夏風邪治療に北ア表銀座縦走【燕⇒大天井⇒常念】(テント泊)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 2,402m
- 下り
- 2,604m
コースタイム
6:22中房温泉-8:55合戦小屋9:15-10:07燕山荘10:15-10:46燕岳山頂11:16
-11:36燕岳荘12:09-14:20大天井荘(テント場)
8月1日
4:20大天井荘テント場-4:30大天井山頂5:00-5:10大天井テント場6:50-
8:50常念小屋9:10-9:45常念岳山頂10:30-11:00常念小屋11:30-14:00一の沢
天候 | 1日目:曇り(午前中時々小雨)のち晴れ 2日目:晴れのちガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
駐車場は午前1時時点でほとんど満車状態でした。 帰りは一の沢からタクシーで中房温泉駐車場まで戻りました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【危険箇所】 特にありません。 道は狭いので、登り降りで混む場合があります。 お互い譲り合いの心を忘れたくないですね。 【中房温泉】 トロトロの露天風呂です。 ボディソープ・リンスインシャンプー・墨の石鹸等一定のアメニティがあります。 |
写真
感想
夏風邪を引きました。
先週は山を諦め、家で大人しくしていたにもかかわらず、
早二週間、一向に良くなる気配がない。
来週8/8はこの夏の一大イベント、
劒岳を控えているので、
今週も山を休んだら、きっと体力が持たないな・・・
てなことを考えたあげく、
山で治そうと決めた。
もちろん風邪薬はたんまり持参。
中房温泉の駐車場は前情報どおり、
空きスペースが残りわずか。
あと10分遅かったら、
してはいけない路駐するはめになるところだった。
ここで、両神山以来の車中泊。
翌朝、登山口へ行ってびっくり!!
こんなに沢山登るのってくらい。
大渋滞覚悟でいざ出発。
合戦尾根は道が狭いため、
登りと降りの通過待ちで、
予想以上に停滞する。
そんな中、福井の山の会の方の
列にいつの間にか紛れ込んでしまった
私達。
ちゃかりその列の中で
山の話をしながら楽しく登らせてもらった。
燕岳は真っ白い砂にピンクのコマクサが
なんとも言えない美しさで。
あいにくのガスの中、きゃあきゃぁいいながら
写真を撮りまくった。
ガスガスの中、山頂に到着。
to4さんによる「ガスよあっち行けの儀式」を
傍観し、しばしガスが晴れるのをまった。
儀式の効果があったのか、一瞬の切れ間に
向かい側のアルプスが顔を出してくれた。
燕山荘から、大天井へ向かう道、いわゆる表銀座を通る。
田舎にも、●×銀座って名前の商店街があるが、
ここは槍を見ながら稜線を楽しめる。
なんとも贅沢な銀座だ。
しかし、この日はガスガスで槍が全く見えなかった。。
それでも、所々に咲くコマクサに感動し、
どこまでも続く道にワクワクしながら銀座をそれなりに堪能した。
いつかは大天井ヒュッテ方面へと固く心に決め、
ヒュッテと大天荘の分岐を左へ曲がる。
以前ガスガスだ・・・(といっても視界は良好)
ケルンがだんだん大きく見えた頃、大天荘に到着。
大天荘は乾燥室もあり、夕食のメインは魚と肉から選べるらしい…
談話室も広くて中々素敵な小屋だった。
次回は泊まってみたいな。
今夜の寝床を設営。
今回は、同じテントの隣に並ばせてもらい、
ちょっとした住宅展示場状態となった。
車中泊はさすがに眠い、
道中も鼻をかみっぱなし、
咳しまくりで、
本調子ではないので、
しばし、昼寝…。
すると外から歓声が。
もぞもぞ起きてみると、槍が見えた。
ちょっと感動。
でも近くで見ると意外と小さい??
槍よりも眠気。
ということで爆睡すること数時間。
気がつくと、もう日が落ちていた。
他のテントが静かになっている中、
夕食(キーマカレー)を食べ、
珍しくアルコールを摂取せず眠りに落ちた。
次の日、日の出を見て、ゆっくり朝食(棒ラーメン)を食べ、
常念へ向かう。
下界は雲が広がっていたが、空は真っ青、雲も無い晴天。
二日目になると以前鼻水と咳が止まらないが、
風邪もだいぶ楽になる。
きっと、汗を沢山かいたせいか・・・
常念への道も、のんびり時間が止まったような空間。
南アルプスとも八ヶ岳とも違う、独特の時間が流れていた。
常念について、水分補給に生ビール。
次第に雲があがって来ているが、
依然おひさまはカンカン。
さて常念岳へ。
常念への道は今回一番の難所。
登っても登っても全然山頂が見えない。
しかも、熱い。
結局40分かかって山頂にたどり着いた。
ガスに隠れる前に槍を見ることができ、
初日に列に割り込んでしまった山の会の方たちと
写真を撮った。
(山での出会いはやっぱり楽しい)
常念小屋でタクシーを予約して一の沢へ下山する。
下の登山口でタクシーが待っていてくれるという
なんとも素晴らしいシステム。
(小屋で予約すると、100円かかります。自分で電話してもOKです。)
一の沢の降り標準コースタイムは3時間。
かなりの長丁場だ。
所々に沢山の花が咲いていて、心を和ませてくれる。
初めのうちは花に感動しながら下山していたが、
お花ゾーンを通り抜けると、永遠と長い道のり。
飽きる。
いい加減飽きる。
そして、恐れていた生理現象。トイレ・・・
先を急ぎたい!!
でも前にはちびっ子が泥んこになりながら歩いている。
そして、おばさま2人組み…
あのイライラは山では初めてではないだろうか。
人間って切羽詰ると思いやりというものが欠けるんだな。
(って私だけ)
何とかちびっ子達をスルーして早歩きで登山口へ。
山のトイレは本当ありがたい。
予約していたタクシーも待っていてくれていて、
スムーズに中房温泉まで戻ることが出来た。
温泉もトロトロ湯でとても気持ちよかった。
山登りの後の温泉は格別。
(ビールももっと最高!!←って今回は飲んでません。)
ここで、サプライズ。
温泉の、しかも脱衣所で、
北岳の肩の小屋で一緒だった(隣の布団)方と
偶然再会!!
出会うもんだなぁ。
結局1泊2日の北アルプスで、
風邪はかなり回復。
しかし、鼻をかみながらの登山はつらい。
健康第一だなと実感の山行だった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する