扇沢発!種池山荘泊で鹿島槍ヶ岳


- GPS
- 56:00
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 2,318m
- 下り
- 2,318m
コースタイム
- 山行
- 5:10
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 5:25
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 10:35
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険なところはないが、アザミ沢など転がり落ちぬよう注意が必要 |
その他周辺情報 | バスで行っても、大町温泉郷薬師の湯の前にバス停がある |
写真
感想
平成27年8月7日(金)〜9日(日)に鹿島槍ヶ岳へ柏原新道から行ってきました。印象としては、自分が思っていたようなコースとは違っていて、このルートを普通に往復する人は少なく、ヘルメットをリュックサックに括り付けた人とかトレランの人が目立っていたように思います。
また、山ガールたちも目だけを出して後は顔を覆い隠すような格好の人が多かったので、山への出で立ちもまた次の段階へと進化したのかと思いましたが、それはここ最近の猛暑と紫外線の強さからだったのかも。
鹿島槍ヶ岳は北アルプスの名峰でありながら、槍・穂高・立山・劔・白馬に人気を奪われてしまっている感があり、しかも山好きでないとその名前すら知られていないところがあります。双耳峰の日本代表であり、どこからみてもはっきりと区別がついて見間違うことはないと言えます。
ガイドブックなどでは1泊2日くらいが標準のようで、そう思い込んでいたためそのような計画をたてたのですが、どうやらこの山は五竜への縦走にやって来る人が多いようで、山に登り慣れた人がもうワンランク上の登山を楽しみにこのルートをチョイスしているのだと思いました。
一方、トレランの人で強烈な印象だったのは冷池山荘下で追い抜かれた方ですが、朝の6時15分に扇沢を出て8時前にはここまでやってきていて、自分の場合前日に4時間以上かかって種池山荘まで登り、1泊してさらに2時間歩いて到達したところを、全行程で2時間弱で来るなんて、一体どうなっているんだ!と思いました。
7日は扇沢登山口を昼前に出発。
しかし、ここまでが大変でした。四国を脱出するために6日の夜8時55分八幡浜発の夜行バスで名古屋へ。これが一番後ろの席でエンジンの音が結構うるさい。寝たやら寝ないやらよくわからないまま朝を迎える。名古屋駅で駅弁を購入し、しなの1号に乗車、それが朝食となる。松本までは2時間、その後大糸線に乗り換えて1時間、各駅停車で揺られ信濃大町に到着、ポカリスエット2本(1本150円)とおにぎり2個を駅の売店で購入し、アルペンルートの扇沢行きのバスに乗った。
扇沢まで行く途中、バスは大町温泉郷に停車した。そこには、バス停のすぐ近くに「薬師の湯」という温泉があることを発見。今回は公共交通機関利用なので下山後の温泉はかなり諦めていたのだが、ふつふつとバス利用でも温泉に浸かれる可能性があるということを考え始めたのだった。
鹿島槍登山口にバス停は無く、終点扇沢まで行ってそこから約1km弱引き返して登山口に着く。登山口周辺には市営の無料駐車場があり、車で来た方が断然有利だ。この数百メートルを帰りに扇沢のバス停まで登り返さずにすむから。
駐車場のガードマンによると、鹿島槍から下山してきてバスに乗るため扇沢まで向かう登山者は口々に「山に登るより、この車道を扇沢まで歩く方が辛い!」とこぼしていくらしいが、それもかなり本気かも、と思った。
扇沢まで着くと、水を補給し歩き始める準備をするが、トイレの前に無料で「破砕帯の水」というのがあり、冷たくておいしかった。鹿島槍登山の案内版などなく登山口がどこかわからなかったが、取りあえず車道を引き返して下る。長いスノーシェッドをくぐって沢の鉄橋を渡ったところが登山口で、その頃数人の人が降りてきた所だった。登山届けを出して標高1350mの地点から柏原新道に入る。
柏原新道は北アルプスの中では最も歩きやすい登山道とNHKの日本百名山で行っていたので、立山室堂から一乗越のような道かと期待していたら、初めの部分が少しだけ緩やかでいきなり急登がはじまる。それもつづら折りでしばらく続くものだから結構先が思いやられたのだがどんどんと高度を稼いでいく。
展望は所々で、扇沢のバス停が見え始める頃には緩やかな登りとなった。バス停とその回りの駐車場が次第に遠くになって小さくなっていく。柏原新道は爺が岳の山腹を扇沢を巻くように付けられていた。
この登山道、所々に名前が付けられていて、看板が枝から垂れ下がっていたりする。一枚岩・ケルン・石畳・水平道・水平岬・石ベンチ・黄金岬・アザミ沢・鉄砲坂などなど。水平道にやってくると道は稜線までで一番歩きやすく、後少しという感じがしてくる。沢を2つ越えるといよいよ登山道は低木の中の急登となり、パッと種池山荘直下に飛び出す感じ。しかし、ここまで来ると体力は消耗し、ヘロヘロになってしまった。危険なところはほとんどないが、沢に転がり落ちないことである。種池山荘まででは、石畳の大きな石がゴロゴロしているところが歩きにくい。
水平岬辺りから上空には雲が広がり、雨がぱらつき始めた。
先月の空木岳の再来か、と一瞬嫌な予感がして、レインウエアを着ようかとも思ったが、なにせ暑いので少しなら濡れて歩こうと思っていた。しばらくすると雨はあがったのだが、その後また降り出す。辺りはガスの中で少々残念な思いを感じる。
最後の鉄砲坂を登り切ってお花畑の中を進んで行くと、種池山荘前ではすでに到着していた登山者が生ビールを飲んだりしていた。みんなのんびりと寛いでいる感じ。入り口は左の方にあり、そこから入ってチェックインをする。丁寧に伝票などを書いてくれてちょっと落ち着いてから2階の部屋へ案内された。
部屋は8人部屋に7人。
みんなで今日通過してきたルートや明日目指す山の話などで盛り上がっていた。そうしたらなんと愛媛から来ているという人がおり、出身は同じ西予市の野村町とのこと。愛媛には山登りの文化は無い、とまで言っていたのにこれには驚き。松山在住とのことだった。明日は針ノ木岳を目指すらしい。
夕食は2回目のローテーションで食べることになり、お腹が減っていることもあり張り切って地下の食堂へ行ったら、登山道で追い越していった神戸の方と一緒になった。明日はキレット小屋へ向かうらしい。やっぱり鹿島槍ヶ岳往復というひとはいないなあ。
生ビールは900円。
一杯飲んだが、どこへ入ったらやらわからず直ぐに2杯目を注文、これもすぐに飲み干し、これだったら何倍飲んでも際限が無いと思い、ビールを飲むのを中止。体が水分を欲しているため飲んだ気がしないのである。そういえば、みんなこの日は天気が良かったので普通の2倍は水分を消費した、と話していた。
自分も用意していた水で種池山荘までもつのだろうか、と心配になった程だ。汗もいっぱいかいた。
夕食後外に出てみると、ガスがすっかりとれ正面の蓮華岳がきれいに見えていた。
小屋の後ろ側には立山連峰、そして東方向は明日登っていく爺岳のなだらかな斜面の登山道が見える。そこを登るというのは気持ちよさそう。
部屋に帰ると、こちらもガスを少し頭に被った鹿島槍ヶ岳が正面に。刻々と山の表情が変化する。みんな疲れていて、いろいろ話が弾むものの一人また一人と寝付いていった。
朝は4時頃目が覚める。
どうやら2時過ぎくらいから早出の人たちは準備を始めていたようだ。その人たちは朝食は弁当を作ってもらっていたようだ。チラシ弁当が900円、おにぎり弁当が650円。自分の場合、昼飯をチラシ弁当にして朝は5時から食堂でいただく。部屋のみんなで朝食を取ろう、ということになったのだが、自分は朝食券を忘れてみんなに迷惑をかけてしまった。
朝食が終わると、小屋の前で写真を撮ったりしてみんなバラバラな方向へと分かれていった。
朝5時には出発したかったのに、グズグズしていて実際に歩き始めたのは午前6時前。こんなことではいけません。しかし、このときすでに種池山荘で連泊を決めていたので、ある程度の荷物を小屋において鹿島槍ヶ岳を目指す。
出発したのはもう大抵の人がいなくなってからのような雰囲気だったこともあり、爺が岳南峰の緩やかな登りは、団体さんの後を追うような感じで登っていく。朝涼しいこともあり、体調が良く快適に登ることが出来た。雲一つ無い鹿島槍がこちらを見ているようでとても気持ちが良い。
このルート、雲上の散歩道、と聞いていたが、きっとこの辺りのことを言っているのだろう。振り返れば種池山荘、そして堂々とした剣岳と立山連峰。青空に囲まれて登山者冥利に尽きる。少し登ったところから槍が顔を出す。なんと素晴らしい景色だろうと、感激だった。種池山荘はだんだん小さくなっていった。
1時間ほどで爺が岳南峰山頂に立つ。360度の大展望。もう後はガスが出ても良い!先を歩いていた団体さんのもその他の人もみんな大喜びという雰囲気の山頂だった。先行する別の団体は爺が岳中峰にも登っていた。そこは先のことを考えパスしたのだが、長い鹿島槍までの道のりを考えると良かった。
雲上の散歩道という言葉ばかりを信じていたもので、爺が岳からの下りは想像以上で大変。400m近く高度を下げて、そして600m程登り返さなければならない現実を知るに付け、散歩道所では無いということを実感。帰りはこの下った分を登り返さなければならないのである。
爺が岳からは半分ハイマツの中をゆるく下り半分ザレた道を激下り。少し登り返して2時間少々で午前8時前に冷池山荘へ到着。ほぼコースタイム通り。
山荘でポカリスエットを2本1000円を仕入れて鹿島槍山頂を目指す。
テントサイトは山荘から8分だそうで、それだったらトイレなどなかなか不便だろうなあなどと思ったりしながら歩く。爺が岳への登りの時、山荘が2カ所にあるように見えたのは、ひとつがテントサイトだったわけか。
テントサイトを通り過ぎだらだらと鹿島槍を目指してお花畑の中を写真を撮りながら歩く。ここまで来ると、遙か遠い鹿島槍南峰に立つ登山者も肉眼で確認できる。
だらだらの道がやがて終わり、布引山までのザレた急登へ。ここがまた歩きにくい。鹿島槍登山の正念場となる。これは耐えて歩くしかない。ジグザグに唯々急登を登る。いつかは山頂へ着くのはわかっているが、この瞬間はこれで山登りを辞めよう、なんて考えたりもする。とにかく暑い。風は心地よいのに全く影もないのだから、日干しになりそうな思いで黙々と歩を進めるのだった。
いろいろと辛い思いを噛みしめながら山頂に午前10時半頃到着。
山頂に立ってみるとこれまでの辛さはいっぺんに吹き飛ぶ。これ以上良い天気と眺望はあるのだろうか、とも思える景色に、偶然居合わせた登山者たちと感動を分かちあうのだ。写真をお互い撮りあって山の話をする。4,5人の自分よりは一回り以上年下の男性とこれからどうするか、という意見交換をした。
それは、どういうことかというと鹿島槍ヶ岳は双耳峰で今は南峰という2889mの最高点にいるわけだが、それより40mほど低いもう一つの峰、北峰へ行くかどうかということについてだ。地図ではコースタイム片道25分なので、往復1時間くらい。南峰登頂までは北峰まで登る気満々でやってきたのに、ここまでの登りがみんな堪えていて北峰まで行く気になれないというのだ。地図では楽そうに見えるが、実際に南峰に立ってみるとその間の吊り尾根が思いっきり切れ落ちている感じがして、もし北峰へ行ってしまうと、ここからの下山に少なからず影響があると思わざるを得なかったのだ。
全員一致で行かないことを決議、みんな単独だったのでそこからそれぞれに引き返していった。しかし驚くのはこの山頂で一緒になった登山者たち、日帰りだそうだ。6時間近くかけて扇沢まで下山するという。自分にはそこまでは無理なので再び種池山荘で泊まって、翌朝下山するのだ。無理はできない。しかし、登山も近年スピード登山化している!
鹿島鑓ヶ岳山頂からの360度のパノラマを堪能したあと、午前11時過ぎに下山開始、後はのんびりと安全に下山するだけだ。今日は種池山荘泊まりなので、焦る必要はない。
布引山2683mまで下山して休憩、水分補給をする。ここでポカリスエットを全部飲み干して無くなり、後は水だけとなる。しかし、冷池山荘までコースタイムは1時間弱なので一気に行けない距離でもないのが安心などころ。水もたっぷりと残っている。
とにかく、ここからもしばらく急なザレたジグザグの道を下っていかなければならないのであるが、登ってきたことを思えば気持ちは明るい。八峰キレットを越えてきたという先行者がどんどんと先を歩いて行くが、なんでスピードにこれ程差があるのだろう、と思いながら下る。もちろん、自分が知らない間に年齢を重ねて、足が遅くなっているためというのが大きな要因ではあるのだが。しかし、4,5年前に甲斐駒ヶ岳から下山するときは、大学生と競い合いながらのスピードで歩けていたのだが、もうそれはかなり難しいこととなってしまったようだ。
まだ水もたっぷり残っているので、テント場手前の樹林帯に突入する頃小休止。天気が良すぎるのも体には堪えるので、水分を十分にとるよう心掛けた。
その後、日射が強い中だったが、そのまま冷池山荘まで下山、大休息。ポカリスエットをまた2本1000円分購入し、1本をゴクゴクと一気にガブ飲みする。ああ、うまい!!
冷えていて500円の価値あり!内心、もう少し安くてもいいやん、と思いながら、ここで飲まないわけにはいかない。果汁系のジュースも飲みたい気分だったが、後はコーラとビールなどしか無いようだった。
ここで泊まりたい欲望もあったが、荷物の一部を種池山荘に置いてきており、何よりもまだ1時半過ぎということもあるので、さらに下山を開始。ここから種池山荘までは2時間、と思いきやよく地図を見ると、2時間10分となっている!要するに、登りが来るときよりも多いということだ。爺ガ岳までは見るからに結構な登り、しかも、冷乗越あたりは、これまたかなりザレた急登が続いている。大変そうだあ〜
来るときは下りだったのであまり気にしなかったのだが、帰りはとても気になる登り。これを登っても爺ガ岳北峰までは結構な登りが続くぞ。覚悟をして黙々と登る。
そうすると、冷乗越あたりで出会う人から、口々に熊が出ているという情報を聞く。爺ガ岳手前で登山道にツキノワグマが歩いていて、一騒動あったらしい。しかし、ここで迷うわけにもいかず、もし熊と出会ったら戦うしかない、と心に決めて前進する。多くの人が歩いているし、なんとかなるでしょう。
爺ガ岳に来ても結局熊は現れず、しかし、出会う人は次第に疎らになってきた。
爺ガ岳は、北峰・中峰・南峰とあるが、北峰への道は見落としたためかわからず。中峰が最高点で2670mとなっており、行きはパスしていたため時間もまだ午後3時頃だったので立ち寄ることにする。山頂には、富山県から来た山岳会のメンバーが占拠していたが、記念の写真を撮っていただいた。展望は長野側がガスっていたが剱岳・立山方面はよく見えていた。
ここで、冷池山荘で仕入れたポカリスエットを飲み干す。本当に高いポカリスエットがたくさん必要だったなあ、と今日の行程を振り返る。やっぱり夏の登山は、春秋に比べると2倍の水分が必要なのである。
あとは一旦鞍部に下って爺ガ岳南峰までの最後の登り、そして下るのみ。しかし、南峰からのこの下りが長かったあ。登るときは意気揚々としているし、団体の後を追いかけるようだったので、あっという間に爺ガ岳南峰へ到着したように思ったが、帰りの下りの長いこと。歩いても歩いても種池山荘に着かない!!道はなだらかな下りだし何の問題も無いのだが、ただただ長いなあと感じてしまった。途中山荘手前で何人かの人が休んでいたが、この人たちは一体何故この下り道の途中でいるのだろうか、心配になってしまった。人が歩かなくなったら、そこにテントでも張るのだろうか?
午後4時半種池山荘到着。
途中、爺ガ岳中峰でのんびりしたので、ゆっくりめとなってしまった。
部屋は11号室で、すでに5人が入っており、そこには掛け布団が12人分用意してあった。敷き布団は8人分ということで、混み合う予感。
食事は2回目の6時から。連泊ということで少しメニューも考えてもらって、エビフライなど違ったものが出た。生ビールは1杯で我慢、後はお茶。明日の下山に備える。朝は早出をしようと思っていたので、食後にポカリスエット2本1000円を仕入れる。
汗で濡れているTシャツとズボンを乾燥室で乾かそうと思って受付に「ハンガー貸してください」とお願いしたら、1本出していただいた。「もう一本お願いします」と言ったら、「一人一本までです!!!」と叱られてしまって、昨日は2本貸してくれたのに、とは口に出せなかった。しかし、この乾燥室、大変助かりました。
食事をして帰ってきた結果7人でもう来ない、ということがわかったのでめでたしめでたし、ゆっくりと寝ることが出来た。
9日最終日、午前3時起床。
というか、夜7時頃から寝ているのでこれ以上は寝れん。ということで、静かに出発の準備をする。650円の弁当を夜のうちにいただいていたし。
取り合えず、ロビーで持ち合わせていたパンとチョコレートを食べて出かけることにした。それでも、荷物をまとめたり靴を履いたりしていて、結局歩き始めたのは午前4時20分。外は真っ暗だった。ポツリポツリ早出の人は歩き始めていて、みんな蜘蛛の子を散らしたみたいに暗闇の中に消えていく。先に下山した人はいるのだろうか?いてくれたら少し安心する。昨日の熊騒動があったことが頭をよぎる。
ヘッドライトをつけて2日前に登ってきた道を下山。本当に大きな石ころがゴロゴロしていて、足を捻ったりしないように注意して歩く。登るときは大変だったのに、下るのはそれに比べると楽ちん。30分も歩くと辺りは明るくなった。やがて、針ノ木岳2821mがモルゲンロートに赤く輝き始めたので、立ち止まってしばし撮影タイム。その後、石畳で1回目の大休息を取る。
それまでは誰にも会わなかったが、この辺りから登りのトレランの方、そして次々に登山者とすれ違うようになった。きっと、登りの人も暗いうちから登り始めたのだろう。どうやらこの調子で降りると登山口には午前7時過ぎに到着できそうである。それから、バス停までは15分の辛い登りの車道が待っている。
モミジ坂の切り株ベンチで最後の休憩。
やはり、適度の休息と水分補給、塩飴は大切だ。体力のある人はいいが、そこらを調整しながら山歩きをしないと、疲れてしまうので、余裕を持って休みを入れた。
午前7時15分登山口着。まだ、これから登ろうという人もいた。
それから扇沢ターミナルまで歩きたくない登りの車道歩き、7時55発信濃大町行きのバスに乗り、大町温泉郷で途中下車、薬師の湯につかって疲れをとり、1時間後のバスでJR大町駅へ。
帰りの列車の切符は、大糸線に乗り換えるとき行きの松本駅で購入。
11:53松本発名古屋行きのしなの指定席を取りあえず買っておいた。その後の予定は、午後7時10分発中部セントレアから松山空港までキャンセル待ちとなっており、それは道中で臨機応変に対応していこうと思っていたのだが、大町まで降りてくるとそれが取れたというメールが入っていた。しかし、上手く列車を乗り継げば、2時頃新大阪くらいまで行けそうだ。
しなの8号10:53松本発に間に合いそうだったので、信濃大町駅でそれに切り替えて結局新大阪へ。名古屋発の予定をさらに変更して、大阪空港から松山へ帰ったら16:30だった。16:55発宇和島バスで卯之町直行便がたまたまあり、18:10に西予市へ帰ってきた。これくらい早く帰ってくることが出来たら随分と楽なのである。
いつも車で走る中央道&名神高速を「しなの」と新幹線で走れば随分と早くで快適。さらに、飛行機・バスも上手く乗り継げて、ラッキーだったこともあるのだが、そのすべてが山旅なので、鹿島鑓ヶ岳は絶景を堪能させてくれて大満足だった反面、西予市からは遠くてなかなか行けない山だった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する