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Yamareco

記録ID: 681333
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

予報大外れ!風雨で涙・空木岳

2015年07月19日(日) 〜 2015年07月20日(月)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
17.9km
登り
1,755m
下り
1,754m

コースタイム

1日目
山行
7:20
休憩
0:30
合計
7:50
5:26
5:33
24
6:50
7:00
62
8:02
58
9:00
50
9:50
20
10:10
10:20
70
12:10
12:13
37
2日目
山行
4:51
休憩
0:50
合計
5:41
5:35
8
5:43
5:45
10
5:55
6:10
22
6:32
6:37
23
7:18
7:22
8
7:30
40
8:10
8:20
49
9:09
9:10
30
9:40
9:48
22
10:50
10:55
14
11:16
ゴール地点
天候 曇りのち雨
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中部セントレア空港からレンタカーで林道登山口まで。2015年11月までは林道工事中のため終点までは行けない。林道に路肩駐車。
コース状況/
危険箇所等
全体的にコースはよく整備されている。大地獄小地獄が緊張を強いられる。全体的に長い行程となり、熟練者が山歩きを楽しむようなコース。
その他周辺情報 林道の取り付き辺りに家族村のこぶしの湯がある。また、駒ヶ岳ロープウェイ行きバス乗り場奥には、こまくさの湯がある。こまくさの湯は、多くの登山者や観光客で賑わっており湯船も大きい。こぶしの湯は客も少なめでゆっくりと入ることが出来る。いずれも入浴料は610円。
7月18日(土)夕方、駒ヶ根市に到着。空木岳・木曽駒ヶ岳方面は厚い雲に覆われ、山頂は見えない。「明日の天気は回復するのだろうか?」不安が過ぎる
2015年07月18日 16:34撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/18 16:34
7月18日(土)夕方、駒ヶ根市に到着。空木岳・木曽駒ヶ岳方面は厚い雲に覆われ、山頂は見えない。「明日の天気は回復するのだろうか?」不安が過ぎる
こぶしの湯で疲れを取って駒ヶ根IC近くのビジネスホテルへ。市内で上手いものを食べよう!と思ってJR駒ヶ根駅近くまでうろうろしたのだったが、思っていたところが閉まっていたりで、結局カッパ寿司という回転寿司になった。コンビニもIC近くに24Hのところがあり、便利だ
2015年07月18日 17:17撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/18 17:17
こぶしの湯で疲れを取って駒ヶ根IC近くのビジネスホテルへ。市内で上手いものを食べよう!と思ってJR駒ヶ根駅近くまでうろうろしたのだったが、思っていたところが閉まっていたりで、結局カッパ寿司という回転寿司になった。コンビニもIC近くに24Hのところがあり、便利だ
朝3時に起床。朝食を食べ準備をして登山口へ向かった。海の日ということもあって、登山口付近は車が一杯で、ずっと下の林道脇に車を駐めた。次から次へと車はやってくる
2015年07月19日 04:54撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/19 4:54
朝3時に起床。朝食を食べ準備をして登山口へ向かった。海の日ということもあって、登山口付近は車が一杯で、ずっと下の林道脇に車を駐めた。次から次へと車はやってくる
林道が工事中で終点まで行けないため、標高差にして100mくらい下の登山口からスタート
2015年07月19日 05:03撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/19 5:03
林道が工事中で終点まで行けないため、標高差にして100mくらい下の登山口からスタート
本当はここを歩く予定ではなかったが、まずは林道終点まで登山道を登る
2015年07月19日 05:04撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/19 5:04
本当はここを歩く予定ではなかったが、まずは林道終点まで登山道を登る
三本木地蔵の標識。まだまだスタートしたばかり
2015年07月19日 05:13撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/19 5:13
三本木地蔵の標識。まだまだスタートしたばかり
30分くらい登山道を歩いて林道終点付近に出てくる。普段ならここまで車で上ってくることが出来たのだが
2015年07月19日 05:25撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/19 5:25
30分くらい登山道を歩いて林道終点付近に出てくる。普段ならここまで車で上ってくることが出来たのだが
林道終点のトイレ
2015年07月19日 05:25撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/19 5:25
林道終点のトイレ
林道終点。広い駐車場があるのに。。。
2015年07月19日 05:26撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/19 5:26
林道終点。広い駐車場があるのに。。。
林道終点には休息所の四阿が設置されていた。行きも帰りもここで一服
2015年07月19日 05:27撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/19 5:27
林道終点には休息所の四阿が設置されていた。行きも帰りもここで一服
林道終点からいよいよ登山ゲートへ
2015年07月19日 05:33撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/19 5:33
林道終点からいよいよ登山ゲートへ
しばらくは緩やかな遊歩道が続く
2015年07月19日 05:34撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/19 5:34
しばらくは緩やかな遊歩道が続く
遊歩道は池山を回り込みゲートから1時間程度。草刈りなど手入れが行き届いていた
2015年07月19日 05:58撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/19 5:58
遊歩道は池山を回り込みゲートから1時間程度。草刈りなど手入れが行き届いていた
水場へ到着。大勢の登山者がここで休息している
2015年07月19日 06:50撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/19 6:50
水場へ到着。大勢の登山者がここで休息している
2015年07月19日 06:50撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/19 6:50
ここの休憩辺りから、今日行動が同じペースの人と顔を合わせ、途中の休憩や追い抜いたり追い越されたりする度に声を掛け合うという出会いがあった
2015年07月19日 06:50撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/19 6:50
ここの休憩辺りから、今日行動が同じペースの人と顔を合わせ、途中の休憩や追い抜いたり追い越されたりする度に声を掛け合うという出会いがあった
水場から尻無までは、登山道コースと遊歩道コースがあり距離は1.7kmと同じ。行きは登山道コースを通り帰りは遊歩道コースを選んだ。どうやら登山道コースの方が短いような気がする
2015年07月19日 07:42撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/19 7:42
水場から尻無までは、登山道コースと遊歩道コースがあり距離は1.7kmと同じ。行きは登山道コースを通り帰りは遊歩道コースを選んだ。どうやら登山道コースの方が短いような気がする
尻無で休憩。ここはみんな休憩せずにパスしていく人が多かった
2015年07月19日 07:45撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
7/19 7:45
尻無で休憩。ここはみんな休憩せずにパスしていく人が多かった
水場から尻無まで登って来た登山道コース
2015年07月19日 07:46撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/19 7:46
水場から尻無まで登って来た登山道コース
尻無からマセナギまでのコースで、なんと道を間違えてしまった!前を行く人について行ったのが原因で、実は右に登山道は延びていたところを、直進して急登を登ってしまった!!多くの人がここを直登しているようで、踏み跡もはっきりしていたので、何の疑いもせずに進んだ
2015年07月19日 07:57撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/19 7:57
尻無からマセナギまでのコースで、なんと道を間違えてしまった!前を行く人について行ったのが原因で、実は右に登山道は延びていたところを、直進して急登を登ってしまった!!多くの人がここを直登しているようで、踏み跡もはっきりしていたので、何の疑いもせずに進んだ
急登を登り切ると笹藪の中を進んでマセナギに着く。ここまで来てやっと別に道があるということがわかった。休憩していた二人連れに聞くと、みんな笹藪の中から出てくるので不思議だと思っていたそうだ
2015年07月19日 08:02撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/19 8:02
急登を登り切ると笹藪の中を進んでマセナギに着く。ここまで来てやっと別に道があるということがわかった。休憩していた二人連れに聞くと、みんな笹藪の中から出てくるので不思議だと思っていたそうだ
マセナギから先は、大地獄小地獄へと向かう登山道で、さらに急な道となる
2015年07月19日 08:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/19 8:28
マセナギから先は、大地獄小地獄へと向かう登山道で、さらに急な道となる
マセナギからの急登の終わり。これより先は大地獄となる
2015年07月19日 08:51撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/19 8:51
マセナギからの急登の終わり。これより先は大地獄となる
大地獄手前での休憩
2015年07月19日 08:51撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/19 8:51
大地獄手前での休憩
大地獄へと続く尾根道
2015年07月19日 08:58撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/19 8:58
大地獄へと続く尾根道
大地獄の始まりのステップ
2015年07月19日 09:00撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/19 9:00
大地獄の始まりのステップ
ステップを登ると、ガードワイヤーが張られた岩場となる
2015年07月19日 09:01撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/19 9:01
ステップを登ると、ガードワイヤーが張られた岩場となる
岩場を一登りすると、切り立った岩場にブリッジが架けられている。木が茂っているため、恐怖感はあまりないが危険なところだ
2015年07月19日 09:04撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
7/19 9:04
岩場を一登りすると、切り立った岩場にブリッジが架けられている。木が茂っているため、恐怖感はあまりないが危険なところだ
ステップが打ち込まれていて、左の岩にリュックをぶつけたりする
2015年07月19日 09:04撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/19 9:04
ステップが打ち込まれていて、左の岩にリュックをぶつけたりする
大地獄の核心部の鎖場に到達。ここから岩を越えるためステンレスの鎖が連続して設置してある
2015年07月19日 09:15撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/19 9:15
大地獄の核心部の鎖場に到達。ここから岩を越えるためステンレスの鎖が連続して設置してある
最後の長いステンレスの鎖。足場がしっかりしており、雨でも降らないときは安心して登れる。ここを登って休憩をしていたら、なんと雨が降り始めた。雨は次第に本降りとなったので、カメラをしまう。傘を差して歩くことにした。
2015年07月19日 09:17撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/19 9:17
最後の長いステンレスの鎖。足場がしっかりしており、雨でも降らないときは安心して登れる。ここを登って休憩をしていたら、なんと雨が降り始めた。雨は次第に本降りとなったので、カメラをしまう。傘を差して歩くことにした。
大地獄を過ぎて傘を差し、小地獄はそのまま歩いたので写真がない。ヨナ沢の頭まで来て休憩したが、ここでついにレインウェアを着ることを決断。天気予報はこんなはずじゃなかった。晴れることを信じていたのに、裏切られた結果となってしまった。空木平分岐を過ぎて尾根に出てきた
2015年07月19日 11:48撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/19 11:48
大地獄を過ぎて傘を差し、小地獄はそのまま歩いたので写真がない。ヨナ沢の頭まで来て休憩したが、ここでついにレインウェアを着ることを決断。天気予報はこんなはずじゃなかった。晴れることを信じていたのに、裏切られた結果となってしまった。空木平分岐を過ぎて尾根に出てきた
この分岐を過ぎた辺りでは、日帰りの登山者に多くで会う。ここから駒峰ヒュッテまでは1時間かからないが、登山口までは3時間以上かかるだろうと思うと、大変だ。
駒石はまだかまだかと思って登る
2015年07月19日 11:55撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/19 11:55
この分岐を過ぎた辺りでは、日帰りの登山者に多くで会う。ここから駒峰ヒュッテまでは1時間かからないが、登山口までは3時間以上かかるだろうと思うと、大変だ。
駒石はまだかまだかと思って登る
やっと駒石が見えた。これまで、何度ちがう石に騙されたことか
2015年07月19日 12:10撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/19 12:10
やっと駒石が見えた。これまで、何度ちがう石に騙されたことか
駒石到着。しかし、ヒュッテはまだまだ上のようだ。ガスの中をヒュッテを目指す。分岐からここまで、思ったよりも遠かった
2015年07月19日 12:13撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/19 12:13
駒石到着。しかし、ヒュッテはまだまだ上のようだ。ガスの中をヒュッテを目指す。分岐からここまで、思ったよりも遠かった
駒石の近くにもいろいろな石がある
2015年07月19日 12:13撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/19 12:13
駒石の近くにもいろいろな石がある
駒石は随分と大きい。写真では表現できない
2015年07月19日 12:13撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/19 12:13
駒石は随分と大きい。写真では表現できない
駒石から先、さらに駒峰ヒュッテが遠く感じられる。建物がなかなか確認できず、出会った下山者に何人にも「ヒュッテまであとどれくらいかかりますか?」と尋ねたような気がする。あと10分くらい、と言われてガックリ、みたいな思い、それを繰り返した
2015年07月19日 12:21撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/19 12:21
駒石から先、さらに駒峰ヒュッテが遠く感じられる。建物がなかなか確認できず、出会った下山者に何人にも「ヒュッテまであとどれくらいかかりますか?」と尋ねたような気がする。あと10分くらい、と言われてガックリ、みたいな思い、それを繰り返した
ヒュッテのすぐ下だが、後ろからも雨の中を登ってくる人が続く。下山していく人が、ヒュッテには多くの人が休憩していて、ポツリポツリ今日宿泊の人たちも到着し始めた、と教えてくれる
2015年07月19日 12:31撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/19 12:31
ヒュッテのすぐ下だが、後ろからも雨の中を登ってくる人が続く。下山していく人が、ヒュッテには多くの人が休憩していて、ポツリポツリ今日宿泊の人たちも到着し始めた、と教えてくれる
駒峰ヒュッテが見えてきたころ、登って来たガスの中の登山道を振り返る。幸いにも風はあまり吹いていない
2015年07月19日 12:51撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/19 12:51
駒峰ヒュッテが見えてきたころ、登って来たガスの中の登山道を振り返る。幸いにも風はあまり吹いていない
やっと駒峰ヒュッテに到着!!空いているか、不安を抱えながら中に入る。これで一安心!
2015年07月19日 12:51撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/19 12:51
やっと駒峰ヒュッテに到着!!空いているか、不安を抱えながら中に入る。これで一安心!
駒峰ヒュッテ入り口。扉がやたらと重い。こう見えて意外としっかりとしていて、夜中に吹く強風にもビクともしなかった
2015年07月19日 12:52撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/19 12:52
駒峰ヒュッテ入り口。扉がやたらと重い。こう見えて意外としっかりとしていて、夜中に吹く強風にもビクともしなかった
1階の天井。みんなビショビショに濡れて、それを乾かすために干している。入口にはカッパがたくさん干してあって、雨の日の小屋は悲惨であるなあ
2015年07月19日 16:14撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/19 16:14
1階の天井。みんなビショビショに濡れて、それを乾かすために干している。入口にはカッパがたくさん干してあって、雨の日の小屋は悲惨であるなあ
何本飲んでも飲み足りない感じ。午後1時から6時前まで1階の自炊コーナーで飲み続けた結果
2015年07月19日 16:15撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/19 16:15
何本飲んでも飲み足りない感じ。午後1時から6時前まで1階の自炊コーナーで飲み続けた結果
2階壁には、美しい写真がたくさん飾ってあったが、濡れたものに隠されてしまって、残念ながらゆっくりと見ることが出来なかった
2015年07月19日 18:59撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/19 18:59
2階壁には、美しい写真がたくさん飾ってあったが、濡れたものに隠されてしまって、残念ながらゆっくりと見ることが出来なかった
ヒュッテ2階の階段を上がったところの雰囲気
2015年07月20日 04:51撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 4:51
ヒュッテ2階の階段を上がったところの雰囲気
20日早朝、ガスが晴れそうにないので、仕方なく山頂を目指す。山頂までは約10分弱
2015年07月20日 05:35撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 5:35
20日早朝、ガスが晴れそうにないので、仕方なく山頂を目指す。山頂までは約10分弱
山頂へと続く、花崗岩が風化したような登山道
2015年07月20日 05:37撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 5:37
山頂へと続く、花崗岩が風化したような登山道
山頂へいよいよ到着
2015年07月20日 05:43撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 5:43
山頂へいよいよ到着
山頂直ぐしたを登ってくる人たち
2015年07月20日 05:44撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 5:44
山頂直ぐしたを登ってくる人たち
空木岳山頂にて
2015年07月20日 05:46撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 5:46
空木岳山頂にて
山頂には大勢の登山者がいたが、みんな諦めてすぐに下山を開始する
2015年07月20日 05:48撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
7/20 5:48
山頂には大勢の登山者がいたが、みんな諦めてすぐに下山を開始する
駒峰ヒュッテまであっという間に下山
2015年07月20日 05:56撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 5:56
駒峰ヒュッテまであっという間に下山
空荷で空木岳山頂へ行っていたので、リュックを取ってすぐに下山を開始
2015年07月20日 05:56撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 5:56
空荷で空木岳山頂へ行っていたので、リュックを取ってすぐに下山を開始
ヒュッテのテラス。晴れていれば展望が素晴らしかったのに。。。後ろ髪を引かれる
2015年07月20日 06:03撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 6:03
ヒュッテのテラス。晴れていれば展望が素晴らしかったのに。。。後ろ髪を引かれる
小屋を出た辺り。ガスが濃い
2015年07月20日 06:03撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 6:03
小屋を出た辺り。ガスが濃い
小屋の直ぐしたの広場に、ヘリの荷下ろし場があった
2015年07月20日 06:06撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 6:06
小屋の直ぐしたの広場に、ヘリの荷下ろし場があった
小屋をちょっと下ると視界が開ける。頂上付近のみ深いガスだったのか
2015年07月20日 06:16撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 6:16
小屋をちょっと下ると視界が開ける。頂上付近のみ深いガスだったのか
この尾根にはいろいろな巨岩があるのが特徴で、まるで屋久島を歩いていた時を思い出す
2015年07月20日 06:16撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 6:16
この尾根にはいろいろな巨岩があるのが特徴で、まるで屋久島を歩いていた時を思い出す
さらに下ると、昨日ガスの中だった尾根道がよく見え始める。このようになっていたのか、と楽しみながら下る
2015年07月20日 06:18撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 6:18
さらに下ると、昨日ガスの中だった尾根道がよく見え始める。このようになっていたのか、と楽しみながら下る
木曽駒ヶ岳方面の谷も姿を現す
2015年07月20日 06:18撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 6:18
木曽駒ヶ岳方面の谷も姿を現す
さらに特徴的な巨岩立ちが、ピークピークの上に鎮座する
2015年07月20日 06:19撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 6:19
さらに特徴的な巨岩立ちが、ピークピークの上に鎮座する
どの岩も個性的で面白いと思った
2015年07月20日 06:20撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 6:20
どの岩も個性的で面白いと思った
これだけ風景が見えてくると、少し慰められた気分になった。空木岳らしさを感じる
2015年07月20日 06:21撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 6:21
これだけ風景が見えてくると、少し慰められた気分になった。空木岳らしさを感じる
岩の向こうには、木曽駒ヶ岳から伸びる尾根が雲の中から姿を現していた
2015年07月20日 06:21撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 6:21
岩の向こうには、木曽駒ヶ岳から伸びる尾根が雲の中から姿を現していた
シンボルの巨岩が続く
2015年07月20日 06:22撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 6:22
シンボルの巨岩が続く
ハイマツの尾根歩きは気分が良い。夕べの強風のため、葉についた雨はすべて吹き飛ばされており、レインウェアを着て下山を開始したが、必要なかった
2015年07月20日 06:22撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 6:22
ハイマツの尾根歩きは気分が良い。夕べの強風のため、葉についた雨はすべて吹き飛ばされており、レインウェアを着て下山を開始したが、必要なかった
木曽駒ヶ岳から続く峰峰は厚い雲に覆われ、空木岳の山頂と同じ模様だ
2015年07月20日 06:24撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 6:24
木曽駒ヶ岳から続く峰峰は厚い雲に覆われ、空木岳の山頂と同じ模様だ
途中には砂礫地のような、ハイマツが生えていない広場もあった
2015年07月20日 06:24撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 6:24
途中には砂礫地のような、ハイマツが生えていない広場もあった
巨岩を抜けて下りてくる人たち
2015年07月20日 06:25撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 6:25
巨岩を抜けて下りてくる人たち
このピークの巨岩を越えると、眼下に駒石がある
2015年07月20日 06:27撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 6:27
このピークの巨岩を越えると、眼下に駒石がある
空木平避難小屋
2015年07月20日 06:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 6:28
空木平避難小屋
伊那谷の展望が開けた
2015年07月20日 06:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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伊那谷の展望が開けた
ついに駒石を見ることが出来た
2015年07月20日 06:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 6:28
ついに駒石を見ることが出来た
やっぱり中央アルプスは厚い雲に覆われて、その姿をみせてくれなかった
2015年07月20日 06:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 6:28
やっぱり中央アルプスは厚い雲に覆われて、その姿をみせてくれなかった
南アルプス北岳に笠雲がかかっている。こちらもこの辺りが雲底みたい
2015年07月20日 06:29撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 6:29
南アルプス北岳に笠雲がかかっている。こちらもこの辺りが雲底みたい
駒石へと下山してくる登山者たち
2015年07月20日 06:32撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 6:32
駒石へと下山してくる登山者たち
駒石から空木平分岐までのルート。登ってくるときもコースタイムが30分の割には長かった。
2015年07月20日 06:33撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 6:33
駒石から空木平分岐までのルート。登ってくるときもコースタイムが30分の割には長かった。
駒石から下りはじめ
2015年07月20日 06:33撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 6:33
駒石から下りはじめ
駒石を見上げる。これから山頂部も晴れて欲しい!!
2015年07月20日 06:37撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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7/20 6:37
駒石を見上げる。これから山頂部も晴れて欲しい!!
駒石を回り込んで下ってくる人たち
2015年07月20日 06:37撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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駒石を回り込んで下ってくる人たち
駒石直下から空木平分岐へと向かう
2015年07月20日 06:38撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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駒石直下から空木平分岐へと向かう
空木平尾根筋最後の広場。ここでレインウェアを脱いだ
2015年07月20日 06:38撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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空木平尾根筋最後の広場。ここでレインウェアを脱いだ
朝の甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳
2015年07月20日 06:39撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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朝の甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳
最後に駒石をもう一度。またまたガスが出始めた
2015年07月20日 06:44撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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最後に駒石をもう一度。またまたガスが出始めた
これより空木平分岐へ樹林の中を下る。森林限界はこの辺りだろうか
2015年07月20日 06:52撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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これより空木平分岐へ樹林の中を下る。森林限界はこの辺りだろうか
ヨナ沢の頭までの登山道
2015年07月20日 07:17撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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ヨナ沢の頭までの登山道
ヨナ沢の頭。休憩
2015年07月20日 07:18撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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ヨナ沢の頭。休憩
迷尾根。大地獄と小地獄の間にある
2015年07月20日 08:00撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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迷尾根。大地獄と小地獄の間にある
ここから大地獄
2015年07月20日 08:16撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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ここから大地獄
大地獄に入る直前、休息場があって、鉄板が敷かれていた
2015年07月20日 08:17撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 8:17
大地獄に入る直前、休息場があって、鉄板が敷かれていた
大地獄終点から見た、小地獄がある尾根
2015年07月20日 08:17撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 8:17
大地獄終点から見た、小地獄がある尾根
大地獄の長い鎖場を見下ろす
2015年07月20日 08:19撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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大地獄の長い鎖場を見下ろす
懸垂下降、しなくても良いのだったが。。。
2015年07月20日 08:21撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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懸垂下降、しなくても良いのだったが。。。
長い鎖場に続く、岩を越えるためのステンレスの鎖場まで帰ってきた
2015年07月20日 08:22撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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長い鎖場に続く、岩を越えるためのステンレスの鎖場まで帰ってきた
大地獄最後の上りが終了
2015年07月20日 08:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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大地獄最後の上りが終了
ブリッジを渡る
2015年07月20日 08:32撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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ブリッジを渡る
ブリッジのピークを越えれば、あとはガードワイヤーの下りを下りていく
2015年07月20日 08:32撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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ブリッジのピークを越えれば、あとはガードワイヤーの下りを下りていく
大地獄終了
2015年07月20日 08:35撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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大地獄終了
よく見ると、大地獄とは書いてないが、やせ尾根が続くので注意をするよう、看板があった
2015年07月20日 08:41撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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よく見ると、大地獄とは書いてないが、やせ尾根が続くので注意をするよう、看板があった
マセナギまで下山
2015年07月20日 09:09撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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マセナギまで下山
下りは、登りで間違えた登山道を辿る
2015年07月20日 09:09撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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下りは、登りで間違えた登山道を辿る
尻無へ到着
2015年07月20日 09:20撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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尻無へ到着
尻無から帰りは遊歩道へ進路をとる
2015年07月20日 09:21撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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尻無から帰りは遊歩道へ進路をとる
ダケカンバなどの林を抜け、快適なハイキング気分で下山する
2015年07月20日 09:24撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 9:24
ダケカンバなどの林を抜け、快適なハイキング気分で下山する
池山小屋分岐
2015年07月20日 09:44撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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池山小屋分岐
登りは遊歩道ではなく、この登山道を登って尻無を目指した
2015年07月20日 09:44撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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登りは遊歩道ではなく、この登山道を登って尻無を目指した
水場に到着。やっぱり、ここでも休憩
2015年07月20日 09:44撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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水場に到着。やっぱり、ここでも休憩
水場から下り始めた辺り
2015年07月20日 10:05撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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水場から下り始めた辺り
ゲートへ到着
2015年07月20日 10:49撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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ゲートへ到着
登山ポストの中は、計画書が一杯になっていた
2015年07月20日 10:50撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/20 10:50
登山ポストの中は、計画書が一杯になっていた
ゴールの林道終点。しかし、車を駐車しているのはこれからまだまだ随分先なのだ
2015年07月20日 10:50撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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ゴールの林道終点。しかし、車を駐車しているのはこれからまだまだ随分先なのだ
南アルプスの山頂付近にもガスが掛かる
2015年07月20日 10:53撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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南アルプスの山頂付近にもガスが掛かる
林道の通行止め。この時期の通行止めは登山者には堪えるなあ
2015年07月20日 10:54撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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林道の通行止め。この時期の通行止めは登山者には堪えるなあ
林道途中にある登山口に到着
2015年07月20日 11:08撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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林道途中にある登山口に到着
登山口周辺。この辺りに駐めれたら楽だったかもしれないのに。。。ここからさらに車まで随分と下る
2015年07月20日 11:09撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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登山口周辺。この辺りに駐めれたら楽だったかもしれないのに。。。ここからさらに車まで随分と下る
駒ヶ根から空木岳方向を見ると、まだ雲がかかっていた
2015年07月20日 11:35撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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駒ヶ根から空木岳方向を見ると、まだ雲がかかっていた
南アルプス方面はかなり回復が進んできた
2015年07月20日 11:36撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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南アルプス方面はかなり回復が進んできた
疲れを洗い流したこまくさの湯。来たとき、こぶしの湯に入ったので、迷った結果、こちらに来た。随分と混雑していたので、こぶしの湯の方がよかったかも。しかし、なんで昼前なのにこんなにたくさんの人が入浴しているのだろう?
2015年07月20日 11:41撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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疲れを洗い流したこまくさの湯。来たとき、こぶしの湯に入ったので、迷った結果、こちらに来た。随分と混雑していたので、こぶしの湯の方がよかったかも。しかし、なんで昼前なのにこんなにたくさんの人が入浴しているのだろう?
昼食をこまくさの湯で食べようとしたら非常に混雑しており、駒ヶ根SAに変更、しかし、こちらも中には入れず待っている人が行列を作っていた。諦めて中部セントレア空港まで行き、○しやでひつまぶしを。最後に名古屋らしいものを食べた
2015年07月20日 15:42撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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昼食をこまくさの湯で食べようとしたら非常に混雑しており、駒ヶ根SAに変更、しかし、こちらも中には入れず待っている人が行列を作っていた。諦めて中部セントレア空港まで行き、○しやでひつまぶしを。最後に名古屋らしいものを食べた
撮影機器:

感想

 中央アルプスの百名山は木曽駒ヶ岳と空木岳。
 木曽駒ヶ岳は旅行なども含めて何回も行ったことはあるのだが、空木岳はわざわざ百名山を登るために行かないと、見向きもされないようなところがある。木曽駒ヶ岳のように観光客が手軽に行くロープウェイなどのアクセス手段がないし、かといって登山者が頂上を極めるとしても、初心者ではなかなか思いつきが悪く、百名山ハンターなどのベテランクラスがその長い尾根歩きにチャレンジするというような山なのではあるまいか。

 深田久弥は、空木岳と南駒ヶ岳のいずれかを百名山に選定しようかと迷ったが、空木岳の方が標高が23m高いのと「うつぎ」という言葉の響きに惹かれて決めたらしい。
 周囲の人に空木岳に行く、と言ってもそれがわかるのはよっぽど山好きの人以外にはいないのだ。

 空木岳は登山口から山頂まで大きく分けて3つの性格があると思った。
 まず第一は池山を中心としたハイキングのような散策路をあるく雰囲気だ。池山小屋近くの水場などもあり、マセナギあたりまで優しい穏やかな散策路という印象の部分。ちなみに、マセナギとは、「馬返し」と同意語でこれ以上は馬でも上れないような断崖になっているところということらしい。ちょうど笹が生い茂り開けていて、救助などの時にヘリのピックアップにも使う場所だそうだ。
 第二番目は空木岳登山の核心部であり、大地獄小地獄と呼ばれるやせ尾根の連続やハシゴ・鎖などが連続する部分。さらに、高度を上げていく登山道という感じで、黙々と歩かなければならない。この当たりまで来ると、疲れも蓄積し始めコースが長く感じて一番辛いところ。
 第三番目は空木平避難小屋分岐を過ぎて低木の尾根歩きとなる最終版のところで、ハイマツの中に花崗岩の巨石が点々と存立し、空木岳のハイライトとも言える。
 空木岳を制覇するということは、核心部分3時間の前の水場からマセナギまでのコースタイム1時間を加えた4時間をどう対応するかが重要なポイントだった。

 今回は台風一過の素晴らしい青空が広がると期待して空木岳へのチャレンジを決めたのに天気予報が二転三転し、晴れのつもりが最終的には曇り。さらに悪いことに、大地獄あたりから雨がぱらつき始め、小地獄では本降りとなりヨナ沢の頭ではついにレインウエアを着ることになってしまった。
 最後の空木平との分岐から先は尾根コースをたどったのだったが風も吹き付けるようになり、雨にたたかれるは、行っても行っても駒石に着かないし、そこから先のヒュッテまでの道のりもガスの中でなかなかヒュッテの建物を確認できず、延々と長かった。
 レインウエアを着ての山歩きは随分と久し振りで、今のモンベルにしてからは初めてのことだった。さすがに進化していて、快適な印象だが、イメージとしてはカッパというものだったので、ゴアテックスだったら服は濡れないと、そう思っていた。しかし、結果的にはシャツもズボンもびしょ濡れで、雨が入ったためなのか汗で濡れたのかはわからないが、最新式のカッパでも結局はびしょびしょになるのである。他の登山者も同様であるので、いくら良いレインウエアを着ても濡れるわけで、雨の中をなんとか快適に行動するためのウエアくらいに期待しておいた方が間違いなさそうだということに、改めて気づかされた。
 駒峰ヒュッテには、12時半頃には着くかと思っていたが、12時50分頃到着。この天気にしてはまあまあの山歩きだったと思う。この空木岳の登山道は長く結構大変だということだ。

 駒峰ヒュッテは山頂直下に建ち、木造2階建て。2階では寝袋で寝る条件で30名くらい入ることが出来る。1階は自炊スペースだったが、7月の海の日が小屋開け直後ということで、超満員のため就寝スペースと化した。それでも30名程度なので計60名程が宿泊していたことになる。
 登山中に休憩しているとき、どんどん登ってくる登山者が「今夜はどこに泊まりますか?」などと訪ねてくる。空木平避難小屋という人と駒峰ヒュッテと答える人とがいたのだが、いずれも今夜はもの凄い混雑になるだろうと恐れていたのだった。
 駒峰ヒュッテにメールで予約したという人は、前日の返信に「19日夜は超激混みで宿泊できそうにないので来ないで下さい!」と書いてあったそうで、早めに到着しなければと気を引き締めていた。私の場合、メールで予約したのはしたのだが、1日早くメールしたのと返信がなかったので勝手にOKをもらっていると解釈していたのだが、結果的には何の役割も果たしておらず、山小屋の原則通り「到着順」ということと、「来るもの拒まず」でどんどん詰め込んでいくという、いつもの通りだった。
 登山前の下調べでヤマレコを見ていると、たまたまかもしれないがチェックした記事が日帰りのものばかりだった。空木岳って、日帰りをする人が多いんだと錯覚してしまったこともあったのかもしれないが、実際登りながら出会った人と話してみると、圧倒的にヒュッテあるいは避難小屋泊が多かったのが意外。日帰りは、出発の時一緒だった若者約10名程のグループとさらに十数名程だったか。7〜8割くらいは1泊で山頂を往復するのだろうと感じた。しかし、このようなロングコースを日帰りできるなんて凄い人は凄いのだ。

 午後1時から山小屋にいてもすることは無いし、かといってガスの中空木岳山頂へ行く気も起こらず、早く到着したもの同士で食事兼酒盛りを開くに至った。小屋で缶ビールを売っているのは大変有り難い話で、どんどんとビールが進む。アテはそれぞれが担ぎ上げてきており、足りないということはない。おまけに、小屋ではカップヌードルを売っており、それも買って食べたりしたので、結局午後6時前まで東京から来たご夫婦と名古屋の単独の男性とで飲みまくった。いくら飲んでも体が水分を欲するためか、エンドレスのような雰囲気であったが、百名山の情報交換とか田中陽希のグレートトラバースなどの共通の話題などでネタは尽きなかった。途中参戦のおじさんなどもおり、山での時間を楽しむことが出来た。缶ビール500円、カップヌードル300円也。

 午後6時に床に入る。すぐに眠りにつき、約1時間して目を覚ます。
 夕食のコンビニ弁当を食べてなかったので、それから眠れなかったこともあり午後9時頃から食べる。残すとゴミになり、食べると肥やしになる、だろうと思ってお茶で無理矢理からだに詰め込んだ感じ。これはきっと翌日の力となるに違いない、そう思いながら頑張って食べた。
 あと、3時間眠って目が覚め、さらにトイレへ行って朝の3時くらいまで眠ったようなのでまずまずの睡眠で、体を休めることが出来た。

 それからはみんながゴソゴソするので寝ることは出来ず。
 出発の準備を始める。朝4時頃から朝食。小屋には食事は無く自炊のため、夕食にはコンビニ弁当、朝食はパンと牛乳・おにぎりを持ってきていた。それらも食べたくはなかったが、行動がハードなので無理矢理食べる。山に来て食べるというのはとても需要なこと。

 天気の回復は見込めそうにないため、午前5時頃から出発の準備を始める。荷物をまとめて周りの人も次々に出発していく。
 自分もまだ乾かないTシャツと昨日濡れた登山ズボンをはいて、登山靴とレインウェアを着込む。荷物を駒峰ヒュッテに置いて、空荷で午前5時35分、空木岳山頂を目指す。10分も頂上まではかからなかったが、案の定展望は全く無かった。このような山頂は本当に久し振りだ。長居は無用ということで、午前5時56分にはヒュッテまで下山。準備を整えて、駒石を目指した。

 駒石まで降りてくると展望が開ける。
 どうやらガスはこの上のあたりで、駒石が雲底のようだ。南アルプスも見える。山頂にガスがかかっているようでもあるが、南アルプスは中央アルプスよりも天候はよさそうだった。あとは一気に高度をさげ、来た道を辿って午前10時50分登山口に到着、こぶしの湯で疲れを洗い落として、駒ヶ根ICから中部セントレア空港を目指した。

 家に帰って、NHKの「日本百名山」を改めて見直してみると、ガイドの小川小百合さんが大地獄最後の長いステンレスの鎖場を”小地獄”と紹介していた。一方、山と高原地図では、大地獄を越えて”迷尾根”を越えて小地獄があるように表記されている。一体、どっちが正しいのだろうか、これは登山をしながらもおかしいなあと感じたこと。

 もう一つは駐車場のことだが、本来林道終点まで工事中のため行くことが出来ず、かなり下のところから登るようになっている。高度差にして約100mくらい。この日は海の日で混雑していたこともあって、めいめいが路肩に車を駐車して離合はできないし、人によってはさらにかなり下に駐めざるをえないという状況だった。これは致し方のないことだが、登山中そのことがいつも気に掛かって不安だった。
 また、みんなが登山口周辺の駐車禁止エリアは遠慮しあって広く空けていたのだが、後から来た人がそこへ駐車しているという状況で、混み合い具合も大変だったことを物語っていた。

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コメント

お疲れさまでした。
小屋でご一緒した名古屋の単独です。たくさんの写真、素晴らしいです。遠くからお越しいただいたのに、少し残念な山行でしたね。私は木曽側に下山しましたが、駅まで2時間のところで橋が流されていて、とんでもない大回りを強いられました。もう一度リベンジしたいですね。お互い、本当にお疲れさまでした。
2015/7/27 7:44
空木岳ではありがとうございました
山頂にガスが掛かっていたのは本当に残念でした。でも、駒峰ヒュッテでのまったりとした時間は、それはそれで楽しかったと思っています。
また、帰りも少し下りると雲の下に出て、下界が見えたのには少し救われた気分です。
機会があれば、リベンジしましょう
2015/7/27 14:11
楽しい一時をありがとうございました。
お疲れ様です。
出遅れました。
東京の夫婦の妻の方です。
お天気、残念でしたが、帰りに晴れ間が出で雲海と雲のかかった山並みが感動でした。

写真綺麗に取れていますね。思い出しながら拝見しました。
その後は越後駒ヶ岳に登りましたが、蒸し暑くてバテバテでした。
空木は晴れた時に稜線歩きをしたいです。

またどこかでお会いできると良いですね。

名古屋の単独さんもお元気で。
2015/8/4 12:47
Re: 楽しい一時をありがとうございました。
ヤマレコでの再会、実現しました!
空木岳がつい昨日のことのように思い出されます。あの日、お昼頃には晴れたようです。ちょっとの時間差でした。
でも、駒石辺りまで下りてくると、これで我慢できる、というくらいの気持ちになりました。いずれにしても、山頂へ晴れたときに行きたいですね

越後駒ヶ岳、日帰りされたんでしょうか?結構長い尾根歩きとアップダウンがあって、大変だったと思います。今、記録の再整理をしているのですが、平ヶ岳や巻機山、尾瀬の位置関係が頭の中で再現できて、とても良いところだと感じています。
もちろん、私は駒の小屋に1泊しました。そのうち、HPでもアップします。

早く百名山達成されることをお祈りしたしております
2015/8/5 13:26
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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