登る方向ならいいのですが、私では下りに難儀しそう。先日の奥久慈男体山でトレーニングをしておいた甲斐がありましたが、地蔵尾根のお地蔵様を越えたところで、東からの風と雨が!右に曲がって数分の赤岳天望荘に飛び込んで、ちょっと休憩させていただくことに。
暖かいてんぷらうどんをいただいたりお茶をいただいたりしている間に、インターネットを見せてもらったり、話を聞いたりしたところ、今は妙に荒天ですが、午後からの回復があるかもとのことで、しばらく待たせてもらうことにしました。
その間にずぶぬれの予約客がどんどん現れたり、キャンセルの電話がどんどんかかってきたり、休憩にやってきて再び荒天のなか出て行く人がいたりと、強風が小屋をがたがた揺らすのを聞きながら、忙しそうにしている山小屋の従業員さんたちをただひたすら眺めていました。飛び込んだのが9:30くらいで、14:00までに落ち着いて出発できればいいと、お汁粉食べたりおやつを食べたりお茶を飲んだりしながら、待っていたのですが、天気予報がどんどん後ろ倒しになっていくばかり。13:00に覚悟を決めて予定外の宿泊をすることにしました。キャンセルもでていたようですが、小屋の方はスムーズに部屋に入れてくれて、とにかくこの荒天の中進まなくてすんで、ほっと一安心。赤岳天望荘もお風呂のある山小屋として有名ですが、飛び込みですし、着替えもなかったので、ここのお風呂は遠慮させてもらいました。噂の五右衛門風呂も見てみたかったですが、宿泊客も多かったですし。
昼食で食べたてんぷらうどんも美味しかったのですが、夕食もそうとう美味しかった。山菜のてんぷらと豚の角煮(味しみしみ大根入り)と鶏とにんじんの煮物と山菜と炊き込みご飯に豚汁、杏仁豆腐まであって、お茶とコーヒー飲み放題。布団も超あたたかく。トイレも広い。それが全部小屋のなかでできるとは…!!
予定外のことで、しょんぼりしていたところに、ありがたいことばかりでした。
山の天気は変わりやすいからのう…と言いながら就寝。
3日目となり、目が覚めると天気予報よりは天気が回復していない…。
それももう織り込み済みというか、天気予報があたらないことが予定とおりというか、もうそんな気持ちだったので、それなりに準備。
仮にあたったとしても回復は早朝ではなく、9時くらいからとのことだったので、朝ごはんはお願いせず、コーヒーを貰ってカロリーメイトをもりもり食べる。
外にでるとガスっているものの、前日までの強風は無く、ほっとしつつも小屋の裏に咲いていたコマクサを見に行く。咲いているのには気がついていたけれど、前の日はとても落ち着いてみていることができなかったので。コマクサを見るのは2回目だけど、1回目は麦草ヒュッテの横にある植物園で見せてもらったものなので、野生のコマクサを見るのは初めてなので、じっくり堪能。
その後、地蔵尾根のお地蔵様にお参りをして(これも前日、しっかりお参りしている余裕が一切無かったため)赤岳を目指すことに。
結構な登りでしたが、地蔵尾根のほうが大変だったなぁ、と思いつつ、それでも空気が薄いせいかかなり苦しみながらも、ガイドのタイムどおり赤岳頂上山荘に到着。徐々にガスが晴れて明るくなってきた。
山頂に着いたら天上は晴れて青空が見え、風が抜けたあとに南アルプスが見えたり富士山が見えたり、期待してなかった眺望を楽しむことができました。山頂には20人くらいの人がいて、雲が切れるたびに歓声があがっていました。
しばらく楽しんで、あとは下山。風は相変わらず吹いていたけど、山肌に押し付けられる方向なのである意味安心。マムート印の階段に助けられながら(膝をぼろぼろにされながら)行者小屋へとどんどん降りていきました。すれ違う登りの人々に「頂上はどうでした?」とか聞かれ「風がいい具合に吹くと富士山が見えます」とか情報交換しつつ、花をめでつつ、行者小屋のカラフルテント場に到着。そこから南沢を進んでやまのこ村に帰りました。
山の中は涼しかったですが、そこまで降りてくるとやはり暑い&自分が臭い…
帰りに寄った縄文の湯では3回シャンプーして2回体を洗い、やっと人間の心を取り戻し、はっと気づくとそこにいる人がたぶん100パーセント山から降りてきた人だった。どうみても。
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