鳳凰三山（夜叉神峠-白鳳峠）

2015年10月10日(土) 〜 2015年10月11日(日)

• GPS: 13:46
• 距離: 19.5km
• 登り: 2,198m
• 下り: 2,048m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:26
• 休憩: 0:19
• 合計: 4:45

10:23 夜叉神峠登山口
11:16 11:16 夜叉神峠
11:20 11:26 夜叉神峠小屋
12:33 12:34 杖立峠
13:19 13:19 火事場跡
14:09 14:09 苺平
14:37 14:49 辻山
15:08 南御室小屋

2日目

• 山行: 7:52
• 休憩: 0:35
• 合計: 8:27

6:42 南御室小屋
7:40 7:46 砂払岳
7:47 7:47 薬師岳小屋
7:57 7:57 薬師岳
8:24 8:31 鳳凰山
8:51 8:56 鳳凰小屋分岐
9:43 9:49 アカヌケ沢の頭
10:12 10:15 地蔵ヶ岳
10:39 10:39 アカヌケ沢の頭
12:32 12:37 高嶺
12:55 12:55 白鳳峠
14:49 14:52 白鳳峠入口
15:05 15:05 広河原・吊り橋分岐
15:09 ゴール地点

高嶺手前から、白鳳峠のゴーロ帯が終わる辺りまで手書きです。（GPSロガーが電池切れでした。）手書き部分は、25000分の1地図のルートを辿っていますので注意して下さい。

天候

（10/10）曇　(10/11)雨、強風、稜線は霙・雪。のち曇

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

06:42　高尾発各停松本行
08:09　甲府着
09:00　甲府発広河原行バス
10:12　夜叉神峠着
---山歩き（1泊2日）---
15:10　広河原発甲府行
17:05　甲府着
17:30　甲府発各停高尾行
19:07　高尾着

コース状況／危険箇所等

稜線で強風に煽られた時に危険を感じました。
雨風で手が凍えました。オーバーグローブを持たなかったことを後悔しました。

写真

10/10 8:45

08:45　+17℃　甲府駅前の広河原行バス停。増発バスが出て、全員座って乗れました。

10/10 9:16

09:16　夜叉神峠で降りるので、バスの前寄りに乗りました。写真では薄くなってしまいましたが、フロントグラス越しに、白峰三山、鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳、茅ヶ岳が見えました。

10/10 10:19

10:19　+14℃　夜叉神峠登山口から入山します。写真の四阿に登山ポストがあります。10月10日入山、10月12日北沢峠へ下山予定と計画を提出しました。でも、10月11日に悪天候のため予定変更して下山しました。

10/10 10:27

マムシグサ、まわりに余計な草がなく、図鑑の写真みたいに撮れました。有毒植物です。

10/10 10:31

トリカブト、花も実も綺麗です。もちろん、有毒植物です。

10/10 10:37

10:37　+14℃　良い雰囲気の道をじっくり登ります。

10/10 10:56

10:56　+13℃　五本松の標識板を通過します。標識板の道の向かい側には、このカラマツ。三本松に見えました。

10/10 11:22

11:22　+7℃　夜叉神峠に到着しました。白峰三山が見えます。風が吹いて肌寒く感じます。

10/10 11:56

11:56　＋7℃　歩く右手の木越しに富士山が覗きます。ZOOMで寄せています。

10/10 13:19

13:19　+6℃　火事場跡から白峰三山が見えます。農取小屋のオジサンが見えないかなと目を凝らします。

10/10 14:09

14:08　+4℃　苺平から辻山に向かいます。

10/10 14:25

14:25　+4℃　南小室小屋の近道分岐にザックをデポして進みます。

10/10 14:43

14:43　+5℃　辻山の三角点から石楠花の小道を進むと展望が開けます。茅ヶ岳から南アルプス南部まで見渡せます。明日歩く鳳凰三山への道と池山吊尾根が目を惹きます。貸し切り山頂だったので、じっくり眺めました。動画もアップします。

10/10 14:54

14:54　+5℃　辻山から南小室小屋へ下ります。可愛い声の白っぽいキツツキを見たのですがカメラが間に合いませんでした。写真は降りてきた道を振り返って見上げています。

10/10 16:28

16:28　+5℃　南小室小屋の自動販売機。もちろん、電気は自家発電。小屋の後ろに大きなソーラーパネルがありました。20:00までは発電機の音がしていました。
缶チューハイ500円、缶ビール600円、日本酒、焼酎、ボトルワインまで売ってました。

10/10 16:35

16:35　+5℃　南小室小屋のテントサイトです。手前のモンベルが僕のテント。その奥の4張のダンロップV8は、KN高山岳部の合宿とのことです。
何班かに分かれて豚汁やおでんを作っていて楽しそうです。18:00にシーンと消灯し、翌朝は雨の中を04:30頃には出発していました。見事な振る舞いで立派でした。

10/11 6:39

翌10/11　06:39　+5℃　雨は待っても止まないようなので、諦めて出発します。00:30頃から降り出した雨です。昨夜は上空の風がゴーゴー唸っていましたが、このテントサイトは木で囲われていて無風で良かったです。

10/11 7:04

07:04　+5℃　シトシト小雨の降る道を登ります。すれ違う方が、稜線は風が強いよ、と教えてくれます。

10/11 7:36

07:36　+3℃　砂払岳を通過します。風はまだ強くありません。天気が回復するのではないかと期待しました。

10/11 7:47

07:47　+3℃　薬師岳小屋を通過します。雨は相変わらずです。風も普通に吹いてます。

10/11 7:57

07:57　+3℃　薬師岳を通過します。雨風が少し強くなりました。

10/11 8:26

08:26　+3℃　鳳凰山（観音岳）で小休止します。風がまた少し強くなりました。カメラのレンズを拭うのが間に合いません。シャッターに同期したワイパー付防水コンデジが発売されたら、買ってしまうかもしれません。

10/11 8:51

08:51　+2℃　鳳凰小屋分岐を通過します。沢の頭状の地形個所を通ると、風が下から吹き上げてきます。雨が横から降ることも多くなりました。

10/11 9:22

09:22　+2℃　気温はそれほど低くありませんが、風が強いので体感温度は氷点下です。雨は霙混じりです。軍手が濡れると指先が痺れるので、軍手を小まめに絞ります。オーバーグローブを忘れたことを後悔しました。

10/11 9:44

09:44　+1℃　アカヌケ沢の頭を通過して地蔵岳に向かいます。ここまで雨風が強かったのですが、稜線の東側に入ったら雨風が弱まりました。

10/11 10:09

10:09　+1℃　オベリスク（地蔵仏）の根元まで行きました。いつか晴れた日にもっと登りたいです。

10/11 10:19

10:19　+1℃　オベリスクから賽の河原に戻る途中、岩陰でお地蔵さんたちが風を避けています。オベリスク根元の岩陰ではハイカーたちが似たような構図でした。

10/11 10:20

10:20　+1℃　賽の河原を通過します。風とガスで雰囲気があります。ここからアカヌケ沢の頭へ登ります。

10/11 10:56

10:56　+0℃　アカヌケ沢の頭から高嶺を目指します。風が物凄く強いです。

10/11 11:00

11:00　+1℃　相変わらず強風です。風でガスが飛んで陽が出て、大きな虹が出ました。写真では色が薄いですが、肉眼でははっきりと光る虹が見えました。

10/11 11:11

11:11　+1℃　強風でガスが飛んだ時を狙って、今日歩いて来た稜線を振り返ります。一番左にオベリスクも見えます。

10/11 11:31

11:31　+0℃　高嶺に到着しました。ここから白鳳峠までが一番風が強かったです。体重と荷物を合わせて100kg超の僕が軽く煽られてフラフラします。岩やハイマツの枝を利用して耐風姿勢をとって凌ぎました。岩場やゴーロで「滑落」や「転倒」は嫌なので、風の強弱を見ながらユックリ下りました。

10/11 11:35

11:35　+0℃　霙や雪が横殴りの風に乗ってきて顔が痛いです。この写真だけ雪が写りました。

10/11 11:45

11:45　+1℃　ゴウロ沢を強風が吹き上げてきます。下に野呂川や大樺沢が見えます。この風は明日も止まないだろうこと、もしかすると今夜降雪するかもしれないことを考えて、広河原に降りることを決めました。

10/11 12:14

12:14　+1℃　ガスが飛んで一瞬、甲斐駒ヶ岳と黒戸尾根が見えます。今回はアサヨ峰に行けませんが、いつかアサヨ峰から甲斐駒を見てみたいです。

10/11 12:26

12:26　+3℃　樹林帯に入るとすぐ白鳳峠です。風が弱くなり雨もやみました。気温はそれほど上がっていませんが暖かく感じます。

10/11 12:29

12:29　+4℃　ゴーロ帯を下ります。たまに陽が射しますが、基本的に曇り空です。たまににわか雨がパラパラします。

10/11 13:14

13:14　+5℃　南アルプスらしい樹林帯を下ります。白鳳峠への道は斜面が急です。ここまで来ると風はありません。

10/11 13:44

13:44　+5℃　鉄梯子や鎖、木の梯子などが設置されています。雨の日にはスリップ注意です。

10/11 14:54

14:54　車道まで降りて来ました。広河原ロッジを目指します。途中の沢で顔を洗いました。

10/11 15:06

15:06　大樺沢の上の方は曇ってます。北岳は見えません。この日、北岳は積雪10cmだったと帰宅してから知りました。

10/11 15:06

15:06　広河原ロッジが見えてきました。15:09にバス停に着いたら、15:10の甲府行きに乗りますか？　と車掌さんに聞かれて、次は終バスの16:45になるとのことで雨具、スパッツのままバスに乗りました。バスが空いていたので、雨具始末や着替えをバス車内で済ませました。

10/11 17:48

17:48　甲府で牛乳500ccを飲んで、娘に約束した信玄餅も忘れずに買い、17:30発のガラガラの各停高尾行でワインを飲みながら帰りました。【終】

撮影機器：

RICOH WG-4 リコー

感想

mun

辻山からの360度を動画にしました。



【感想】
なかなか行けない所なので、早川尾根小屋でもう1泊して様子を見るべきだったかなぁって、山を下りながらも何度か考えた。山の天気を調べたら今日(10/12)も風が強く気温も低いようだ。北岳は昨日(10/11)に10cmの積雪があったとのこと。降りてきて正解だったと頭では理解できるのだが、何故かちょっと物足りない。
今日は久々に腰痛が出てインドメタシンを塗ったくせに、どこか気持ちの中で諦めが良すぎたことを悔やんでいる。
やり過ぎたことは失敗を反省しても後悔はそれほどしない。しかし、やり足らなかったことは、何故かいつまでも悔しい。
今回は天候も自分の健康状態も装備も予定を切り上げて下山して正解だった筈だ。
今後は、自分の気持ち（やり過ぎないと後悔するという考え方）に対して、客観的に注意と警戒を心掛けようと考える。

コメント

ちんやま

遅コメ失礼します
「やり過ぎないと後悔するという考え方に注意と警戒を心掛ける」

とても共感いたしました。

私も自身の決めごとがぶれないようにメンタルを鍛えることよく意識して山に望みます。
自身への注意喚起。
なかなか出来ずにおります。

mun

Re: 遅コメ失礼します
chinyamaさん、コメントありがとうございます。

物足りないと感じつつ帰ってきた鳳凰三山だったのですが、下山翌日から腰痛になり、まだ山に行けない有様です。今回はやはり下山して正解だったようです。

もっと無茶のできる自分でいたいという願望があることが今さらながら判ってきました。しかし、腰痛で明らかなように、年齢的に回復力が低下している...年寄りの冷や水／老いの木登り／年寄りの力自慢／ってコトワザが頭の中をグルグル回る回るの1カ月でした。

でもやっぱり、死ぬまで元気で無茶をしていたい。死んだように生きるより、ピンピンコロリがいいですね。腰痛体操で腰痛を直し、更に腰を強化して山で無茶のできるBODYへの改造を夢見ています。(^^)