青空と紅葉に恵まれた40年ぶりの槍ヶ岳！！ （上高地〜殺生ヒュッテ〜槍ヶ岳〜槍平小屋〜新穂高温泉）

2015年10月09日(金) 〜 2015年10月11日(日)

• GPS: 56:00
• 距離: 32.3km
• 登り: 1,716m
• 下り: 2,108m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:20
• 休憩: 0:55
• 合計: 10:15

5:50 上高地ＢＴ
7:30 7:40 徳沢
8:35 8:40 横尾
10:20 10:40 槍沢ロッジ
12:00 12:05 大曲
13:30 13:40 天狗の分岐
15:15 15:20 坊主岩小屋
16:05 殺生ヒュッテ

2日目

• 山行: 5:40
• 休憩: 1:00
• 合計: 6:40

7:00 殺生ヒュッテ
8:00 8:10 槍ヶ岳山荘
8:40 8:50 槍ヶ岳
9:15 9:45 槍ヶ岳山荘
10:40 10:50 千丈分岐点
13:40 槍平小屋

3日目

• 山行: 3:35
• 休憩: 0:15
• 合計: 3:50

6:00 槍平小屋
7:00 7:10 滝谷出合
8:30 8:35 白出沢出合
9:50 新穂高ロープウェイ

天候

9日（金）：絶好の登山日より　
10日（土）：晴のち曇り
11日（日）：雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

8日（木）夜〜9日（金）朝：新宿〜上高地、アルピコ交通バス、7時間、7,400円
11日（日）：新穂高ロープウェイ〜松本BT（平湯で乗換30分待ち）、濃飛バス、約3時間、2,880円

コース状況／危険箇所等

☆☆☆上高地〜横尾
一般的なハイキングコースです。明神岳、梓川を見ながらの歩き
を楽しめました。涸沢に向かう人が多かったですね。

☆☆☆☆横尾〜殺生ヒュッテ
登山道ですが危険な所はありません。槍沢ロッジから上は紅葉が
見事でした。大曲からはガレ場の登りとなります。

☆☆☆殺生ヒュッテ〜槍ヶ岳山荘〜千丈分岐〜槍平小屋
ほとんどがガレ場の登り下りですが危険な所はありません。
槍平小屋までの紅葉は最盛期を過ぎていました。

★★★槍ヶ岳山荘〜槍ヶ岳頂上の往復
さすが日本のマッターホルン槍ヶ岳です。岩場、鎖場、鉄梯子が続き
ます。緊張の連続する所です。ホールド・スタンスでぐらついた岩は
有りませんでしたが一つ、一つ確認しながら登りました。登り下りで
ルートが異なるのでより一層の注意が必要です。

☆☆槍平小屋〜新穂高ロープウェイ
白出沢出合までは登山道ですが危険な個所はありません。前夜12時
過ぎから雨だったので少し心配しましたが徒渉個所は飛び石・橋が
あり安全に渡れました。紅葉が綺麗でした。白出沢からは幅の広
い林道歩きとなります。

写真

10/9 5:48

朝もやのバスターミナルです。40年ぶりの槍ヶ岳に足取りも軽く出発します。

10/9 5:51

梓川沿いに歩きます。

10/9 5:56

河童橋が見え始めましたが岳沢はガスがかかってました。

10/9 5:59

行く手にチラリと朝焼けが見えました。

10/9 6:26

朝日を浴びる明神岳を見れました。今日の好天を約束してくれます。

10/9 6:31

モミジが綺麗に色づいてます。

10/9 6:39

すぐに明神館に着きました。

10/9 6:40

ここから望む明神岳も素晴らしい姿です。

10/9 6:57

徳沢へ向かいます。

10/9 7:25

開けた河原とかなた向こうに常念岳を望みます。

10/9 7:41

年々お洒落になる徳沢園の看板ですね。

10/9 8:19

真紅のモミジを見て歩きます。

10/9 8:45

横尾の吊り橋と屏風岩を見て休憩しました。青空を眺め気分は最高です。

10/9 8:48

ここから先は40年ぶりの登山道です。

10/9 9:05

少し色付いた山肌を見ながら歩きます。

10/9 9:16

小さな沢を右手に見て

10/9 9:44

槍沢の本流を見ながら奥へ奥へと進みます。

10/9 9:49

二の俣です。日射しが強く10月とは思えぬ暖かさです。

10/9 9:50

真っ赤なナナカマドです。はっとする景色でした。

10/9 10:10

沢沿いの登山道は目を楽しませてくれます。

10/9 10:24

槍沢ロッジです。周辺は素晴らしい紅葉でした。

10/9 10:29

紅葉を見ながらの休憩です。貰い物のお菓子ですが一口サイズが行動食にピッタリです。

10/9 10:36

紅葉をバックに撮って貰いました。ありがとうございます。

10/9 10:44

槍見です。キョロキョロと槍を探します。

10/9 10:47

木々の上に槍の穂先をみつけました。

10/9 10:50

そして素晴らしき紅葉の道です。

10/9 10:51

紅葉のビクトリーロードです！

10/9 11:01

通り抜けると山の斜面の色付も見事です。

10/9 11:18

ババ平まで紅葉の道が続いてました。

10/9 11:23

時間的にはやっと半分かな？

10/9 11:28

山肌の紅葉と東鎌尾根の稜線が素晴らしいです。

10/9 11:33

さらに続きます。

10/9 11:36

槍沢の両岸が紅葉してます。

10/9 11:52

感激の連続です。

10/9 12:01

この辺りまで素晴らしい紅葉が続いてました。

10/9 12:25

谷を見下ろします。引き込まれるような紅葉です。

10/9 13:31

天狗原分岐です。この上は草紅葉広がってました。

10/9 13:38

振り返ると西岳、大天井岳が見えます。

10/9 14:49

やっと槍の姿を見ることができました。感激の瞬間でした。

10/9 15:06

青空と槍ヶ岳のこんな素晴らしい景色が見れるとは思ってもいませんでした。

10/9 15:06

見惚れるほどの堂々たる姿です。

10/9 15:14

播隆上人が53日間も籠ったと言う岩屋です。

10/9 15:21

振り返えれば常念岳がくっきりと見えました。

10/9 16:06

上高地から10時間、やっと殺生ヒュッテに着きました。

10/9 17:05

槍の見える絶好のロケーションですが。風が強く設営が大変でした。今日のテントは私を含め2張りでした。

10/9 21:46

星空と槍ヶ岳です。風のため上手く撮れたのはこの1枚だけでしたが記念の写真です。

10/10 5:38

風に揺れるテントの音を聞きながら眠りました。雲があり朝焼けは見れませんでした。

10/10 5:38

槍の方向もガスがかかってます。

10/10 5:55

コーヒーを飲み軽い朝食を食べます。

10/10 6:32

撤収作業をしているとガスが上がり見事な槍が見えました。

10/10 6:32

大喰岳も堂々としています。

10/10 7:08

登りながら写真を撮ります。

10/10 7:22

さらに撮ります。ピーカンの青空です。

10/10 7:35

これは小屋までの距離かな？

10/10 8:05

槍ヶ岳山荘に着きました。ザックをベンチの横に置いて山頂へアタックです。

10/10 8:13

小エビのシッポがありました。夜はかなり冷えたのでしょう。

10/10 8:12

小屋前から小槍と槍を望みます。

10/10 8:18

これを登るのか〜。頑張るだけです。

10/10 8:19

岩場をよじ登ります。

10/10 8:28

鉄梯子が続きます。

10/10 8:30

このホールドが無ければ登れません！

10/10 8:37

最後の鉄梯子です。

10/10 8:39

40年ぶりの山頂です！感激と喜びが込み上げてきました。

10/10 8:40

遠くに鹿島槍と立山が見えました。

10/10 8:41

穂高と前穂北尾根が見えてます。

10/10 8:42

北穂・キレットへ続く稜線です。

10/10 8:42

奥に焼岳、乗鞍岳も見えます。

10/10 8:44

天上沢を見下ろします。右が東鎌尾根、左が北鎌尾根です。

10/10 8:45

40年前に北鎌尾根を無我夢中で登って山頂に着いた事を思い浮かべました。

10/10 9:07

下りルートは鎖場が続きます。緊張の連続でした。

10/10 9:15

山荘前に戻り登った槍を振り返ります。

10/10 9:15

ここで富士山を見つける余裕がやっと出来ました。

10/10 9:28

娘夫婦からプレゼントされたナップザックも山頂を踏みました。これが昔と違うところかな、コーヒーを飲み登頂の喜びを噛みしめました。

10/10 9:43

写真がない事に気がつき槍をバックに1枚撮って貰いました。ありがとうございます。

10/10 10:01

大喰岳への縦走路を見て飛騨乗越から槍平小屋へ下山です。

10/10 10:44

尾根の向こうに見えるのが双六岳と教えてもらいました。ありがとうございます。

10/10 11:18

こちらは笠ヶ岳と抜戸岳です。

10/10 12:26

白樺とナナカマドの見事な取り合わせです。

10/10 12:56

ここから飛騨沢の紅葉が始まります。

10/10 13:08

登山道も色づいてきます。

10/10 13:22

小屋近くの紅葉は綺麗でした。

10/10 13:32

この辺りは河原も広く上高地の雰囲気です。

10/10 13:39

槍平小屋です。テン場の受付を済ませました。

10/10 13:58

写真を撮った時は分りませんでしたが翌日に滝谷のドームと気づきました。

10/10 18:00

広々としたテン場です。夜半から雨になりテントを打つ雨音を聴きながら眠りました。

10/11 6:00

小屋で沢の状況を聞いてから雨の中を下山します。

10/11 6:18

すぐに南沢です。水量は少なかったです。

10/11 6:56

対岸の紅葉が素晴らしいです。

10/11 7:01

滝谷です。さすがに水量が多いですが木橋が架ってます。

10/11 7:28

チビ谷です。沢の奥まで紅葉が進んでます。

10/11 7:34

ブドウ谷は気がつきませんでした。

10/11 8:29

突如現れた広大な白出沢です。

10/11 8:30

渡渉用に大きな飛び石が置いてあります。関係者の皆様ありがとうございます。

10/11 8:49

白出沢からは広い林道を歩きます。

10/11 9:57

新穂高ロープウェイです。バスの切符売り場はこの建物の中にありました。まずは平湯まで行きます。

10/11 10:51

ここで高山発で松本BTに行く特急バスを待ちました。

10/11 13:23

松本駅の広場には播隆上人の像が有りました。無事に2度目の登頂が出来たお礼を述べました。

撮影機器：

EOS M CANON

HIGH SPEED EXILIM EX-ZR300 カシオ

感想

soratokaze

　♪　40年ぶりの槍ヶ岳　♪
八ヶ岳の縦走を終えて、次は？と考えた時に思い浮かんだ
のは北アルプスにそびえる槍ヶ岳でした。
計画を練る楽しい時間を過ごし、しっかりと準備しました。
40年前に登っているとは言え今の体力と技量で大丈夫か？
との思いもありましたが、山頂への憧れの方が勝りました。

　♪　さすが槍ヶ岳　♪
夜行バスで入山のため寝不足でしたが横尾、ババ平、大曲
と順調に歩けました。しかしここからが本格的な登りとな
りきつかったですね。やはり槍ヶ岳は簡単には登らせて
くれませんね。
さらに翌日の槍の穂先への登りは、岩場、鎖場、鉄梯子の連続
で本当に大変でした。さすが槍ヶ岳と思わせる登りでしたが
その分山頂での感激と喜びは大きなものでした。

　♪　そして　♪
下山して「よく登ったものだ」と自己満足に浸っております。
3日間の山行は快晴と強風と雨とバリエーションに富み面白く
楽しいものでした。期待していた以上の紅葉と展望を得られて
大満足でした。
何より槍の頂上に立てた達成感が大きいです。今回の登山も
挨拶を交わした方々や山小屋の主人のアドバイスのおかげで
無事に終えられたと思っております。
ありがとうございました。

コメント

たんたん豆

見事な紅葉♪
soratokazeさん、こんばんは（＾０＾）

40年ぶりの槍ヶ岳、感無量でしたね。
素晴らしい景色です 。
槍沢の紅葉と真っ青の空 ♪
そして槍の山頂♪
私も登っている気分にさせて頂きました 。

お疲れ様でした。

soratokaze

Re: 見事な紅葉♪
tantanmame さん　おはようございます

いや〜楽しかったですよ。
快晴、強風、雨、星空、紅葉と、どっぷりと山に浸ってきました
槍沢も飛騨沢も 素晴らしかったです。
ただ雨ですとコンデジでは上手く撮れないのが残念でした。
槍の山頂は最高でした

boroP

おめでとうございます！！
soratokazeさん　おめでとうございます！！

一日目にテントかついで殺生ヒュッテまで上がるなんて
並々ならぬ気力と想いを感じました。
紅葉もまだ残って　そして祝ってくれて良かったですね

十分に十分に　余韻を楽しんでくださいね
お疲れ様でした

on-boroP

soratokaze

Re: おめでとうございます！！
boroP さん　ありがとうございます

そうなんです。
ババ平で泊まれば楽なのは分っていたのですが・・・・
翌日の登頂が朝になるよう頑張って登りました
40年前の山頂は雲が多くあまり眺望がありませんでした。
それだけに今回の登頂は喜びが大きかったです

槍ヶ岳は本当に素晴らしい山です

today

槍ヶ岳登頂 おめでとうです。
こんばんは　　
槍ヶ岳登頂　おめでとうです。
そうですか・・・４０年前なんですね・・・。
（実は私は３２年前です。）
随分前のようなんだけど、ちょっと前のような。
あの祠の前に座ってぐるりと眺めたなあ　なんてね。
soratokaze さんの青年の分身が見えるようです。
おつかれさまです。
そしてありがとうです。

soratokaze

Re: 槍ヶ岳登頂 おめでとうです。
TODAYさん　こんばんは

そうですね。
最後の鉄梯子を登り祠と後ろの雲の流れを見たときは
本当に感激と喜びの瞬間でした
いつも遠くに見る槍に憧れながら歩いてますが、そこに
自分がいると思うと別格な感じがしました。
40年前もそして今回も槍に魅せられた登山でした
コメントありがとうございました。

masaboww

おめでとうございます☆
soratokazeさん、やりましたねっ
40年ぶりの槍ヶ岳登頂、本当におめでとうございます！
登頂後に飲まれた山荘でのコーヒーは格別だったでしょうね
10年先も20年先もまた登頂できるといいですね
これからも怪我に事故にお気をつけて、お山を楽しんで下さい
改めまして、槍ヶ岳登頂おめでとうございます

soratokaze

Re: おめでとうございます☆
masaboww さん、ありがとうございます。
柄にもなくBill Ｅvans の曲を聴きながらコメントを
読んでおります
山荘の は穂先を下りてきて登頂の気分を落ち着かせた
最高の一杯でした。
に恵まれるなら10年先にも
登りたい山ですね